【5:15 新穂高温泉BT到着】
前日夜に東京を出発した毎日アルペン号は夜明け前に新穂高温泉BTに到着
今回のバスは松本まで高速を使い、途中の諏訪湖SAの駐車場で仮眠休憩を2時間設けてくれた
(通常は下道を走行しながら到着時間まで時間調整をする)そのおかげで今回はよく眠る事ができた。
←新穂高BT(バックには笠ヶ岳からの稜線がクッキリ!快晴の朝…とても清々しい気分♪)
左側の建物は温泉施設(新穂高アルペン浴場/朝9:30から16:00まで無料で入浴出来る)
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【5:15 新穂高温泉BT到着】
前日夜に東京を出発した毎日アルペン号は夜明け前に新穂高温泉BTに到着
今回のバスは松本まで高速を使い、途中の諏訪湖SAの駐車場で仮眠休憩を2時間設けてくれた
(通常は下道を走行しながら到着時間まで時間調整をする)そのおかげで今回はよく眠る事ができた。
←新穂高BT(バックには笠ヶ岳からの稜線がクッキリ!快晴の朝…とても清々しい気分♪)
左側の建物は温泉施設(新穂高アルペン浴場/朝9:30から16:00まで無料で入浴出来る)
←登山届は観光案内所の隣にあるこちらで提出
観光案内所はまだ営業していないのだが、自由に入る事が出来て暖房も入っていた(本当にありがたい)
とても寒かったのでここで朝食を食べたり荷造りなどをさせて貰ってから出発した
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←登山届は観光案内所の隣にあるこちらで提出
観光案内所はまだ営業していないのだが、自由に入る事が出来て暖房も入っていた(本当にありがたい)
とても寒かったのでここで朝食を食べたり荷造りなどをさせて貰ってから出発した
【6:00 新穂高温泉BT出発】
←BT内にあるトイレ
(水洗でとても清潔でした)
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【6:00 新穂高温泉BT出発】
←BT内にあるトイレ
(水洗でとても清潔でした)
BTを出発するとしばらくは車道歩き
とりあえず200m程先にあるロープウエイ乗り場方面へと坂道を登っていく
2年ぶりに訪れた新穂高ロープウエイはまだ運行してない様子。
建物も閉まっていたが駅舎前の足湯は健在だった
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BTを出発するとしばらくは車道歩き
とりあえず200m程先にあるロープウエイ乗り場方面へと坂道を登っていく
2年ぶりに訪れた新穂高ロープウエイはまだ運行してない様子。
建物も閉まっていたが駅舎前の足湯は健在だった
そんなロープウエイ駅舎を素通りして数十メートル行くと駐車場の横を通過
ここからは笠ヶ岳の稜線がよく見えた
←朝日を受けるのは笠ヶ岳……かな?
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そんなロープウエイ駅舎を素通りして数十メートル行くと駐車場の横を通過
ここからは笠ヶ岳の稜線がよく見えた
←朝日を受けるのは笠ヶ岳……かな?
そして駐車場横のゲート(ロープで車が入れないようになっている)から右俣林道へと入る
←ゲート脇には水場がある
ここで水を補給して林道へと進んだ
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そして駐車場横のゲート(ロープで車が入れないようになっている)から右俣林道へと入る
←ゲート脇には水場がある
ここで水を補給して林道へと進んだ
林道は工事車両が入れるようになっているのでとても広く歩きやすい
←林道に入って割とすぐに登山道入口の看板有
ここから左手の登山道に足を踏み入れる
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林道は工事車両が入れるようになっているのでとても広く歩きやすい
←林道に入って割とすぐに登山道入口の看板有
ここから左手の登山道に足を踏み入れる
登山道に入ると鬱蒼とした樹林帯の登り道
いよいよ本格的に山登り開始か!と思ってたら……
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登山道に入ると鬱蒼とした樹林帯の登り道
いよいよ本格的に山登り開始か!と思ってたら……
すぐに先程の林道と合流(笑
ほんの少し林道をショートカットしただけだった
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すぐに先程の林道と合流(笑
ほんの少し林道をショートカットしただけだった
しばらく林道を歩いていくと、左手にゲートが見えてきた。
ここでゲートの横をすり抜けて橋を渡り、再び林道をだらだらと登っていく。
この林道では色んな人に追い抜かれた。みんな朝から元気だな〜
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しばらく林道を歩いていくと、左手にゲートが見えてきた。
ここでゲートの横をすり抜けて橋を渡り、再び林道をだらだらと登っていく。
この林道では色んな人に追い抜かれた。みんな朝から元気だな〜
BTから30分も歩いた頃、林道の脇に穂高平避難小屋への登山道を発見!
白出沢まではずっと林道歩きだと勝手に思ってたので「なにこれ?」と思いながらここで地図を出して確認
林道はこの先大きく迂回してるので、この登山道を登ってショートカットするのが正解な様だ。
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BTから30分も歩いた頃、林道の脇に穂高平避難小屋への登山道を発見!
白出沢まではずっと林道歩きだと勝手に思ってたので「なにこれ?」と思いながらここで地図を出して確認
林道はこの先大きく迂回してるので、この登山道を登ってショートカットするのが正解な様だ。
登山道に入ると鬱蒼とした樹林帯のなかの登り
最初はキツイ登りだったが、すぐに山腹を巻くようになり楽になる。
それにしても石ゴロゴロな所が多く足場はあまり良くなかった。
それに台風18号通過直後という事もあって水が染み出している所もあった
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登山道に入ると鬱蒼とした樹林帯のなかの登り
最初はキツイ登りだったが、すぐに山腹を巻くようになり楽になる。
それにしても石ゴロゴロな所が多く足場はあまり良くなかった。
それに台風18号通過直後という事もあって水が染み出している所もあった
【7:00 穂高平避難小屋到着】
BTを出発してちょうど1時間・足場の悪い登山道に突入してから25分で穂高平避難小屋に到着。
小屋はまだ営業してるようで中に人影も見えたがとてもひっそりとしていた。
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【7:00 穂高平避難小屋到着】
BTを出発してちょうど1時間・足場の悪い登山道に突入してから25分で穂高平避難小屋に到着。
小屋はまだ営業してるようで中に人影も見えたがとてもひっそりとしていた。
そしてここで約10分休憩。
小屋前の広場には腰掛けるのに丁度よい大岩のベンチがあった。
←穂高平避難小屋の外トイレ(チップ制)
(古い造りだが清掃は行き届いていた/ペーパー無)
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そしてここで約10分休憩。
小屋前の広場には腰掛けるのに丁度よい大岩のベンチがあった。
←穂高平避難小屋の外トイレ(チップ制)
(古い造りだが清掃は行き届いていた/ペーパー無)
【7:10 穂高平避難小屋出発】
ここからは再び歩きやすい林道歩きが始まる。
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【7:10 穂高平避難小屋出発】
ここからは再び歩きやすい林道歩きが始まる。
穂高平避難小屋の前は牧場になっているので、とてものんびりとした雰囲気。
良く見てみると牧場には牛さんが何頭かいた。
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穂高平避難小屋の前は牧場になっているので、とてものんびりとした雰囲気。
良く見てみると牧場には牛さんが何頭かいた。
森林浴を楽しみながら林道を歩いていくと、所々で砂防工事を施した谷や沢が現れるようになる。
それらに架かる橋を渡っていくと、木々の間から笠ヶ岳が良く見えた。
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森林浴を楽しみながら林道を歩いていくと、所々で砂防工事を施した谷や沢が現れるようになる。
それらに架かる橋を渡っていくと、木々の間から笠ヶ岳が良く見えた。
【7:50 白出沢出合到着】
ここには奥穂高岳への登山口がある
下山時にはこの白出沢から下ってくる予定なので、ちょっと寄り道して下見をしてみた。
白出沢コースの入り口は樹林帯に覆われた細い登り道だった。
←登山口入口はちょっとした広場になっていて休憩に適してる
広場の奥に小屋があったが入れないようになっていた
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【7:50 白出沢出合到着】
ここには奥穂高岳への登山口がある
下山時にはこの白出沢から下ってくる予定なので、ちょっと寄り道して下見をしてみた。
白出沢コースの入り口は樹林帯に覆われた細い登り道だった。
←登山口入口はちょっとした広場になっていて休憩に適してる
広場の奥に小屋があったが入れないようになっていた
登山口を確認した後は再び林道に戻り先を急ぐ。
林道を少し歩くと左手にガレガレの白出沢が現れた。
林道歩きはここで終わり!ここから道を左に折れて白出沢を渡っていく
(白出沢は完全に涸れていた/雨で増水、渡渉できなくなる場合も有)
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登山口を確認した後は再び林道に戻り先を急ぐ。
林道を少し歩くと左手にガレガレの白出沢が現れた。
林道歩きはここで終わり!ここから道を左に折れて白出沢を渡っていく
(白出沢は完全に涸れていた/雨で増水、渡渉できなくなる場合も有)
白出沢を渡ると樹林帯に突入!
ここからは完全に山道。石がゴロゴロして歩きにくい道が続く。
微妙に標高を上げているようだが、細かいアップダウンがあってあまり登っているという感じはしない。
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白出沢を渡ると樹林帯に突入!
ここからは完全に山道。石がゴロゴロして歩きにくい道が続く。
微妙に標高を上げているようだが、細かいアップダウンがあってあまり登っているという感じはしない。
【8:40 チビ谷到着】
本当は滝谷まで行って休憩する予定だったが、手前のチビ谷で10分休憩することにした。
←チビ谷を見上げてみる
ここも完全に沢が涸れていてただのガレ場になっていた
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【8:40 チビ谷到着】
本当は滝谷まで行って休憩する予定だったが、手前のチビ谷で10分休憩することにした。
←チビ谷を見上げてみる
ここも完全に沢が涸れていてただのガレ場になっていた
【8:50 チビ谷出発】
ここで軽く行動食を食べて休憩。
他にも大勢の登山者がここで休憩していた。
←チビ谷から今まで歩いてきた道を振り返る
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【8:50 チビ谷出発】
ここで軽く行動食を食べて休憩。
他にも大勢の登山者がここで休憩していた。
←チビ谷から今まで歩いてきた道を振り返る
【9:10 滝谷出合到着】
チビ谷から20分くらいで滝谷に到着
←滝谷に架かる木橋を渡る
(雨で増水、渡渉できなくなる場合も有)
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【9:10 滝谷出合到着】
チビ谷から20分くらいで滝谷に到着
←滝谷に架かる木橋を渡る
(雨で増水、渡渉できなくなる場合も有)
谷の手前には滝谷避難小屋がある
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谷の手前には滝谷避難小屋がある
←避難小屋アップ
中に入って詳しく見たわけでないのだが
ブロック造りの避難小屋には扉も付いていない
本当に緊急時の避難小屋のようだ
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←避難小屋アップ
中に入って詳しく見たわけでないのだが
ブロック造りの避難小屋には扉も付いていない
本当に緊急時の避難小屋のようだ
小説『氷壁』の舞台にもなった憧れの滝谷の風景
ここで記念撮影する人が多く、互いに記念写真を撮りあったりしていた。
そしてここで滝谷を堪能しながら20分休憩。
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小説『氷壁』の舞台にもなった憧れの滝谷の風景
ここで記念撮影する人が多く、互いに記念写真を撮りあったりしていた。
そしてここで滝谷を堪能しながら20分休憩。
【9:30 滝谷出合出発】
滝谷で休憩してると雨粒がポツポツと落ちてくるようになった。
まだレインウエアを着るほどではないが、急いで出発することにした。
←滝谷のガレ場を横断し、対岸の登山道を進む。
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【9:30 滝谷出合出発】
滝谷で休憩してると雨粒がポツポツと落ちてくるようになった。
まだレインウエアを着るほどではないが、急いで出発することにした。
←滝谷のガレ場を横断し、対岸の登山道を進む。
登山道に入るとすぐに『藤木レリーフ』が現れたので記念撮影。
ここからは先行者がつかえていたので、しばらくの間その後ろをゆっくりとついていく。
しばらく行くと樹林もまばらになり、何度かガラガラの沢を渡っていくと、登山道は明るい雰囲気になった。
そして泥濘のある所には切り株で作られたステップが敷かれるようになり、登山道も随分と歩きやすくなった。
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登山道に入るとすぐに『藤木レリーフ』が現れたので記念撮影。
ここからは先行者がつかえていたので、しばらくの間その後ろをゆっくりとついていく。
しばらく行くと樹林もまばらになり、何度かガラガラの沢を渡っていくと、登山道は明るい雰囲気になった。
そして泥濘のある所には切り株で作られたステップが敷かれるようになり、登山道も随分と歩きやすくなった。
登山道整備の様子からみて「あ〜もうすぐ小屋が近いな」と確信した頃、木橋が現れた。
←少し増水してるようだが渡渉に影響はナシ
(雨で増水、渡渉できなくなる場合も有)
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登山道整備の様子からみて「あ〜もうすぐ小屋が近いな」と確信した頃、木橋が現れた。
←少し増水してるようだが渡渉に影響はナシ
(雨で増水、渡渉できなくなる場合も有)
【10:10 槍平小屋到着】
それにしても槍平小屋周辺は雰囲気がとても良い
近くには清流が流れているし辺りは静寂に包まれていた。
時間があればゆっくり泊まってみたい場所だった。
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【10:10 槍平小屋到着】
それにしても槍平小屋周辺は雰囲気がとても良い
近くには清流が流れているし辺りは静寂に包まれていた。
時間があればゆっくり泊まってみたい場所だった。
そして小屋の奥にあるデッキに腰をおろし休憩。
デッキの奥には南岳新道の登山口があったのでその様子を視察。
そこからは鬱蒼とした道が始まっていて、そこを登っていく人も何人かいた。
←槍平小屋の水場(テント場の入口にある)
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そして小屋の奥にあるデッキに腰をおろし休憩。
デッキの奥には南岳新道の登山口があったのでその様子を視察。
そこからは鬱蒼とした道が始まっていて、そこを登っていく人も何人かいた。
←槍平小屋の水場(テント場の入口にある)
さてそれはそうと、ここで休憩してると、とうとう雪がサーッと通り雨みたいに降ってきた。
そうか、この静けさは雪が降る前のしんとした空気感だ。道理で辺りが静か過ぎると思った!
←槍平小屋の外トイレ
建物は古い感じだが清潔(チップ制)
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さてそれはそうと、ここで休憩してると、とうとう雪がサーッと通り雨みたいに降ってきた。
そうか、この静けさは雪が降る前のしんとした空気感だ。道理で辺りが静か過ぎると思った!
←槍平小屋の外トイレ
建物は古い感じだが清潔(チップ制)
←冬季避難小屋
今年は10月12日で小屋の営業が終了するので、以降はこの冬季小屋を利用するそうです
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←冬季避難小屋
今年は10月12日で小屋の営業が終了するので、以降はこの冬季小屋を利用するそうです
【10:30 槍平小屋出発】
20分ほど休んで槍平を出発。
一時は強く降ってた雪も降ったり止んだりを繰り返し時には晴れ間を見せる事もあった。
←槍平のキャンプ場脇を通って槍ヶ岳を目指す
テント場は広いが河原という事もあって石がゴロゴロ
よく整地されている場所もあるにはあったが、その数は少ない
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【10:30 槍平小屋出発】
20分ほど休んで槍平を出発。
一時は強く降ってた雪も降ったり止んだりを繰り返し時には晴れ間を見せる事もあった。
←槍平のキャンプ場脇を通って槍ヶ岳を目指す
テント場は広いが河原という事もあって石がゴロゴロ
よく整地されている場所もあるにはあったが、その数は少ない
槍平小屋から少し登ると『標高2100m』と書かれた看板が現れた。
ということは新穂高からここまで標高差にして約1000m登ってきたことになる。
しかし距離が長い分緩やかに標高を上げてきたので、ここまで1000mも登ってきたような実感は無かった。
そして100m毎に現れるこの看板が、この先意外と励みになった。
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槍平小屋から少し登ると『標高2100m』と書かれた看板が現れた。
ということは新穂高からここまで標高差にして約1000m登ってきたことになる。
しかし距離が長い分緩やかに標高を上げてきたので、ここまで1000mも登ってきたような実感は無かった。
そして100m毎に現れるこの看板が、この先意外と励みになった。
標高2,200mを過ぎた頃『最終水場』が現れた。
水量も豊富だし、なにも槍平からここまで水を持ち上げなくても良かったな・・・
(因みに私が持っている『山と高原地図2004年版』にはこの水場は載ってなかった)
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標高2,200mを過ぎた頃『最終水場』が現れた。
水量も豊富だし、なにも槍平からここまで水を持ち上げなくても良かったな・・・
(因みに私が持っている『山と高原地図2004年版』にはこの水場は載ってなかった)
さて、小屋から1時間20分も登ると徐々に傾斜も増してきた。
雪も降り始めてきたのでここでレインウエアに着替えたりしてちょっと休憩
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さて、小屋から1時間20分も登ると徐々に傾斜も増してきた。
雪も降り始めてきたのでここでレインウエアに着替えたりしてちょっと休憩
そしてそれから10分後……
ポツポツ降っていただけの雪が突然激しく降ってきた!!
というか、これは雪というよりは細かい氷の粒!?
東京の雪とは違い、地面に落ちても全然融けないので、みるみるうちに雪が降り積もっていく!!
しかし身体に降りかかる雪はレインウエアの表面を滑るように落ちていくので全く濡れない。
その点では雨よりも雪の方が気分が楽かも・・・
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そしてそれから10分後……
ポツポツ降っていただけの雪が突然激しく降ってきた!!
というか、これは雪というよりは細かい氷の粒!?
東京の雪とは違い、地面に落ちても全然融けないので、みるみるうちに雪が降り積もっていく!!
しかし身体に降りかかる雪はレインウエアの表面を滑るように落ちていくので全く濡れない。
その点では雨よりも雪の方が気分が楽かも・・・
【12:10 千丈沢乗越との分岐通過】
槍平小屋からここまで1時間40分。CTは2時間30分なのでだいぶ早く着いてしまった。
ここには沢山の登山者が休憩していたが、皆同じようにCTよりも早く着いてしまったと話していた。
そして登山者の数も多くなってきたので、ここでは休まずに先を急ぐ事にした。
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【12:10 千丈沢乗越との分岐通過】
槍平小屋からここまで1時間40分。CTは2時間30分なのでだいぶ早く着いてしまった。
ここには沢山の登山者が休憩していたが、皆同じようにCTよりも早く着いてしまったと話していた。
そして登山者の数も多くなってきたので、ここでは休まずに先を急ぐ事にした。
千丈沢乗越分岐からはいよいよ本格的に飛騨沢の急登が始まった。
ガレガレの道をジグザグに登っていくので思ったよりはキツくない。
しかし単調な登り&ガスで先が見えないので「乗越はまだかな〜」とずっと思いながら歩いていた。
それよりも標高が上がったことにより気温がぐっと下がり、風もまた若干強くなってきた事の方が不安だった。
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千丈沢乗越分岐からはいよいよ本格的に飛騨沢の急登が始まった。
ガレガレの道をジグザグに登っていくので思ったよりはキツくない。
しかし単調な登り&ガスで先が見えないので「乗越はまだかな〜」とずっと思いながら歩いていた。
それよりも標高が上がったことにより気温がぐっと下がり、風もまた若干強くなってきた事の方が不安だった。
2,700m〜2.800mと高度を上げていくと、何人か途中で諦めて引き返してくる人達とすれ違うようになった。
そして2,900mを過ぎる頃、一瞬だがガスが晴れて稜線が見えた。あともう少し!
しかし最後の100mは流石に斜度がキツくなって、ペースも少しスローダウンした。
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2,700m〜2.800mと高度を上げていくと、何人か途中で諦めて引き返してくる人達とすれ違うようになった。
そして2,900mを過ぎる頃、一瞬だがガスが晴れて稜線が見えた。あともう少し!
しかし最後の100mは流石に斜度がキツくなって、ペースも少しスローダウンした。
【13:30 飛騨乗越通過】
標高3,020m。日本で1番高い峠『飛騨乗越』に到着!
とその瞬間、飛騨側から吹き付けてくる風が全身を襲い体温を全て奪い去っていった。
ここは風の通り道……吹き溜まった雪の深さも身を切る様な寒さもこれまでとは段違い。一瞬で雪山の世界に変わった。
ここから槍ヶ岳山荘までの数百メートルがとても長く感じられた。
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【13:30 飛騨乗越通過】
標高3,020m。日本で1番高い峠『飛騨乗越』に到着!
とその瞬間、飛騨側から吹き付けてくる風が全身を襲い体温を全て奪い去っていった。
ここは風の通り道……吹き溜まった雪の深さも身を切る様な寒さもこれまでとは段違い。一瞬で雪山の世界に変わった。
ここから槍ヶ岳山荘までの数百メートルがとても長く感じられた。
【13:40 槍ヶ岳山荘到着】
本来ならば到着と同時に山荘の写真を撮る所だが、ぶっちゃけそんな余裕は無く寒風から逃れるように山荘に駆け込んだ。
←もう一度外に出て写真を撮ってくるのも嫌だったので山荘内の水場を撮影してお茶を濁す(笑
この頃にはここで幕営する気はこれっぽっちもなくなっていたので早速素泊まりの受付。
宿泊申込書を記入するが、寒さで指がパンパンに腫れているし震えは止まらないしでなかなか記入する事ができなかった。
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【13:40 槍ヶ岳山荘到着】
本来ならば到着と同時に山荘の写真を撮る所だが、ぶっちゃけそんな余裕は無く寒風から逃れるように山荘に駆け込んだ。
←もう一度外に出て写真を撮ってくるのも嫌だったので山荘内の水場を撮影してお茶を濁す(笑
この頃にはここで幕営する気はこれっぽっちもなくなっていたので早速素泊まりの受付。
宿泊申込書を記入するが、寒さで指がパンパンに腫れているし震えは止まらないしでなかなか記入する事ができなかった。
部屋に荷物を置くと、とりあえず何か温かいものを飲もうと自炊室へ行く事にした。
←自炊室は、山荘の突き当たりにある隠し扉的な鉄の扉を開け、その先の階段を昇った『屋根裏部屋』みたいな所にあった。
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部屋に荷物を置くと、とりあえず何か温かいものを飲もうと自炊室へ行く事にした。
←自炊室は、山荘の突き当たりにある隠し扉的な鉄の扉を開け、その先の階段を昇った『屋根裏部屋』みたいな所にあった。
しかも暖房も無く殺風景な部屋は冷凍庫のように冷え切っていた。
・・・一体これは何のお仕置きなんですか?
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しかも暖房も無く殺風景な部屋は冷凍庫のように冷え切っていた。
・・・一体これは何のお仕置きなんですか?
でもそんなお仕置き部屋のような自炊室でも、窓からの景色は最高だった。
15:00前頃から一時的にガスが切れて晴れ間が見えた時間帯があったのだが、ここから見えた槍ヶ岳は今まで見た中でも一番!
目前に迫ってくるようなその姿は物凄い迫力だし、なによりも小槍に手が届きそうなそんな錯覚さえ感じてしまう近さ!!
同時刻に自炊室にいた人達はみなこの景色に大盛り上がり!
自炊室は槍ヶ岳に一番近い建物の最上階にあるので、ある意味槍ヶ岳を見るには最高の穴場かもしれません。
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でもそんなお仕置き部屋のような自炊室でも、窓からの景色は最高だった。
15:00前頃から一時的にガスが切れて晴れ間が見えた時間帯があったのだが、ここから見えた槍ヶ岳は今まで見た中でも一番!
目前に迫ってくるようなその姿は物凄い迫力だし、なによりも小槍に手が届きそうなそんな錯覚さえ感じてしまう近さ!!
同時刻に自炊室にいた人達はみなこの景色に大盛り上がり!
自炊室は槍ヶ岳に一番近い建物の最上階にあるので、ある意味槍ヶ岳を見るには最高の穴場かもしれません。
【2日目:10月11日 5:00起床】
一旦4:00前に起床。そのまま起きて出発の準備をするつもりだったのだが、外の様子をみると星空は見えているものの物凄い風!
山荘の窓も凍り付いて開かない状態。今日はもうダメかもしれないと2度寝してしまった
それにしもテント泊してる人達は大丈夫だったんだろうか・・・
あの「ひょぉおおおお〜〜〜〜」と唸る風の音を聞いて今回素泊まりにして良かったと心底思った。
←夜明け前の槍ヶ岳(もう登ってる人もいた)
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【2日目:10月11日 5:00起床】
一旦4:00前に起床。そのまま起きて出発の準備をするつもりだったのだが、外の様子をみると星空は見えているものの物凄い風!
山荘の窓も凍り付いて開かない状態。今日はもうダメかもしれないと2度寝してしまった
それにしもテント泊してる人達は大丈夫だったんだろうか・・・
あの「ひょぉおおおお〜〜〜〜」と唸る風の音を聞いて今回素泊まりにして良かったと心底思った。
←夜明け前の槍ヶ岳(もう登ってる人もいた)
2度寝して再び外の様子を見てみるともう夜明け間近。
この頃には風もすっかり止んで昨日とうって変わって快晴!しかしめっちゃ寒い!!多分確実に氷点下!!!
(南岳小屋HPによると−8度だったらしいです)
そして辺りは一面雪景色と満天の星空だった。
←空が明るくなった頃
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2度寝して再び外の様子を見てみるともう夜明け間近。
この頃には風もすっかり止んで昨日とうって変わって快晴!しかしめっちゃ寒い!!多分確実に氷点下!!!
(南岳小屋HPによると−8度だったらしいです)
そして辺りは一面雪景色と満天の星空だった。
←空が明るくなった頃
今日は難所と言われている大キレット越えをするので不安だったが、昨年秋に八峰キレットを通った時と同様の積雪&雪質だったので「なんとかなるかな?」と思い、とりあえず行動プランを3つ考えた。
←常念乗越から昇る朝日
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今日は難所と言われている大キレット越えをするので不安だったが、昨年秋に八峰キレットを通った時と同様の積雪&雪質だったので「なんとかなるかな?」と思い、とりあえず行動プランを3つ考えた。
←常念乗越から昇る朝日
〆能蕕量槁犬脇邀拆屋まで⇒ここからキレットの様子を見て無理そうだったら氷河公園経由で上高地へエスケープ
△修亮,量槁犬亘綿羚盂戮泙尿佑海海ら涸沢へエスケープか北穂高で1泊
そして本来の最終目標は穂高岳山荘にテント泊して翌日白出沢から新穂高へ下山
⇒しかし飛騨側の積雪が多い場合はザイテングラートで涸沢へ下りるか岳沢経由で上高地へ下山
←登山道脇には霜柱がザクザク
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〆能蕕量槁犬脇邀拆屋まで⇒ここからキレットの様子を見て無理そうだったら氷河公園経由で上高地へエスケープ
△修亮,量槁犬亘綿羚盂戮泙尿佑海海ら涸沢へエスケープか北穂高で1泊
そして本来の最終目標は穂高岳山荘にテント泊して翌日白出沢から新穂高へ下山
⇒しかし飛騨側の積雪が多い場合はザイテングラートで涸沢へ下りるか岳沢経由で上高地へ下山
←登山道脇には霜柱がザクザク
という感じで、状況を見ながら今後の行動を決めようという事で、とりあえず出発の準備。
実は出発前に槍ヶ岳にも登りたかったが、大渋滞で何時間かかるか分からない状態。
以前2回登っているし、今回は登らずにキレット方面へと歩き始めた。
←槍ヶ岳の穂先は大渋滞
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という感じで、状況を見ながら今後の行動を決めようという事で、とりあえず出発の準備。
実は出発前に槍ヶ岳にも登りたかったが、大渋滞で何時間かかるか分からない状態。
以前2回登っているし、今回は登らずにキレット方面へと歩き始めた。
←槍ヶ岳の穂先は大渋滞
【7:00 槍ヶ岳山荘出発】
先ずは空身のままテント場付近まで登山道の様子を偵察。
槍ヶ岳山荘前は踏み固められた雪がアイスバーン状になっていたのだが、登山道へ出てみるとサラサラのパウダースノーで歩く度に雪がキュッキュと鳴る状態・・・「これだったら行ける!」と確信!
さっそく山荘まで荷物を取りに戻り、大喰岳〜南岳への縦走開始!
しかし明け方頃まではマジでキレットへの縦走も諦めていたので出発時間が遅くなってしまった。
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【7:00 槍ヶ岳山荘出発】
先ずは空身のままテント場付近まで登山道の様子を偵察。
槍ヶ岳山荘前は踏み固められた雪がアイスバーン状になっていたのだが、登山道へ出てみるとサラサラのパウダースノーで歩く度に雪がキュッキュと鳴る状態・・・「これだったら行ける!」と確信!
さっそく山荘まで荷物を取りに戻り、大喰岳〜南岳への縦走開始!
しかし明け方頃まではマジでキレットへの縦走も諦めていたので出発時間が遅くなってしまった。
テント場を過ぎ、昨日登ってきた飛騨乗越まで一旦下る。やはりこの辺りは風が強くて一段と寒かった。
そしてそこから最初のピーク『大喰岳』へと登る。
ここは飛騨側の山腹を登っていくのだが、風がモロに当たることと、朝はちょうど日陰になっているのでメチャクチャ寒かった。
←先月登ったばかりの笠ケ岳
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テント場を過ぎ、昨日登ってきた飛騨乗越まで一旦下る。やはりこの辺りは風が強くて一段と寒かった。
そしてそこから最初のピーク『大喰岳』へと登る。
ここは飛騨側の山腹を登っていくのだが、風がモロに当たることと、朝はちょうど日陰になっているのでメチャクチャ寒かった。
←先月登ったばかりの笠ケ岳
←左から笠ヶ岳〜双六岳〜三俣蓮華岳〜鷲羽岳の稜線
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←左から笠ヶ岳〜双六岳〜三俣蓮華岳〜鷲羽岳の稜線
そして大喰岳の肩まで登ると広いガレ場が現れた。
ここでザックから防寒着を取り出し着込む(登りだからすぐに暑くなるだろうと思っていたが寒さは予想を上回っていた)
←大喰岳の肩からみた槍ヶ岳方面(最奥の薬師岳は他の山々よりも一段と真っ白!)
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そして大喰岳の肩まで登ると広いガレ場が現れた。
ここでザックから防寒着を取り出し着込む(登りだからすぐに暑くなるだろうと思っていたが寒さは予想を上回っていた)
←大喰岳の肩からみた槍ヶ岳方面(最奥の薬師岳は他の山々よりも一段と真っ白!)
【7:30 大喰岳到着】
大喰岳山頂は登山道から少し外れた場所にある。
素通りして先に歩いていく人もいたが、登山道からガレ場をちょっと登るだけなので寄り道してみた。
←ここからの景色は最高!槍ヶ岳が目の前に見える
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【7:30 大喰岳到着】
大喰岳山頂は登山道から少し外れた場所にある。
素通りして先に歩いていく人もいたが、登山道からガレ場をちょっと登るだけなので寄り道してみた。
←ここからの景色は最高!槍ヶ岳が目の前に見える
【7:35 大喰岳出発】
←大喰岳からみた常念岳
こちら側から見る限りでは、常念岳〜大天井岳の稜線には雪は無いようにみえた。
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【7:35 大喰岳出発】
←大喰岳からみた常念岳
こちら側から見る限りでは、常念岳〜大天井岳の稜線には雪は無いようにみえた。
それにしても3000m峰の連なる稜線歩きは快適そのもの!!
しかも辺りには粉砂糖を振り掛けたような北アの山々が見渡す限り続いている!!
もう言う事ナシ!!!
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それにしても3000m峰の連なる稜線歩きは快適そのもの!!
しかも辺りには粉砂糖を振り掛けたような北アの山々が見渡す限り続いている!!
もう言う事ナシ!!!
大喰岳から南岳までは、風が吹くたびに粉雪が舞い上がってダイヤモンドダストみたいにキラキラと輝いてるなかを歩いていった。
それはもう本当に言葉では言い尽くせない程に最高の気分♪
←大喰岳の下りからこれから歩く縦走路を眺める(中岳〜南岳〜穂高方面)
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大喰岳から南岳までは、風が吹くたびに粉雪が舞い上がってダイヤモンドダストみたいにキラキラと輝いてるなかを歩いていった。
それはもう本当に言葉では言い尽くせない程に最高の気分♪
←大喰岳の下りからこれから歩く縦走路を眺める(中岳〜南岳〜穂高方面)
ここから南岳までの稜線歩きは、ずっと日当たりも良く凄く楽しかった!
多少のアップダウンはあるが景色を眺めながら歩けば全然辛くない。
←これから登る中岳
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ここから南岳までの稜線歩きは、ずっと日当たりも良く凄く楽しかった!
多少のアップダウンはあるが景色を眺めながら歩けば全然辛くない。
←これから登る中岳
そして雪道にも次第に慣れてきて、吹き溜まりに足型を作ったりパウダースノーと戯れたりと、雪遊びをしながら歩いていった。
←吹き溜まりでは10cm位の積雪があった
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そして雪道にも次第に慣れてきて、吹き溜まりに足型を作ったりパウダースノーと戯れたりと、雪遊びをしながら歩いていった。
←吹き溜まりでは10cm位の積雪があった
←中岳の山頂直下の2段梯子
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←中岳の山頂直下の2段梯子
梯子を上りきり尾根に出ると、南岳と北穂高岳、奥穂高岳が目に飛び込んできた。
←南岳の先に南岳小屋の屋根が見える
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梯子を上りきり尾根に出ると、南岳と北穂高岳、奥穂高岳が目に飛び込んできた。
←南岳の先に南岳小屋の屋根が見える
振り返ってみると今まで歩いてきた道が一望できた。
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振り返ってみると今まで歩いてきた道が一望できた。
【8:15 中岳通過】
尾根に出た所には道標があり、そこで写真を取り捲っていたのだが、中岳の山頂はそこから左に折れて少し先の所にあった。
←中岳の山頂から槍ヶ岳をみる
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【8:15 中岳通過】
尾根に出た所には道標があり、そこで写真を取り捲っていたのだが、中岳の山頂はそこから左に折れて少し先の所にあった。
←中岳の山頂から槍ヶ岳をみる
中岳山頂を過ぎるとガレ場の急降下が始まった。
地図上にはここの鞍部に水場があるらしいが、雪が積もってたし(というか水が得られるのは雪渓がある時期まで)なので水場が何処なのか分からなかった
←鞍部から下ってきた道を振り返る
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中岳山頂を過ぎるとガレ場の急降下が始まった。
地図上にはここの鞍部に水場があるらしいが、雪が積もってたし(というか水が得られるのは雪渓がある時期まで)なので水場が何処なのか分からなかった
←鞍部から下ってきた道を振り返る
【8:55 2980mピーク通過】
中岳を過ぎるとしばらくは穏かな稜線歩きが続き、気が付くと2980mピークに登っていた
←2980mピークから振り返って見た中岳〜大喰岳〜槍ヶ岳
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【8:55 2980mピーク通過】
中岳を過ぎるとしばらくは穏かな稜線歩きが続き、気が付くと2980mピークに登っていた
←2980mピークから振り返って見た中岳〜大喰岳〜槍ヶ岳
【9:15 天狗原分岐通過】
そして『エスケープ案その 戮療袈藐曲岐に到着
分岐から下の様子を見てみると池のような所に雪が積もっていた。
「これじゃ天狗池からの逆さ槍も見ることは出来なそうだ」と思い、このまま南岳小屋まで行ってキレットの様子を見てから判断する事にした。
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【9:15 天狗原分岐通過】
そして『エスケープ案その 戮療袈藐曲岐に到着
分岐から下の様子を見てみると池のような所に雪が積もっていた。
「これじゃ天狗池からの逆さ槍も見ることは出来なそうだ」と思い、このまま南岳小屋まで行ってキレットの様子を見てから判断する事にした。
←天狗が原へ下る登山道の様子
かなりの急傾斜!奈落の底に落ちていくかのようだ
雪で足元も滑りやすそうだし、ここの下りは怖そうだ
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←天狗が原へ下る登山道の様子
かなりの急傾斜!奈落の底に落ちていくかのようだ
雪で足元も滑りやすそうだし、ここの下りは怖そうだ
←天狗原分岐から南岳方面
ここから南岳はもう目の前
緩やかに下り少し登り返せば山頂だ
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←天狗原分岐から南岳方面
ここから南岳はもう目の前
緩やかに下り少し登り返せば山頂だ
【9:30 南岳到着】
ここからの穂高の眺めはなかなか絵になります
そしてここから南岳小屋は手が届きそうなところに見えた
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【9:30 南岳到着】
ここからの穂高の眺めはなかなか絵になります
そしてここから南岳小屋は手が届きそうなところに見えた
←南岳から今まで歩いてきた稜線を振り返る
バックに見える薬師岳が一段と白く輝いていて存在感があった
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←南岳から今まで歩いてきた稜線を振り返る
バックに見える薬師岳が一段と白く輝いていて存在感があった
さてここからは小屋までのんびりと下る
←南岳小屋の背後には北穂高岳や奥穂高岳が壁の様に聳えている
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さてここからは小屋までのんびりと下る
←南岳小屋の背後には北穂高岳や奥穂高岳が壁の様に聳えている
【9:40 南岳小屋到着】
そして最初のターニングポイント南岳小屋に到着。
ここまではとても順調だったので、山荘前のベンチでお湯を沸かして軽く食事。
時折吹き付けてくる風は冷たいが、気温も少し上がってきたのか我慢できないほどの寒さではなかった。
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【9:40 南岳小屋到着】
そして最初のターニングポイント南岳小屋に到着。
ここまではとても順調だったので、山荘前のベンチでお湯を沸かして軽く食事。
時折吹き付けてくる風は冷たいが、気温も少し上がってきたのか我慢できないほどの寒さではなかった。
結局ここで45分も休憩してしまったのだが、その間大キレットに突入していった人達が戻ってくる気配はなかった。
「どうやら大丈夫そうじゃね?」と言うことで、とりあえず獅子鼻まで登ってキレットの様子を見ることにした
←小屋の売店と奥の建物が冬季小屋。冬季小屋前の白い建物がトイレ(バイオトイレでとってもキレイ)
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結局ここで45分も休憩してしまったのだが、その間大キレットに突入していった人達が戻ってくる気配はなかった。
「どうやら大丈夫そうじゃね?」と言うことで、とりあえず獅子鼻まで登ってキレットの様子を見ることにした
←小屋の売店と奥の建物が冬季小屋。冬季小屋前の白い建物がトイレ(バイオトイレでとってもキレイ)
←南岳小屋のキャンプ指定地
誰もいないテント場。結構雪が積もっている感じ
キレットに行けそうもなかったらここでキャンプするつもりだった。
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←南岳小屋のキャンプ指定地
誰もいないテント場。結構雪が積もっている感じ
キレットに行けそうもなかったらここでキャンプするつもりだった。
【10:25 南岳小屋出発】
小屋から少し登り獅子鼻付近からキレットを見下ろしてみると、ナイフのように鋭く切り立った稜線はむしろこれまでよりも積雪は少ないように思われた。
登山道の雪も融けかかってきてるし何とか行けそうだ。
ここで最難関ルートの大キレットに突入する決心が固まった!
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【10:25 南岳小屋出発】
小屋から少し登り獅子鼻付近からキレットを見下ろしてみると、ナイフのように鋭く切り立った稜線はむしろこれまでよりも積雪は少ないように思われた。
登山道の雪も融けかかってきてるし何とか行けそうだ。
ここで最難関ルートの大キレットに突入する決心が固まった!
【10:30 大キレット突入】
いよいよ最難関ルートの大キレットに突入!
南岳南壁の獅子鼻から先は、一気に180mの下りが始まった。
飛騨側からの風に煽られながら岩場の隙間をすり抜けるように急下降するのだが、ザックが岩に挟まったりして少し下りにくかった。
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【10:30 大キレット突入】
いよいよ最難関ルートの大キレットに突入!
南岳南壁の獅子鼻から先は、一気に180mの下りが始まった。
飛騨側からの風に煽られながら岩場の隙間をすり抜けるように急下降するのだが、ザックが岩に挟まったりして少し下りにくかった。
岩場を過ぎてもまだまだ下る。
この辺りはまだなんてことない普通の下りなのだが「いま大キレットの中を歩いているんだ」と思うといつもとは違う緊張感が走った。
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岩場を過ぎてもまだまだ下る。
この辺りはまだなんてことない普通の下りなのだが「いま大キレットの中を歩いているんだ」と思うといつもとは違う緊張感が走った。
←そして長い鎖場を下り
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←そして長い鎖場を下り
←最後の最後に2段連続で梯子を下る
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←最後の最後に2段連続で梯子を下る
【10:50】
下り始めから20分でキレットの底に到達!
←少し離れたところから下ってきた岩場を振り返る
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【10:50】
下り始めから20分でキレットの底に到達!
←少し離れたところから下ってきた岩場を振り返る
そしてキレットの底からはこれから歩く縦走路がよく見えた
←切り立ったやせ尾根の先には長谷川ピーク
そして背後には北穂高岳が聳えている
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そしてキレットの底からはこれから歩く縦走路がよく見えた
←切り立ったやせ尾根の先には長谷川ピーク
そして背後には北穂高岳が聳えている
←下ってきた獅子鼻の岩場を見上げる
(尖がって見える岩が獅子鼻らしい)
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←下ってきた獅子鼻の岩場を見上げる
(尖がって見える岩が獅子鼻らしい)
ここからしばらくやせ尾根が続くが、長谷川ピークまでは比較的穏かな稜線歩きが続いた。
基本的に下りが多いので体力の消耗も少ない。
右手に笠ヶ岳・左手に常念岳の稜線を眺めながらのんびりと歩いていった。
←ここから見る常念岳は存在感抜群!
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ここからしばらくやせ尾根が続くが、長谷川ピークまでは比較的穏かな稜線歩きが続いた。
基本的に下りが多いので体力の消耗も少ない。
右手に笠ヶ岳・左手に常念岳の稜線を眺めながらのんびりと歩いていった。
←ここから見る常念岳は存在感抜群!
途中で小休憩しながら歩き、小1時間もするといよいよ長谷川ピークが目前に迫ってきた。
といっても南岳側から見る長谷川ピークは何の変哲もない普通のピークにしか見えず恐怖感は全くない。
むしろ登ってる最中に「あ、もしかしてここがHピークの登り?」とやっと気が付くほどだった。
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途中で小休憩しながら歩き、小1時間もするといよいよ長谷川ピークが目前に迫ってきた。
といっても南岳側から見る長谷川ピークは何の変哲もない普通のピークにしか見えず恐怖感は全くない。
むしろ登ってる最中に「あ、もしかしてここがHピークの登り?」とやっと気が付くほどだった。
しかしこの頃からどこからともなくガスが湧き始め、今まで歩いてきた北側のルートは既に真っ白なガスの中に隠れてしまっていた。
と同時にピークの直下で渋滞発生!
背後から迫ってくるガス塊から逃れ、少しでも周りの景色が見えるうちにピークまで辿り着きたいのだが……
気持ちは焦るものの、やせ尾根上では追い越す事もできずに、ただただ渋滞の列についていくしかなかった。
←長谷川ピーク直下から見た北穂高岳
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しかしこの頃からどこからともなくガスが湧き始め、今まで歩いてきた北側のルートは既に真っ白なガスの中に隠れてしまっていた。
と同時にピークの直下で渋滞発生!
背後から迫ってくるガス塊から逃れ、少しでも周りの景色が見えるうちにピークまで辿り着きたいのだが……
気持ちは焦るものの、やせ尾根上では追い越す事もできずに、ただただ渋滞の列についていくしかなかった。
←長谷川ピーク直下から見た北穂高岳
【12:00 長谷川ピーク到着】
ようやく長谷川ピークに到着!
折角なので岩をよじ登ってピークの上に立つ。
足場になるアンカーが打ち込まれているので比較的簡単に登れるが、Hピークと書かれた岩の尖端までは登れない様子
←Hピークの背後にはガスの塊が迫っている
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【12:00 長谷川ピーク到着】
ようやく長谷川ピークに到着!
折角なので岩をよじ登ってピークの上に立つ。
足場になるアンカーが打ち込まれているので比較的簡単に登れるが、Hピークと書かれた岩の尖端までは登れない様子
←Hピークの背後にはガスの塊が迫っている
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