【センターオブザ南アルプス】塩見岳 鳥倉登山口から三伏峠テント泊

2022年09月13日(火) ~ 2022年09月14日(水)

• GPS: 31:47
• 距離: 30.2km
• 登り: 2,486m
• 下り: 2,458m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:47
• 休憩: 1:42
• 合計: 6:29

6:28 鳥倉林道ゲート（駐車場）
7:16 7:28 鳥倉林道登山口
8:19 8:20 豊口山のコル
9:01 9:13 ほとけの清水
9:42 9:50 塩川・鳥倉ルート合流点
10:11 11:07 三伏峠小屋
11:51 12:04 烏帽子岳
12:57 三伏峠小屋

2日目

• 山行: 8:41
• 休憩: 2:52
• 合計: 11:33

2:35 三伏峠小屋
2:47 3:46 三伏山
4:27 4:27 本谷山
5:46 5:50 塩見小屋
6:51 6:56 塩見岳西峰
6:58 7:19 塩見岳
7:28 7:47 塩見岳西峰
8:34 8:34 塩見小屋
9:45 9:45 本谷山
10:29 10:33 三伏山
10:41 11:23 三伏峠小屋
11:35 11:38 塩川・鳥倉ルート合流点
11:57 12:04 ほとけの清水
12:37 12:39 豊口山のコル
13:22 13:28 鳥倉林道登山口
14:08 14:08 鳥倉林道ゲート（駐車場）
14:08 ゴール地点

天候

13日　はれのちガス
14日　はれのちにわか雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

往路：佐久〜茅野〜杖突峠〜152号〜分杭峠〜大鹿村
駐車場：鳥倉登山口ゲート前駐車場　トイレ水場ポストあり
6時過ぎ到着で第一駐車場残り3台に滑り込み
復路：大鹿村〜分杭峠〜宮田村〜伊那〜岡谷〜佐久

コース状況／危険箇所等

三伏峠まではへつりを古い木道で渡る箇所あり（3/10〜6/10辺り）。濡れていると滑りやすそう。

塩見岳山頂直下は鎖の付いた岩場。一応ヘルメット被って行ったが、無くてもまあ大丈夫かと。

その他周辺情報

杖突峠から向かうと最終コンビニは諏訪のセブンイレブン辺り

■道の駅　歌舞伎の里大鹿■
トイレは24時間使用可能
レストランは営業していなかった
お土産物とスナック、飲料、ジェラートショップあり
https://kabukinosato.com/outline/food/

■大鹿村中央構造線博物館■
中央構造線に関する展示が多数あり
好きじゃない人にはピンと来ないものばかりで入場料500円
https://mtl-muse.com/

■美肌の湯　ロマネット■
伊那の風呂全てに嫌われてこちら
風呂よしサウナよしマナーよし
大人540円とコスパよし
https://okaya-romanet.jp/sp/

■テンホウ岡谷南宮店■
安心と信頼のテンホウ
母校の向かいの店舗だが高校時代にはなかった

写真

9/13 4:52

152号線をひた走り分杭峠越えて大鹿村入り。何だかいい感じのお天気。

9/13 4:52

道の駅歌舞伎の里大鹿にてトイレタイム。

9/13 6:12

さらに小一時間山道を走り駐車場に到着。平日ながらゲート前の余地は残り3台ほど。トイレと水場あり。

9/13 6:22

ポストはゲート脇に。しばらく舗装路歩き。

9/13 6:25

先日の発表を受けて愕然としていたのだが、電話したらテント場は既に解放してるとのこと。

9/13 6:41

返り見すれば月傾きぬ。

9/13 6:46

サラシナショウマ。

9/13 6:46

キツリフネ。

9/13 6:46

イブキボウフウ。

9/13 6:47

アザミがとにかくデカい。

9/13 6:49

対岸にマイカー。

9/13 6:51

ハナイカリ。

9/13 6:55

気持ちよく晴れた。奥茶臼方面。

9/13 7:06

ノコンギク。

9/13 7:07

鳥倉山もそれなりにデカい。

9/13 7:08

ヤマハハコ。

9/13 7:16

登山口到着。中央構造線に関する看板。こちらにもトイレポストあり。

9/13 7:24

自然が醸し出す真円テキスタイル。

9/13 7:26

マムシグサが結実。

9/13 7:27

コウシンヤマハッカのお花畑を登る。

9/13 7:30

きりたんぽみたい。真っ直ぐショウマ。

9/13 7:31

樹林帯に朝。

9/13 7:40

三伏峠までは10分割の表記あり。

9/13 7:58

朝の大集会。

9/13 8:28

へつりに橋。これはしっかりしている方。

9/13 8:30

ゴゼンタチバナも結実。

9/13 8:33

セイタカスギゴケが輝く朝。

9/13 8:34

ハナゴケに群がるキノコたち。

9/13 8:42

とんがり帽子も大集合。

9/13 8:42

ダイモンジソウ。

9/13 8:43

グチャグチャ橋。慎重に渡る。

9/13 8:46

ズダヤクシュ。

9/13 8:59

中年になるとよく見るようになる鳥なーんだ？　こたえはシジュウカラ。

9/13 9:08

ほとけの清水でおにぎり休憩。この辺りを仏像構造線が走っているのだとか。

9/13 9:22

水場の近くにはホソバミズゴケも。

9/13 9:31

樹林の隙間から中央アルプス。

9/13 9:31

千畳敷カールと宝剣山。

9/13 9:32

眼下に見えるのは大鹿の集落か。

9/13 9:54

稜線越しに農鳥岳がチラリ。

9/13 9:55

カイコマ！

9/13 9:55

センジョウ！

9/13 10:05

疲れを癒す可愛らしいキノコ看板。

9/13 10:08

ちょうど200歩で小屋に到着。

9/13 10:09

日本一高いと「言われる」ってとこがいい。

9/13 10:36

受付はイワヒバリがしてくれました。嘘です。素敵な女性小屋番さんでした。

9/13 11:07

テントだけ張って軽くお散歩。三伏山か烏帽子山か迷ったが右へ。

9/13 11:10

素敵な記念メダル。

9/13 11:12

やっと今回のラスボスと対峙。

9/13 11:12

帰りに水を汲んで帰らねバ。

9/13 11:13

マツムシソウ。

9/13 11:20

ナナカマドの実。

9/13 11:30

剥離型の石器マテリアルがたくさん落ちていた。

9/13 11:22

小河内岳。行こうかなと迷ったがガスが出てきて断念。

9/13 11:49

明日歩く稜線を予習。

9/13 11:49

塩見にズーム。右の寝ぐせみたいにピコンとなっているのが西峰だな。

9/13 11:56

なんて言ってたら完全にホワイトアウト。

9/13 11:56

足元にイワツメクサ。花でも愛でながら帰ろう。

9/13 12:13

ミヤマコゴメクサ。

9/13 12:18

見晴らし良さげな三伏山。星空撮影の最適地。

9/13 12:27

キバナコマノツメ。

9/13 12:29

ウメバチソウ。

9/13 12:30

咲きたてフウロ。

9/13 12:38

5分ほど下って水バ。熊よけのラジオが鳴らしっぱなしになっていた。

9/13 12:53

テント場に帰還。とくにすることもないので。

9/13 13:10

プシュっとな。この後ウイスキー飲んでラーメン食べて気絶。

9/14 3:01

真夜中に目が覚めてテント出ると煌々と月明かり。三伏山まで出かけて星空撮影。烏帽子山上空で弓を引くオリオン。

9/14 3:21

とにかく月が明るい。ヘッデンなしでも歩けるくらい。

9/14 3:25

伊那谷の奥。雲海に浮かぶは中央アルプス。

9/14 3:32

振り返ると山小屋方面にもチラホラ灯りが揺れる。右奥は飯田の街かな。

9/14 4:23

そのまま山頂へアタック。真っ暗な本谷山通過。

9/14 5:13

薄らと朝焼け。小屋直下には伊那弁の看板があっただに。

9/14 5:26

中秋の名月から3日。少し欠けてはいるが明るさは充分。

9/14 5:27

焼け始める空。やっと荒川三山もお目見え。

9/14 5:33

ピンクモーメント。千丈と甲斐駒。

9/14 5:34

木曽駒宝剣。

9/14 5:35

ぽっかり恵那山。

9/14 5:36

小屋手前。南プス北部が一望。

9/14 5:43

日の出より大分遅れてご来光。

9/14 5:48

塩見小屋。小屋泊の方もワラワラと出てきていた。

9/14 5:54

昨日断念した烏帽子山〜小河内岳の吊り尾根。

9/14 6:02

一番奥に見えるのは兎岳。ずっと聖岳だと思っていた。

9/14 6:12

小河内の避難小屋が可愛い。

9/14 6:15

鎖場もいくつか。一応ヘルメットを被って臨んだけど。

9/14 6:23

赤色チャートの巨岩。

9/14 6:40

中央アルプスの奥にうっすらと浮かぶは御嶽山。

9/14 6:48

影塩見。

9/14 6:50

朝日に輝く荒川三山。次はあそこかな。

9/14 6:51

高森町方面。

9/14 6:51

駒ヶ根市方面。伊那方面はずっと雲の中だった。

9/14 6:52

西峰到着。さらなる高みを目指して東峰へ。

9/14 6:53

塩見に隠れていた日本一も満を辞して登場。

9/14 6:53

甲斐駒をぐるりと囲むのはもしや八ヶ岳？

9/14 6:53

右に天狗岳から赤岳。

9/14 6:53

左に蓼科山。

9/14 6:53

農鳥の山塊。おやじさん元気かな？

9/14 6:54

東峰に立つ絵になるクライマー。この方はこの後仙塩尾根を詰めて北岳まで行くと。

9/14 6:57

到着。

9/14 6:57

だいぶ日も高く。

9/14 6:58

よーく見ると中岳と赤石岳と聖岳がピッタリと重なっているのがわかる。ジェットストリームアタックだ。

9/14 6:59

日本二の高峰は間ノ岳の陰からひっそりと。

9/14 7:00

西峰から東峰へのビクトリーロード。

9/14 7:09

とりあえず自撮る。オーバーザサンゼン。

9/14 7:12

ホシガラスを追い払ったイワヒバリが呆れ顔でこちらを見ていた。

9/14 7:12

富士五湖も雲の間に間に。

9/14 7:13

仙塩尾根を歩く先ほどのクライマー。長い道程だ。

9/14 7:19

ウラシマツツジの草紅葉。

9/14 7:23

西峰で朝ごはん。インスタント味噌汁も期限切れおにぎりも朝日を浴びながら食べれば最高のご馳走。

9/14 7:34

本日もお目見え。奥穂と槍。

9/14 7:34

乗鞍。

9/14 7:35

金峰国師。奥秩父方面もクッキリ。

9/14 7:35

名残惜しいけど下山しますか。

9/14 7:48

遥か眼下に塩見小屋。

9/14 7:50

イワベンケイも真っ赤に染まり。

9/14 7:50

雷鳥には会えなかったが雷鳥みたいな岩はあった。グルルー。

9/14 7:52

飛行機雲がなかなか消えない。午後は崩れるかな。

9/14 7:57

トウヤクリンドウも盛りを過ぎて。

9/14 8:05

最後に南プス北部を振り返る。

9/14 8:13

この岩の写真が大鹿村の博物館にも展示してあった。

9/14 8:38

ナナカマドの実は青空に映える。

9/14 9:02

真っ暗な中登った森。思った通り素敵な苔の森だった。

9/14 9:15

縞枯の隙間から時折見える塩見。

9/14 9:42

塩見ブルー。いただきました。

9/14 9:53

三伏峠小屋の新館前。黄色いマイテントが見える。

9/14 9:56

途中の岩場から。木曽駒は早くも雲隠れ。

9/14 9:57

中々な断崖。

9/14 10:23

さよなら塩見岳。

9/14 10:31

三伏山でハイマツの中に隠しておいた三脚を無事回収。

9/14 10:31

オリオン座が無くとも烏帽子山は良き山容。

9/14 10:40

ただいま。隣では静岡の山岳会の皆さんが準備中。植生保護活動に向けて出発するところだった。

9/14 11:57

けっきょく三伏〜塩見往復で1.5リットルくらいしか飲まなかった。下山分だけ軽く補給。

9/14 12:11

キノコの国の御柱祭。

9/14 12:11

絶叫系アトラクション。

9/14 12:25

いくつか崩落地帯も越える。

9/14 12:54

ホシガラスの落とし物？ こんなに青いんだ。

1/1 0:00

登山口到着。この手前で某ツーリズムの17人様とロングスラッシュ。

1/1 0:01

山麓にはたくさんのアサギマダラが飛来。

1/1 0:00

女は海。

9/14 14:05

30分強の舗装路歩き。途中から雨がパラパラ。

9/14 14:10

車に乗り込むとザザー。タイミングよし。

9/14 15:02

早めに下りたのでちょっと寄り道。

9/14 15:11

中央構造線博物館。実際この下を構造線が走っているのだとか。

9/14 15:22

伊那谷と大鹿。南アルプスの急峻な地形はこの断層が生み出しているらしい。

9/14 16:11

そのまま152号を北進して北川露頭も見学。1億4500万年前の変成岩のせめぎ合いポイント。

9/14 18:41

狙っていた伊那の風呂にことごとく嫌われて岡谷まで移動。久しぶりのロマネット。

9/14 20:15

安心と信頼のテンホウ。本日は伊那谷に敬意を表してミニソースカツ丼を添えて。

撮影機器：

PENTAX KP ボディ ペンタックス

iPhone XS 64GB SIMフリー Apple

感想

otkme

南アルプスブームが止まらない。

未明に自宅を出発して、生まれ故郷を走り抜け、南信の登山口から3000m峰に登る。アプローチは長いが、人も少なく、森も綺麗で、黙々と歩いていると心がユルユルとほぐれてくるのが判る。
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スタッフに陽性反応の疑いがあり、念の為自粛をしていた三伏峠小屋が営業再開との報を受け、入山。

日本一高いと言われる峠にテントを張ると、お目当ての塩見岳方面にはガス。明日の朝に賭けようと、のんびりテントでお酒を飲んで、就寝。

見事にワンチャンスを引き当てた。煌々と輝く月明かりに照らされて、山頂にアタック。南アルプスのセンター、山頂からぐるりと眺める360度の絶景に思わず笑顔が溢れる。
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名だたる名峰、高峰が連なる山域。未踏の山頂も既に登った山頂も、キラキラと輝いて見える。

まだまだブームは止まらなそうだ。