白根三山＋小太郎山テント泊縦走（広河原IN/OUT）

2022年09月25日(日) ~ 2022年09月27日(火)

• GPS: 26:37
• 距離: 34.2km
• 登り: 3,790m
• 下り: 3,787m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:42
• 休憩: 1:17
• 合計: 7:59

6:58 広河原インフォメーションセンター
7:03 7:03 広河原・吊り橋分岐
7:09 7:15 広河原山荘
7:32 7:38 白根御池分岐
8:07 8:21 第一ベンチ(1880ｍ)
8:51 8:58 第二ベンチ(2059ｍ)
9:46 10:10 白根御池小屋
10:49 10:56 大樺沢二俣
13:34 13:46 八本歯のコル
14:14 14:15 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
14:36 14:36 トラバースルート分岐
14:57 北岳山荘

2日目

• 山行: 8:39
• 休憩: 0:59
• 合計: 9:38

5:08 北岳山荘
5:53 5:55 中白根山
6:52 7:01 間ノ岳
8:19 8:19 農鳥小屋
9:19 9:20 西農鳥岳
9:53 10:13 農鳥岳
10:47 10:50 西農鳥岳
11:33 11:33 農鳥小屋
13:02 13:25 間ノ岳
14:18 14:19 中白根山
14:46 北岳山荘

3日目

• 山行: 6:35
• 休憩: 1:48
• 合計: 8:23

4:13 北岳山荘
4:42 4:47 トラバースルート分岐
5:17 5:23 吊尾根分岐
5:47 6:07 北岳
6:20 6:25 両俣分岐
6:31 6:43 北岳肩ノ小屋
7:07 7:18 小太郎尾根分岐
8:22 8:34 小太郎山
9:38 9:53 小太郎尾根分岐
9:57 9:57 草すべり分岐
10:46 11:02 白根御池小屋
11:35 11:35 第二ベンチ(2059ｍ)
11:49 11:49 第一ベンチ(1880ｍ)
12:12 12:12 白根御池分岐
12:26 12:32 広河原山荘
12:32 12:32 広河原・吊り橋分岐
12:36 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：甲府駅4:35発広河原6:28着の山梨交通広河原行き始発バス
帰り：同バス、広河原14:00発甲府駅15:55着（最終は16:40発です）
※台風の影響で前日に1日甲府で停滞（昇仙峡ハイキング）したため、石和健康ランドで仮眠して出発しました。石和健康ランド2:30出発、甲府駅までコンビニ立ち寄り込みで徒歩6.5km、1.5hです。誰かの参考になれば……

コース状況／危険箇所等

・大樺沢分岐〜二俣下は22年度通行止めです。八本歯に上がる場合は白根御池からの迂回が必要。
・八本歯への左俣ルートは夏道です。沢筋を外さなければ道迷いはありませんが正規ルートわかりづらいので沢筋が苦手な方は登山道を外さないように注意。
・白根三山縦走路は特に問題ありません。台風の影響もありません。快適そのものです。
・小太郎山は破線ルートです。難度の高い箇所はありませんが、ザレ場・ハイマツ・シャクナゲ等それなりにうるさいので長袖長ズボンで行ったほうが良いです。

その他周辺情報

・今年、広河原山荘がピッカピカの施設になってビジターセンター前にリニューアルオープンしました。
・広河原便は公共交通機関利用者が立ち寄りやすい温泉等がありませんが、ニュー広河原山荘にはキャンプ場共通の実に快適な温水シャワーがあります。800円也。
・北岳山荘は22年度工事中でテン場だけの営業（南ぷすリザーブで予約）なのは事前にわかっていて利用しましたが、工事のヘリが飛ぶのでテントが張れない！デポできない！などのなかなかの人的ハードモードに遭遇しました（工事業者と小屋番さんとの間に立ち会って話し合うなどする羽目になった）。今シーズン残り少ないですがこれから行く方は（観光客減るので）平日はそれなりに覚悟して行きましょう。
・肩の小屋や農取小屋も売店の縮小や売り切れなど目立ちます。南アはまだコロナ明けの本調子ではないと思って行くが吉かと。

写真

9/25 2:36

前日台風によるバス運休などあって紆余曲折した結果、この日は石和にある石和健康ランドを夜中に出発です。当然移動手段ないので甲府駅まで歩きます。

9/25 2:59

真夜中で暗いけど国道沿いなので不便は無し。距離は平坦の6km程度だけどほぼ徹夜のテン泊フル装備が地味に効く。

9/25 4:31

途中コンビニに寄ったり、上着を落とし物したりしてこの時点で這々の体になりながら甲府着。無事4:35の広河原駅始発バスに乗り込みました。SUICA使えますが協力金片道300円は手で現金払いです。
バス2台用意されていましたが1台で十分座席余裕があり、2台めのバスは後ろを付いてくる形になっていました。大変お疲れ様です。

9/25 6:32

つつがなく広河原着。ビジターセンターの向かいに今年オープンのニュー広河原山荘があります。ピッカピカです。

9/25 6:34

最初から北岳が見えています。いい天気になりそう。

9/25 6:58

身支度して元気に7時スタート。。
なのだが、この時点ですでに調子に違和感が……

9/25 7:03

広河原橋を渡るのは実に9年ぶり。

9/25 7:05

旧広河原山荘が変わらず佇んでいました。そのうち解体されてしまうのだろうか。

9/25 7:15

まずはじめは軽くウォーミングアップ、のはずが。
なんか体が……重い！？というか明らかにこの時点で疲労困憊です。調整ミスです、はい。

9/25 7:33

大樺沢は22年度橋が掛かっていなくて通行止め。八本歯へ上がるつもりなので、白根御池まで登って迂回します。

9/25 7:37

台風一過でいい天気、道も良好。
なのだけどどうもスピードが上がらぬ。今どき20kg近い装備なので重いのは仕方ないとして、二晩丸々ほとんど寝られなかった上に前日暑い中昇仙峡観光してきたのが地味に効いている気がする。。

9/25 8:09

第一ベンチまでヒイコラ上がってきました。天気が良いのにテンション低めだったのですが、ここで「先月初めて来たけど天気が悪かったのが悔しくてまた来たんだ！」という爽やかな方と話していたらなんか元気出てきました。そうか、最高の天気じゃん。メンタルってでかいっすね。

9/25 8:38

さすが北岳、整備バッチリ。

9/25 9:27

一箇所崩落地あります。

9/25 9:31

御池分岐〜白根御池までの登りで唯一の沢です。冷たくて気持ちいい。

9/25 9:45

白根御池小屋着。なんの難所もないこの時点ですでに予定よりちょっと遅れてますがまあしゃーない。。
相変わらず綺麗な小屋です。
※ただし、南アの小屋はどこもまだ売店などの営業絞っています。名物のソフトクリームも無しだったかな？

9/25 9:53

天気は午後も持ちそうですね。

9/25 9:59

この夏はずっと水に困りがちな立山周辺〜頸城山塊を歩いていたので、ジャバジャバ流れるおいしい水が南アルプスに来たなあと思わせてくれます。

9/25 10:10

草すべりには上がらずに二俣へ向かうには池を左手です。

9/25 10:15

二俣への道はこんな感じで30分。御池まで人たくさんだったけど二俣へ向かうのは私だけでした。

9/25 10:46

二俣着。今年は（コロナ以降？）バイオトイレも無しです。

9/25 10:48

大樺沢下ルートの通行止めはここから。

9/25 10:55

さあ、行ってみよう。前に来たときは雪渓登りだったので、この夏道を登るのは初めて。

9/25 11:01

振り返ると鳳凰三山の頭が見えてきた。雲ひとつない、そして暑い。

9/25 11:03

沢のゴロ岩をじりじり直登する。きつい。

9/25 11:09

夏道ここから。きーつーいー。こんなキツかったでしたっけ？？
否、自分のコンディションが悪い。グダグダすぎる。

9/25 11:57

岩を歩いたり、夏道に乗ったりを繰り返して何とか歩きやすいところを上がる。

9/25 12:00

12時、少しだけ近づいてきたか？

9/25 12:22

1時間以上悪戦苦闘。遅い。

9/25 12:27

ふうふう、やっとここまできた。

9/25 12:54

元気だったら寄り道……とか考えてたんだけどぜんぜんそんな余裕無しです。北岳山荘に着きたい。

9/25 13:00

八本歯下部の階段地帯です。ここで海外のグループとスライド、結構な人数いたけどこれから広河原に降りるのかな。

9/25 13:06

よく整備されていますね。不安なし。

9/25 13:12

バットレス南面を望む。

9/25 13:19

広河原を振り返る。よく登って来ましたな。

9/25 13:28

展望スポット。甲斐駒が見えてきた。

9/25 13:33

二俣下から実に3時間近くを掛けて八本歯到達です。遅すぎる……

9/25 13:34

ボーコン沢の頭方面の稜線も美しい。このクラシックルートもいつか歩いてみたいんだよな。

9/25 13:34

目指す白根三山と北岳山荘が見えました。ガスが上がってきてるけどずっと雲の上です。素晴らしい風景。

9/25 13:34

トラバース分岐までもう少し、頑張って行きましょう。

9/25 13:35

北岳山荘は工事中。

9/25 13:37

工事のヘリと富士山。ヘリはずっと行き来しています。

9/25 14:07

いかん、ずっと調子出ない上になんだか喉がカラカラ＋頭が痛くなってきた。なんだこれは。
まさか、これは高山病というやつか……？？日帰り富士山でも1日で槍に登ってもなったことがない、人生初なんですけど。。

9/25 14:14

標高はこれ以上上がらないので水を大量に飲んでトラバース分岐まで登る。

9/25 14:19

シーズンにはキタダケソウの密生地ですが、さすがにお花はないです。でも十二分に素敵な風景です。

9/25 14:25

9年前に来たときは崩落してて通れなかったトラバース道。バッチリ整備されています。この日も作業をしていました、お疲れ様です。

9/25 14:36

あと一息。

9/25 14:37

キター。晴れた日にこの稜線を見たかった。

9/25 14:46

植生保護柵です。

9/25 14:55

山荘着。事前に聞いているとおりバリバリに工事中で工事中の音がしています。

9/25 15:02

臨時受付はトイレ側の通用口にあってこんな感じ。水とちょっとした売店はやっています。お土産類はほぼありません。

9/25 15:02

ウワー。2連泊でテントデポして行く旨事前に連絡も入れていたのだけど、無情にも撤去指示。前来たときもそうだったんだけど北岳山荘は大きくてもともとヘリがよく飛ぶ＋ヘリ風の逃げ場が無いのでこうなります。
でも、我々登山者のための工事なので仕方無い、面倒だけど受け入れましょう。
と、後述しますがこの日は納得して引き下がりました。

9/25 15:52

工事中でテン場通路も封鎖。下のテン場行くのめんどい。

9/25 15:53

なんとか北岳山荘名物の下テン場にテント晴れた。ここ、広いのにほぼ整地されていないし斜めってるしあまり使い勝手良くないんですよね。素晴らしいロケーションですべてチャラですけどね。

9/25 16:08

上に上がってラーメンビール。明日は上のテン場で良しとしよう。

9/25 17:21

アーベン眺めて就寝。とにかく寝不足と疲労が抜けずボロボロだったので8時間睡眠を目指しました。

9/26 4:59

翌朝4時に行動開始。テント撤収なので予定より30分早く出る。
荷物は45Lの袋で冬季避難小屋に置いていって良い、ということにしてもらえたので、住関連のものだけ最低限パパっと置いていく。予定より荷物だいぶ重くなっちゃったけどまあしゃーない。

9/26 5:00

冬季小屋部分もずっと工事してるけどここは開放されています。

9/26 5:09

さあ、天空の稜線に参りましょう。この日は農鳥までピストンです。

9/26 5:10

夜明け前の北岳を眺める。

9/26 5:13

農鳥方面と日本一のアイツですね。

9/26 5:15

まず、中白根山に取り付きます。

9/26 5:16

明るくなってきた。

9/26 5:27

八ヶ岳から奥秩父もよく見えています。今日もいい天気になりそうだ。

9/26 5:28

仙丈、鋸、甲斐駒。

9/26 5:34

オッ

9/26 5:35

オオー

9/26 5:37

登ったー。おはようございます。

9/26 5:37

よいモルゲンロートですね。

9/26 5:40

写真ばっかり撮っちゃって全然進まない。

9/26 5:41

うむ。

9/26 5:46

夜明けと同時に中白根山へ。最近はしらみねと書いてしらねと読ませる表記のほうが多いですね。

9/26 5:56

中央アルプス。

9/26 6:01

恵那山。ここも行かないと。

9/26 6:23

さあ、間ノ岳を目指します。

9/26 6:36

めちゃくちゃ快適な道ですね。

9/26 6:41

出発から1時間半ほど。

9/26 6:53

到着。ずっと来ようと思ってたのに来られなかったり直前で撤収する羽目になったりしていた近くて遠い山だったので感慨深いです。

9/26 6:54

広い山頂。大きな山体を持つ立派な山なのにどうも単独では目的地に挙げられづらいのは、ルートのせいもあるけどこの平板は風景のせいもあるのだろうか。

9/26 6:56

帰りにも通るのでそのまま通過。

9/26 6:56

南アルプス心臓部が見えてきました。右手に塩見、荒川三山、奥に明石、左手に笊。緑々として隆々として北アルプスとは全然違う日本の山の風景ですね。南アルプスだなあ。

9/26 6:58

塩見・荒川アップ。

9/26 6:58

農鳥〜笊方面アップ。

9/26 7:09

黄色と赤のおどろおどろしいペンキマークが出てきた。

9/26 7:11

振り返って一枚。

9/26 7:11

おお、農鳥岳と農鳥小屋が見えてきた。

9/26 7:11

すごいロケーションにありますね。雄大。

9/26 7:14

これがノウトリフォントか！！

9/26 7:17

これでもか！というくらいマーキングされていて安心。

9/26 7:22

はい。

9/26 7:33

おひさま？

9/26 8:00

マークに導かれて農鳥小屋着。

9/26 8:04

うわー味のある小屋だなあ。

9/26 8:04

これがウケケケか！ここのところずっと山梨の山に登っているけど、ようやく山梨の山入門に立てた気がします。

9/26 8:05

マスクしました。

9/26 8:10

「憎まれつづけて50ねん」これは売り物ではなくて、スタッフのお姉さん用のものだそうです。頼んだら撮影用に貸してくれまして、オヤジさんと記念撮影を撮ってもらいました。朝の支度後の暇な時間でオヤジさんものんびりされていた。本当にありがとうございました。

9/26 8:14

農鳥小屋のTシャツが欲しかったのですが残念ながら今年は売り物がほとんど売り切れ。Coolなデザインのくそおやじ手ぬぐいを買いました。

9/26 8:18

さて、まいりましょう。

9/26 8:20

テン場のロケーションも素晴らしい。今度泊まりに来ます。

9/26 8:33

西農鳥岳周辺は急騰と岩場がちらほらあります。

9/26 8:53

中央〜北アまできれいに見えています。

9/26 9:01

美しい稜線。

9/26 9:07

西農鳥岳までもう少し。

9/26 9:10

山頂の直前で東に曲がります。

9/26 9:11

笊ヶ岳、来年は行きたいなあ。

9/26 9:11

今日は農鳥で引き返すけれど、笹山へ続く道も本当に良さそうです。

9/26 9:12

西農鳥岳と農鳥岳山頂。標高は西農鳥岳のほうが高い。

9/26 9:14

西農鳥岳。東海製紙グループのテリトリーであることを示す山頂表があります。

9/26 9:16

距離はすぐなんだけど何気にもったいないくらい下る。

9/26 9:40

農鳥山頂が見えてきました。

9/26 9:51

もう少し。

9/26 9:52

着いた！

9/26 9:53

農鳥岳着。人少ないです。ずっと来たかったので嬉しい。

9/26 9:54

ちょうど目の前に櫛形山がでーんとあります。

9/26 9:54

富士山の手前に毛無山、その手前に源氏山……ってどれだ？

9/26 9:54

低層雲あるけど鳳凰や八ヶ岳も晴天です。

9/26 9:54

こっち側からの北岳。

9/26 9:55

馴染み深い山梨百名山の標識もあります。

9/26 9:57

来年は必ず。

9/26 10:19

さて、戻りますか。降ったということは、西農鳥までまた登るということだ。

9/26 10:32

結構登らされますねー。

9/26 10:57

穂高連峰が見えてきた！

9/26 11:09

農鳥小屋が見えるところまで戻ってきました。

9/26 11:32

未熟者ながら、良い面構えの山小屋だなあと素直に思いました。

9/26 12:12

人？お茶目なペンキマークがたくさんありますね。

9/26 12:33

この日2回めの間ノ岳に取り掛かる。ぐあー、きついー。穏やかな山だけどジリジリ登るので飽きてきます。体力的に、というよりもメンタル的にきます。こんなに最高の天気なのにいかんいかん。

9/26 12:39

低層雲も取れて甲府の街がよく見えた。

9/26 12:50

北岳山荘が見える場所まで戻ってきました。

9/26 12:54

またも這々の体で間ノ岳に着くと、昨日第一ベンチで肩の小屋方面に見送った方とここで再開。期待通りの最高の天気と風景で本当に感激されていて、色々お話をしていたらそうか、今最高なんだ！ということに気づいて私も急激に体調が回復してしまいました。なんだこれは、人間ってすごいな、人と話して気持ちが上がるとこんなに元気が出るものなのかと。

9/26 13:00

最高の天気です。恵那山から白馬まで全部見えている。

9/26 13:00

槍、穂高。

9/26 13:04

アップ。

9/26 13:04

後立山連峰。鹿島槍はイケメンです。

9/26 13:09

空木岳も行きたい。

9/26 13:17

仙丈ヶ岳から塩見へ続く登山道もとても良さそう。

9/26 13:26

元気出たので戻ります。

9/26 14:26

山荘の周り、ずっとヘリが行き来している。今日は月曜日なので工事も本格的。ってあれ？これテント張れるのか？？この時点でちょっと不安が頭をよぎる。

9/26 15:22

予定より遅れて15時に北岳山荘戻り。すでに農鳥小屋ならおやじさんに怒られる時間となっていますが、やはりまったくテントが張れる気配が無い。

9/26 15:37

荷物を降ろせる場所もないのでなかなか困る。周囲は先に着いた登山者が5人ほど、どうしたもんかとざわざわしている。
小屋番さんに聞くと、「工事のことは一切わからない」
工事の方に聞くと、「工事は5時半まで、その後片付けがある」「工事中テントは無理」とのことで一同さらにざわつく。
大丈夫な区画を示してもらうとか、何か連絡は無いのか？と伝えると「小屋のことは一切わからない」との回答。

結局、私が登山者を代表して小屋番さんと工事の監督さんと3者で話すということになりました。

9/26 17:04

工事は大事なので尊重しますがさすがに日が暮れると安全面でも問題があるし、そもそも予約もして案内も受けていますし……
ということで詳しく話した結果、工事の工程は変えられないが確認したところヘリが飛ぶ時間自体は仕事上がりよりちょっと早い、ということがわかり、ヘリが飛ばなくなった時点で連絡をもらうということになりました。

結果、テントを張れたのは17時だったけどまあひとまず良かった。
さっき元気になったばかりなんだけどめちゃくちゃ疲れた。。

9/27 4:00

気を取り直して3日め、4時に行動開始です。夜明けとともに北岳山頂に着くはず。

9/27 4:38

真っ暗闇の中歩いて30分後に尾根に出た。東に少し光が見えます。

9/27 5:01

再びフル装備となった荷物はずっしりでちょっと遅れ。北岳山荘側からは西面の登りとなるので、あまり遅くなると日が登るところを見られないので注意ですね。

9/27 5:08

無事、稜線まで上がってきた。

9/27 5:14

山頂を捉えた。

9/27 5:17

夜明け20分前に吊尾根分岐着。

9/27 5:26

最後の一登り。前来たときは天気が悪くて結構大変だった記憶があるのだけれど、とても優しい山頂直下に感じた。

9/27 5:27

白根三山を振り返ります。息を呑む光景。

9/27 5:30

山頂まで数分の地点。夜明けまで10分なので、肩の小屋からのご来光待ちの方の来ていないこのあたりで眺めて行きましょう。

9/27 5:31

明るくなってきた。

9/27 5:33

歩いてきた稜線がふわっと浮かび上がっていく。

9/27 5:34

キター

9/27 5:35

夜明けだーー！

9/27 5:37

ウヒョー！！

9/27 5:38

山頂に移動します。

9/27 5:38

涙出るほど美しいですね。最高です。

9/27 5:39

仙丈ヶ岳が日に照らされていく。

9/27 5:41

西の空に北岳の影が降りていきます。

9/27 5:41

登った！！

9/27 5:42

もうこれが俺の初日の出でいいよー。調子出なくてこの週末ずっと苦労した分感激もひとしお。登って良かった。

9/27 5:42

山頂です。

9/27 5:42

山梨百名山の山頂碑は南ア仕様のタイプに変わっていた。

9/27 5:43

山頂碑と影北岳。木曽駒から空木岳の間に影が降りていきます。

9/27 5:44

アップで。

9/27 5:46

八ヶ岳をよく見たら、北八ツの向こうに浅間山が見える。この角度だと頭が見えるんですね。

9/27 5:56

今日は午後から天気が崩れる予報で低層雲は多め。でもきっと下山するまではいい天気。この3日間ずっといい天気だった。

9/27 5:56

マイナーだけど好きな山域。

9/27 5:56

今日も長いのでそろそろ行きましょう。

9/27 6:06

長居しているうちにだいぶ日が昇った。

9/27 6:07

堪能しました。

9/27 6:08

さて、肩の小屋に降りていきます。岩手から旅行にやってきたという大学生の一団の写真を撮ってあげるなど。楽しそうだなー。

9/27 6:13

肩の小屋と、今日の目的地の小太郎山。

9/27 6:13

小太郎山の稜線アップ。上から見ると快適な下り尾根のように見えるが……？

9/27 6:17

写真ばっかり撮ってて進まない。

9/27 6:20

肩の小屋から見る景色も味があります。

9/27 6:26

山梨四天王の裏ボス。今年は行けそうに無いけど近いうちに必ず行かなくてはならぬ。

9/27 6:31

いいテント場です。

9/27 6:33

肩の小屋も工事中。売店も縮小中。南アはコロナ前に戻るのは来年以降かな。

9/27 6:41

手ぬぐいを買っていきます。

9/27 6:50

小太郎尾根分岐まで下る。

9/27 7:00

肩の小屋ルート唯一の難所？と言えなくもない岩場。

9/27 7:01

こんな感じです。難しいところはありません。

9/27 7:04

目的地が見えてきた。

9/27 7:08

小太郎尾根分岐着。今回のもう一つの目的地です。

9/27 7:15

荷物デポる。この判断は正解でした、テン泊装備で行くのはオススメしかねる。

9/27 7:16

甲斐駒を正面に美しい稜線を行く。

9/27 7:29

すぐにハイマツ帯に入ります。

9/27 7:35

ハイマツそのものに入ります。長ズボンを推奨します。

9/27 7:41

岩場を巻きますが、細かくいやらしいアップダウンがある。難しいところはないけれど、一応点線ルートなのでメインルートの足元とは明らかに違います。

9/27 7:48

一度森林帯まで標高を下げる。

9/27 7:53

えっと、シャツも長袖にしましょう。

9/27 7:55

とか言いつつ腿を倒木にクリーンヒットしてしまい悶絶。青あざになってしまった。

9/27 7:57

ハイマツシャクナゲアタックをかき分けて這い上がります。

9/27 8:00

こんな感じ。ただ道は明瞭です。

9/27 8:00

なんか山頂っぽいのに取り付いた。やったか？

9/27 8:02

山頂っぽいところに来た。やったか？

9/27 8:04

偽ピークでしたー（知ってました）。

9/27 8:04

んで、小太郎山まではもう一登り？ひと下り？します。

9/27 8:12

もう一度軽くコルに降りる。

9/27 8:18

で、登る。今度こそビクトリーなんたらです。

9/27 8:21

見えた！！

9/27 8:22

（コ）タロウ、（コ）タロウ、（コ）タロウ〜〜

9/27 8:22

仙丈ヶ岳バックで。

9/27 8:25

地味山というか北岳の肩の一部だけど、北岳そのものを眺めるポイントとして極めて優秀な一座だと思います。素晴らしい。

9/27 8:25

見納め。雲出てきた。

9/27 8:25

オベリスクに一瞥して帰路につきましょうね。

9/27 8:34

地図にも乗ってないけれど、よく見ると踏み跡がありますね。ここから直接降る猛者もいるんだろうな、森林調査の人かもしれないけど。

9/27 8:37

小太郎山までは下りなので、つまり一度登り返すということです。

9/27 8:48

偽ピークをもう一度登る。

9/27 9:06

だんだんハイマツにも慣れてきた。

9/27 9:17

ふう、戻ってきた。このペースなら14時のバスに十分間に合いそうですね。

9/27 9:39

ご褒美にライチョウ一家がお迎えしてくれました。

9/27 9:40

ただいま。さあ帰るか。

9/27 9:55

ニュー広河原山荘が見えます。

9/27 9:58

帰りは草すべりを滑り降りるよ。

9/27 10:00

急坂。

9/27 10:10

でも、大樺沢よりは楽だと思う。

9/27 10:31

白根御池見えてきた。

9/27 10:49

白根御池小屋で最後の休憩。コーラ補給します。うまし。ソフトクリーム食べたかったな。

9/27 11:05

一気に下ります。

9/27 11:15

2日ぶりの沢でじゃぶじゃぶ顔を洗う。さっぱり。

9/27 11:37

よく整備されていて歩きやすいなあ。

9/27 11:48

昼前にベンチまで戻ってきた。

9/27 12:14

沢の音が聞こえてきたらもうすぐゴールですね。

9/27 12:14

降りきった！

9/27 12:26

右手に見えてきた大樺沢橋を渡ってみます。時間もあるしこっち行ったことないので少し見てみたかったのです。。
というのは嘘で、素で広河原橋と間違えた。

9/27 12:31

せっかく間違えたので、対岸側を少し散策。

9/27 12:31

ありがとう北岳、また来るよ！

9/27 12:31

こっちが本当の帰路です。

9/27 12:33

到着。よく歩いた。

9/27 12:35

暑い暑い暑い、シャワー浴びたいぜ！

9/27 12:43

ニュー広河原山荘、新しい図書館か何かみたいにきれいです。

9/27 12:44

シャワー800円也。ニュー広河原山荘でちゃんとお湯の出るシャワーが借りられるの天才……とまではいかなくてまあ普通だけど、GJですよね。今までどれだけの環境意識高い系公共交通機関ハイカーが広河原で温泉とまではいかなくともシャワーくらい浴びたい！と考えたことか

9/27 12:47

立派なシャワー棟です。

9/27 12:48

出来立てなので当然すっごくきれい。

9/27 13:29

生頼んじゃったよ。あーうまい。

9/27 13:47

14時のバスで帰還します。

9/27 16:28

乗り継ぎの関係で、珍しくあずさを自分にご褒美してしまいました。今年初あずさだけど、今日は良いでしょう。大満足。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

つっしー

以前からずっと身近なのに行けていなかった間ノ岳、農鳥岳の縦走に行ってきました。白根三山の稜線をずっと楽しみにしていたので、奈良田へは抜けずに、北岳山荘から農鳥のピストンに帰路で小太郎山にも立ち寄り。山梨百名山にも登れて大満足の3日間でした。
本当は土曜日出発だったはずが台風15号による通行止め・バス運休で土曜日は甲府近辺に1日停滞。深夜洪水警報でほとんど眠れずヘロヘロのまま羅漢寺山ハイキングをして、石和の健康ランドで仮眠して、2時に甲府まで歩いて出発……
したら、広河原に降り立った時点で疲労困憊というお馬鹿な自己管理により体調は最悪、最高の天気と、最高の風景と、最低の体調でうまくいかないことも色々目立ち、なんとも勉強になった3日間でした。
テン場でひと悶着あったりと精神的に疲れる出来事もありましたが、それでも最後は圧倒的な晴天と景観に感激しました。最高でした。