唐松岳・五竜岳(後立山連峰)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,927m
- 下り
- 2,238m
コースタイム
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:05
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 5:55
- 合計
- 11:20
天候 | 9/13(土) 晴のち曇(稜線は霧)・夕刻に降雨あり、夜は晴 9/14(日) 晴のち曇(15時頃に一度晴れるも、10時以降はほぼ霧) 9/15(月) 曇(高曇り) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
9/12(金)−13(土) 新宿(都庁BT)23:00ー(毎日アルペン号)―/ /―5:30白馬八方BT ■復路 9/15(月) 五竜遠見ー(TAXI相乗り)―白馬八方BT 約2,000円 白馬八方13:45―(バス)―15:10長野駅15:30―(あさま534)―17:10東京駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■白馬八方―唐松岳 のびやかでハイキングコースのような尾根道(よく整備されている) 稜線に出る手前だけが登山道、あとは完全なハイキングコース。 ■唐松岳―五竜岳 牛首の山稜が危険地帯。下りながらの鎖場が連続する(1個1個は短い)。 昔(96年時)は痩せ尾根の上を歩いたような記憶があったが、確か地震で コースの付け替えがあって、岩場を巻いていくようになっている。 鞍部から五竜山荘までは危険箇所無し。 大黒岳周辺で熊の目撃例があるようなので熊鈴必携。 五竜岳山頂手前に岩場・鎖場あり。危険度は少ないが要注意。 ■五竜山荘ー遠見尾根 白岳直下の急下降で鎖場が連続。手がかり足がかりは多いので鎖に頼る 必要は無いと思われるが事故も多いようなので慎重に通過すること。 遠見尾根でも熊に注意。 昨今の登山ブームで始められたのか、年配の女性を中心に鎖を両手で掴んで 体重を預けきった降り方をされる人を多く見かけた。今回のコースの鎖場は 手がかりも多かったので、あくまで鎖は補助として三点支持にしっかり留意 して歩くほうが安全だと思われる。 鎖場で前後の間隔をとらずに降りてくる人もいた。本人の転落はもちろん、 人為落石、下を行く人に対するプレッシャー(焦って事故る?)など、リスクが 大きいのでやめて欲しい(そういう指導を受けておられないのだと思う)。 あと、募集ツアー系の団体さんは連休は避けてください!! |
その他周辺情報 | ■唐松岳頂上山荘 http://karamatsu.jp/ 収容人数 350名 1枚の布団に3名の混雑。恐らくこの日が各小屋ともに今年のピーク。 自炊スペースが極端に狭く(HPにも記載)、素泊まり派には残念? 天場は30張とのことも、黒部川の斜面をかなり下まで使う(小屋までしんどそう)。 当日は張り切れなく、雨も降ったこともありテントをあきらめる人も…。 ■五竜山荘 http://www.hakuba-sanso.co.jp/goryusanso/ 収容人数 300名 1畳に3名の強烈な混雑。人の体温で布団など不要の暑さ! オリジナルカレーの夕食は美味かった。自炊スペースも充分。 天場は30張。こちらも張り切れず、小屋のの裏側などとんでもないところに 張っているテントも多数あった(それでもギュウギュウ詰めの小屋泊まりよりは よいとのことですが…)。 |
写真
感想
週末になると悪天となる2014夏シーズン。
いったいどれだけ夜行バスのキャンセル料を払ってきたことだろう…?
いつしか夏山シーズンは終わりを告げ、もはや9月の3連休。これからしばらく週末も仕事続きで、縦走登山は今回が今年最後のチャンスといったなか、やっと晴マークが並んだ!
すわ山へ…と思えどさすがに連休。前日予約ではどれもこれも満席で、唯一手配可能だったのはアルペン号の白馬八方行きのみ。選択肢がそれのみでは行き先は後立山連峰にせざるを得なかった。
ゴタテは18年前に大学ワンゲル時代に裏銀座含めて踏破済み。LEADERとして臨んだ最後の夏合宿、11日間に及ぶ大縦走の思い出のコースである。
今回はその時の前半ハイライトを切り取った感じで、白馬八方より入山して初日に五竜、翌日にキレットと鹿島槍を越えて冷池、最終日に爺ヶ岳を経て扇沢へ…というものだったが、久しぶりの体力勝負のロングコースに往時より25キロは増量した我が身を前に若干不安が無くもなかった。
そして…我が計画は1日目にして挫折した!
夜行バスは満席で、隣のヤローと押し合いへし合い…フラストレーションでまったく休めず、ヤマノススメのあおいちゃんさながらあくびがとまらず、大渋滞の原因に何度も作るへろへろ状態。ガスガスの天候にテンションも下がって唐松岳頂上山荘で初日の行程を切り上げてしまった。
連休中は晴れのはずだった天気予報はかなり外れ(晴れたのは2日目の朝だけ)、山小屋は今シーズン最高の大混雑でぎゅうぎゅう詰め、初めて訪れる場所でもないこともあってちょっとテンションの上がらない山行ではあったが、久しぶりの岩稜歩きは緊張はするものの楽しかった。
今回は自分の体力を鑑みて予定コースの半分で切り上げることになったが(もっと痩せて筋力をつけねば長くヤマを楽しめないぞと自分を叱咤!)、体調不良者と思しき方のヘリでの救助シーンに遭遇したり、実際通過予定だったまさに当日に八峰キレットにて滑落死亡事故が生じていたり…ヘビー級単独行者である自分としては慎重を期すにこしたことはなく、何年か後に改めて憧れのキレット小屋泊まりを前提としたプランで踏破しようと誓った次第である。
皆さん、小屋もテントも大混雑のなか、本当におつかれさまでした。
そして旅行社さん、団体募集ツアーを連休に催行するのはやめてください。
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