初コラボはキタダケソウ満開の北岳へ。白根御池にテントデポの2日間
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- GPS
- 11:19
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,955m
- 下り
- 1,238m
コースタイム
広河原 06:05
白根御池分岐 06:32/06:34
第一ベンチ 07:10
白根御池小屋 08:38(テント設営)09:41
二俣 10:05/10:17アイゼン装着、雪渓スタート
雪渓終了 11:55
八本歯のコル 12:46/13:02
トラバース分岐13:44/14:01(キタダケソウウオッチング)
北岳山頂 14:56/15:06
肩の小屋 15:37/15:46
小太郎屋根分岐 16:15
白根御池小屋 17:25
2日目 6/28(土)
白根御池小屋 08:07
第一ベンチ 08:57
白根御池小屋分岐 09:21
広河原 09:44
*GPSのトレースは1日目のみです。
2日目はありません。
天候 | 6/26 曇り空。一時青空ものぞく。夕方から霧雨 6/27 午前中ほぼ雨。一時曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
25:30頃着で第2駐車場は2.3割 広河原までは往復ジャンボタクシー 6/27(金)往路ジャンボタクシー 最初のザックデポの方04:00頃でした。 私は7番目、1号車確定です。 定刻は05:40ですが、人数が揃ったので04:44出発 夜叉神のゲートは05:30オープンです。 タクシーは05:07着。オープンまで各自休憩・トイレタイム 夜叉神のトイレ、男子大は1つです。大は広河原で! 広河原着06:00 タクシー代片道1200円(100円上がりました) 6/28(土)復路ジャンボタクシー 定刻の10:15 人数が揃わず定刻出発(当日3名乗車) バスも同時刻があります。(当日1名乗車) バスは定刻10:15出発。 タクシーは若干人待ちをしいてましたが、 来そうも無いので3分遅れで出発。 途中でバスを追い越し、駐車場着。 多少出発が遅れてもタクシーの方が 断然早く芦安に到着します。(私見です:koko) |
コース状況/ 危険箇所等 |
*御池小屋分岐から御池小屋まで急登が 続きますが残雪はありません。 *二俣から八本歯のコル 雪渓スタートです。昨年はダブルストックとチェーンスパイクで 登りましたが、今年は安全を考え12本アイゼンとピッケル。 私見ですが、ダブルストックとチェーンスパイクでも登れますが、 12本アイゼンとピッケルの方が安全だし、断然楽に登れます。 ゆるい雪面でのチェーンの短い歯のずり落ちが、12本だと殆どありません。 雪渓終盤のきつい斜面での、斜め歩行でも12本は威力を発揮しました。 昨年はチェーンだと斜め歩行は怖くて出来ずキックステップの直登でした。 *雪渓終了から八本歯のコル 特に危険箇所はありませんが、雪渓歩きから開放されてどっと疲れがでて、 ペースが上がりません。一番ヘトヘトでした。(昨年もここが一番ヘトヘト) *八本歯のコルから吊尾根分岐 特に危険箇所・残雪はありません。但しトラバース分岐の位置が昨年から 約20mほど上にずれた気がします。GPSのトレースも山と高原の地図も ともにトラバースの分岐位置を示していましたが、周辺を探すも道が見当 たりません。登山道を20mほど上がると分岐の指導標が現れました。 吊尾根から下って来る分には問題ないと思いますが。八本歯から上がって くる場合、「あれこの辺だった気がするけど?」となると思います。 特に濃霧の時は注意です。(私見です) *吊尾根分岐から北岳山頂は山頂少し手前に残雪のトラバースが在りましたが ステップが切ってあるので、軽アイゼン等不要でした。 *その他。 小太郎尾根分岐に残雪があります。残雪に気をとられると、二俣方面 ではなく、小太郎尾根方面に入り込みます。(私達も直ぐに間違いに気付き ましたが入り込みました) 御池小屋手前に残雪が有りますが、ステップが切ってありますので、 軽アイゼン不要して。 ***キタダケソウ*** トラバース分岐を少し進むと直ぐにハクサンイチゲに負けずに 沢山咲いています。吊尾根分岐を少し下った所にも2箇所沢山咲いている 場所がありました。どちらも満開です。まだ蕾の株も多数ありましたので 来週もまだいけると思います。(私見です:koko) |
写真
感想
人生は不思議なものですね。
一年前の北岳肩の小屋のテン場で隣同士だった方とこうして
一年後に一緒にまた同じ山に登っているだなんて。
(一年前のレコです)↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-309747.html
とっても不思議な気持ちだけど、とっても素敵な事ですね。
これもすべてヤマレコのおかげです。
ヤマレコはやっぱりすごいですね。
(経緯はrenswhさんの感想にて)
今回はrenswhさんの計画(Aパターン・Bパターン)に乗っかった
だけでしたが、A,Bともに良く考えられた行程でした。
renswhさん偉い!!!
一番のお目当てのキタダケソウも大雪の影響で今年は遅めで、バッチリ満開でした。
昨年はトラバースで40分探して2株。吊尾根下で1株の計3株。
今年はハクサンイチゲより多く感じるほど満開。最高でした。
テン場も御池小屋は良いですね。トイレも綺麗だし。水は豊富で使い放題。
広河原から程々の距離だし。日の長いこの時期ならではのコースでした。
renswhさんには感謝感謝です。
また是非、御一緒に!!!
@備忘録 ザックの重さ17.1kg スタート時:水500ml.ワイン1,2L含む
【ちょっと長めですがkokochokoさんとの初コラボに至った経緯】
初めて北岳に登ったのは約1年前の7月6日。芦安のタクシー乗り場でkokochokoさんに出会い、キタダケソウ狙いの彼は二俣から左俣へ、何の狙いもなくただ単に初めてのテン泊でワクワクの私は肩の小屋目指して右俣へと進んだ。(ここまでは普通なら一日二日で記憶から消えるパターン。)このあと山の天候が急激に変化。肩の小屋に到着する頃には恐らく20mを超えるかという暴風雨。決死の初テン泊の中、たまたま隣にテントを設営されたのがkokochokoさんでした。暴風雨は朝まで続き、熟睡出来ないまま一夜を明かし「戦友」として苦労を分かち合いました。帰ってきてからたまたま発見したkokochokoさんのヤマレコに「いやーたいへんでしたね〜」と一筆添えましたが、これもまぁ言ってみればありがちなパターン。普通ならここで終わります。
が約2ヶ月後の9月7日、テン泊で1日目を甲斐駒に登った私は、二日目仙丈ヶ岳の頂上を踏んだ後の下山途中、山頂目指してえっちらおっちら登ってくる「戦友」が目にとまりました。お互い何とも言えない感動からの熱い抱擁(嘘です)、感動の再会でありました。このあたりですかね、「いつか北岳リベンジしましょう」と誓い合ったのは・・・
【ということで今回の感想です】
やはり北岳に行くならキタダケソウの時期、出来れば人の少なめな平日でということで林道開通直後の金曜日出発に焦点を絞り、kokochokoさんと計画を立てました。いくつかのプランを検討しましたが、今回は二日目の天候が悪そうだったので「Bプラン」に決定。重い荷物を背負って雪渓歩きはキツイし危ないという思いもあり、まずは白根御池小屋にテントを設営し、荷物を軽くして二俣左俣を目指しました。これは大正解。
私自身は左俣の雪渓歩きは初めてだったので、いつ落石がくるか緊張しているうちに雪渓歩きは終わりました。が、ここから八本歯のコル〜トラバース分岐〜吊り尾根分岐くらいまでがホントにきつかったです。
途中トラバース分岐に入った先で、今回の大きな目的キタダケソウを発見。よく似たハクサンイチゲよりも目立つくらい咲いていました。「去年は40分探して3株しか見つけられなかった」というkokochokoさんは「かわいいかわいい」を連発し、興奮気味に写真を撮られておりました。
梅雨時期の割には天気もまずまず。山頂到達時こそガスがかかって眺望はありませんでしたが、それ以外では鳳凰三山や甲斐駒・仙丈ヶ岳まではっきりと姿を見せてくれました。山頂からの絶景は秋までとっておこう・・・
あとはのんびり白根御池まで下り、ささやかにビールとワインで乾杯し一日を終えました。
夜半からあいにくの雨でしたが、撤収の時間帯は運良く雨も上がり、二日目は白根御池から広河原への下山のみの楽なスケジュールでした。広河原では本日が南アルプスの開山式ということで多くの人が集まり賑やかでした。新鮮な桃のサービスがあったのですが、下山直後の疲れた体に染みわたりました。おいしかった〜!
芦安までタクシーで移動した後、金山沢温泉に向かいました。まだ時間帯も早いせいか、私とkokochokoさんの二人で貸し切り状態。やっぱ下山後の温泉は最高に気持ちいいね。
再会を約束しkokochokoさんとここで別れました。計画から実施まで、大満足の北岳ツアー。本当にありがとうございました。また行きましょう!
たまたまお二人のレコを見ていて、少し驚きの写真がありました。
それはテント設営完了の写真です。
テンマクのローリーポーリーではありませんか?
自分もそれを使っています。
鮮やかなレモンイエローと形が個性的なので気に入ってます。
エアライズやステラリッジが大半を占めている中、テンマクのテントはまだ見たことがなく、今回、写真ですが初めて見た次第です。
今年こそは北岳へ上がりたいと思ってますが、肩の小屋までテン泊装備を担ぎあげなければならないと思っていましたが、白根御池小屋までで大丈夫ですね。
大変参考になりました!
キタダケソウは上品なお花な感じなのですね。
いやぁ〜、お二人の出会い、その後の偶然の再会、素晴らしいですね♪
ayamoekanoさん、初めまして。
コメありがとうございます。
おっしゃる通り、テンマクのローリーポーリーです。
レモンイエローのフライと個性的な形、
単純な構造で設営も撤収もすばやく出来
わたしも気に入っています。
確かにテン場で同じテントに出会った事は無いですね。
耐久性に不安はありましたが、昨年の北岳肩の小屋での
暴風・豪雨で何とか持ちこたえました。
白根御池小屋でのテン泊。秋頃だと日が短いので厳しいと
思いますが、日が長いうちは充分可能ですね。
特に白根御池小屋は水が使い放題、雨天時は小屋の軒が
使えるのでテン泊にはお勧めですね。
ayamoekanoさんも是非、日が長いうちに。
良い山行を!!!
ayamoekanoさん、はじめまして!
昨年は大樺沢を右俣経由で肩の小屋までテント担ぎ上げましたが、かなーりしんどかったです。時期にもよると思いますが、御来光目的でなければ白根御池はオススメです。水が豊富で施設の全てが綺麗で小屋スタッフの応対もとても気持ちがいいです。
但し、雪渓が消え、空気が澄んで好天が期待できる晩夏〜秋頃にはもう一度上までテントを担ぎ上げたいと思っています。稜線からの御来光やモルゲンロート、間ノ岳への縦走、No.2から見る富士山はやっぱり魅力ですよね。北岳、色んな楽しみ方があると思います。楽しんできて下さい!
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