行くで!六甲山卒業式?に( `ー´)ノ in 全山縦走。
- GPS
- 15:14
- 距離
- 43.8km
- 登り
- 2,898m
- 下り
- 2,867m
コースタイム
- 山行
- 14:10
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 15:14
天候 | ☁ 北風 うすら寒ーい 六甲山上は めっちゃ寒ーい。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
神戸市は 階段地獄? 西宮市は ワイルドえぐれ道?。 道標完備 迷うことは無いかと思いますが、高取〜菊水山間の市街地 ぼーっと生きてたら 迷うかもです。 |
その他周辺情報 | ♨とかあるらしいですが 普通のハイキングのスピードで歩いていましたら 温泉など入る余裕の時間なんてありませーん。(笑) |
写真
装備
共同装備 |
🍙 おやつ 差し入れ その他 食べ物だらけ。
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感想
私は 職業柄 色んな生徒と出会うことが楽しみでした。
何でもできちゃう子
やればできる子
やっても なかなかできない子
そら 色んな子供たちでいっぱいです。
でも みんな それぞれがたくさんの想い出をもって 卒業していきました。
私が両手をひろげても
お空はちっとも飛べないが 飛べる小鳥は私のやうに
地面を速くは走れない
私が体をゆすっても
きれいな音は出ないけど
あの鳴る鈴は わたしのやうに
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と 小鳥と それから私 みんなちがって みんないい。
ー金子みすゞー
六甲の卒業証書 「六甲全山縦走」
それも みんなちがって みんないい。
それぞれが尊重しあわないと
山の世界でも 2極化し
勝ち組 負け組を 競い合う。
山も人生も そーいう所じゃ ないんだよー。
東京都渋谷区の「渋谷」「恵比寿」「代官山」それぞれの駅まですべて徒歩圏内、という 超絶大都会のど真ん中から、いきなり神戸の裏山みたいな「THE HEKICHI」ちびっとウサギ村に引っ越して来てからというもの、ラムちゃんと1人と1匹で六甲山をうろついてるうさぎ。
その頃から六甲全山縦走というのがあることは知っていたけど、ラムちゃんと日帰り徒歩圏内の狭い範囲だけを歩いてるから 表のメジャーなお山のコースなどは殆んど知らないし、高取山を除けば菊水山から先も、反対側は最高峰から先も 未だ歩いたことが無く(正確には1年半前に鉄拐山、おらが山、鉢伏山、旗振山はお散歩登山 一度だけしたことあり) 今日まで過ごして来てしまった。
いつかは歩き通してみたいという夢はずっとあって、ただその夢は夢のまま放置してきてしまってたうさぎ。
ひょんなことからjyunntarou先生との会話の中で「全山縦走ってどーよ?やってみたくない?」という流れに!
そりゃやってみたいに決まってまーす!
やりますよーーー!!やるやる!!
夢にまで見た六甲全山縦走。
やらないわけがなーい!
善は急げ?
鉄は熱いうちに打て?
めっぽう暑さに弱くて大汗かきのうさぎは、かなり涼しい日じゃないと全山縦走なんてバテバテになって無理なのは目に見えていて、ちょうどこの日の天気予報が気温もかなり低めで曇り空、風もあって涼しく歩けるんじゃないか?とのご提案。
えっ!?マジでっ!?全山縦走してみないかと最初に言われてから ほんの数日後の急きょ決行と相成りました〜。だはっ!( ゜Д゜
まぁ、考えててもしょーがないからねっ!勢いとタイミングって大事と信じてるうさぎは、一も二もなく もろ手を挙げての参戦ということになりましたです、ハイ。
しかしあまりに距離が長い。
へっぽこうさぎなんかに本当に出来るのか出来ないのか、まったく予想がつかないんだけど、新緑が萌えに萌えて光の輝きも素晴らしく美しいこの季節ならば、肉体的には大変であろう全山縦走も、少しは楽しく気が紛れて歩けるのではないか?という甘い期待も持ちつつ 銀河鉄道から電車を乗り継いでの須磨浦公園駅へ。
改札を出ると、そこにはなんと!山友だちのpekochikoちゃんが、お菓子とゼリードリンクの詰め合わせを抱えて 早朝から待ち構えていてくれましたっ!なんという友!うさぎ幸せっ(≧∇≦)♪
pekochikoちゃんに激励のハグしてもらって、勇気凛々&元気百倍でしゅっぱーつ!
一年半ぶりに見る須磨の海は素晴らし過ぎて、いろいろな思いを抱えて石の階段を昇り始めました。
てかね、うさぎにとっては本当に生まれて初めての「何が起こるかわからない」ことだらけの六甲全山縦走だけど、jyunntarou先生はもちのろん!言うまでもなく 既に何度も縦走している。
足を引っ張るのは火を見るよりも明らか。ご迷惑をおかけしますっm(__)m
気づきの遅い、出来の悪すぎる生徒うさぎ、頑張って必死に付いて行こうと決意!
のはずがっ!!
出だしの400段階段で既に半分いや半分以上死亡気味。(笑)
トレランの男性に先に行ってもらってその後ろ姿を見守っていると、最後まで走り通して昇って行っちゃったよ、スゲーな!そしてその太ももとふくらはぎの隆々とした筋肉!ちょっ、待って!ムリっ!うさぎの筋肉なんて納豆の糸ぐらいしかないのにさ!先行き不安でしかないじゃん!
その更に少し先、まだまだ序盤と言っても良い高取山で、今度はマジでヤバい状態に陥る。何よりとにかく心肺機能がね、階段ばかりで限界を超えていた。
高取山でもやはり階段を昇っている途中、もうお腹が空いて空いて、喉が渇いて、それまでのアップダウンの繰り返しで太ももの筋肉にも疲れが出て来てしまって簡単にリカバリーできない。
昇れば昇るほど、ますます疲れと呼吸、心臓の苦しさが限界を感じて、それ以上まったくスピードが全然出せない。
かろうじて、虫の息状態で山頂に到着。
お腹すいたよー。喉がカラカラだよー。太ももしんどいよー。息が苦しくて酸素が足りないよー!!(←うるさいっ!笑)
山頂でおにぎりとオヤツ食べて、飲み物飲んでちょっと落ち着く。
しかしこの時点でもうjyunntarou先生は今日の先行きにかなりの不安を感じていただろうと思う。しかしそんなことは微塵も態度に出さず、楽し気にうさぎのペースに合わせてくれた。ありがとうございますぅぅぅ(ノД`)・゜・。
ま、うさぎと一緒に縦走すると決めた時点で、jyunntarou先生はタイムとか気にすることは放棄していたであろうことはまず間違いないけどなっっ。
へっぽこうさぎにタイムなんて期待するべくもないのだから!(笑)
踏破できるかどうかだってすこぶる怪しいものだと思っていたことでしょう。
うさぎは負けん気だけは強いから、どんなことがあっても這ってでも宝塚まで行くんだと決めていたし、途中で諦めるという可能性については全く1mmも考えていなかった。ただ電車の時間だけが少し(いや、かなり!w)気がかりだったんだけどね。(笑)
高取山の先には菊水山の「噂に名高い激登り階段」が待ち受けているし、さらにその先、鍋蓋山への登りもとにかくキツイ。
高取山でヒーヒー言って登って息も絶え絶えだったうさぎは、本当に菊水山から鍋蓋山とハードな登りに耐えうるのか?更に言うと摩耶山まで天狗道なんて登ることが、本当にうさぎに出来るの?
不安で仕方無かったけど、やるしか無い!やっとかんとっ!!
ハッキリ言って根性と気合いだけで、なんとか予定時間オンタイムで鍋蓋山の山頂に立てた!やったー\(^o^)/
それはいいけどさ。
時間もうすぐお昼ざんすよ!(笑)
こんな素晴らしいビューポイントで、ランチするのに最適な広場もあるってのに、テクテク歩きながらモグモグ食べるだなんて、せっかく作って来たおにぎりが泣くわっ!!!「ゆっくりまったり」とまでは言わないにしても、せめて一瞬でも座ってお昼ゴハン食べましょ。そーしましょ。
六甲全山縦走は苦行にあらず!
少なくともうさぎにとってお山は楽しむために登る場所よ♪
景色を見たり、植物を見たり、光の色を感じて風の匂いをかぎ、五感のすべてを研ぎ澄まして全身でお山を感じることが最大の喜びなのにさ。
時計だけ気にして先を急ぎ続けるなんてナンセンスだよ。勿体ないよ。せっかくお山に来ているのに!
てことで負け惜しみ(?笑)を大爆発させて、かじりついた丸々のまんまのツルピカトマトがうんまーーーーーーーい(≧∇≦)♪♪♪幸せ!うさぎ生きてるぅぅぅーーー!
今まで食べたトマトの中で一番美味しかった!(美味しく感じた)
縦走する人、トマト、おススメよーん。歩きながらでもいいからトマト丸かじりしてちょもらんまー♪マジうまいから!
トマト食べて、おにぎりほおばって、なんなら甘〜いマロンパンまでいただいちゃいましたっ!このマロンクリームとマロンペーストのパン、めっっっっちゃうまかった!ヤバかった!昇天しかけた!(笑)
たぶん座って食べたこと、うさぎにとっては大事だったな。
そのせいで軽く30分は時間ロスしちゃったけどね。(時間のことだけを気にするのであれば!)
その次の難所はやっぱり天狗道。登り延々と続くからね。「もうそろそろかな?」と思ってからが意外とロングローングだしね。「もうすぐ着くかな?」と思ってるのになかなか着かないっていうのは、精神的にけっこう来る。
摩耶山まで行ったら約半分。
実はうさぎ、こっからだったら うさぎ村に簡単にエスケープ出来ちゃう。(笑)
普段いつもラムちゃんとウロウロしている思いっきりテリトリー!てかラムちゃんとうさぎのお庭と言っても過言ではないんだもん。
こっから帰るという誘惑を断ち切って、最高峰までなんとしてでも行かなくっちゃ!!
700〜800mを超えると、涼しいとか悠長なことは言ってられない寒さになって、そよ風はずっと吹いてるし、縦走路は基本尾根だからほんと吹き曝しで寒いのなんのって!激しくアップダウンを繰り返して汗だくになってる体にはかなり堪えた。
かといって着替えてる暇などあるはずもなく、最高峰へと先を急ぐ。
その間にも「お腹へったー!」「飲み物なくなったからオアシス藤原商店で補給せんと!」とか、まぁ、色々とね。(笑)休憩ちょいちょいぶっこみましたからねっ。(笑)
最高峰についたらもう18時回ってて、平日、こんな時間のこんなに寒い日の最高峰に登山者なんているはずもなく、(いたらアホよ!そんなアホ、jyunntarou先生とうさぎしかおらんわっ!!笑)貸し切り状態の贅沢な最高峰には真冬みたいなそよ風吹いてた。(笑)
最高峰まで行ったら、有馬に降りて有馬温泉で汗を流して、北風ピープーなさっぶーい今日の天候で芯から冷え切った体を温めて帰る、という誘惑も猛烈にあったんだけど(笑)、そこもなんとか必死にこらえて東六甲の未整備の道へと進むわけよ。(笑)
しかしほんとガーデンテラスぐらいからは、マジで冬か?って思うほど、ほんとーーーーに寒かった!
東六甲の道は、うさぎは未だ一歩も足を踏み入れたことが無かったから、神戸市と違って未整備でワイルドなザラザラごろごろの登山道は新鮮だった!
ただ、18時回ってだんだん薄暗くなる中、ヘッデンつけて歩くと道の一部だけしか照らされず、見えてはいるけど自然光の下とは見え方が全然違うし、ザラザラして滑りやすい未整備地面なだけに神経を遣ってとても疲れた。
しかも終電の時間が迫ってる!
ゆっくり降りている場合ではない!
急ぎめで降りなきゃかなりヤバくなってきていることは分かってるけど、
慌てて滑って転んで変な所を捻挫したり、飛び出た岩やなんかで怪我でもしたら、それこそもう歩けなくなっちゃうことだってあり得る。
慎重に、しかし決してゆっくりではなく かなり早足で歩くというのは本当に骨が折れた。
そのせいか、途中で眠くなってきて、淡々と一定のペースで下り続けることが半催眠状態を生み出し(笑)、うさぎマジで半分ぐらい眠りながら歩いてた。下山しながら寝落ちってどーなん!?(笑)
その中でも途中、突如として眼前に広がった西宮の夜景は素晴らしかった!
うさぎは夜のお山は歩いた経験が無いから、六甲の夜景を見たのは2年前の秋、天覧台からの一度だけだけど、それに勝るとも劣らない素晴らしい夜景だった。
ゆっくり歩きにもいいことあるんだなぁ。
電車での帰宅に間に合うかハラハラどきどきだったけど、結果的には十分間に合う時間に宝塚にゲザーンすること出来ました。
全山縦走、思い立ってすぐに行けて良かったと思っています。
提案してくださったjyunntarou先生には感謝しかありません。
全山縦走には、やった人にしか分からない「何か」があります。間違いなく!
うさぎは生まれつき心肺機能がかなり人より劣っているので、10時間とか11時間とか、早いペースでの縦走はどんなに頑張っても絶対に出来ません。(基本的に「走る」ということが全く出来ない)
だけど、歩き通すことは出来た。
今のうさぎにとって、それだけで十分満足です。
人と比較することに何の興味も無いし、自分が自分に勝てればそれでいいです。
自分が決めた「這ってでも完走!岩にかじりついてでも完走!」という目標は達成できたんだもん。
これからもしまた全山縦走にチャレンジすることがあれば、その時はもう少し事前に体を作るとか、多少走り込み(?笑)的なトレーニングをするとか、今回よりは少しでも早く歩ければいいなとは思うけれど、15時間かかったことに全く恥ずかしいなどと思っていない。むしろ誇らしくさえ感じています。
うさぎ、がんばった!!!!
それが全てです。
今のうさぎはこれです。
それでいいのだ!
自分、全肯定よ!(笑)
一日で六甲の端から端まで沢山いろんなピークを歩くことで、それぞれの標高のそれぞれのお山では同じコバノミツバツツジでも既にすっかり花の時期を過ぎたお山もあれば、今を盛りと咲き誇るお山もあったり、山域によって咲いているお花の種類が少し違っていたり、低いお山ではもう既に新緑と呼ぶにはあまりに青々と緑の色が深く夏色に近づいているところもあれば、最高峰辺りではまだまだ新芽の出始め、若い葉がまだ縮んで開く前だったり、地上に降り立つ天使の羽をすぼめたような形だったり、と植物たちも全然違った顔を見せてくれていました。
空気の感じ、風の冷たさもまた、標高によって全く変わります。
もちろん標高差で世界の見え方も全く違う。
そういった変化を順番に少しずつ味わえる六甲全山縦走は素晴らしく楽しい経験でした。
一緒に歩いてくださったjyuunntarou先生、本当にありがとうございます。
うさぎは卒業証書を受け取ることが出来たのでしょうか?
昨日あんなにしんどかったはずなのに、たった一日で、またいつか、そんなに遠くない将来に全山縦走にチャレンジしてみたくなっています。
苦しくて、しんどくて、
しんどくてしんどくてしんどくて!
そして最高に楽しかった!!!!
こんばんは、はじめまして。
コメントありがとうございます。
参考に?なりました??
うそーん(笑)
とても人様の参考になるようなレコではないと自覚しておりますが、
うさぎみたいなヘッポコばかたれでも 頑張ればなんとか踏破出来たりするのよ ということを証明したく、
恥ずかしながら公開しました😆
まさあきさんも、近く全山縦走されるご予定なのでしょうか?
存分に楽しんできてください!
奥駆下見 お疲れさまでした。R168も 仮設道路が思ったよりも早く開通し移動が楽になりましたね(^^)/
六甲縦走は 昔に比べて道の整備は格段と良くなっていますが 神戸市は階段が増えすぎたようにも思います。
逆に西宮市に入りますと 年々深くえぐれたザラ地がよく滑り、対照的な山道となっています。
また チャレンジに来てくださーい( `ー´)ノ
GWは ☂ばかり(*ノωノ) まるで梅雨みたいですね。また☀の好天気の下、奥駆を 思い存分堪能してくださいね(^^)/
お疲れ様でした!
見慣れた縦走路も、お二人のレコからは
新鮮で違ったものに感じられます。
今度、トマト、試してみます。
Kumainkobe ฅʕᵔᴥᵔʔฅ
千町 段ヶ峰レコ 懐かしかったです(^^)/
六甲縦走 ゆーっくり Kumaさんの2分の1スロービデオ(笑)で見る景色よかったですよー(*^^*)
おまけに 東六甲から見る夜景も(笑)
今度の縦走で トマトをかじっている写真 楽しみにしていまーす(^^)/
次回 15時間切りしないと 今度こそ破門させますわー(爆)(*^-^*)
ご無沙汰しています!
コメントありがとうございます。
Kumainkobeさんも段ヶ峰 & 千町ヶ峰に行かれたんですね。うさぎが訪れたとき、最高に素晴らしい眺めに感動したことを懐かしく思い出しました。
今回はじめて六甲全山縦走してみて、
Kumainkobeさんが当たり前のように毎週されていることが どれだけとんでもない偉業なのかということ、改めて身をもって痛感しました😱
そのうえ3往復までされちゃってますもんねっっ!もう、悟り開いちゃったんじゃないですか?
今うさぎ、Kumainkobeさんと またゆっくり六甲縦走のお話しがしてみたいなぁ、という気持ちです☺
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