高岩山〜鍋割山〜御岳山〜日の出山〜三室山

2023年04月23日(日) [日帰り]

• GPS: 07:26
• 距離: 20.2km
• 登り: 1,483m
• 下り: 1,635m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:01
• 休憩: 1:20
• 合計: 7:21

距離 20.2km 登り 1,499m 下り 1,635m

7:42 大岳鍾乳洞入口バス停
8:08 8:10 大名子ノ頭
8:53 高岩山
9:16 9:24 上高岩山展望台
9:25 9:29 上高岩山
9:40 芥場峠
9:44 鍋割山分岐
9:56 10:02 鍋割山
10:12 10:35 奥の院
10:57 御岳山
11:16 長尾平分岐
11:23 11:31 御岳山
12:08 12:09 東雲山荘
12:12 12:14 日の出山
12:30 12:32 竜のヒゲ
12:46 12:47 高峰
12:59 13:01 萩平(妙ヶ窪ノ頭)
13:06 梅野木峠
13:10 要害山
13:20 13:23 三ツ沢峠
13:24 13:28 三室山
13:42 13:51 琴平神社
14:28 14:30 梅の公園
14:34 14:36 吉野梅林バス停
14:49 日向和田駅
14:58 14:59 明白院
15:03 宮ノ平駅

天候

晴れ（朝は肌寒く、午前中は風が強め）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

■行き
武蔵五日市駅から上養沢行きの西東京バスに乗車。
大岳鍾乳洞入口バス停で下車して徒歩。

■帰り
宮ノ平駅まで徒歩。

コース状況／危険箇所等

養沢神社〜上高岩山のサルギ尾根を歩く場合、養沢神社裏が一般登山道にしてはかなりの急傾斜なので、特にサルギ尾根を下りで使う場合は注意が必要です。

写真

4/22 19:18

東横イン秋川駅北口。明日は朝イチのバスに乗るため、ここで前泊しました。

4/23 7:33

今日のスタート地点は大岳鍾乳洞入口バス停。写真左側にある養沢神社から登山道へと入ります。

4/23 7:39

養沢神社裏側の登山口。この時点ではサルギ尾根の恐ろしさを理解していませんでした(汗)

4/23 7:39

シャガが綺麗だなと暢気に構えていたら...

4/23 7:41

登山口からすぐの場所で凄まじい急坂が登場！！

4/23 7:41

上から撮った写真を見ると、登山口付近の傾斜がよく分かりますね。

4/23 7:47

まだまだ急斜面が続きます...

4/23 7:54

カナダの国旗みたいな葉のカジカエデ。

4/23 8:01

チゴユリはあちこちで花を咲かせていました。

4/23 8:07

ようやく平坦地に出たと思っても、すぐに急斜面が現れます(涙)

4/23 8:21

炭焼き窯跡。こんな急斜面の山も、かつては薪炭林として活用されていたんですね。

4/23 8:24

またしても急斜面...

4/23 8:27

岩がとても多いですが、三点支持で登るような場所はありませんでした。

4/23 8:28

これはバイカツツジだと思いますが、花が無いとちょっと自信が無いですね...

4/23 8:33

岩の間を通り抜けると...

4/23 8:36

シロヤシオ！！今年は春先に一気に暖かくなったので、予想よりも開花が早かったようです。

4/23 8:42

今度は真っ赤なベニドウダン！！

4/23 8:45

このような岩の多い乾燥した尾根には、ツツジ類が沢山自生していました。

4/23 8:50

フモトスミレ。どれも花が小さめでしたが、これはその中でも大きな花でした。

4/23 8:53

本日1座目の高岩山に到着。山頂の標識が無かったのが残念でした。

4/23 8:54

ミツバツツジは終盤でしたが、まだ幾らか綺麗な花が残っていました。

4/23 8:57

奥に見えるのが上高岩山。高岩山から60mほど下って、150mほど大きく登り返す感じです。

4/23 9:01

上高岩山への登り返しが始まります...

4/23 9:09

急登で疲れるので、綺麗な新緑を見て気を紛らわせます(笑)

4/23 9:13

まだまだ登って行きます...

4/23 9:20

四阿に到着。ここはまだ上高岩山ではありません(汗)

4/23 9:21

四阿からの展望。左のピークが日の出山で、右のピークが高峰（山）でしょうか？

4/23 9:24

岩の間の階段を抜けると...

4/23 9:25

路傍に白いものが...と思って見ると、なんとイワウチワの花でした！

4/23 9:25

ちょっと俯いた感じが可愛いですね...

4/23 9:27

分岐点に到着。ここで上高岩山・ロックガーデン方面に数m登ると...

4/23 9:28

本日2座目の上高岩山に到着！ここも展望はありませんでした。

4/23 9:30

上高岩山を過ぎると、急に道幅が広がって歩きやすくなりました。

4/23 9:33

普段は巻き道を使いませんが、今回はお試しで左の巻き道に入りました。

4/23 9:39

綾広の滝からの道との合流点に着くと、急にハイカーの数が増えました。

4/23 9:43

芥場（あくば）峠。ここから北へ向かって鍋割山に登ります。

4/23 9:47

葉だけになったカタクリ。周囲にもカタクリの株が幾つかありましたが、全て花期は終わっていたようです。

4/23 9:48

ゆっくりと登っていくと...

4/23 9:56

3座目の鍋割山に到着！ここが本日の最高点です。

4/23 9:59

鍋割山で半分だけクリームパンを食べました。

4/23 10:10

鍋割山から降りた後、今度は奥の院（甲籠山）に登ります。

4/23 10:11

岩だらけの尾根を登っていくと...

4/23 10:15

またまたシロヤシオを発見！！

4/23 10:21

4座目の奥の院に到着！

4/23 10:23

先程の山頂から少し下ると、奥の院の社殿がありました。

4/23 10:27

シロヤシオの花が見られるのは短い期間なので、存分に楽しみました。

4/23 10:38

奥の院直下の鎖場を通過すると...

4/23 10:44

杉並木の緩やかな道に変わります。

4/23 11:00

長尾平に到着。ここで少し休憩しました。

4/23 11:19

不思議なことに、御岳山ではミツバツツジの花がかなり残っていました。

4/23 11:24

武蔵御嶽神社の拝殿に到着。

4/23 11:27

拝殿の裏に回って、5座目の御岳山に登頂！！

4/23 11:28

「奥の院遙拝所」からは、ツンと尖った奥の院（甲籠山）が見えました。

4/23 11:31

御岳山から下山する途中で参道の脇にカモシカが出現して、周囲の人も驚いていました。

4/23 11:34

大きな鳥居を抜けると、茶屋や土産物屋が並んでいました。

4/23 11:36

神代ケヤキ。枯れそうで枯れない生命力がすごいですね。

4/23 11:37

御岳山の宿坊周辺はニリンソウが多かったです。

4/23 11:37

いざ日の出山へ！

4/23 11:42

この石碑を見ると、わざと墓地に入ってくるハイカーが多かったんでしょうね...

4/23 11:54

御岳山と日の出山の間の鞍部。ここが養沢方面・日の出山方面との分岐点になっています。

4/23 11:57

サルギ尾根の急登と比較すると、日の出山への登りはとても緩やかですね(笑)

4/23 12:08

日の出山のトイレまで来れば、山頂は目の前です。

4/23 12:11

本日6座目の日の出山に登頂！！山頂は大勢のハイカーでごった返していたので、早々に下山することにしました。

4/23 12:14

計画通り、日の出山から三室山方面に向かいます。

4/23 12:22

日の出山から150mほど下り続けた後...

4/23 12:26

この標識のポイントから尾根道で少し登り返すと...

4/23 12:29

7座目の竜ノ髭に登頂！！あまり登り返していないので、登頂した実感はありませんでした(笑)

4/23 12:38

竜ノ髭から下った後、このポイントから再び尾根道を登り返すと...

4/23 12:46

8座目の高峰山に登頂！！ここも展望がなくて残念でした。

4/23 12:51

高峰山から降りた所の分岐点で、標識の奥（梅野木峠）に向かって進みました。

4/23 12:59

大きな電波塔の脇を抜けると...

4/23 13:04

梅野木峠に到着。ここから林道で南下すると、"つるつる温泉"方面に降りられるそうです。

4/23 13:08

林道脇の法面の上に登山道が付けられていますが、ここでは斜面下に向かって落とし物をしないように気を付けないといけませんね(汗)

4/23 13:11

ここはかなりの面積が伐採されていますが、周囲の林の手入れの状態を見る限り、柱や板などとして使える木材はあまり無かったかもしれません。

4/23 13:19

最後のピーク、三室山に向かって巨岩の間を登ります。

4/23 13:22

9座目の三室山に登頂！！あとは青梅線の日向和田駅に向かって下るだけです。

4/23 13:26

ここでは写真左に向かって進みましたが、写真奥（南）に進むと梅ヶ谷峠方面に行けるようです。

4/23 13:29

この葉はハナイカダでしょうか？

4/23 13:30

これはコアジサイですね。

4/23 13:32

ツクバネウツギは1株だけ咲いていました。

4/23 13:35

オトコヨウゾメ。近縁種のガマズミと違って花の付き方が疎らですが、これはこれで可愛らしいですね。

4/23 13:37

マルバアオダモ。白い花は遠くから見ても目立っていました。

4/23 13:44

岩の上に建っている琴平神社でお参りをして、さらに下っていきます。

4/23 13:49

ヤマツツジ。花を見たのは今年初めてかもしれません。

4/23 13:53

登りのサルギ尾根と違い、歩きやすい道で助かりました(汗)

4/23 13:58

クマワラビ。葉の上部の胞子（ソーラス）の付く部分がちょっと縮れています。

4/23 14:01

ガクウツギ。これも今年初ですね。

4/23 14:17

琴平神社の鳥居に到着。ここからは車道歩きとなります。

4/23 14:23

セリバヒエンソウ。状態の良い花を中々見つけられませんでした。

4/23 14:25

ハハコグサ。これも春らしい花ですね。

4/23 14:27

吉野梅郷 梅の公園。梅の花の時期ではないので、今回はパスしました。

4/23 14:35

今年は既にフジの花も終盤で、季節の移り変わりが速いと感じました。

4/23 14:44

神代橋から望む多摩川。ここだけ見ると都内とは思えませんね...

4/23 14:48

暢気に写真を撮りながら歩いていたら、日向和田駅の電車に乗り遅れました(汗)

4/23 15:02

日向和田駅で電車を待ち続けるのもアレだったので、隣の宮ノ平駅まで歩いてゴールインしました。

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

SH-M19 SHARP

装備

個人装備

ソフトシェル 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 笛 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 予備乾電池 モバイルバッテリー 時計 小銭入れ タオル ストック カメラ クマ鈴

感想

ardisia

[ルート]
高岩山・上高岩山のあるサルギ尾根はイワウチワの花が見られるという情報を掴んでいたので、イワウチワの花期に未踏ルートのサルギ尾根を歩く計画を立てました。
サルギ尾根は岩登りをするような場所はありませんでしたが、出だしから急坂が多くて驚きました。
芥場峠から三室山までは以前に歩いたことがあるルートだったので安心でしたが、三室山から吉野梅郷までの道も歩きやすくて助かりました。

[展望・景色]
高岩山：木々に囲まれていて展望がありませんでした。また、山頂の標識もありませんでした。
上高岩山：木々に囲まれていて展望がありませんでした。
鍋割山：木々に囲まれていて展望がありませんでした。
奥の院：木々に囲まれていて展望がありませんでした。
御岳山：「奥の院遙拝所」から奥の院が見えました。
日の出山：東〜南面の展望が良いですが、あまりにも人が多すぎて山頂で落ち着ける雰囲気ではありませんでした。
竜ノ髭：木々に囲まれていて展望がありませんでした。
高峰山：木々に囲まれていて展望がありませんでした。
三室山：木々に囲まれていて展望がありませんでした。

[動植物]
サルギ尾根ではイワウチワやフモトスミレ、シロヤシオ、ミツバツツジなどの花が見られました。
御岳山から三室山までの尾根は人工林が多くて花が少なかったですが、三室山からの下りではツクバネウツギ、オトコヨウゾメ、ヤマツツジなどの花が見られました。
また、武蔵御嶽神社の境内ではカモシカを間近で見ることができました。

[飲食・お土産]
特になし。

[その他]
サルギ尾根はかなりの急坂なので、体力・技術に自信の無い人ほどこの区間を下りで利用しない方が良いと感じました。

コメント

yamaonse

ardisiaさん、こんばんは！サルギ尾根、急そうですね。ちょっと登ったところから見下ろした図、まさに家の屋根が見えてきてからが一番急な尾根筋の典型のように感じます。そんな急登がさらに続くとなると神経使いそうですね。一方で、登り切ったらベニドウダンやシロヤシオのご褒美、緊張が一気にほぐれそう。イワウチワもあるっていいことだけど、イコール岩場があるってことなのかな。御岳神社まで行って終わりかと思いきや、ふたたびの山道。登りの山とは植生が違っているようですね。変化に富んだロングコース、高低差もかなりあるようだし、達成感がたっぷりと得られそうですね。

ardisia

yamaonseさん、こんばんは。

今回の山行ではサルギ尾根が一番の急坂でしたが、奥の院から御岳山へと下る所（※写真47の手前）もかなりの急登でした。
ただ逆に言えば、この2箇所を除けば緩やかな歩きやすい道がずっと続くので、メリハリのあるルートだったと思います。

また岩の多い急坂では、イワウチワやシロヤシオ、ベニドウダン、ミツバツツジ、フモトスミレなどの草花が多かったので、花を見ながら/撮りながら登ることで疲労が緩和されたようにも思えます。

今回の一番のミスは帰りの電車の時刻を把握していなかったことで、日向和田駅で目の前で青梅線が通過していった時は体中から力が抜けていきました(笑)