新穂高ー双六ー三俣蓮華(往復)ー槍ヶ岳ー新穂高(3泊)
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- GPS
- 24:45
- 距離
- 40.4km
- 登り
- 3,326m
- 下り
- 3,313m
コースタイム
- 山行
- 1:19
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 1:20
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 2:55
- 合計
- 11:20
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 10:00
- 山行
- 2:55
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:15
天候 | 12〜14快晴(午後はガス模様) 15晴れ〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
平湯〜奥穂高温泉は路線バス。 高速バス 往き 4時間20分 復6時間50分 でした。 帰りの渋滞はすごいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
南岳から槍平への道(南尾根)はゴロ石が滑りやすく要注意。 |
その他周辺情報 | 槍ヶ岳の登りはいつものことでしょうがすごかった。 2時間待ちとの事です。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
スパッツ
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
入浴道具
シュラフ
シュラフカバー
ザックカバー
クマよけ鈴
食器
水筒
時計
日焼け止め
非常食
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
行動食
調理用食材
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
カメラ
ポール
テント
テントマット
|
---|---|
共同装備 |
テント
テントマット
ランタン・マントル
コンロ
ガスカートリッジ
コッヘル(鍋)
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
ビデオカメラ
ポリタンク
|
感想
8月のお盆休みに計画していたのですが、天候が悪く断念した場所に行っててきました。この連休は天候に期待がもてそうだったので、9/12(金)に休暇をとり3泊4日でゆっくりと登って来ましたが、期待を裏切らない最高の4日間でした。
新宿から飛騨高山行きの始発バスで平湯まで向かいましたが、平日にもかかわらずバスは満席で、往復ともに予約を取って正解でした。特に帰りは一人シートを予約しておいたので、劇渋滞でもそれほど疲れず助かりました。
9/12(金)晴れ わさび平まで
さて、平湯でバスを乗り継ぎ新穂高の到着は12:20。今日の行程はわさび平までの林道を1時間強と足慣らしには適度な距離となります。思いのほか下りの登山客が多いのには少々驚きましたが、わさび平のテント場は到着時は2張り、夕方になっても10張りとさすがに少なく、ゆったりとしていました。ただ、この日も含めて3日間いずれも寝つきが悪く苦労しました。日ごろの就寝時間が体内時計で記憶されているせいでしょうか?それでも寝不足感を感じたのは最終日だけだったので、眠りは深かったのでしょう。
9/13(土) 晴れ 双六小屋(泊)−三俣蓮華往復
暗い中の出発となりましが、すぐに明るくなりだしやがて周辺の山並みが姿を現してきました。奥丸山への分岐で林道は終了しここより石畳のようにきれにつまれたゴロ石の道がしばらく続きます。やがて、太陽が上がってくると、槍ヶ岳〜奥穂高稜線、そして焼岳・乗鞍岳が青空に浮かび上がってきました。道端には高山植物がちらほらと現れだし、その度に立ち止まりながらゆっくりと登りつづけると、やがて鏡平に到着。ここは、周知のとおり槍穂高の展望地として有名なところで、おおくの方が立ち止まり写真撮影に興じてました。但し、逆光となるので素人にはなかなか難しく、かといって順光となる午後は雲が現れるのでこれまた難しいといったところでしょう。
鏡平を過ぎるとやがて森林限界を超えて、弓折分岐より稜線歩きが始まります。泊まり山行のいいところは、稜線歩きを継続できることで、特に今回のようにずっと森林限界を超えた稜線歩きはベストです。北アルプスならではですが、その分登山客も多いのでしょう。(山小屋の充実度もあるでしょうが)ここからは、随時槍穂、そして正面に鷲羽、左に双六を見ながらの快適な道が続きます。途中、ウクレレ片手の登山者(歌手)リピート山中さんの道端ライブに遭遇し、槍穂をバックに2曲を拝聴する機会に恵まれました。稜線を超えると小屋が見え出し緩やかに下り最後は双六池まで緩やかに登りつめると双六テント場に到着します。テント設営後、早々三俣蓮華への周回登山へと出発しました。山の常ですが、やはり午後になると雲が上がりだし、出発時に怪しくなりだした空模様でしたが、双六頂上ではガスに飲み込まれてしまいました。ただ、双六から三俣蓮華にかけての稜線は高山植物の種類が豊富で、そのたびに立ち止まり、眺め、花の名前を考えることが出来るのは至福の時間でした。また、巻き道ルートを歩く登山客が多いせいでしょうか、比較的登山客のすくないルートでもありました。三俣蓮華からは残念ながら雲が厚く、特に薬師始め北方向の眺望が得られず残念でしたが、鷲羽、水晶は雲間に姿を現してくれました。下りは巻き道ルートを下り4時過ぎに双六テント場へ戻ったのですが、4時くらいにすれ違う登山客がいる事には驚きでした。たぶん三俣蓮華小屋へ向かうのでしょうが、到着は6時近くになってしまうでしょう。山のマナーを考えると、これ以外にもいただけないと思うことが多々ありました。(昔も同じかもしれませんが)この日は、夜中に一度目を覚ましたのですが、昨日よりはよく眠れた気がしました。
9/14(日)
本日は槍ヶ岳越えの長丁場となるので、極力長歩きせず1時間以内に休憩10分水分補給を心がけるようにしました。どうしても単独の場合長歩きの傾向があり、これが後半の疲れになるので、定スピードを心がけました。樅沢岳にて北鎌尾根から上がるご来光を眺め、快晴の中、西鎌の稜線を槍ヶ岳目指しました。千丈乗越まではアップダウンを繰り返しながらじょじょに高度を上げていきますが、晴天に恵また周囲の山稜は疲れを忘れさせてくれます。槍ヶ岳の先端がだんだんと大きくなりと九十九折れの登りとなり、やがて槍ヶ岳山荘に到着すると、頂上目指す長蛇の行列に遭遇しました。待つとは聞いていたものの、約2時間程度との事で、ディズニーのアトラクション以上の込み様だったので、予定を変更して南岳経由で槍平を目指すこととしました。(当初は飛騨沢から槍平)この時間になるとガスがじょじょに上がりだし、大喰、中岳、南岳と3000m級の稜線もやがてガスに覆われだし、それに終われるように南岳小屋を目指しましたが、南岳頂上で僅かですがガスに覆われてしまいました。この時間上空を低空で長野県警の山岳ヘリがひっきりなしに旋回していたのですが、南岳付近で滑落死亡事故が発生したとの事を下山してから知りました。南岳小屋でいよいよ快適だった稜線歩きからもお別れです。南岳新道はかつては沢沿いの道だったものを、土砂崩れ多発のため途中から西尾根に新道を切り開いたものだということをすれ違った下山者から聞きました。晴れていれば景色がよい尾根なのでしょうが、あいにくのガスでそれもかなわず、滑り易い上に、午後になりかなり体力も消耗した状態であったことで、厄介な下りでした。槍平小屋のテント場も予想に反して結構な賑わいで驚きました。
9/15(月)
昨日のテント場は夜9時過ぎても隣のテントの会話がうるさく寝不足気味なのには悩まされましたが、帰りのバスを予約していたこと、ゆっくり温泉につかるためいつもどおり5時に出発し、4日間の山行を振り返りながらと新穂高温泉へと下りました。
4日間晴天に恵まれ素晴らしいの一言です。
新穂高温泉も良い湯でした。
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