和賀岳(高下登山口ピストン)〜じぇじぇじぇ和賀山塊の最高峰へ試練のテント泊..懐が広い山にいだかれて
- GPS
- 13:25
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,390m
- 下り
- 1,395m
コースタイム
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 8:28
- 山行
- 2:39
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:39
天候 | 29日 曇り時々晴れ 夕方に雨 30日 曇り後晴れ 時々雨 【和賀岳の天気】http://www.mapion.co.jp/smp/weather/spot/L0585318/ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船 飛行機
【盛岡駅から】国道46号線から県道1号線経由で約70分。 【花巻空港から】県道12号線で約90分。 【北上ICから】秋田自動車道湯田ICから県道1号線にはいって約50分。一般道は国道107号線から県道1号線にはいって約110分。 ■経路 【行き-28日】桜山(15:09)=千種(15:22)(15:26)=勝川(15:34)(15:45)=空港連絡バス=空港前(16:03)...小牧空港(17:10)=FDA357=いわて花巻空港(18:20)=盛岡(20:30) 盛岡泊 【帰り-31日】盛岡駅(9:30)=東北自動車道=仙台港(12:00)(12:50)=船中泊=9/1 名古屋港(10:30)(11:02)…野跡駅(11:08)(11:13)=市営バス金山25号系統=金山(11:56) ▼交通機関 ┣地下鉄 桜山→千種¥230 ┣JR 千種→勝川¥200 ┣空港連絡バス 勝川→空港前¥300 ┣小牧→いわて花巻空港¥16300(サーチャージ¥1500含) ┣レンタカー¥16000+燃料費¥980 ┣太平洋フェリー 仙台港→名古屋港¥6300 ┗バス 名古屋港→金山駅¥200 合計: 【FDA】http://www.fujidream.co.jp/mobile/_smartphone.html 【太平洋フェリー】http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/sp/index.html ■駐車場 高下登山口に無料駐車場があります。登山口まで工事中のため500m手前に臨時のスペースがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況 ・高下登山口~赤沢分岐 渡渉点~こけ平 いずれも急登。標高差のわりに登りにくいです。登山道は赤沢分岐まではしっかりしてます。それより先は階段もなく赤土の登山道で幅も50cmしかなく、かなり崩壊してますので歩きづらいです。 ・水場は2カ所高下分岐からあります。 ・和賀川渡渉点は水深50cmほど。ストックとサンダルで、靴は脱いで、わたります。和賀川の増水時は渡渉ができません。 ■他の情報 ・テント場は渡渉点からすぐのところにあり。4~5張可能で、焚き火場もあります。 ・季節は、梅雨明けからお盆までは、晴天が続きますが、お盆過ぎると急に雨が多くて昼間は晴天で夜は雨になります。このあと1週間くらい晴れたら、もう秋です。 ・日本でも有数のマタギが活躍した地域です。クマは普通にいます。 ・野性動物の宝庫なので、クマよりもアブやブヨ、蚊などがやっかいで、猛攻撃にあいます。服の上からでも吸われますので、防虫スプレーと虫刺されの薬(抗生物質入りのリンデロンがオススメ。ちなみに梅雨明けからお盆までがピークです。 ■登山ポスト 登山口にあります。 ■トイレ ありません。盛岡からだと貝沢にある公衆トイレ、北上からだと弁天島にある公衆トイレが最後です。あとは携帯トイレを利用。 ■登山道などの状況 【登山ガイド/西和賀町観光商工課】http://www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/13,0,116,html |
その他周辺情報 | ■イベント・その他 ・地域情報 【西和賀町観光協会】http://www.yamanoideyu.com/ ・温泉 【沢内銀河高原ホテル(沢内高原温泉)】 http://www.gingakogen.com/ 【沢内バーデン(志賀来温泉)】http://www.nisiwaga.net/sawauti_baden/ 【砂ゆっこ(槻沢温泉)】http://www.echna.ne.jp/~yudasan/suna.htm 【ふれあいゆう星館(左草温泉)】http://www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/13,761,41,html 【真昼温泉】http://www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/13,1337,41,html 【峠山パークランドオアシス館(峠山温泉)】http://www.echna.ne.jp/~yudasan/oases.htm 【穴ゆっこ(錦秋湖温泉)】http://www.echna.ne.jp/~yudasan/ana.htm 【ほっとゆだ駅(川尻温泉)】http://www.echna.ne.jp/~yudasan/hot.htm 【湯田温泉峡/西和賀町観光協会】http://www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/13,0,41,html 【日本秘湯を守る会】 http://www.hitou.or.jp/ ・宿泊 【東横イン】http://www.toyoko-inn.com/sp/#bmb=1 ・アウトドアショップ 【ICI石井スポーツ盛岡店】http://ici-sports.com/shop/morioka.html 【モンベル盛岡南店】http://store.montbell.jp/search/shopinfo/?shop_no=618881 【イーハトーブ釣具店】http://machland.com/fishing/ 【上州屋新盛岡店】http://www.johshuya.co.jp/shop/shop.php?s=114 【上州屋上堂店】http://www.johshuya.co.jp/shop/shop.php?s=190 ・その他 コンビニはありません。盛岡からだと雫石の172号線と県道1号線の分岐にあるローソンが最後のコンビニです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | ・ナガサ...マタギが使うナタです。ヤブコギ、焚き付けの流木の準備、魚の調理など万能です。500gはあるので多少重いのが難。 ・釣竿♪...和賀川渡渉点の周辺は国指定の環境保全地域です。 ・源流疏行は...サワタビとネオプレーンのスパッツが要ります。これを持参すると装備が確実に重くなるので、目的はしぼったほうがいいですね。 ・装備はUL...源流を素行するときは装備がたいへん。和賀岳では遊び道具はもたず、沢登りはひかえたほうがいいと思いました。 ・テントはコンパクトさがまる...慣れればツェルトかシングルのテントがいいとおもいました。限りない物欲(´д`|||)。和賀岳では、雨と虫の猛攻撃は必然!!なので頭が痛い。 |
感想
◼いつも麓から眺めていた山のピークへ
日本でも有数のブナの原生林が広がる和賀山塊。沢内は沢内マタギの里。2003年にはじめてこの地に入ってから、あちこちの沢を釣り歩きましたが、山には入らずじまい。
一昨年は、早池峰山と八幡平に行き、駆け足の日帰りダブルヘッダーを体験。
今回は、4泊5日の行程のうち、山行きは1泊2日。早朝に出れば日帰りで帰ってこれる山ですが(もっとも日帰りでは体がもたず、しんどいということに後で気がつく)、10年以上眺めていただけの山のピークをようやく目指します。
私の師匠の庭なので、入る前にかっこ「これから沢内に入ります」と一声かけてから入るという→私って普通の登山者かなあ?と思いながら、師匠があるきつくした山に入らせていただきました。私の師匠は、10年以上前に和賀川の源流調査をされた方でもあります(*´∀`)ノ。
師匠は、IBC岩手放送平成20年9月21日放送「IBC自然スペシャル和賀岳探訪〜原生林と花畑を行く〜」に出られてます( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆。ちなみに私はこの番組でラフティングの際の無様な姿がいくつか撮られてました!Σ( ̄□ ̄;)
◼和賀岳(難易度★★★☆☆)
師匠曰く「和賀岳は手強いよ」と言っておられたのが印象的。
「標高は1400mそこそこだけど80%登ったと思ったら、一回降りてまた登り直しだから」「アプローチはかなり長い」...いわば、穂高に登って一回下山して槍に登るようなもの( ・◇・)?
実際、コースのほとんどは樹林帯で、眺望がのぞける場所は稀。登山口からはブナの巨木が乱立し、トトロの森です。
高下登山口からしばらくすると高下分岐。分岐をすぎると水場が2ヶ所あります。持参の水を全部入れ替え。昔ながらのフキで作ったコップで水を飲むと身も心も洗われました。登山口から1時間ほどで和賀川渡渉点に到着し、テントを幕営。荷物をデポしてピークを目指します。急登→降りる→渡渉→急登で、標高のわりに登りにくいといわれる意味がわかりました。あと90%は樹林帯で眺望がなく目標ができないので精神的に悪い。・゜゜(ノД`)
こけ平より先はいままでの苦労するだけの登山から一変して1400mとは思えないアルプスムードたっぷりの品格あるコースです。疲れた足も知らずにあっという間に山頂です。ともかく肉体的にも精神的にもぼろぼろになるルートです。これが北アルプスならかわいい山ガールの癒しでなんとかなりますがずーっと1人なので足がつろうが、膝が笑おうが助けてくれるのは自分だけ( ノД`)…
和賀岳の向かいに真昼岳がありますが、こちらは登山口に吊り橋があり簡単に登れる山。たぶんなかなか人をよせつけないとこが山本来の姿なんでしょうね‼これが、和賀川に吊り橋があって、アップダウンがなければただの山かも(゜゜;)(。。;)
山頂は、和賀山塊の最深部で侮れないです!Σ(×_×;)!。奥羽山脈、北上山地の主峰で、北からのオホーツク高気圧がぶつかり雲が厚く、そのせいか標高1400mを感じさせず、かといって北アのような荒々しい雰囲気もなく女性的な品格のある山です。
時期ははずしましたが、シーズンだとニッコウキスゲの大群落が稜線に広がるそうです。テントを張って、焚き火を囲んでのんびり登りたい山。難易度は星★★★としましたが、中級程度の経験があって精神力さえあれば、よいかと思います。
◼沢登り その1...和賀川(難易度★★★★☆)
挫折・・・(;´Д`)
◼沢登りその2...高下川(難易度★☆☆☆☆)
まあまあかなあ( ・◇・)?
2年前に来たときから渓相が変わってしまいました。
◼雑記
和賀山塊の川は多少増水してても渡れないことはないですが、数年前に高下川を渡渉しようとしてもうすぐわたりきるというとこで、急にきた水に足を取られ、一回転して草に手を伸ばして事なきを得たことがあります。それでも渡って沢を登りましたが、これはいけない例ですので無理はしないほうがいいですね。和賀山塊の最深部。原生林と山の恵みを感じます>゜))))彡
現地に住む師匠からは、「岩手側だと山容はてっぺんしかみえないし、しんどいだけだけど、秋田側からもてっぺんしか見えない。やっぱり奥深い山」というんだそうです。今度は秋田から登ろうかなあ...限りない登山欲(笑)
下山後は、師匠、現地の知り合いと大学の後輩と高下の途中ブナ林の中でコーヒーを飲み、盛岡で食事をして帰りました(*´∀`)ノ
ちなみにタブレットを持参。帰りはフェリーでゆっくりヤマレコタイム。いつもながら船室には寝るときだけで、ロビーのコンセントが使える椅子に座ってました。名古屋には翌日の10:30に到着。フェリー乗り場から市バスに乗り、野跡駅で金山行きに乗り換えて帰りました。ただし、野跡駅から大粒の雨が降り、今回雨具がまぎわになって活用されました。
edusさん
こんばんは
東北岩手への長期出張お疲れ様でした
このあたりの山は皆目見当がつきませんが
花あり魚あり、そして師匠との再会ありと
大変満足ゆく山行だったことでしょう。
この宙ぶらりんの天気の中、まずまず
恵まれなによりでした。
さあ東北は一足先に秋模様ですが
こちらはこれから。秋山存分に楽しみたいものですね
kazu97さんこんばんは(*´∀`)ノ
まだフェリーの中で、出港からずっとタブレットでヤマレコってます(笑)
2年ぶりで東北に行きました。といっても、10年前からのぼりたくって目標にしていた山であったので、一際感慨深く、いざ登って、やっぱり侮れないと思いました。北アルプスのほうがよっぽど楽です!Σ( ̄□ ̄;)
今どき、源流域の川のそばでテント泊ができてしかも焚き火ができるってそうないので、貴重ですね。テン場に大きなブナがはえてて、とってもよかったです。
この時期の東北は、天気が読めないのですが、山の神様が微笑んでくれたようで、天気にも恵まれました。
秋山と言えば、今年は白山にまだいってなかったので、穂高か白山か悩むとこ(  ̄▽ ̄)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する