記録ID: 494773
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
赤石岳・悪沢岳・聖岳(雨と靴ずれと私)
2014年08月12日(火) ~
2014年08月15日(金)
体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 31:46
- 距離
- 48.1km
- 登り
- 4,966m
- 下り
- 4,961m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:27
距離 11.5km
登り 1,847m
下り 353m
2日目
- 山行
- 9:06
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 10:16
距離 14.7km
登り 1,384m
下り 1,502m
3日目
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 8:37
距離 9.8km
登り 1,186m
下り 1,421m
天候 | ■12日(火) 椹島 雨 12℃ 無風 ヤマテン予報 くもり時々雨 気象庁予報 くもり ■13日(水) 千枚小屋(素泊まり) 晴れ 8℃ 風速2〜3m(体感) ヤマテン予報 晴れ 気象庁予報 くもり ■14日(木) 百間洞の家(テント泊) 雨 13℃ 風速5〜6m(体感) ヤマテン予報 霧のち晴れ 気象庁予報 くもり ■15日(金) 聖平小屋(テント泊) 小雨 無風 ヤマテン予報 晴れ 気象庁予報 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
静岡県の南アルプスエリアは、株式会社特殊東海フォレストという会社の社有地であるため、いろいろな決まり事があります。畑薙(はたなぎ)〜椹島(さわらじま)の送迎バスは無料ですが、小屋や避難小屋を一回以上、利用することが条件となっています(宿泊・素泊まり可。テント泊不可)。私は一泊目を素泊まりしました(雨が降っていたのでよかったですが・・・)。 畑薙において、3000円の宿泊利用券を購入し、それを小屋でつかって領収書をもらいます。その領収書がないと、帰りのバスに乗れません。無くした場合は、小屋に無線で問いあわせるなど、厳格に運用されているようでした。詳しい条件は、以下をご覧ください。 http://www.t-forest.com/alps/attention.html#name-bus ■送迎バスの実際 畑薙(はたなぎ)からの始発は、公式には8時が始発ですが、シーズン中は7時の始発が出ています。私は6時45分くらいの到着ですが、7時の始発の1台目に乗れました。始発には2台スタンバイしていました。また、帰りの便も、最大5台ほどで対応していましたので、出発時刻の便に乗れないということはない模様です。時刻表は以下をご覧ください。 http://www.t-forest.com/alps/bus_sawara.html ■聖岳登山口を利用する際の裏ワザ(注目!) 聖岳登山口からは東海フォレストの下山便に乗車することはできません。ですから、東海フォレストの下山バスを利用する場合は、椹島まで歩くか、椹島までのバスに乗らなければなりません(私は、椹島に向かってテクテク歩いていると東海フォレストのバスに拾ってもらいました。ありがとうございました)。 さて、皆様にお伝えしたいのはここからです。登山で一緒になった方に、温泉で教えてもらった情報ですが、井川観光協会運営のバスが聖岳登山口から出ていて、井川観光協会運営の山小屋(茶臼小屋、聖平小屋)を利用するとそのバスに乗れるんだそうです(領収書が必要だそうですが、口頭でも大丈夫だったそうです)。確かに一台スタンバイしていました。10時と13時10分の2便しかありませんが、是非利用してみては。詳しい情報は以下をご覧ください。 http://ikawa.ooi-alps.jp/aspsrv/asp_news/news.asp?DATE=20120707&ID=227 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■全体として 道は整備されており、標識やペイントもはっきりしています。昭文社の地図には、危険個所表示がありますが、すくなくとも北アルプスでは「危」表示にならないほどのレベルです。慎重にいけば、まったく問題ありません。 ただ、アップダウンが激しいコースですので、1日の累積標高が1500m近くになることも(初日と2日目)。テント装備を背負って(かつ雨でザックが濡れると)とてもハードでした。十分注意の上、計画をなさってください。 |
その他周辺情報 | ■温泉情報 赤石温泉 白樺荘がおすすめです。畑薙の駐車場から5分ほどで、日帰り温泉を楽しめます。施設も綺麗で、泉質もいいです。 http://shizuoka.mytabi.net/shizuoka/archives/shirakabaso.php |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ツエルト(2人用)
救急セット
ヘッドライトPETZL ZIPKA PLUS2
非常用防寒シート
手袋・フェイスマスク(1)
カッパ上mont-bellレインダンサー ジャケット Men's(1)
カッパ下mont-bellレインダンサー パンツ Men's (1)
ガスカートリッジPRIMUS IP-110(1)
バーナーPRIMUS P-153(1)
イグニッションスチール(1)
カートリッジホルダーPRIMUS P-CH(1)
コッヘルセットsnow peak(1)
手拭・ハンカチ・ティッシュ(1)
地図・コンパス(1)
高度計・時計Suunto Core Glacier Gray(1)
GPS GARMIN etrex20(1)
カメラOLINPUS TOUGH TG-1(1)
無線機STANDARD VX3(1)
非常食(6)
携帯食
水2.0L
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感想
■急きょ変更。南アルプス南部へ。
唯一長い休みをとれそうな、この時期に、4泊5日で北アルプスの裏銀座を計画していましたが、天気がどうもよくなさそう。ぎりぎりまで予報を見比べて、腹案としてあった南アルプス南部に行先を変更しました。悪沢岳、赤石岳、聖岳、光岳の4つの100名山を目指します。初日の小雨を凌げば、天気はよさそうです。
甲府盆地からは、よく見える悪沢岳、赤石岳、聖岳ですが、行くとなれば静岡まわりの4時間運転。朝2時半に家を出て、畑薙に向かいました。
■雨と靴ずれ。でも・・・
初日の雨は想定内でしたが、3日目と4日目の雨には参りました。おまけに靴ずれが初日に発生。使い慣れた登山靴も車にもっていっていたのですが、スカルパ ミラージュGTXのかっこよさについつい、「履きたい!」衝動が。やっぱり、履き慣らししてからじゃないとダメですね(反省)。
今回は、3日目を茶臼小屋までたどり着ければ、光岳へのピストンもありでしたが、ヤマレコにある通り、聖平小屋で精いっぱいでした。光岳とガスでなにがなんだかよくわからなかった聖岳は、いつか合わせてリベンジしたいです。
雨と靴ずれの苦行でしたが、2日目の悪沢岳〜赤石岳の縦走が晴天の中でできてよかったです。また、ライチョウに会いまくったのも、ラッキーでした。初日と3日目の雨の登山は思い出したくもありませんが、総じていい山行でした(と、快適な家でパソコンを打ちながら思う私であった)。
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コメント
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はじめまして。
先日自分も千枚〜悪沢〜赤石を周回しましたが、全行程で眺望なし!
天気がよければ本当はこんな景色が見えていたのか・・・と想像しながらレコを拝見していました。
聖の日は雨に打たれながらもテン泊の決断はすばらしい。
自分も2日目に同じような目に会いましたが、迷わず素泊まりにしました(笑)
しばらく南アルプス奥地は難しそうですが、いつかリベンジをしたいと思います。
P.S.
プロフを拝見しました。自分も山梨出身ですが、住んでいるときは山は眺めるもので登るものではないと思っていました。
現在は懺悔の山旅をしています(笑)
Sanchan33さん。コメントありがとうございます。
どこかで見たお名前だと思ったら、今回の南アの山行計画のためにSanchan33さんのレコをお気に入りにしていました。とても参考になりました。ありがとうございました。
二日目が晴天にあたって本当によかったです。三日目の聖岳の雨の山行も、恐らくはとてもいい天の道だったと思いますが、心の目では限界がありますね。また、いつかリベンジしたいです。
Sanchan33さんの白山や黒部五郎のレコ拝見しました。いい場所ですね。写真もコメントも、とても素晴らしい!! 逆に山梨からはそちらが遠く、いつか行ってみたい場所です。また参考にさせてもらいます。今後ともよろしくお願いします。
yama-ariさん、こんばんは
今年の夏は変な天気ですね。
私はヤマテン、気象庁、GPVと睨めっこしながら、アルプス断念しました。
それでも悪沢岳、荒川岳、赤石岳のメインを縦走した日が晴れで良かったですね。
この辺りはアプローチに時間がかかるためなかなか行けませんが、
写真を見て是非再訪しなければと思いました。
ところで今回はおひとりなんですね。
初日靴擦れのアクシデントにもかかわらず、お疲れ様でした。
hirokさん。ご無沙汰しております。
台風一過とはならず、もう秋雨前線とか。晴れに遭遇できず、待ちに待った夏山シーズンは何処へといった感じです。
しかも、ヤマテンも気象庁も、悪い方に外すことが多い(怒)。
最近のレコを見ると、みなさん悪天に苦労されていますね。
今朝のニュースでは、北アルプスの遭難の話題も出ていました。
全国の登山家が苦労する中、hirokさんは、ちゃんとエリアを絞って、ピンポイントで悪天を回避されている。すごいです。今や、hirokさんに、お天気情報、いやせめて「hirokさんは明日にどのエリアに行くのか」情報を出してほしいです(笑)。
今回訪問した南アルプス南部でも、8月に晴天にあたったのは、2日間だったようです。そんな中で、縦走メインの2日目が晴れということは、運が良かったとしか言えません。
よく一緒に山に行くことが多い、regさんとは、実は、別れました。冗談です。お盆の間だけです(笑)。彼とは、常に日帰り、最近ようやく一泊のテント泊もオプションで付けれるようになったという感じです。今回のような、悪天覚悟の連泊縦走には、彼の家族の許可が出るまであと5年ほどかかると思います(笑)。いや、案外、1年くらいかなあ〜〜。
それでは、また!
天気が悪いときの連泊縦走は多分断ります。多分。
ふと、レコの「最近の山であったかも?」で同じ日程・同じルートで歩いている人を見てもしやと思い拝見しました。百枚小屋で隣だったtamiyaです。
あの天候で聖平でのテン泊は男気ですよね。
自分も光岳が残ったので、聖岳のリベンジと合わせていつか実現したいですよね。
では、またどこかの山で!
tamiyaさん!! メッセージありがとうございます。
レコ拝見しました。まるで自分のレコを見るようで、コメントも含めて共感できます。
初めて宿泊した千枚小屋でご一緒させてもらい、最後の温泉まで一緒でしたもんね。
「じゃあまた」とお別れしたあと、もしかしてヤマレコで再会できるのではと、密かに待っていましたよ! 本当に見つけていただき、感謝です。
新調されたスカルパ ミラージュ楽しみですね。「履きならしてないので、今回は履いてきませんでした」とtamiyaさんがおっしゃられたとき、私とのレベルの差を認識しました(涙)。恥ずかしくて、「私、靴ずれ中です」と言えず・・・・(笑)。
それにしても、最後の滑落は、ケガが大したことなくて(といいつつも、温泉でみたときは痛そうでしが・・・)よかったですね。お互い、気を付けましょう。
勝手ながらフォローさせてもらいました。今後ともよろしお願いします。
仰るとおり、yama-ariさんのレコは、私のレコに見えました(写真に自分も居ましたし(笑))。
靴ズレ、自分も3日目になりました。もうこれで最後という段でもなるんですね。
自分もフォローさせていただきました。
yama-ariさんの精力的な山行には足元にも及びませんが、そちらもフォローします!
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