巻機山・米子沢

2014年09月21日(日) [日帰り]

• GPS: 09:47
• 距離: 15.4km
• 登り: 1,560m
• 下り: 1,568m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:55
• 休憩: 0:53
• 合計: 9:48

距離 15.4km 登り 1,568m 下り 1,568m

6:11 スタート地点
12:02 12:06 巻機山避難小屋
12:26 12:27 巻機山山頂の標
12:36 巻機山
12:55 13:17 牛ヶ岳
13:31 巻機山
13:37 巻機山山頂の標
13:50 13:59 巻機山避難小屋
14:11 ニセ巻機山
14:51 6合目
15:09 15:24 5合目
15:51 15:53 桜坂駐車場
15:55 米子沢
15:59 ゴール地点

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

桜坂駐車場は朝6時でまだ空きがあったがそのうち満車になりそうだったので、米子沢への林道入り口すぐ上の空きスペースに駐車。

コース状況／危険箇所等

有名な沢だけあって、素晴らしい沢。人が多く入っているので巻き道もよく踏まれている様子。でも取付いてみると、ほとんどの滝は登れる。山頂近くは紅葉が始まっていた。来週末あたりが一番いいのでは？

その他周辺情報

六日町温泉の素泊まり湯治施設で前泊。便利で快適。
翌日は新潟の岩場に行く予定だったので、安田IC近くの咲花温泉まで移動して宿泊。

写真

9/20 18:33

前日午後はアートウォールで3時間半クライミング練習。
その後、前夜祭で飯山のイタリアンで食事。

9/20 18:52

デザートを頂いたあと、移動し、六日町温泉の湯治施設に前泊。
ここまでは2週前の土曜日と同じ。
2週前の日曜は朝雨が降っていて、私が風邪で発熱。登山口偵察だけして帰宅（といっても、解熱剤服用にて午後にいつものジムには行った）。

9/21 6:13

今日は朝から晴れ。まだ咳が出るけど、体調は悪くない。
桜坂登山口駐車場近くの林道脇の空き地に駐車。
準備中に北海道から来た3人Pが先行していった。

9/21 6:20

6時15分出発して林道を歩く。
一つ目の左に入る道はスルー。

9/21 6:23

二つ目の左に入る道には「米子沢」の道標あり。

9/21 6:32

ゴーロの河原に入渓して、大きな堰堤の中央を通過。

9/21 6:59

しばらく河原歩きだけど、ようやく沢っぽくなってきた。

9/21 7:00

ゴーロ歩き。
ここら辺で単独の方に抜かれた。

9/21 7:02

最初の滝から両岸の岩盤がいい感じになってきた。

9/21 7:05

広くていい感じデス。
これが「くの字ナメ滝」ですか？

9/21 7:08

「くの字ナメ滝」を見下ろす。

9/21 7:07

谷川っぽい。（こんなの谷川しか知らないので）

9/21 7:10

左からナメ沢が出合う。
ここから大滝を越えるまで、本流とナメ沢の間の尾根から普通は巻くらしい。。。先行3人Pが巻き道に入っていくのが見えた。

9/21 7:20

巻かずに進むと4mトイ状の滝。
これは取付かないでしょ。。。

9/21 7:21

。。。と思ったら、左が登れる、とフリーで進んでいくcosmicafroさん。巻かないんですか（泣）。

9/21 7:22

左壁のバンドを斜上し、落ち口直前で一段下がってから落ち口上へ行ってしまった。私もフリーで来い、ってことですか。。。落ち口手前からお助け紐頂きました（残置ハーケンあり）。結構な高さ＆落ちたら滝壺コースなのでコワイです。この山行で一番緊張。上がってホッとした所で新品に近いロック付軽量ビナを滝壺に奉納してしまった（泣）。私の身代わり？

9/21 7:34

5m2段滝の上に10m2段滝

9/21 7:37

下の5m2段滝は水流すぐ右の壁から取付いた。
途中1−2歩微妙で少し緊張。登りきる直前2-3mでロープが出て来た。折角出してくれたので、一応着けたけど小難しいところは越えていた。でも高さがあったのでロープのお陰で最後は安心して登れた。

9/21 7:40

上の2段10m滝も右壁から。

9/21 7:40

この上段は直登難しく、右から草付→灌木へ小さく巻いた。

9/21 7:52

落ち口上まで巻いたところから、その先に見える滝たちは登れるんだろうか。。。このまま灌木帯を登ればまとめて巻けそうなんですけど。。。

9/21 7:52

落ち口上にリングボルトと長めのシュリンゲあり。。。やっぱり降りるんですね。
3-4mだけど安全のため懸垂下降。結局ちゃんとロープを使ったのはここのみ。

9/21 7:55

降り立ったところ。

9/21 7:55

10m2段滝の落ち口すぐ上です。

9/21 7:56

すぐ上の5m滝は水流左から。

9/21 7:58

そのまま左壁を進む。
思ったより難しくはなかったけど、振り返るとなかなか。。。

9/21 7:59

連瀑帯最後の滝は右から。見た目よりは難しくないけど、ちょっと緊張。

9/21 8:05

連瀑帯が終わったところで、巻いた先行者の足跡発見。。。巻いた方が早いのね。

9/21 8:05

右からも流れが来るけど、分かれているだけみたい。
楽そうな右から登る。

9/21 8:12

トイ状の流れの脇を進む。

9/21 8:16

同じく。

9/21 8:16

綺麗な滝デス。

9/21 8:16

左から登る。

9/21 8:19

同じく

9/21 8:18

そのまま左から登って、

9/21 8:22

右に行ったんですかね。

9/21 8:24

シュワシュワナメ滝に朝日が眩しい〜。

9/21 8:25

右からゴーロ状の栂ノ沢が出合う。

9/21 8:25

本流は左。ナメの上に大岩散乱。

9/21 8:35

それでも沢は開放的で、ここら辺は癒し系で簡単に進めマス。
わざと難しい所を選んで登るお方もいますが。

9/21 8:39

楽しく進む。。。けど、この赤っぽい岩だけは乾いていてもかなり滑りやすい。アクアステルスだけ？

9/21 8:42

先のミニゴルジュ。
左を登る。

9/21 8:43

同じく。

9/21 8:46

17m滝の上の岩峰は燕岩、というらしい。岩峰の上に鳥がとまっているみたいだから？

9/21 8:46

燕岩をバックに何故か飛び上がる人。

9/21 8:47

17m滝は右岸からの滝と思いきや、本流でした。
が、これは登らず、

9/21 8:47

右壁にあたるリッジを登りマス。

9/21 8:52

同じく。

9/21 9:05

その上はナメ、かと思いきや、

9/21 9:11

岩ゴロが散乱。ここら辺が崩落でナメが埋まってしまったところでしょうか？

9/21 9:16

ゴーロの先のトイ状滝

9/21 9:19

ゴルジュ入り口の滝、だったかな。
右から登る。

9/21 9:23

同じく。

9/21 9:21

次の滝は左から。

9/21 9:25

その次は左から登って、上で水流渡って右へ。

9/21 9:28

同じく

9/21 9:30

渡るときシャワーをちょっと浴びて冷たかった。

9/21 9:31

次から次へと小滝が続く。

9/21 9:34

次はcosmicafroさんは左から登るけど、

9/21 9:37

ちょっと細かそうなので、私は戻って右壁から登った。

9/21 9:35

結局自分が登れそうな所を登ってみる、ということで。

9/21 9:37

この先のゴルジュが狭くなった滝が「突っ張りながら楽しく登れる滝」？
突っ張った記憶なし、突っ張らなくても登れたか、もしかして簡単な巻きがあって巻いちゃった？

9/21 9:40

その先もゴルジュ状がまだ続く。

9/21 9:41

暗いゴルジュの行く手には青空が広がる。

9/21 9:43

まだ滝が続く。

9/21 9:44

適当に登る。

9/21 9:45

ゴルジュ出口10m滝。
この写真だけ見ると登るのが難しそうだけど、、、

9/21 9:48

右側が階段状で簡単に登れた。

9/21 10:01

もう一つ先の滝も楽しく登れる。

9/21 10:05

この上から、いよいよ大ナメ地帯に突入か？

9/21 10:05

ナメの先に青空、最高！

9/21 10:09

と思ったら、まだ滝があった。
cosmicafroさんは右壁を登っているが、「ちょっと細かいかな」と言っていたので、私は素直に左の踏み跡から登った（一ヶ所残置シュリンゲあるけどあまり必要性を感じない程度）。

9/21 10:15

その上が本当の大ナメ地帯デシタ。　

9/21 10:17

スバラシ〜。

9/21 10:19

水量もたぶん少な目なので快適に登れマスが、赤っぽいところには慎重になってます。

9/21 10:22

いい景色デス〜。

9/21 10:22

ナメ床〜。

9/21 10:25

同じような写真だけど（笑）。

9/21 10:27

思わず寝そべったら、「アシカ？」と言われた。（「トド」と「セイウチ」が先に頭に浮かんだけど、言うのを控えたらしい）

9/21 10:39

青空と白い雲に向かって登りマス。

9/21 10:37

時々振り返りながら。

9/21 10:37

まだちょっと滝が出てきますが、

9/21 10:39

小難しいところはアリマセン。

9/21 10:42

でももうナメは終わっちゃいました？

9/21 10:46

小滝を登る。

9/21 10:43

同じく。

9/21 10:48

まだ続く。

9/21 10:53

まだ小滝。

9/21 10:56

お、またナメっぽい。

9/21 10:59

振り返ると、米子頭山の稜線近くは紅葉が始まっている。

9/21 11:05

最後の滝を越える。

9/21 11:09

二俣に到着。

9/21 11:07

右俣にはトラロープあり（通行禁止らしい）。

9/21 11:07

左俣に進む。

9/21 11:16

水量が少なくなり、小川のようなところを歩いていく。

9/21 11:17

同じく。

9/21 11:29

開けたところの右岸に避難小屋への入口を示す赤テープの巻いてある木があった。
今日は登山者がいっぱいで避難小屋付近は混んでいるかも、とここで沢装備を解除＆お着替え。

9/21 11:59

大休止して、

9/21 11:59

沢で水を汲んでから、沢を離れて避難小屋へ向かう。

9/21 11:58

赤テープのあった木と避難小屋へ続く小道。

9/21 12:00

ほんのひと登りで開けた草原とすぐ先に避難小屋が見えた。
こんなに近いと思わなかった。

9/21 12:04

付近は草紅葉が始まっていて、綺麗。

9/21 12:03

避難小屋前に不要な荷物をデポして、

9/21 12:08

巻機山山頂へ向かう。

9/21 12:16

ちょっと雲が多くなってきたけど、

9/21 12:16

草紅葉も綺麗だし、

9/21 12:17

ツツジの紅葉がポツリポツリと始まっている。

9/21 12:26

cosmicafroさんは荷物が軽くてこれなら走れるわ〜、と言いながらピューっと行っちゃいます。。。私は足が疲れて登りが辛いんですが、、、

9/21 12:27

ヒイヒイ言いながら、山頂（標識のあるところ）に到着。

9/21 12:28

cosmicafroさんは初めての登頂〜。
私は10年以上前に来たことがあるけど、お天気があまり良くなかった記憶。

9/21 12:30

一応先のケルンまで行っておきますかね〜。

9/21 12:35

ホントの巻機山山頂（右ピーク）と牛ヶ岳（左ピーク）。

9/21 12:33

紅葉が部分的だけど綺麗。

9/21 12:36

ゆる〜り登って、

9/21 12:39

巻機山山頂（近く）のケルン。

9/21 12:43

なんか気分もいいので、もうちょっと先にいってみますか。

9/21 12:41

地塘もありマス。

9/21 12:45

米子頭山とニセ巻機山の間が米子沢。ここら辺は右俣源頭。
スキーを妄想しながら歩きマス。

9/21 12:44

すぐ先には米子頭山の稜線から谷川の朝日岳に続く道の分岐点がありました。

9/21 12:46

ここから少し牛ヶ岳方向に下ると、右手に雪渓がほんのちょっと残っていた。ブサノ裏沢源頭に当たるんでしょうか。

9/21 12:48

折角なので、牛ヶ岳まで行っときますか。

9/21 12:57

ゆるくひと登りして、

9/21 12:59

牛ヶ岳山頂〜。ここは私も初めて。

9/21 13:01

平坦な山頂部を少し進んだところからの巻機山（本峰と割引岳）。

9/21 13:04

南魚沼市市街地方面。紅葉が鮮やか。
ここから下っていく登山道（裏巻機山登山道の旧道）があるけど、通行禁止？
下ノ滝沢で亡くなった方の遭難碑があった。

9/21 13:02

こちらは越後三山方面。

9/21 13:02

米子頭山の奥左側に見えるのは燧ケ岳？

9/21 13:18

ゆっくり休憩後、戻りマス。

9/21 13:32

雲はかなり増えて来たけど、気持ちイイです。

9/21 13:35

沢も良かったけど、山頂部もとてもイイ雰囲気でした。

9/21 13:35

ニセ巻機山と避難小屋を見て、小屋から登り返しが必要なことを思ってちょっとブルーに。

9/21 13:38

人の少なくなった山頂標識近くを通過して、

9/21 13:49

避難小屋に戻ってきました。

9/21 14:02

荷物を持って、ニセ巻機へ登り返し。

9/21 14:10

案外つらくなかった。。。っていうか登りはつらいけど、ほんのちょっとだった。

9/21 14:11

ニセ巻機からの本峰。

9/21 14:11

ニセ巻機からの米子頭山。
間の米子沢は緩いデスね。

9/21 14:11

ニセ巻機から進むと、

9/21 14:13

米子頭山からの稜線の紅葉が、

9/21 14:13

ポチっと綺麗。下に足跡のような草紅葉の柄もあり。

9/21 14:14

最後に、スキーを妄想しながら振り返る。

9/21 14:14

さて、下りマス。

9/21 15:11

五合目の広場からは米子沢が正面に見えた。

9/21 15:52

尾根コース登山口に到着。

9/21 15:58

駐車場に到着。避難小屋からジャスト2時間。
沢靴での下りで足首と小指が痛かった＆小指の先に大きなマメができていた。足が濡れたままの下りはやっぱり良くないのかなあ。

9/21 15:56

駐車場先の米子沢下部の堰堤。水は全く流れておらず。
今日は水量が少な目だったお陰で、沢登りの難易度はだいぶん低かったのかもしれない。

9/21 19:02

車に戻って着替えただけで、明日の予定のために新潟の咲花温泉の格安旅館へ移動。
19時過ぎに着いたのに、嫌な顔ひとつされず、

9/21 19:31

宿の温泉に浸かって（泉質good）、

9/21 20:07

お部屋食〜。頼んでないのに、地酒付だった。

9/21 23:24

夜中に露天風呂〜。満足の一日デシタ。

撮影機器：

PENTAX Optio W90 PENTAX

T003 KDDI-TS

DMC-FT25 Panasonic

装備

共同装備

8ｍｍ×30mロープ 登攀具少々

感想

karoko

前からずーっと行きたかった米子沢へやっと行くことができた。とくに2週前は登山口まで来たけど登れなかったので、リベンジでもある。
沢を始めたとき、赤木沢、東沢釜の沢、米子沢が技術的に簡単で初心者〜初級者でも行くことができる景色の綺麗な3大沢だ、と言うのを何かで読んだことがあった。赤木沢・釜の沢は行ったけど、米子沢は行く機会がなかった。いざ行ってみると、たしかに綺麗で素晴らしい沢だけど、他の二つの沢に比べると、難易度としては決して初心者向けの沢ではないと思った。今でこそ緊張しながらも楽しめたけど、経験の少ないときだったらかなりフォローしてもらわないと無理かも（今でも相当フォローしてもらってるけど）。
下部の大滝近辺は巻いてしまう方が多いようだけど、最低限のクライミング能力があれば登ること自体はそれほど難しくないと思う。初っ端の滝の落ち口近辺のトラバースが怖くなければ、問題なく先に進める。私はそこは怖かったけど、その先はほぼフリーで登れた（クライミング能力は低いデスが）。
cosmicafroさんのように余裕で通過できるようになるには、ジムでロープばかりやってないでボルダーの長物課題を練習すべき？あと体幹を鍛えないと、なのかも。
あと、沢靴はキャラバン製なんだけど、つま先の形状が大きすぎて細かいところに立ち込みにくい。厚めの靴下＆ネオプレンを履いてもやや大きめ、というのも問題なのかも。次買い替えるときはちゃんと考えないとダメですね。