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Yamareco

記録ID: 504410
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

テン泊の後立山縦走【扇沢〜爺ヶ岳〜鹿島槍〜五竜〜唐松〜八方尾根】

2014年09月03日(水) ~ 2014年09月05日(金)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
19:37
距離
30.2km
登り
3,280m
下り
3,081m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:22
休憩
0:40
合計
6:02
距離 9.2km 登り 1,519m 下り 476m
8:44
15
8:59
0:00
55
9:54
0:00
80
ケルン
11:14
11:22
43
石ベンチ
12:05
12:19
40
12:59
13:04
19
13:23
13:26
46
14:12
0:00
11
14:23
14:33
13
14:46
冷池山荘テン場
2日目
山行
6:36
休憩
0:59
合計
7:35
距離 8.7km 登り 1,171m 下り 1,152m
6:18
42
宿泊地
7:00
0:00
41
7:41
7:45
22
8:07
8:10
5
吊尾根北峰分岐
8:15
0:00
6
8:21
8:28
36
吊尾根北峰分岐
9:04
0:00
14
9:18
9:30
58
10:28
0:00
27
口ノ沢のコル
10:55
11:03
98
北尾根ノ頭
12:41
12:48
3
五竜岳分岐
12:51
13:09
4
13:13
0:00
40
五竜岳分岐
13:53
3日目
山行
5:23
休憩
1:02
合計
6:25
距離 12.3km 登り 604m 下り 1,476m
5:35
49
6:24
0:00
71
7:35
7:41
18
7:59
8:02
11
8:13
8:20
25
8:45
0:00
50
9:35
0:00
35
10:10
10:13
19
10:32
11:15
45
黒菱平〜うさぎ平〜八方駅
12:00
白馬駅
天候 《9/3》晴れ、のち曇り
《9/4》晴れ、のち曇り一時雨
《9/5》雨
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
9/3
0300自宅発〜0700信濃大町駅着(自家用車にて移動)
0800信濃大町駅〜0840扇沢(アルピコ交通扇沢線 バス1,360円)
http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/ogizawa/
9/5
1030黒菱平〜1037うさぎ平(アルペンクワッドリフト300円)
1100うさぎ平〜1108八方駅(ゴンドラアダム950円)
http://www.happo-one.jp/green/trekking/alpenline.html
1120八方駅〜1200白馬駅(徒歩…ちょっと寄り道)
1226白馬駅〜1307信濃大町駅(JR大糸線 500円)
http://www.jreast-timetable.jp/1409/timetable/tt1216/1216020.html
コース状況/
危険箇所等
《扇沢⇒柏原新道⇒種池山荘》
登山口に登山ポスト有り。
しっかりと整備された登山道で、危ない箇所はありません。
《種池山荘⇒冷池山荘》
爺ヶ岳の南峰・中峰のピークは踏めますが、北峰は登れません。
特に危ない箇所はありません。
《冷池山荘⇒鹿島槍南峰》
特に危ない箇所はありません。
《鹿島槍南峰⇒八峰キレット小屋》
岩場でのクサリ、ハシゴが多いのですれ違い注意下さい。
今回は途中の吊尾根にてヘルメットを装着しましたが、南峰で装着した方が良かったかもしれません。
《八峰キレット小屋⇒五竜岳》
岩峰の連続です。ご注意下さい。
《五竜岳⇒唐松岳》
五竜山荘北にあるハイマツ帯を抜けると岩場がありますので、ご注意ください。
今回は降雨で風も強く視界不良だったため、八峰キレットより慎重に行動しました。
《唐松岳⇒八方池山荘⇒アルペンクワッド乗場》
ひたすら下ります。特に危ない箇所はありません。
その他周辺情報 冷池山荘…テント代600円、水150円/L、オレンジジュース300円
五竜山荘…テント代700円、水100円/L、コーラ400円

下山後、大町温泉郷の薬師の湯に寄りました。
信濃大町駅の観光案内所などに置いてある割引券を使い、700円⇒500円で入湯。

信濃大町駅周辺にもソースカツ丼屋がありました、『昭和軒』。
安くておいしくてボリュームがあり、おすすめです。
信濃大町駅8時発のバスに乗車。徹夜での移動でしたのでバス乗車直後に爆睡です
信濃大町駅8時発のバスに乗車。徹夜での移動でしたのでバス乗車直後に爆睡です
気付いたら扇沢に到着
1
気付いたら扇沢に到着
ガスが気になります
1
ガスが気になります
柏原新道口まで歩いて下ります
柏原新道口まで歩いて下ります
橋を渡ってすぐ左に登山口
橋を渡ってすぐ左に登山口
登山届を出します
1
登山届を出します
思った以上にしっかり整備された柏原新道。でも睡眠不足にはちとキツイ登り…
思った以上にしっかり整備された柏原新道。でも睡眠不足にはちとキツイ登り…
20名弱の団体さんからザックをバンバン叩かれて励まされました(笑)
1
20名弱の団体さんからザックをバンバン叩かれて励まされました(笑)
ケルン。既に周囲はガスで見えません
ケルン。既に周囲はガスで見えません
ガスが多くなってきた
ガスが多くなってきた
見上げると幻想的なモノトーンの陰影
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見上げると幻想的なモノトーンの陰影
まるで石畳
本当に水平
石ベンチ。折角だから小休止
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石ベンチ。折角だから小休止
身体が重い…ポールを装着です
身体が重い…ポールを装着です
このあたりからガスを抜けて、
このあたりからガスを抜けて、
鳴沢岳(かな?)が見えてきました
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鳴沢岳(かな?)が見えてきました
鉄砲坂を登ると森林限界が近いです
鉄砲坂を登ると森林限界が近いです
種池山荘が見えてきました
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種池山荘が見えてきました
まだ爺ヶ岳がハッキリ見えます。地元の方のお話しだと、この日の早朝は鹿島槍山頂は最高の眺望だったとか
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まだ爺ヶ岳がハッキリ見えます。地元の方のお話しだと、この日の早朝は鹿島槍山頂は最高の眺望だったとか
爺ヶ岳を目指します
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爺ヶ岳を目指します
ちょっとバテ気味のところ、ガスってきました
ちょっとバテ気味のところ、ガスってきました
結構ガスが上がってきてる…!!
1
結構ガスが上がってきてる…!!
南峰に到着。鹿島槍は隠れてますね
2
南峰に到着。鹿島槍は隠れてますね
急いで中峰へ
鮮やかでした
中峰で。誰もいませんので…
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中峰で。誰もいませんので…
冷池山荘までのんびりと
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冷池山荘までのんびりと
冷乗越。もう少しで山荘です
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冷乗越。もう少しで山荘です
冷池山荘着。いつの間にかCCレモンを欲するようになってますが、無かったのでオレンジジュース
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冷池山荘着。いつの間にかCCレモンを欲するようになってますが、無かったのでオレンジジュース
山荘からちょっと上がってテン場です。水汲みやトイレが少し面倒です
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山荘からちょっと上がってテン場です。水汲みやトイレが少し面倒です
この日は10張りほどのテント
この日は10張りほどのテント
色合いが微妙になってしまいましたが、ちゃんと旨かったです。夕飯はトマトソースのリゾットっぽいやつ
色合いが微妙になってしまいましたが、ちゃんと旨かったです。夕飯はトマトソースのリゾットっぽいやつ
二日目の朝。アラームをセットしないまま完全に寝入ってしまい日の出と供に起床。て言うか10時間一度も起きずに寝坊しました(汗
3
二日目の朝。アラームをセットしないまま完全に寝入ってしまい日の出と供に起床。て言うか10時間一度も起きずに寝坊しました(汗
朝食を摂りながらご来光を撮る
3
朝食を摂りながらご来光を撮る
雲に隠れてますが剣が少しモルゲンで良い感じ
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雲に隠れてますが剣が少しモルゲンで良い感じ
まずは布引山目指します。
ちなみに起きてから急いでパッキングしほぼ1時間で完了できるなんて今まで無いです(汗
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まずは布引山目指します。
ちなみに起きてから急いでパッキングしほぼ1時間で完了できるなんて今まで無いです(汗
朝露のチングルマがきれいです
2
朝露のチングルマがきれいです
シシウドも輝いてます
シシウドも輝いてます
ちょっと振り返って爺ヶ岳
2
ちょっと振り返って爺ヶ岳
布引山。視界良好でした
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布引山。視界良好でした
布引山からは日本海と能登半島(だと思う)が見れました
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布引山からは日本海と能登半島(だと思う)が見れました
既にガスってますが、鹿島槍を目指します
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既にガスってますが、鹿島槍を目指します
ホタルブクロ
鹿島槍南峰。周囲の眺望ありません
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鹿島槍南峰。周囲の眺望ありません
天候が崩れる前に次に向かって急ぎます
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天候が崩れる前に次に向かって急ぎます
北峰へは岩場を通過
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北峰へは岩場を通過
吊尾根分岐にザックをデポして、
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吊尾根分岐にザックをデポして、
鹿島槍北峰。ガスってて鹿島槍北壁なぞ全く見れず
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鹿島槍北峰。ガスってて鹿島槍北壁なぞ全く見れず
五竜岳はガスってない!!テンションアップ!
八峰キレットの岩峰から
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五竜岳はガスってない!!テンションアップ!
八峰キレットの岩峰から
二日目にしてやっと剣の先がチラリと見えました!
二日目にしてやっと剣の先がチラリと見えました!
五竜岳山頂がハッキリと見えます。…8:30頃はまだ良かったんですよね
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五竜岳山頂がハッキリと見えます。…8:30頃はまだ良かったんですよね
キレットです。先月の事故はお悔やみ申し上げます
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キレットです。先月の事故はお悔やみ申し上げます
滑落しないように慎重に通過
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滑落しないように慎重に通過
ちょっと慎重にヘツリます。もうすぐキレット小屋です
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ちょっと慎重にヘツリます。もうすぐキレット小屋です
見えてきました
カッコいい〜!!
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カッコいい〜!!
五竜目指します
口ノ沢のコル手前で猿の群れにあいました。子猿が沢山いました
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口ノ沢のコル手前で猿の群れにあいました。子猿が沢山いました
お猿達、縦走路とは全く違う方向ですがやたらと落石させてました
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お猿達、縦走路とは全く違う方向ですがやたらと落石させてました
ちょうど北尾根ノ頭を歩いていた時、ヘリの轟音が…
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ちょうど北尾根ノ頭を歩いていた時、ヘリの轟音が…
口ノ沢あたりでしょうか?何かあったんでしょうか…
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口ノ沢あたりでしょうか?何かあったんでしょうか…
岩峰の連続が始まります
岩峰の連続が始まります
ハッキリとしたマークですので明確な縦走路
ハッキリとしたマークですので明確な縦走路
多少バテてますが、岩場だと元気が出てきますね
多少バテてますが、岩場だと元気が出てきますね
気を付けつつも、楽しみました
気を付けつつも、楽しみました
振り返ってG5かな?
振り返ってG5かな?
もう少しで五竜の頂上
もう少しで五竜の頂上
「後立山縦走路」良いですね〜!ここにザックをデポ
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「後立山縦走路」良いですね〜!ここにザックをデポ
五竜岳登頂!でもガッスガス…
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五竜岳登頂!でもガッスガス…
一瞬ガスの切れ間が!
2
一瞬ガスの切れ間が!
五竜山頂では、男性お二人と写真の撮り合いっこ
五竜山頂では、男性お二人と写真の撮り合いっこ
五竜山荘に向かいますが足場が濡れており、まだまだ気が抜けません
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五竜山荘に向かいますが足場が濡れており、まだまだ気が抜けません
おぉ!良い眺め!!
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おぉ!良い眺め!!
五竜山荘でコーラ
五竜山荘でコーラ
夕飯に味噌野菜ラーメン+生卵
夕飯に味噌野菜ラーメン+生卵
二日目の夜はテン場を独り占め。周りに誰もいないはずなのに、あの夜中の足音は何だったんだろう???正直怖かった…
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二日目の夜はテン場を独り占め。周りに誰もいないはずなのに、あの夜中の足音は何だったんだろう???正直怖かった…
朝カレーです。三日目はちゃんと起きましたが、夜中の不思議な足音が気になります
朝カレーです。三日目はちゃんと起きましたが、夜中の不思議な足音が気になります
ご来光だけどガス。って言うか既に小雨。その代りきれいなものが見れました
3
ご来光だけどガス。って言うか既に小雨。その代りきれいなものが見れました
振り返ってみると目前に虹です。虹の橋がカメラに収まりません
2
振り返ってみると目前に虹です。虹の橋がカメラに収まりません
雨降ってますが、予定通り唐松目指します
雨降ってますが、予定通り唐松目指します
白岳はスルー
スッキリとしない縦走路が残念です。晴れてたら最高なんでしょうね
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スッキリとしない縦走路が残念です。晴れてたら最高なんでしょうね
慰霊碑。気を引き締めます
慰霊碑。気を引き締めます
少しずつ岩場が増えてきました
少しずつ岩場が増えてきました
濡れてて滑るけど、しっかりとしたホールドが沢山あります
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濡れてて滑るけど、しっかりとしたホールドが沢山あります
思った以上に岩場が続きます
思った以上に岩場が続きます
雨と汗でもうビチョビチョ。滑落しないよう注意です
雨と汗でもうビチョビチョ。滑落しないよう注意です
ふと目の前を二羽の雷鳥が横切りました。一瞬和みました
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ふと目の前を二羽の雷鳥が横切りました。一瞬和みました
雷鳥のせいではありませんが、最近の山行は悪天が多いです
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雷鳥のせいではありませんが、最近の山行は悪天が多いです
横殴りの風雨でもしっかりと三点支持
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横殴りの風雨でもしっかりと三点支持
小屋がうっすらと、
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小屋がうっすらと、
唐松山荘に到着〜。ほっと一安心
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唐松山荘に到着〜。ほっと一安心
結構な風が吹いてますが行きます
結構な風が吹いてますが行きます
すぐ引返します
白馬三山へはまたの機会にします
白馬三山へはまたの機会にします
唐松山荘のコマクサの群生。ほとんど終わりかけてます
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唐松山荘のコマクサの群生。ほとんど終わりかけてます
八方尾根を下ります
八方尾根を下ります
ひたすら下ります
ひたすら下ります
トリカブトの群生。お花畑はまだ楽しめます
トリカブトの群生。お花畑はまだ楽しめます
モイワシャジン?
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モイワシャジン?
シナノオトギリ?
シナノオトギリ?
良い感じの登山道
良い感じの登山道
せっかくの八方池ですが、何も映らず(泣
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せっかくの八方池ですが、何も映らず(泣
ゴトゴトと木道歩きます。…この後、滑って思いっきりシリモチつきました
ゴトゴトと木道歩きます。…この後、滑って思いっきりシリモチつきました
白いホタルブクロ。きれいです
白いホタルブクロ。きれいです
八方池山荘。ここのリフトは乗らずにもう少し歩いて下ります
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八方池山荘。ここのリフトは乗らずにもう少し歩いて下ります
黒菱平からリフトに乗車
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黒菱平からリフトに乗車
そしてゴンドラに乗車
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そしてゴンドラに乗車
ゴンドラ八方駅にて下車後、歩いて白馬駅まで行きます
ゴンドラ八方駅にて下車後、歩いて白馬駅まで行きます
途中の気になるお店
途中の気になるお店
八方バスターミナルの前を歩きます。バスに乗らなくても電車の時間に間に合えば良かったので
八方バスターミナルの前を歩きます。バスに乗らなくても電車の時間に間に合えば良かったので
気になるお店
気になるお店…ちょっとだけ寄りましたが、カッパ着たままだったのですぐに出ました。店員さんの雰囲気が良いです
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気になるお店…ちょっとだけ寄りましたが、カッパ着たままだったのですぐに出ました。店員さんの雰囲気が良いです
白馬駅到着。カッパ着たままそのまま乗車
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白馬駅到着。カッパ着たままそのまま乗車
信濃大町に戻って来ました。充足感に浸ってます
信濃大町に戻って来ました。充足感に浸ってます
大町温泉郷の薬師の湯。新館と旧館とがありますが、旧館の方が風情があって好きです
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大町温泉郷の薬師の湯。新館と旧館とがありますが、旧館の方が風情があって好きです
道端のそばの花がきれいですね
道端のそばの花がきれいですね
信濃大町駅の商店街にある「昭和軒」。開店17時まで待った甲斐がありました。990円のカツ重。美味かった〜
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信濃大町駅の商店街にある「昭和軒」。開店17時まで待った甲斐がありました。990円のカツ重。美味かった〜

感想

会社の組合諸施策の一つに有休による三連休を年一で取得する事ができるという制度があるので、嫁さんを説得しいくつかの山行案の中から今回の後立山縦走案を選びました。本当は土曜日もつなげて三泊四日で不帰キレットを通って白馬三山までの縦走としたかったのですが、当然そこまでの了解が難しく二泊三日の山行としました。テント泊で稜線沿いの縦走ができる山域、自家用車+電車などでのアクセスのし易さ、まだ行った事が無い山域(当然沢山ありますが…)、あと百名山もちょっと含めたいという理由から、扇沢から登りだし爺ヶ岳〜鹿島槍〜五竜〜唐松〜八方尾根下山としました。
天気図や天気予報とにらめっこしていると三日目に崩れるようでしたが、もし二日目に天気が崩れるようだったら八峰キレットを前にして最悪引き返すことも考えてました。結局、良くも悪くもほぼ予報通りの天気となり計画通りの縦走ができましたが、もう少し良い景色が見たかったな〜、というのが本音です(笑)そこらへんは次回のお楽しみにしたいと思います。

昨年10月、山仲間のtokageさんと一緒に行った下ノ廊下では扇沢までアクセスしていたので難無く到着。ただ前日の仕事の終わりが遅くほぼ徹夜の状態での移動(本当はいかんですけど)でしたのでバス乗車直後に眠りにおち何気に慌ただしく扇沢でバス降車…。登り口の柏原新道はしっかりと整備された登山道で当然迷うことも危ない箇所も無く種池山荘まで行けます。この日はほとんど森林限界までガスってたので景色が見れませんでしたが、富士見坂を超えると段々と爺ヶ岳や周囲の山々が見えてきました。爺ヶ岳までの登りは多少ザレていたのと疲労からゆっくりと歩いてましたがそれと共にガスも上がって来てしまい早くもガスの中でのピークとなってしまいました。初日は冷池山荘にて幕営しましたが前日の寝不足からいつの間にか寝入ってしまい二日目朝は大寝坊…(汗 雲海とご来光の素晴らしい景色を横目にいそいそと出立。この日の核心は八峰キレットですが大きく天候が崩れることは無さそうでしたので予定通り五竜を目指します。しっかりとしたマーキングのおかげで道に迷うこともなく、また岩場では慎重に手掛かり足掛かりを選べば危ない箇所もありません。五竜山頂ではガスが流れてくると雨がパラパラと降る状態でした。勾配のある岩場で足を滑らせないよう気を付けて五竜山荘まで下ります。五竜山荘での幕営は他に誰もいなかったのでちょっと物静かな夜になりました。ですが23時頃突然、奇妙なんですがテントの横を駆け抜けて行く足音だけがしました。他にテン泊者はいないはずだし、小屋泊であれば引戸の開閉音がしてたし、動物の足音とは違うし、こんな時間でしかもガスってる五竜に登るとも考え難いし、でもナイトハイクしないとも限らないし… あれは何だったんでしょう…??? 結局分からないまま浅い眠りにつきアラーム音で再び起きました。三日目も迫力あるご来光を拝み小雨の降るなか出発です。唐松岳手前の岩場では横殴りの風雨となり、先行者も後続者も近くにはいなさそうだったのと思った以上にアップダウンがあったので気が抜けませんでしたが、そんな中つがい(かな?)の二羽の雷鳥に遭遇した時はほんの少し和む事ができました。快晴だったらもっと楽しい岩場だったんでしょうね。唐松岳山頂では写真だけとっとと撮って下山し、汗と風雨で多少寒くなってたので足早に八方尾根を下りました。楽しみにしていた白馬三山が映った八方池は残念ながら次回のお楽しみとなってしまいましたが高山植物を楽しむ事はできました。リフトとゴンドラを乗り継ぎ下り、最後は白馬駅まで歩きソロテン泊の縦走は終了しました。

三大キレットと言われる八峰キレットだけでなく岩峰続く縦走を無事に終える事ができ満足です。やはりソロテン泊は良いですね!でも今後は単独でのテン場は躊躇してしまいそうです(汗)

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訪問者数:980人

コメント

お疲れ様でした
 gomatさん、おはようございます。

 せっかくのこのコース、景色が見えずに残念な結果でしたが、
ところどころで見えた景色は、逆に印象に残ったのではないでしょうか?
このコースのキーとも言うべき2日目が晴れ、無事にキレットを通過できた
のは何よりです。

 まだ歩いていないこのコース、次回歩くときの参考にさせていただきます
2014/9/7 9:26
Re: お疲れ様でした
kameさん、こんにちは。
お休みを取らさせて頂きまして、ありがとうございました(笑)

景色は残念でしたが、この三日間は良くも悪くもほぼ天気予報通りでした。
二日目のキレットは楽しかったんですが、三日目の唐松への岩峰通過の方が天気も
悪かったのもあって、こちらの方が思った以上に大変だった印象なんですよね。。。

kameさんお勧めの他のコースは、また来年に検討させてもらいます!!
2014/9/7 12:12
お疲れ
久しぶりにヤマレコにアクセスしました。
後立山もいいですね。まだこのコースは行った事が無いので、参考にいたします。
写真はNIKONで見れるのかな?
お疲れ様でした。
2014/9/15 22:30
Re: お疲れ
ずっと剣を横目に見ながらの縦走を期待してたんですけど、
やや残念な天気でした
でも下山した次の日は天気が良かったようで。。。

写真は・・・ニコンには入れてないですね〜。
というのも天気が天気なので良い写真はあまり撮れてないんです(泣
2014/9/18 17:31
キレット良いですね。
鹿島槍から五竜の間をやりたいな。
静かな稜線歩きができる良いコースですよね。

足音は、…ドキドキ。
2014/9/17 0:31
Re: キレット良いですね。
本当に静かな縦走路でした。
平日であまり良くない天気だったので、二日目は本当に独りの時間を満喫してましたね

足音の正体はいまだにわかりません。
2014/9/18 17:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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