谷川連峰馬蹄形縦走
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- GPS
- 10:42
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,735m
- 下り
- 2,753m
コースタイム
- 山行
- 9:49
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 10:41
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 白毛門登山口にあり。 【コース状況】 ●白毛門登山口〜白毛門 登山口から白毛門山頂までは平面距離3km、高低差1000mをいっきに登ります。 駐車場から奥に進むと谷川連峰馬蹄形概念図の看板と登山ポストがあり、 東黒沢に架かる橋を渡るところからスタートです。 橋を渡ってからすぐに急登に取り付き、 木の根が張り出した尾根筋をひたすら登っていきます。 ところどころ段差が大きいところもあります。 松ノ木沢の頭までは尾根の西側を進むことの方が多く、 途中、谷川岳や一ノ倉の大岩壁は木々の隙間からチラっと見えますが、 完全に姿を現すのは松ノ木沢の頭からとなります。 松ノ木沢の頭までの目印としては「標高1000m」の標識が唯一あり。 松ノ木沢の頭の手前からいっそう斜度が上がりクサリがついているところもあります。 松ノ木沢の頭を過ぎると樹林帯を抜け出し徐々に登山道は岩っぽくなります。 岩場をジジ岩とババ岩を横目に見ながら進んでいくと白毛門直下で 鎖の下がった大岩を越えて稜線に乗ります。 ここからほどなく登ると白毛門山頂に到着です。 ●白毛門〜朝日岳 白毛門から笠ヶ岳の基部までは緩やかな稜線を進みます。 基部から笠ヶ岳まで少し急登して山頂に到着。 笠ヶ岳から小烏帽子、大烏帽子と大きめのピークを通過し、 その後は小刻みなアップダウン繰り返して朝日岳へと登り詰めます。 笠ヶ岳付近から西側斜面の紅葉が進んでいました。 ●朝日岳〜清水峠 朝日岳から池塘が点在する平坦な高層湿原の中、木道を進んでいきます。 山頂からすぐに宝川温泉方面への分岐が現れ、その後ジャンクションピークに到着。 ジャンクションピークからは高低差およそ500mを清水峠に向かって下ります。 標高を下げ一度樹林帯に入り再び森林限界を超えます。 北側が切れ落ちたザレている箇所と濡れた粘土質の箇所は滑りやすいため注意です。 池ノ窪までいっきに下るとその後緩やかなアップダウンが続き、 鉄塔を通過するとほどなく白崩避難小屋に到着。 白崩避難小屋のすぐ横には避難小屋よりはるかに立派な東電の送電線監視所が建っています。 ●清水峠〜蓬峠 清水峠からはまずは七ツ小屋山まで高低差200mを登り返します。 最初のピークまで120mほど登ってしまうとあとは緩やかな登りで、 大源太山との分岐を右手に見送るとすぐに山頂に到着です。 七ツ小屋山を過ぎると蓬峠まではゆっくりと高低差約150mを下げていきます。 大きなアップダウンもなく眺望の良い稜線を快適に歩くことができます。 ●蓬峠〜谷川岳 蓬峠から武能岳までは高低差230mの登りです。 蓬峠からしばらくは笹原の広い尾根を進み、次第に斜度を上げると武能岳に到着。 武能岳からは150mほど標高を下げ、再び茂倉岳へ向かって360mを登り返します。 この区間が左回り馬蹄形の最後の踏ん張りどころでしょうか。 あまり表情の変わらない登山道を淡々と登っていきますが、 1900m付近の尖った岩峰を西側に巻くと、茂倉岳山頂まではあと少しです。 茂倉岳からは谷川岳圏内なのでしょうかグッと人が増えました。 茂倉岳から一ノ倉岳までは指呼の間。緩やかな草原の稜線漫歩が楽しめます。 一ノ倉岳山頂のかまぼこ型の避難小屋を通過し120mほど下ります。 そして本縦走最後の登りとなる150mを登り返し、 ノゾキ、奥の院の鳥居を潜るとオキの耳に到着です。 この付近は蛇紋岩の岩場となっており、 みんなが足を置く岩はツルツルに磨かれているので注意が必要です。 ●谷川岳〜白毛門登山口(西黒尾根) トマの耳から少し下ると天神尾根との分岐があり東側に進みます。 岩場の急斜面を下っていくと一枚岩が現れます。 その後ザンゲ岩を通過しラクダのコルまではガレた岩場の登山道をいっきに下ります。 ラクダのコルの手前にクサリ場があります。 ラクダのコルで巌剛新道をルートを分けラクダの背まで簡単に登り返すと、 連続するクサリ場3ヶ所を下り、その後樹林帯の中に入っていきます。 樹林帯をしばらく下ると鉄塔が現れ、ここを通過すると西黒尾根登山口まではすぐです。 西黒尾根登山口から舗装された道路を下ります。 登山指導センター、ロープウェイ、慰霊碑を横目に見ながら下り、 トンネルを通過すると白毛門登山口の駐車場に到着です。 |
写真
感想
久しぶりの単独山行。
記録を振り返ると前回単独で歩いたのは3ヶ月半前。
今年は単独での上越国境稜線歩きをする機会があり、
4月に白毛門〜巻機山、6月に主脈縦走しています。
この流れを汲み、今回は上越国境単独シリーズ第3弾として馬蹄形縦走することに。
最近どうもクルマでの遠出が億劫。
このエリアなら距離的にも負担が少ないし、
ロングを歩くにはちょうどいい季節になったろう、ということで向かいます。
ヘッデンを点して白毛門登山口からスタート。
登り始めてしばらくすると夜が空け始め、だんだん谷川岳の斜面が
真っ赤に染まり始めるのが樹林の間から見えます。
何とかこのモルゲンロートを視界が開けた場所で見ようと
松ノ木沢の頭まで急ぎましたが、間に合いませんでした。
しかし、本日は素晴らしい天気で心は浮き立ちます!
登山口から2時間弱で白毛門に到着。笠ヶ岳に向かいます。
笠ヶ岳から朝日岳・ジャンクションピークまでは紅葉が進んでいてビックリ。
特に西側斜面はすばらしくて、青空との相乗効果で気分良く歩けます。
朝日岳まではこれまで雪の時季にしか歩いたことがなかったので新鮮。
ジャンクションピークに到着。
4月に歩いた巻機山方面は無雪期はどんな感じだろう?
と少し足を踏み入れましたが、薮に閉ざされていて三歩も進むことができず。
やっぱり残雪期限定だな。
ジャンクションピークから清水峠まではおよそ500mの下り。
送電線監視所の前で本日初めての水分補給。
お腹は空いてなかったけどパンも食べておきます。
15分ほど休憩して七ッ小屋へ。
ジャンクションピークから谷川岳までの稜線は今回が初めて。
特に清水峠からは最高としか言いようがない。
素晴らしい山々に取り囲まれた中、キレイな笹原の海を泳いでいく感じで、
目の前に広がる景色は標高2000m以下の山とは思えない。
武能岳〜谷川岳間は笠ヶ岳〜朝日岳間にも増して紅葉が進んでいて、
素晴らしい展望に彩りを添えてくれました。
茂倉岳までの登り返しもキツいにはキツいですが、
好天の下での絶景と紅葉のチカラで順調にこなすことができました。
そして、茂倉岳の山頂に立ってまたまたサプライズ。
谷川岳の西側斜面が真っ赤に燃えているじゃありませんか!
ここまで来るともうシンドイところはないという気持ちと
相まって今回一番気持ちが高ぶりました。
茂倉岳からは人がたくさんですが、
好天と紅葉でみんな楽しそうな表情のように見えました。
頂上へ行列しているオキの耳を通過し、オキよりも人の少ないトマの耳でひと休み。
パンを食べて最後の下りに備えます。
西黒尾根を下り始めると意外と足が残っていて、
ラクダの背付近のクサリ場でちょっと団体さん待ちなどもありましたが、
快適に下ることができました。
谷川連峰馬蹄形縦走。この季節に歩けてよかった。
白毛門まで上がって対岸のトマの耳を眺めたときはちょっとビビリましたが…、
馬蹄形はこれから歩く稜線と歩いてきた稜線がグルッと見渡せるのがいいですね。
コメント
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前にも思いましたが、写真がキレイすぎます!!!
カメラは一眼レフですか?
紅葉の谷川馬蹄、行きたいのでとても参考になりました。
それにしても、このルートを日帰りってすごいですw
ruonickさん
こんばんは。
先日の蓮華の大下りではどうもでした!
あの日唯一すれちがったのがruonickさんたちだったので良く覚えていますよ〜。
写真お褒めいただきありがとうございます。
rounickさんたちの記録拝見しました。
相方のmo-manさんの写真がすばらしいですね!
超広角の明るいレンズを使ってHDRで長時間露光撮影をすると
あのような感じに仕上がるのでしょうか。
あっ、ちなみに使っているカメラはmo-manさんと同じ5Dmk2です。
谷川の紅葉今年は当たり年ということに加えて、
今週辺りがピークっぽいので急いでください!(笑)
コメントいただきありがとうございます。
こちらこそどうもでした(*´∀`)
写真ほんとにキレイです(*´ω`*)
mo-manの写真は、明るいレンズを使ってるけど、HDRは使ってないそうです!
カメラ同じなんですね!
私ももっといいカメラ欲しいです…
谷川、来週行けたらなぁと思ってます!
またちょくちょく山行記録見させてください♪
ruonickさん
こんにちは。
そうですか…mo-manさんの写真、
HDRは使っていないのですねぇ〜それは失礼いたしました!
でもそうであれば、どうやったらあんなステキな写真が撮れるのか、
ますます興味津々です!
谷川の紅葉、この台風で散っちゃわなければいいのですが…。
ボクたちもruonickさんとmo-manさんの記録楽しみにしています!
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