剱岳
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,684m
- 下り
- 1,682m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 8:44
- 山行
- 2:27
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 2:47
秋田市内から国道7号線で由利本荘市の磐城IC(15:28)まで行き,無料区間の日本海東北自動車道をにかほ市の金浦IC(16:13)まで利用。再び国道7号を使って南下し,秋田−山形県境を越えて酒田IC(17:59)から再び日本海東北自動車道へ入りあつみ温泉IC(18:30)で再度国道7号に乗って南下。山形−新潟県境を越え,村上市で朝日まほろばIC(20:07)でまた日本海東北自動車道へ。新潟中央JCT(21:00)からは北陸自動車道となるがそのまま有料道路を直進。上越市の大潟PA(22:55)まで来て疲れて眠くなり車内で仮眠(翌8月13日3:27まで)して再び北陸自動車道を進む。新潟−富山県境を越えた後,立山IC(5:18)を下りて県道3号や6号で立山駅着(5:45頃)。
立山駅からのケーブルカーの始発に間に合う時間に到着したが,すでに周辺の駐車場は混みあっており,立山駅から称名川の上流方向の南岸にある駐車場に車を止めた。立山駅のケーブルカー乗り場までは約700m。準備をして10分ほど歩いて乗り場に来た。乗り場には切符を買う人の行列が長く続いており,7:50発の乗車券をやっと買うことができた。あわよくば日帰りで剱岳往復も考えていたが,ここで1時間半待ちとなったのでいよいよ日帰りをあきらめた。いったん車に戻り,寝袋とツェルトをリュックに入れた。ツェルトはトレッキングポール(ストック)を使ってテント状に建てることができるタイプのものだがここで初めて使う。銀マットも持っていたが,じゃまになると思って車に置いたままにした。後で知ったが,ケーブルカーのチケットはネット販売で前売りで手に入れることができるようだ。
リュックには簡単な防寒着,飲料として500mlペットボトル6本,ウィダーインゼリーなどゼリー状の食べ物とカロリーメイトを入れた。あとはストックと岩場用ヘルメット。
立山ケーブルカーで美女平までは6,7分で到着。ケーブルカー内は込み合うのでリュックなどの荷物は客車の外の荷物荷台に乗せてもらう。美女平からはバスで室堂まで約50分。室堂には9:00着。立山駅からケーブルカーとバスで室堂までの運賃は1人2430円。美女平からのバスはリュックが10kgを超えると300円の追加料金がかかる。
2日目の8月14は日天候が下り坂という予報でもあったので,13日のうちに剱岳の山頂に立ち,剱沢キャンプ場で泊。翌日は奥大日岳に登ってから帰ろうかとも思ったが疲れて足が重く,室堂まで直接下りた。室堂ターミナルからは10:40発の美女平ゆきのバスに乗ることができた。帰りは荷物が軽くなったので10kg以上の荷物の追加料金を払う必要はない。
天候 | 8月13日ー晴、8月14日ー霧・雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
シェラフ
ヘルメット
|
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備考 | 持って行けば良かったもの:テントマット |
感想
1日目の8月13日は,室堂からみくりが池,雷鳥沢の野営場を通って雷鳥沢沿いを剱御前小舎を目指した。みくりが池温泉の建物のあたりでは地獄谷からの火山ガスが強くて,風向きによっては目が開けられない瞬間がある。雷鳥沢の急坂を頑張って登ったが,後から考えると自分にとってはオーバーペース気味。
剱御前小舎から先の剱山荘までは雪が残っており,雪渓ではアイゼンが必要と剱御前小舎付近に書いてあった。実際に雪は残っていたが,雪渓は急傾斜でもなく,結果的にはアイゼンがなくても十分に歩ける程度。雪渓を越えて斜面をトラバースするあたりで雷鳥が目の前を横切っていった。ハイマツの中にすぐに隠れてしまったので写真を撮ることはできなかったが,本物の雷鳥を初めて見た。
一服剱まで来たが,かなり疲れた。剱岳頂上までどれだけ時間がかかるのかわからないが,これから険しい岩場が続くことが予想され,リュックをデポして頂上を往復することにした。標高が上がってきたので天気は悪くないがそれなりに涼しく,飲み物も持っていかず,ヘルメット,カメラ,ハンディGPS(ガーミンetrex30)だけを持って先に進んだ。
一服剱でできるだけ飲み物を飲み,ゼリー状の食べ物も流し込んだ。それまでも大量のスポーツドリンクなどを飲んでいたが,そのうちおなかがごろごろし,便意を我慢できなくなってしまった。岩場の道にはほとんど隠れるところがないが,前剱あたりの岩陰で用を足してしまった(大便)。ビタミンC入りのドリンクを飲みすぎると下しやすくなることには注意したい。
かなり足も疲れているが,カニのカニの縦バイのあたりでは足がつる寸前。厳しい岩場であるが,年配の方や女性や子供もいて,よくこんなところに来られるものだと感心してしまう。登山の岩場用のヘルメット着用率は高く,8,9割くらいのように思う。
剱岳の頂上に立った時は午後3時くらいで,この日の最後に登ってきた部類のようだ。まわりには若者男子のグループが何組かいるという状況。若者たちは下りも結構なスピードで降りていく人が多く,同じスピードではなかなかついて行けない。彼らは前剱小屋や剱沢小屋でこの日は泊まるらしい。
結構フラフラになってやっと剱沢キャンプ場に着いた。キャンプ場利用代は500円。管理小屋でアルバイトの女子大生から説明を聞いて使用料を支払う。空いているスペースにテントを張ってよいということだったので,説明書を改めて見ながらトレッキングポールとひも使ってツェルトで寝る空間を作った。ペグは持っていないのでトレッキングポールを引っ張るひもを大きめの石にくくりつけ,ツェルトのすそを石を置いて固定した。今回はしっかりした自炊食料を持参しなかったが,やわらかいビスケット状のカロリーメイトやゼリー食品を持っていたのでツエルトの中でかじった。
持参したツェルトはロングタイプでなく,背が高くない自分でも足を伸ばすとはみ出てしまう。体を伸ばして寝るならロングタイプのツェルトの方がよいようだ。また,寝袋の下に敷くマットを持参しなかったが,地面からの冷気で熟睡できない。かなり疲れているので寝つけると思っていたが,寒いと寝られないものだ。高地でのテントにはマットが必需品ということも学んだ。朝方雨が降ったが,少々の雨であればツェルトの布地は雨を通さないので問題はなかった。ただ,寝ているうちに体を伸ばし,支柱に使っていたトレッキングポールを自分で蹴ってしまったらしく,朝確かめると斜めに傾いていた。
翌朝,周りのテントから出てきた人たちの多くはこれから剱岳に向かうようだ。剱沢キャンプ場までテントを背負ってきてその日は休み,起きてから剱岳に行く方が余裕をもって登ることができる。
うまく眠れなかったし,疲れがとりきれず,歩くのもかなり足が重い。剱御前小舎を経て奥大日岳に登ってから帰ろうかとも思っていたが,そんな元気はなく,直接室堂ターミナルへと戻った。みくりが池手前あたりで雨に降られたが,10:40発のバスで美女平,美女平からケーブルカーで立山駅に下りてきた。
あわよくば剱岳日帰りで室堂を往復しようとしたが,始発のケーブルカーに乗れたとして最終便で立山まで戻るには,今の自分の体力では難しかったように思う。
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