横岳縦走(八ヶ岳)ツクモグサはほぼ終わり、ウルップソウはまだでした。
- GPS
- 27:51
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,359m
- 下り
- 1,350m
コースタイム
6:35赤岳山荘駐車場-6:45美濃戸山荘(GPS電波捕捉のため停滞)-南沢-9:20行者小屋9:40-地蔵尾根-11:10地蔵ノ頭-11:20赤岳天望荘(昼食)11:50-12:40日ノ岳-13:20石尊峰-13:30三叉峰-13:50無名峰-14:00奥の院(横岳標識)-14:30台座ノ頭-15:00硫黄岳山荘(泊)
6/21(土)
6:40硫黄岳山荘-7:00硫黄岳山頂部周遊7:25-7:55赤岩の頭-8:55赤岳鉱泉9:25-北沢-10:10林道終点-10:38美濃戸山荘(ソフトクリーム)-10:45赤岳山荘駐車場
天候 | 6/20(金)、6/21(土)共に晴れ時々曇、遠景は霞んで見えず。気温10℃〜15℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
八ヶ岳山荘を右に見てすぐの左ト字路(進行方向は砂利道)を左折し悪路を道なりに進むと、下から順に「やまのこ村」、「赤岳山荘」に到着。(駐車料金は1000円/日) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは赤岳山荘にあります。(用紙・筆記具あり) 雪渓は見えますが、全行程を通して登山道に雪はありませんでした。 南沢経由の美濃戸から行者小屋間はホテイランは終わり、花は少なめでした。(危険箇所はありません) 行者小屋からの地蔵尾根は樹林帯は急なだけで危険箇所はありませんが、森林限界を超えると、急階段と鎖場が現れ要注意です。しかし、急がず騒がず・・・慎重に歩を運べば一般登山道ですから大丈夫です。(鎖に頼り過ぎる方が危険と感じました。足場を確かめて鎖から少し離れたところを選んだ方が安全に歩けます。) 地蔵ノ頭からの横岳区間は基本的に岩峰の縦走です。要所要所に梯子、鎖があり、ルートを外さなければ安全に歩けます。しかし、体力が失われた状態での通過は、踏み外しやホールドミスが起これば重大な結果を招きかねませんので、バテバテの方には向きません。 台座ノ頭から硫黄岳山荘はザレた箇所でのスリップ注意です。硫黄岳から赤岩ノ頭間も同様です。 赤岩ノ頭から赤岳鉱泉は樹林帯です。今回は残雪がなく、まったく問題ない道でした。ジョウゴ沢に出合う手前で右側が開けた場所があります。こちらへ進みそうになりますがルートは直進です。 赤岳鉱泉から林道終点までは、木道の出っ張り(桟)に足を引っ掛けることに注意するくらいでしょうか? 下山後は「縄文の湯(400円・消費税UP後も変わらず)」で日帰り入浴、同じく縄文の湯でざるそば(500円・経営者変更で値上げ)で昼食。(もう食べることはないでしょう。) |
写真
感想
6月最初の山行です。6/7(土)、6/8(日)は雨が降りそうなのと、名古屋で第2回夏山フェスタが開催されることもあり、そちらに参加しました。6/14(土)は珍しく休日出勤、6/15(日)は仕事疲れで元気なし・・・、ということでここまで延びました。また、土曜日の夕方から雨の予報もあり金曜日に休み(代休)を取りました。
嫁はんは前から予定してた里帰りで不参加となり、久々の単独行となりました。二人なら行者小屋か赤岳鉱泉に幕営しての山行も考えられますが、独りなので躊躇することなく硫黄岳山荘を予約しました。私の体力では日帰りでこのコースはハード過ぎますし、花を愛でながらのゆったり山行も望めません。
6/19(金)午後10時前に自宅を出発し、途中のコンビニで朝食を手配して高速に乗りました。中央道の諏訪湖SAで車中泊し、午前5時前に出発しましたが、高速の深夜割引が4月から30%引きに変更になっており、3010円(春日井ー諏訪)でした。復路は休日割引が6月一杯は50%引きなので、2150円で以前のままです。
美濃戸口(八ヶ岳山荘)付近には登山者が数名見受けられましたが、その先の林道では登山者にも対向車にも会うことはありませんでした。やまのこ村も赤岳山荘の駐車場も十分な余裕がありましたが、少しでも先までとの思いで赤岳山荘の駐車場に決定しました。(1000円/日×2)
行者小屋へ向かう南沢を選びましたが、ホテイランは既に終わっており、コイワカガミが目立つ程度で花のない登山道でした。途中、数名の方に道を譲り超スローペースで進みましたが、気温10℃〜12℃くらいでも汗は容赦なく出てきます。自分の体質には本当にトホホです。
道をお譲りしたテン泊装備のカップルのザックが男性がバルトロ65、女性がディーバ60とわが家と同じアイテムだったので思わず声を掛けてしまいました。男性は約20Kgで女性はそこまでないと云われておられました。また、「今日中に上に行く予定」とも。結局、私の方が先に行者小屋へ到着しましたが、ご両人は数分遅れで到着され、私が出発した時点には、ステラリッジ(モンベル)をほぼ張り終えられておりました。
当初は文三郎尾根から赤岳経由を考えており登山届にもそのように記入しましたが、行者小屋までの発汗状況や6月に入って初の山行であることも考慮して、地蔵尾根経由で赤岳はパスすることにしました。
地蔵尾根を登っているとラジオの音が聞こえてきました。丁度すれ違うときにNHKの午前10時のニュースが始まり、サッカーWCの日本がギリシャと引き分けたということを知りました。
地蔵尾根はゆっくりと登りましたが、私に輪を掛けてゆっくりの方もおられ、チョッと安心しました。今思えばもっと早くにストックを仕舞った方が良かったと思いますが、地蔵ノ頭の直下までストックを使っていました。途中休憩でキャップは外しましたが・・・
地蔵ノ頭で稜線に出ると風が強く気温は12℃くらいありましたが、体感温度は5℃以下くらいでした。コンビニおにぎりは買っていましたが、目と鼻の先に見える赤岳天望荘で暖かいメニューでの昼食に切り替え、山菜うどんを頂きました。(800円)
天望荘を出るときにウインドブレーカーを着込みましたが、二十三夜峰を迂回する梯子で、ストックを仕舞うのと同時にウインドブレーカーも脱ぎ、それ以降は翌日も含め山シャツのみで過ごせました。
目当てのツクモグサはあるにはありましたが、みな元気がなく終わりかけていました。一番元気に咲いているのはオヤマノエンドウでした。ツクモグサに会うためにはもう1週間前に来るべきだったと思います。ウルップソウも見ることができず、花的には少々物足らない山行となりましたが、「ニャンコ岩」は健在でした。今回はこの「ニャンコ岩」を代表写真にしました。
赤岳をパスしたことにより、超スローペースでも硫黄岳山荘へは午後3時の到着です。
本日の宿泊者はスタッフ女性に聞いたところ17名とのことで、ストーブ前の1F角地を頂戴しました。
今年から硫黄岳山荘は壁を挟んで北側が男性、南側を女性と分けたそうです。ご夫婦などでどうしても一緒がいいという方には、男性用を使ってもらい、女性用はあくまで女性専用とのスタンスのようです。(超繁忙期は無理かも・・・)
食事も昨年に比べ鶏唐揚が加わり、ボリューミーに変貌していました。また、ご厚意により山菜のてんぷら三種盛りもサービスして下さいました。3名に一皿でしたが、半分以上は私が頂きました。(おいしゅうございました。)ただ、惜しむらくは、味噌汁が水っぽいこと。塩味が薄いことは我慢出来ても、出汁が効いていないの頂けません。薄味と水っぽいを混同なさらないように・・・
もう一つ、ご飯の炊き方にも工夫が欲しいところです。高所なので圧力釜使用と思いますが、病院食の「軟食」並でした。ホッチン(芯があるけどベタベタ)では困りますが、改善可能と思います。昨年訪れたときは一昨年の「座卓」から「テーブルと椅子」になり、今年はメニュー改善やシャワールームの設置、男女別の部屋配置と目まぐるしい改善がなされている同山荘ですから、決して無理な注文とは思いません。
2日目は基本的に下山のみ、硫黄岳山頂部を周遊しましたが、遠景は靄が掛かって北アルプス方面も南アルプスも浅間山さえ見えませんでした。
赤岩ノ頭経由で順調に高度を下げ、赤岳鉱泉でコーヒーブレイクをしている最中に声を掛けていただきました。
戒律の厳しいアラブ女性のように顔を隠しておられたので、最初、どなたか分かりませんでしたが、アーガイルソックスの美脚には見覚えがありました。昨日のテン泊カップルの女性でした。「早いですね。」と云われるので、鈍足の私は恥ずかしさで、「とんでもありません。」と答えるしかありませんでした。行者小屋を引き払っての帰り道で遭遇したようで、北沢を帰って行かれました。
北沢コースは単調な林道歩きが嫌味ではありますが、美濃戸山荘のソフトクリームを目指して歩きました。最後の最後でバテ気味の若者を抜き、美濃戸山荘でソフトクリーム(400円)にありつき、駐車場で後始末をして美濃戸口目指しましたが、抜かした若者は美濃戸口まで歩きのようでした。乗っけてあげようかと迷いましたが、助手席は折りたたんでザックを置いているし、後ろは車中泊用のマットを敷いたままなので、心を鬼にして通り過ぎました。
その後は「縄文の湯」を目指して一目散です。縄文の湯は入浴料が400円で消費税UP前と同額でした。係りの方に聞いたところ、「計算が面倒臭いので、10%の時まで待つ。」とのことでした。ざる蕎麦も値上げなしかと思い、入浴後に行ってみると、こちらは”500円”になっていました。店の方に聞くと、「経営者が替わり、こうなりました。」とさも申し訳なさそうに云われました。この方は以前のままのようでした。私が、「割り箸ありますか?」「水いただけますか?」と立て続けにお願いしても快く応じてくださいました。
しかし、410円であの味、あのボリュームが”お値打ち”なのであって、500円では二度と食べることはないと思います。(そばも冷水で締めず、流水をくぐらせただけになっていました)
はじめまして!
コースタイムの「美濃戸山荘(ソフトクリーム)」の一文でピンと来ました!
赤岳山荘の駐車場でたぶんお会いしております。我々が出発の支度中、おいしそう〜にソフトクリーム食べながら駐車場に戻られてましたよね(笑)
土曜は意外にも一日降らずにラッキーでした。なので土曜のうちに日の岳まで足を伸ばしてツクモグサを見てきました。終盤でしたね。でも見られたのでヨシとしてます。今日はしっかり雨に濡れながらの稜線歩き&下山となりました。
これからはウルップソウ、コマクサが主役ですね〜!
yokowvさん
コメントありがとうございます。
土曜日、お天気が持ってよかったですね。
この山域に来たときは、美濃戸山荘のソフトクリームを楽しみにしています。赤岳山荘には「ソフトクリーム 350円」の張り紙があるのですが・・・
ついつい美濃戸山荘で買ってしまいます。性格的に”おこちゃま!”ですので、待てません!!
今度どこかでお会いしたときは、お話できればと思います。
ありがとうございました。
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