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Yamareco

記録ID: 546392
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大山・蒜山

伯耆大山(三鈷東谷〜北東面Bルンゼ左岸尾根:仮称〜三鈷峰)

2014年11月13日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:46
距離
8.0km
登り
974m
下り
898m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:24
休憩
0:20
合計
9:44
6:37
66
川床出発
7:43
7:43
73
東谷分岐
8:56
8:56
27
三鈷峰北東面分岐
9:23
9:23
281
北東面A・Bルンゼ分岐
14:04
14:24
21
三鈷峰山頂
14:45
14:45
96
上宝珠越→砂滑りへ
16:21
南光河原駐車場帰着
○コースタイムの詳細
川床(6:37)〜東谷分岐:左へ(7:43)〜三鈷峰北東面分岐:まずは左へ(8:26)〜しばらく周辺散策〜三鈷峰北東面分岐:右へ(8:56)〜ABルンゼ分岐:Bルンゼへ(9:23)〜三鈷峰(14:04〜14:16)〜砂滑り(14:55)〜南光河原駐車場(16:21)

合計時間: 9時間46分
合計距離: 7.99km
累積標高(上り): 873m
累積標高(下り): 817m
天候 曇り時々晴れ 稜線上はガス
稜線上の風速10~15m/s
気温-5~6℃(風速、気温共に体感)

川床駐車場気温0℃(06:30時点)
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
車を2台使用
南光河原駐車場に1台デポ。
もう1台で川床へ。
コース状況/
危険箇所等
初冬季の登山です。
要事前準備、地図、コンパス必携。
装備適宜。

東谷分岐から三鈷峰まではバリエーションルートです。
極めて危険、場合によっては遭難、死亡事故を伴います。
軽い気持ちで行かれない事を願います。

\郛押租戝分岐〜ルンゼ取付き
何度か渡渉を繰り返す。
阿弥陀川本流はルート表示多いが、
東谷は殆ど見当たらない。
今回ルンゼ取付き箇所を見落として行きすぎてしまった。
目的の谷の水量はBルンゼ側が少ないようだった。

∋宛敲北東面Bルンゼ左岸尾根〜三鈷峰
Bルンゼ出合の涸滝は右岸を巻いた。
この滝は多段滝であり、2段目、3段目が上部に確認出来た。
登攀出来ないと判断し、左岸尾根を巻いた。
どこかで予定ルートに戻るつもりでいたが、ルンゼは非常に急傾斜であり
積雪と相まって危険な状態だった。
これを登攀する技術は無いため左岸尾根を三鈷峰頂上まで詰める事とした。
この尾根は全体的に灌木が非常に濃く、急傾斜。
キャラボクなどの空中ヤブコギあり。
非常に滑り易い。
Aルンゼ側は切れ落ちている。
ルート取りは繊細に。

三鈷峰〜上宝珠越〜砂滑り〜大神山神社
積雪の為、全域に渡り通行注意。
クラストしている個所もあった。
また、砂滑りは崖になっている個所があり通行注意。
積雪期は雪崩に充分な警戒必要。
この日はまだ薄い積雪だった。

■「三鈷峰 北東面A・Bルンゼ」の名称についてはこちらを参照させて頂いた。
http://yajingaasobu.sakura.ne.jp/yajin/yamakiro/090405/sanko.html
ありがとうございます。
川床から阿弥陀川を遡行していく。途中綺麗な紅葉が見れた。(s)
2014年11月13日 07:14撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
11/13 7:14
川床から阿弥陀川を遡行していく。途中綺麗な紅葉が見れた。(s)
淡く紅葉していた。綺麗。(t)
2014年11月13日 07:08撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
11/13 7:08
淡く紅葉していた。綺麗。(t)
早くも雪があって三鈷峰の積雪具合が気にかかる。(s)
2014年11月13日 07:33撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/13 7:33
早くも雪があって三鈷峰の積雪具合が気にかかる。(s)
東谷との分岐。
2014年11月13日 07:38撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 7:38
東谷との分岐。
東谷分岐。左俣が東谷。右が本流。(s)
2014年11月13日 07:43撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 7:43
東谷分岐。左俣が東谷。右が本流。(s)
思ったよりガスは濃くなく、三鈷峰の頂が遠望できた。(s)
2014年11月13日 07:48撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 7:48
思ったよりガスは濃くなく、三鈷峰の頂が遠望できた。(s)
大きな岩がごろごろ。Tさんは沢靴。Sはゴアの3シーズンシューズ。どちらもこの日の山には適してない靴だった。(s)
2014年11月13日 07:55撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/13 7:55
大きな岩がごろごろ。Tさんは沢靴。Sはゴアの3シーズンシューズ。どちらもこの日の山には適してない靴だった。(s)
三鈷峰北東面が見えてきた。(s)
2014年11月13日 08:17撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 8:17
三鈷峰北東面が見えてきた。(s)
赤線がだいたいのルート。当初は左側のBルンゼをできるだけ登るつもりだったが、結果として尾根歩きが多くなった。(s)
2014年11月13日 08:26撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 8:26
赤線がだいたいのルート。当初は左側のBルンゼをできるだけ登るつもりだったが、結果として尾根歩きが多くなった。(s)
北西面を登る前に親指ピークや振子山あたりを確認。(s)
2014年11月13日 08:28撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/13 8:28
北西面を登る前に親指ピークや振子山あたりを確認。(s)
いざ北東面へ。(s)
2014年11月13日 09:09撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 9:09
いざ北東面へ。(s)
三鈷峰が遥か遠くに思える。(t)
2014年11月13日 09:12撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/13 9:12
三鈷峰が遥か遠くに思える。(t)
右俣はAルンゼ、
左俣がBルンゼ。
水量はAルンゼ側が多いようだ。(t)
2014年11月13日 09:15撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 9:15
右俣はAルンゼ、
左俣がBルンゼ。
水量はAルンゼ側が多いようだ。(t)
Bルンゼ出合の涸滝。
ここからは観えないが多段滝であり、
上部には2段目、3段目が確認出来た。(t)
2014年11月13日 09:18撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/13 9:18
Bルンゼ出合の涸滝。
ここからは観えないが多段滝であり、
上部には2段目、3段目が確認出来た。(t)
二俣を左(Bルンゼ方面)へ。最初から高さのある滝。右から巻くのは厳しいのでちょっとだけ無理をして左から巻く。Tさんはここで撤退の二文字がよぎったらしい。僕はこのあとに再び越えられない滝に出くわしたときによぎった。(s)
2014年11月13日 09:23撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 9:23
二俣を左(Bルンゼ方面)へ。最初から高さのある滝。右から巻くのは厳しいのでちょっとだけ無理をして左から巻く。Tさんはここで撤退の二文字がよぎったらしい。僕はこのあとに再び越えられない滝に出くわしたときによぎった。(s)
灌木は大きくわけて4種類くらいの強度があった。ルンゼにはやわらない灌木が多く、滑落の危険があるので基本的に尾根にある強度のあるものを掴んでいく。(s)
2014年11月13日 09:50撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 9:50
灌木は大きくわけて4種類くらいの強度があった。ルンゼにはやわらない灌木が多く、滑落の危険があるので基本的に尾根にある強度のあるものを掴んでいく。(s)
この辺りのヤブはまだかわいかった。(t)
2014年11月13日 09:52撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 9:52
この辺りのヤブはまだかわいかった。(t)
一度Bルンゼに降り立つが遠くに滝があり、再び尾根に舞い戻る。滝の先に尖った巨岩が見える。(s)
2014年11月13日 09:55撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 9:55
一度Bルンゼに降り立つが遠くに滝があり、再び尾根に舞い戻る。滝の先に尖った巨岩が見える。(s)
アップ。(s)
2014年11月13日 09:55撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 9:55
アップ。(s)
斜度がBより急なAルンゼ。ここを登った記録は見たことがない。H26年11月時点。(s)
2014年11月13日 10:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 10:13
斜度がBより急なAルンゼ。ここを登った記録は見たことがない。H26年11月時点。(s)
となりの野田ヶ山の樹氷をみてうっとり。しばし現状から目を背ける。(s)
2014年11月13日 10:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 10:13
となりの野田ヶ山の樹氷をみてうっとり。しばし現状から目を背ける。(s)
Bルンゼ左岸尾根をしばらく登っていく。写真のヤブ漕ぎはまだ楽な方。右側が切り立っているので落ないように注意する。(s)
2014年11月13日 10:30撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 10:30
Bルンゼ左岸尾根をしばらく登っていく。写真のヤブ漕ぎはまだ楽な方。右側が切り立っているので落ないように注意する。(s)
高度をあげると船上山、勝田ヶ山の尾根も見えてきた。(s)
2014年11月13日 10:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 10:31
高度をあげると船上山、勝田ヶ山の尾根も見えてきた。(s)
尾根が細くなってきた。このまま尾根を直上すれば三鈷峰にいけるのだが、後半は斜度があがり詰まる恐れがあった。目標を左にある東峰とのコルに置く。(s)
2014年11月13日 10:44撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 10:44
尾根が細くなってきた。このまま尾根を直上すれば三鈷峰にいけるのだが、後半は斜度があがり詰まる恐れがあった。目標を左にある東峰とのコルに置く。(s)
Aルンゼを見る。(s)
2014年11月13日 11:03撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 11:03
Aルンゼを見る。(s)
Bルンゼを見る。斜度はAより緩いが、手がかりとなる灌木が頼りないものが多く、安易にトラバースすると滑落の恐れがあると思った。(s)
2014年11月13日 11:03撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 11:03
Bルンゼを見る。斜度はAより緩いが、手がかりとなる灌木が頼りないものが多く、安易にトラバースすると滑落の恐れがあると思った。(s)
Tさんは沢靴できたことを後悔していた。ソールを触るとつるつる。岩ではフリクションを発揮するが、雪の斜面だと滑って仕方がないらしい。「おーッ」という唸り声が何度もきこえてきた。僕も対抗して「うわおッ」とか「がおーッ」とか言ってみる。(s)
2014年11月13日 11:05撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 11:05
Tさんは沢靴できたことを後悔していた。ソールを触るとつるつる。岩ではフリクションを発揮するが、雪の斜面だと滑って仕方がないらしい。「おーッ」という唸り声が何度もきこえてきた。僕も対抗して「うわおッ」とか「がおーッ」とか言ってみる。(s)
尾根から離れ、左の小さなルンゼにいくと頭上に三鈷峰が見える。ここを地道に歩いていけば頂上にたどり着くことができると思ったが、灌木が頼りなくて困難だった。結局左の尾根に切り替える。(s)
2014年11月13日 12:54撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 12:54
尾根から離れ、左の小さなルンゼにいくと頭上に三鈷峰が見える。ここを地道に歩いていけば頂上にたどり着くことができると思ったが、灌木が頼りなくて困難だった。結局左の尾根に切り替える。(s)
後半も灌木やぶ漕ぎは持続する。60リットルのザックでこなくてよかった。灌木が当たってなかなか進めなかっただろうね。(s)
2014年11月13日 13:01撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 13:01
後半も灌木やぶ漕ぎは持続する。60リットルのザックでこなくてよかった。灌木が当たってなかなか進めなかっただろうね。(s)
休憩を取り、山頂へ向け出発する。水平距離だと100m無いのにね。(t)
2014年11月13日 13:09撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/13 13:09
休憩を取り、山頂へ向け出発する。水平距離だと100m無いのにね。(t)
下界はまだ秋の装いだ。(s)
2014年11月13日 13:15撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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11/13 13:15
下界はまだ秋の装いだ。(s)
激しいヤブコギ。まるで檻の中にいるような錯覚を覚える。(t)
2014年11月13日 13:26撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/13 13:26
激しいヤブコギ。まるで檻の中にいるような錯覚を覚える。(t)
標高が上がると樹氷が現れ始める。(t)
2014年11月13日 13:27撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/13 13:27
標高が上がると樹氷が現れ始める。(t)
コルを見つける。その斜度をみるとはじめから沢伝いにコルに抜けることは自分には無理だったと分かる。雪が安定して付いたら登ってこられるだろう。(s)
2014年11月13日 13:30撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/13 13:30
コルを見つける。その斜度をみるとはじめから沢伝いにコルに抜けることは自分には無理だったと分かる。雪が安定して付いたら登ってこられるだろう。(s)
檻の中を抜けると植生は低い灌木に変わった。(t)
2014年11月13日 13:32撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/13 13:32
檻の中を抜けると植生は低い灌木に変わった。(t)
終盤は強度のある灌木が張り巡らされていて安心感はあるが、なかなか進めない。キャラボクも増えてきた。(s)
2014年11月13日 13:34撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/13 13:34
終盤は強度のある灌木が張り巡らされていて安心感はあるが、なかなか進めない。キャラボクも増えてきた。(s)
山頂への最後の詰め。(t)
2014年11月13日 13:38撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
11/13 13:38
山頂への最後の詰め。(t)
これまでの事を考えると天国のように歩き易い。(t)
2014年11月13日 13:45撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/13 13:45
これまでの事を考えると天国のように歩き易い。(t)
それまでは晴れていたがガスで下方が見えなくなっていった。(s)
2014年11月13日 13:50撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/13 13:50
それまでは晴れていたがガスで下方が見えなくなっていった。(s)
もう少し。(s)
2014年11月13日 13:50撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11/13 13:50
もう少し。(s)
白い花が咲いていた。(t)
2014年11月13日 13:54撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
11/13 13:54
白い花が咲いていた。(t)
最後はキャラボクの空中ヤブ漕ぎ。(s)
2014年11月13日 14:03撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/13 14:03
最後はキャラボクの空中ヤブ漕ぎ。(s)
三鈷峰山頂に到着。
遠かった。(t)
2014年11月13日 13:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9
11/13 13:58
三鈷峰山頂に到着。
遠かった。(t)
7時間33分で三鈷峰登頂。「三鈷峰北東面Bルンゼ左岸尾根」と名付けた。長いな。(s)
三鈷峰の「3」。ピースではない。(t)
2014年11月13日 14:11撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12
11/13 14:11
7時間33分で三鈷峰登頂。「三鈷峰北東面Bルンゼ左岸尾根」と名付けた。長いな。(s)
三鈷峰の「3」。ピースではない。(t)
甲ヶ山、矢筈ヶ山、大休峠が観えた。
甲ヶ山に居る筈の友人に手を振る。(t)
2014年11月13日 14:05撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
11/13 14:05
甲ヶ山、矢筈ヶ山、大休峠が観えた。
甲ヶ山に居る筈の友人に手を振る。(t)
三鈷峰東峰(東嶺)を観る。(t)
2014年11月13日 14:05撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/13 14:05
三鈷峰東峰(東嶺)を観る。(t)
危惧していた三鈷峰の下りは思ったほど危険ではなかった。クラストしてなくてよかった。(s)
2014年11月13日 14:17撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/13 14:17
危惧していた三鈷峰の下りは思ったほど危険ではなかった。クラストしてなくてよかった。(s)
砂滑りへ下降して行く。
積雪の為滑り易い。慎重に。(t)
2014年11月13日 14:47撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
11/13 14:47
砂滑りへ下降して行く。
積雪の為滑り易い。慎重に。(t)
砂滑り。中途半端に雪がついているので足の置き所に困った。(s)
2014年11月13日 14:55撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
11/13 14:55
砂滑り。中途半端に雪がついているので足の置き所に困った。(s)
崖にも似た岩場を降下する場面もあった。Tさんにとったらはじめての砂滑りだったらしい。(s)
2014年11月13日 15:11撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
11/13 15:11
崖にも似た岩場を降下する場面もあった。Tさんにとったらはじめての砂滑りだったらしい。(s)
山下ケルンに到着したときにこの日はじめて肩の荷を下ろした気分になった。屏風岩も弥山も別山も白塗りの顔をしていた。砂滑りを過ぎてからのなんともない下りで尻もちをつき、左の手の平を打ち付けた。この日一番の痛み。「三鈷峰北東面で滑落しなかった分がここに表れたんだろう」と自らの幸運を思った。(s)
2014年11月13日 15:30撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
11/13 15:30
山下ケルンに到着したときにこの日はじめて肩の荷を下ろした気分になった。屏風岩も弥山も別山も白塗りの顔をしていた。砂滑りを過ぎてからのなんともない下りで尻もちをつき、左の手の平を打ち付けた。この日一番の痛み。「三鈷峰北東面で滑落しなかった分がここに表れたんだろう」と自らの幸運を思った。(s)
大神山神社まで無事戻った。(t)
2014年11月13日 16:06撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
11/13 16:06
大神山神社まで無事戻った。(t)

装備

備考 ■ウェアの感想(t)
「パタゴニア/ナノエアフーディ」
今回の山行はこのウェアのテストを兼ねてだった。

これが本当に化繊なのかと疑うほどの着心地の良さ
(まるで布団を着ているみたい)から毎日のように着ていたが、
山での使用は初めて。

常に行動し続ける状況では流石にオーバーヒートしたが、
寒冷、強風下で動いたり止まったりを繰り返すシチュエーションでは
非常に快適に過ごす事が出来た。
汗をかいてもすぐに抜け、ある程度の防風性もある。
撥水性はそれなりにあるが今回は湿雪の為濡れが生じ、そこが凍った。
しかし保温性が損なわれる事は無かった。
下山行動中に濡れは体温で乾き、驚いた。
灌木帯を擦り付けるような猛烈なヤブコギでもほつれ、破れは生じなかった。
伸縮性もあり、突っ張ることも無かった。

今回は家を出て家に帰るまで一時を除きずっと着たままだった。
(阿弥陀川への分岐からルンゼへの取付きまでは暑くて脱いでいた)
素晴らしい一着だと感じた。

あとはどこまで耐久性があるか、これから着用を続け試してみたい。

■アンダー
「ファイントラック/フラッドラッシュスキンメッシュ」
「パタゴニア/メリノ2ライトウェイトジップネック」
もっと薄手でも良かったかも知れない。

感想

 はじめは若桜町の弁天山の紅葉ハイキングをやる予定が、大山初冠雪の知らせをうけたり、山の知人が三鈷峰東谷をやったりするのを受けて、自然と大山にいくことになった。まだ行ったことのない東谷を、できたら知人がしたのとは違うルートでいきたい。そのようなぜいたくなことを考えていたときに別の山の知人に東谷別ルートを提案された。登ったような記録がほとんどないマイナーなバリエーションルートだ。
 当初予定していたルートとは違うルートになってしまったが、もてる力はある程度だせたので充実感が残っている。ただし、急な冷え込みによる積雪量が想像できなく、装備が不十分だったことが悔やまれる。「撤退」の二文字が二度ほどよぎった。少々無茶なことも二つしたように思える。
 はからずも冬山の洗礼を浴びたようである。胸の中ではすでにゴーゴーという雪が吹きすさぶ風景が広がっている。

’14年4月、残雪の頃に東谷を歩いた。
その時に観た三鈷峰の北東面ルンゼが気になっていて、
またいつか歩こうと考えていた。

結果、自分には無雪期に歩ける所では無い事が分かった。
登る予定だったルンゼの左岸尾根沿いを山頂まで詰めたが、
途中で切れていないか最後まで不安だった。

装備面では大きな反省が残った。
沢登りのつもりで沢靴で歩いたが、すでに上は冬山。
急斜面では落ち葉、ズルズルの土、薄い積雪のため
フリクションゼロかと思うくらい滑って進まなかった。
アイゼンとピッケルがあればかなりの時間短縮と
安全性の向上が計られただろう。
(準備はしていたが、結果として持っていかなかった)
想像力が足りなかった。

しかしそれも含めて、大きな充実感が残る山行となった。
単独では決して行かなかったであろう極難ルート。
同行のsappanさんに感謝です。

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