記録ID: 472764
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
甲武信〜国師〜北奥千丈〜金峰〜大日岩周回ルート
2014年06月28日(土) ~
2014年06月29日(日)


- GPS
- 64:00
- 距離
- 30.9km
- 登り
- 2,388m
- 下り
- 2,259m
コースタイム
1日目:
5:30 毛木場駐車場-7:20 ナメ滝-9:00千曲川源流-9:30尾根コースとの分岐点
- 10:00 甲武信ヶ岳山頂-16:40 国師ヶ岳 -17:30 大弛小屋
2日目:
7:20 大弛小屋 - 8:30 北奥千丈岳 - 9:20 大弛峠 - 10:00 朝日峠 - 10:50 朝日山
- 12:00 金峰山山頂 (昼食&五丈岩でアクティビティ) - 13:20 出発 - 15:00 大日岩
- 16:00 八丁平分岐 ー 16:40 中ノ沢出合 ー 17:30 金峰山荘
5:30 毛木場駐車場-7:20 ナメ滝-9:00千曲川源流-9:30尾根コースとの分岐点
- 10:00 甲武信ヶ岳山頂-16:40 国師ヶ岳 -17:30 大弛小屋
2日目:
7:20 大弛小屋 - 8:30 北奥千丈岳 - 9:20 大弛峠 - 10:00 朝日峠 - 10:50 朝日山
- 12:00 金峰山山頂 (昼食&五丈岩でアクティビティ) - 13:20 出発 - 15:00 大日岩
- 16:00 八丁平分岐 ー 16:40 中ノ沢出合 ー 17:30 金峰山荘
天候 | 1日目:雨 2日目:晴れ時々曇り・一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・毛木平〜ナメ滝 千曲川源流に向かって沢を辿るコースです。 せせらぎの音を聴きながら緩やかな坂道をゆっくりと登ります。 でもほんとは十文字峠を通るつもりだった。 どこかで左に入る分岐を見落としたみたいです。 ちなみに十文字峠に向かう道の方が急登です。 ・ナメ滝〜千曲川源流 だんだん雨が強くなってきた。このあと一日中雨のなかを歩くことになります。 千曲川源流で美味しい水が汲めます。 ・千曲川源流〜甲武信ヶ岳山頂 急に勾配がきつくなります。尾根づたいに走る道にぶつかったら左へ。 30分ほど登ると頂上です。 ・甲武信ヶ岳〜国師ヶ岳 地図の上では尾根道ですが展望はなく林の中をただひたすら歩きます。 何度も何度もアップダウンが続きます。そろそろピークかな?と思うとまた少し 下り、そしてまた登らせる。足元は倒木が多く歩きにくいです。 今回一番体力を消耗しました。 ・国師ヶ岳〜大弛峠 ここからはほぼ下りです。前国師岳あたりから木でできた階段が多くなります。 階段は下りやすいですが、濡れていたため途中何度も滑りそうになりました。 ・前国師〜北奥千丈岳 分岐を南に登ると20分ほどで北奥千丈岳に着きます。 知名度は他の2座に比べ低いですが、今回の行程では最高峰です。 晴れていれば展望もすこぶる良いです。 ・大弛峠〜朝日岳 大弛峠の駐車場に金峰山へ向かう登山道入口があります。 約30分登ったあとに少し下ると林の中に少し広いところがあって、ここが朝日峠 です。 ここにも積み石がありました。さらに40分ほど登ると岩場が現れますが、さほど 登りにくいこともありません。登りきった先が朝日岳山頂です。 ・朝日岳〜鉄山〜金峰山 朝日岳から西に鉄山・金峰山とこれから進む行程が眺められます。 ガレ場をいったん下り、林の中に入って少し登ります。鉄山山頂にはルートは届 いていません。北を巻くような感じで金峰山の中腹に入っていきます。 森林限界から林を抜けるとおなじみハエ松が現れさらに登ると視界が一面に開け ます。広い山頂部分をさらに高いピークを目指します。大岩がゴロゴロ。 この上を渡りながら進み、五丈岩が迫って来たら少し下ります。 ここに山頂標識があります。 ・五丈岩 鳥居をくぐったらまずは右側から中央へ向かって中腹に登り、さらに中央をもう 一段高いところへ登ります。 左に行くとみんなここで立ち往生するのですが、岩と岩の隙間から遥か下が覗け、 足がすくみます。 この場所からもう一段高い場所に登るには2通りのルートがあります、左から中央 に向かって足をかけながら斜めに登るのと、いったんさらに右の岩に乗ってからさ っきの怖い隙間をジャンプして右側に飛び移る方法です。 私は前者のルートを取りました。 一段高いところに登ったら一番右まで行って山頂に手をのばし、わずかに足が乗せ られる程度の足場に左足をかけたあと、意を決して一気に頂上までよじ登ります。 このとき大事なのは、下りるときのことは考えないことです。 私が登ったときは前の人が登り方を教えてくれました。それでも成功者は5人に一 人ぐらいでした。山頂では勝者の余韻に浸りながら、ここからでしか楽しめない眺 望をゆっくり味わいましょう。 下りるときも登るときと同じルートで下ります。思ったよりすんなり下りれます よ。ジャンプして飛び下りる時は登ってくる人に注意してください。あと前にでは なく真下に下りること。 ・金峰山〜大日岩 時間の都合上、はじめは金峰山小屋方面へ下りるつもりだったのですが、五丈岩 の上から、西側へ続く稜線づたいの道を眺めていたら我慢ができなくなりました。 昨日は一日中林の中だったしなあ。 足元はガレ場でゴツゴツしてますが天気もよく最高に気分が良かったです。 あまりに気分が良かったのでしょうか?男物のパンツが落ちていました。 だれがここで脱いだのでしょうか。。 左手は山梨県側ですが地図にもある通り断崖がありますので落ちないように注意。 砂払いノ頭の手前を登っていると急に雷がゴロゴロ・・さっきまで晴天だったの に、急に雲が広がってポツポツと大粒の雨が落ちてきました。慌ててザックにカバ ーをかけ薄手で防水のアウターシェルでいったんしのぎます。 砂払いノ頭をすぎるとまた林の中へ突入、清々しい稜線歩きはほんの束の間で終わ ってしまいました。 ここから大日岩まではほとんどが下り、ひたすら林の中の急坂を下ります。 ・大日岩 林の中の視界が急に開け、目の前に大日岩がずどーんと立ちはだかっています。 岩には行かずに大日小屋方面へ下りる場合は左に曲がってください。私は岩へ行き ます。 赤丸印をたどって進みますが岩の頂上部分へのルートはありません。 途中どこからか落ちて来たかのような大岩が岩場の上に乗っかっています。 真下にはトンネルができていて向こう側へ行くにはほふく前進でしか進めません。 でもここは苦労してほふく前進で進む必要はありません。なぜならその先はルート ではないからです。私はまたほふく前進して戻るはめになりました。行って、戻っ て、ほふく前進の練習をしただけとなりました。 いったん大岩付近まで登り大岩を背にして赤丸印をたどると右に向かって下りま す。 地図にも書いてありますが『岩場のトラバースが極めて危険』です。 でも慎重に進めばなんてことありません。そのあとは大日岩の左側に巻き込むよう にして進んでいきます。と、ここでまた林の中にルートが進んでいきます。 ・大日岩〜八丁平と川上村への分岐点 標識があって、左に曲がれば大日小屋とあります。正面の標識がないほうの道へ進 みます。いったん進んだあと振り向くと少し上に黄色くて古い看板がかかっている のに気づきます。小川山への標識です。この先は非常にルートを見落としやすいの で気を付けてください。 道は細くシャクナゲの葉がせり出して進みにくくしています。目印も赤テープ、黄 色テープ、樹に巻き付けた朽ちかけの白いビニールひもなど様々です。踏み跡もも ちろん少ないです。しばらくすると崩れかけた崖を登るためにナイロンロープが渡 してあるところがでてきます。『こっちで合ってたんだあ、よかった、ほっ。』と 少しうれしくなります。 ファイト一発!ロープをつかんで一気に駆け上がります。またしばらくすると、ロ ープが出て来て、今度は岩と岩の隙間を飛び越えるところがでてきます。ここもフ ァイト一発!飛び越えます。コツは絶対下を見ないこと、です。なるほど地図にあ る通りの難路です。あまり人が通らないのでしょう。踏み跡もほとんど見かけませ ん。下りを少し下りきってしまうと広い平坦な林の中の一本道がくねくね曲がりな がら進んでいます。この先に分岐が現れます。 ・八丁平と川上村への分岐点〜中ノ沢出合 左に行くと小川山山頂3時間10分。後ろに戻れば大日岩40分。右は?指し示してな い!行くなってこと?あ、ちょっと離れたところに木に打ち付けられた標識があっ た。 でも字が消えかかっててよく読めない。何となくだけど『川端下』と書いてあるよ うにも見える。でもこっちしかないので右に進む。心細いなあ。でも、5分ぐらい 進むとすぐに川の音が聞こえてきます。だんだんと大きくなったと思ったらルート がこの川を渡ってすすむとこがでてきます。地図の通りです。この先は川に沿って ルートが進むので川に近づいたり離れたりします。ガビーン!ほ、骨!動物のしか もでかい骨がルートに横たわってる!気味が悪いですね。他の動物が食べたのか? でも食べ残した脛の感じからすると、これは鹿の骨のようですね。崖沿って登った り下りたり、ここからもとてもルート見落としやすいにで気をつけてください。40 分ぐらい進むと。金峰山小屋から丸木橋渡ってくる道とぶつかるところがありま す。ここが中丿沢出合です。 ・中丿沢出合〜金峰山荘 すご〜い古い車が乗り捨ててある。70年代の日本車。タイヤはもちろん取られてる けどここまで乗って来れるのかな?なるほどクルマ一台通れそうな道幅になってま す。いままでの登山道はここで終わり。ここからは林道です。金峰山荘までは約1 時間。面白味がないけど我慢して進みます。右手は西股沢という川です。水が透き 通っている。 正面は廻目平。岩壁が無数に見えます。右手にキャンプ場が広がって来たら金峰山 荘は目の前です。 ソフトクリームがオススメ!なぜなら作ってくれる女の子がカワイイからです。 |
写真
感想
ここ1年近くは雨に降られずにすんだと思ってましたが、ひさびさに一日中雨に打たれました。
雨の中の山行は体力勝負。いかに体力を奪われないよう前に進むかですね。
そして国師ヶ岳。甲武信ヶ岳よりもぜんぜんハードだった。長かった6時間。
大弛小屋のテン場は幕営しやすいです!しかもクルマで来たときには気軽に張れる。
外は一晩中大雨降ってましたがぐっすり眠りました!
そして金峰山荘の皆様大変お世話になりました!送ってくれてありがとう!
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