憧れの裏銀座へ GW縦走(高瀬ダム→新穂高)
- GPS
- 28:52
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 2,905m
- 下り
- 2,789m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:32
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 8:38
- 山行
- 11:43
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 12:41
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
帰り 新穂高からバスで平湯→松本駅へ 松本駅から電車で信濃大町へ戻り、アルピコタクシーで車を回収 |
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線上は残雪少なめ。 雪の状態を見ながら、アイゼンを付けたり外したり。 ワカンは使用せず、歩荷になりました。 最終日、わさび平小屋からのレコを付け忘れました。 |
その他周辺情報 | すずむし荘 温泉 |
写真
感想
憧れだった残雪期の裏銀座。
「重い装備で3〜4日も歩けるのか?雪の状態は?」と不安もありましたが、強いメンバー2人が同行してくれることになり、計画開始。
数日前まで天気予報が悪く、転進先も検討するほどでしたが、雨予報が後ろ倒しになってきたことで決行できました!
5/4-7の予定を5/3-6に前倒しにして、尚且つ、6日の天気が微妙な際は、5日に下山するスケジュールも立てました。
1日目
5/2の夜から前発して、仮眠をとってから5:30にアルピコタクシーへ。6:15頃に高瀬ダムにつきました。準備を整えて、お手洗いを借りてから、スタート。
ブナ立尾根は6番あたりまでは雪なし。
風もなく良いお天気で暑い…さっそく半袖と冷感アームカバーで登ります。
雪が出てきてからアイゼンを装着。
雪の壁をキックステップで登ったり、トラバース箇所もありましたが、トレースにだいぶ助けられました。
ほぼ、予定通りの時間に烏帽子小屋に到着。
頑張れば野口五郎小屋も目指せる時間でしたが、私がバテ気味なのと、烏帽子小屋がとても快適そうなので、ここで幕営決定。
冬季小屋は他の登山者の方が使うようなので、小屋のすぐ近くにテントを張りました。
気持ち良い陽気なので、お水作りや夕飯は外で。
Iさんがジンギスカンを持ってきてくれて、豪華な夕食でした!!美味しかったーー。
明日も雪が緩む前に歩きたいので、早めに就寝。
2日目
3時に起きて朝ごはんをいただき、4時45分頃にはテント撤収やパッキングを終えて出発。
日の出がとても美しくて大感激。こんな景色を見たくてここまで来たんだなぁーー。
しかし、ここからが大変。
登りでは息切れが止まらず、暑くて汗もドバドバ。お水も大量に飲んでしまって、休憩要求を連発。野口五郎小屋に着いた頃には予定の時間をかなりオーバーしてしまいました。
これは、ヤバい。
まったく自分のペースで歩けていない実感があったので、メンバーに頼んで先頭を歩かせてもらいました。かなり遅いペースになるけど、休憩要求が減る分、結果的に目的地には早く着くはず。
おかげで、その後は何とか落ち着いて歩けるように。はしゃいでしまって、自分のペースを見失ってました。反省です…。
水晶小屋前の道が、ハードで苦戦。
ここは、Yさんが先に歩いてルートを指示して下さったので、何とか突破できました。
急傾斜のトラバースをハイマツを掴みつつ越えたり、脆い岩のガレ場を這い登ったりと、1人では越えられなかったな、と思うような道でした。
水晶小屋手前の急登でもバテバテ。
本当は、6日の天気が心配だったので、三俣山荘まで行けたら行きたかったのですが、私の歩みが遅すぎて、まったく無理でした。
水晶岳アタックも見送り、テント場整地とお水作りを開始。美味しいラーメンをいただいて、本日も早めの就寝。
3日目
今日も3時に起きて、同じくらいの時間にテント撤収して出発。昨日の反省を活かして、私先頭でゆっくり目に歩きます。しばらくは緩やかな下りなので、ウォーミングアップにちょうど良い。
朝日に染まる北アルプスを満喫しつつ、鷲羽岳へ。
鷲羽では、360度の絶景に感動して大興奮でした。憧れの裏銀座にいるんだなぁ、と実感しました。
鷲羽からだいぶ下って、三俣蓮華岳への登り返しが、キツかった!
でも、風がある分、昨日よりはマシだったかな?
山頂でBCのみなさんに写真を撮ってもらい、双六岳方面へ。強風でしたが、おかげで暑さは感じませんでした。
本来は双六小屋が本日のゴール予定でしたが、明日の天気が心配なので、樹林帯まで下りたいね、と予定を変更。
双六岳は目指さずに巻いて、弓折岳方面へ向かいます。長ーいトラバースでしたが、ここもトレースのおかげで歩きやすかったです。
弓折岳付近で、ヘリコプターの音。
誰かを捜索しているのかな?と下を見てみると、斜面に人が倒れているのを発見!
ヘリコプターも倒れている人に気づいて、その後救助されていました。後ほどニュースで知りましたが、頭部裂傷の大怪我だったとのこと。
意識はある、との記事だったのでホッとしています。
弓折岳からは山荘方面に降りず、冬季ルートを下山。雪はそこそこしまっていて、降りやすかったです。ただ小池新道がだだっ広くて、ルートがわかりづらく、沢方面に出てしまったりして、ルート補正している間に雪も緩み、何度も雪を踏み抜きました…この辺りで、私がシャリバテに。
行動食を食べようとしても、胃が受け付けなくなってきて、力が出ない…。
雪の斜面での踏ん張りが効かず、ズルズル滑るし踏み抜くしで、体がいうことをきかなくなって、かなりペースダウンしてしまいました。
あと、標高が下がって風もなく暑い…。
メンバー2人に荷物を持ってもらって、ヘロヘロでわさび平まで。面目ないーーーー!
わさび平小屋に着いたら、テント設置もお任せして、バッタリ倒れ込んでしまいました。大反省。
北アルプスでの予定時間オーバー行動は、私の体力的に無理だったのか?いや、体調管理すればもう少し頑張れたのでは?そもそも、もっと体力つけろ、暑さ耐性つけろって話でもあります。
メンバー2人に大迷惑をかけてしまった…涙
申し訳ない。
テント設置中に小雨がパラ付きましたが、その後すぐに止んだので、外のテーブルと椅子で夕ご飯。川が目の前にあるので、お水は潤沢。
3日目の食担なのに、ろくに自分では食べられず。味噌汁をたくさん飲みました笑
美味しかった。味噌汁は雪山での命の水だな。
夜になってもポカポカで、3シーズンシュラフ1枚でも暑いくらい。ジッパー全開にして、気を失うように寝てしまいました。
4日目
今日も3時起き。
Iさんが作ってくれたトマトスープリゾットが美味しい…酸味が染みる。
雨が降ってないことを喜びつつテント撤収。
私の体調も寝たことですっかり復活しました。
新穂高までの道のりは平坦で短いので、のんびり景色と山菜、小鳥の鳴き声を楽しみつつ歩きました。雨に降られないで、本当に良かった!
新穂高ロープウェイ前で、7時55分のバスを待ちます。そこから平湯までバスで移動。
平湯から松本駅までバスの乗り換え。
松本駅から信濃大町まで電車で移動。
信濃大町からアルピコタクシーのお迎えで、車を回収。下山してからも、車まで大移動。
無事に車まで戻ってきてから、待望の温泉へ。
4日ぶりのお風呂ーー。生き返りました!
その後は、ソフトクリーム食べたり、初めてのツルヤに寄ってもらってお土産買ったりと、長野を満喫しつつ帰路へ。
Yさんが渋滞を避けて、下道でスムーズに運転してくださったおかけで、GWとは思えない快適なドライブでした。
あーーー最高のGWでした。
CLをかって出ながら、ポンコツで、すぐに道を間違うしバテるしで、強いメンバー2人に支えてもらいっぱなしでした…。ありがとうございました。猛省して、精進します。
憧れの裏銀座縦走、忘れられない思い出になりました。
沢登りやクライミングにもチャレンジされてて凄いなと思いつつ、レコ拝見しております。
当方も103枚目のようなアングルの鷲羽岳を眺めに行きたかったのですが、日和って下山してしまいました。
5日の早朝に双六避難小屋を出て鷲羽に向かっていたら、rie_catさん御一行とお目に掛かれたかもしれませんね。
ロングルート大変お疲れ様でした!
コメントありがとうございます。
こちらこそ、いつもレコを楽しませていただいていますよー!
仲間の支えで登れたルートで、私は毎度ポンコツですが…裏銀座、最高な眺めでしたね!
三俣山荘の避難小屋は雪に埋もれていたようなので、双六小屋泊は正解だったと思います。あと、三俣山荘から鷲羽岳への登りはとても辛そうでした…。
そのうち、どこかのお山でお会いしましょう!その時はぜひ、お話させてください♪
そうでしたか、三俣避難小屋は埋もれてましたか…
のこのこ出向いてたら、掘り起こす前にぶっ倒れてましたね(苦笑)
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします🙂
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する