記録ID: 5594102
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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
恵那山 ↑前宮ルート ↓黒井沢ルート(ほぼ廃道)
2023年06月10日(土) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 07:37
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 1,761m
- 下り
- 1,778m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 7:36
15:33
コースタイムは、黒井沢ルートが廃道なのに、一般道時代のタイムで計算されているため、0.8〜0.9となっています。山頂までは3時間ちょっとで登ってるので、多分0.5程度。つまりコースタイムは参考にならないと思ってください。
天候 | 晴れ 気温13(山頂)〜23℃ 最大風速は稜線の開けたところで3m/s |
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過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前宮ルートは一般道で安全。危険箇所無し。 黒井沢ルートはほぼ廃道と言ってよいだろう。読図ができ、道なき場所で自分でルートを見出して歩ける方で、明るいうちに通過することが条件。暗くなるとルーファイできなくて遭難のリスクが一気に上がるだろう。道がない藪のバリエーションルートに慣れていない方は入るべきでない。笹薮の最密レベルは、安平治山〜奥念丈岳の最密区間をレベル5とすると、3〜3.5位。3を超えると一般の方は厳しいかも。具体的な黒井沢ルートの道の状況は、3割は背丈以上の笹薮でトトロの道(藪の下のトンネル)やテープもない。4割は背丈程度の笹薮、トトロの道あり、テープ無し。3割は荒れ気味の一般登山道でテープあり。山と高原地図で登山道として表記があり、コースタイムもあるが、通常の自分のコースタイムの2〜2.5倍程度は見ておいた方がよいだろう。2020/10/25にも通過したが、当時より道はかなり荒れており、現在は野に帰りつつある。2020年時点で、2、3年で廃道になると予想したが、その通りの結果となった。このままの状態だとバリに慣れていても、来年以降に通る方はそれなりの覚悟が必要となるだろう。但し、このルート、美しい巨木や樹林、良い沢がある。熟練者で深山に入りたい方は、野熊の池避難小屋に泊まって、じっくり楽しむのも良いかもしれない。 黒井沢ルート登山口から先は舗装道路が10km以上続く。あちこち崩れていたり、土砂で埋まっていたり、川になっていたりする。落石や倒木もある。ここもどんどん野に帰っている。2020年は黒井沢登山口まで車で行って、自転車をデポしたが、今は林道入口にゲートがあるのと、仮にゲートが開いていたとしても車が通行できる区間はない。 追記 黒井沢ルートは、藪の勢いが治まる晩秋や積雪期ならばもう少し歩きやすいかも。ルートの上部は一部区間、昨年あたりの草刈り痕跡もあったので、可能性は低そうだが、今シーズンも草刈りされるかもしれない。少なくとも水場まではある程度管理されているような感じだった |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
サロモン半袖
モンベルハーフパンツ
予備コンタクト1式
温度計
115デジベルホイッスル
大門沢手ぬぐい
レインウェア上下
サロモンスピードクロス5
ザック(サロモンのS/LAB20L)
パン3袋(パン1袋消費750kcal)
非常食(柿の種3袋)
ヘッドライト(レッドレンザーMH5を2個と予備電池2個)
GPS(ガーミンmap66sを1個と予備電池3セット)
スマホ(ドコモ)
カメラ
ココヘリ
JROカード
お金クレジットカードなど
地図
ピコシェルター
お茶1.7L(1.0L消費)
エマージェンシーグッズ1式
熊鈴大
ダウン上
トレッキングポール
薄手のスーパーグリップ手袋
総重量約7.0kg。短パンでは藪で擦り傷ができて痛いので良くない。
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感想
左膝、やっぱり痛くなった(~_~;)。いつ治るのやら。
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黒井沢コースが歩けなくなるのも悲しいですね。林道を治そうとしている形跡が感じられないので埋もれてしまうのでしょうね。
黒井沢コースは私が山に目覚めた頃に春夏秋冬通ったコースです。間違いなく一番楽しいコースだと思うんですが、林道が長いのがネックですかね。
しかし、歩くの早いですね。私も去年に全く同じルートを歩きましたが、2時間余分にかかりました💦。
昨年のレコ、拝見してました。
私の2020年のレコ、昨年のカエルさんのレコ、今年の私のレコを見ると、2022年頃から一気に藪化した感じがしますね。
もしかしたら昨年あたりに崩落などがあり、登山道の管理も断念したのかもしれません。中津川市の管理はすでにされていないはずなので、それまで手を入れられていた方も、どなたか有志の方なのかもしれませんね。
黒井沢コースは恵那山のコースでは、森が一番深く、美しい沢や樹林が楽しめるので、無くなってしまうのは残念でなりません。できれば管理した上で、林道は自転車位は通行できるようになると助かるのですが。これから気候変動で登山道の荒廃が進み、自治体の財源なども不足してくるでしょうから、登山道も林道も廃道がますます増えるでしょうね。
ちなみに、2020年の自分の記録では、登りはほぼ今回と同じ時間でしたが、下りは1時間程度遅くなっています。つまり、それだけ藪化が進んだということだと思います。ただ、その分、ルーファイは楽しめるようにはなりましたが(笑)。
歩くのは速い方ではありますが、上には上がいくらでもいますので、あんまり意味はないと思っています。速く歩けても楽しんでないと意味ないですから。そのうち、自分も加齢で遅くなっていくのは間違いないですし、今ある状況でどれだけ楽しい登山ができるかどうかが一番大事かと思いっています。そう考えると、今、左ひざが腫れて痛いので、もう少し別の楽しみ方ができるルートの方が良かったのかもしれませんね。
恵那山は4ルート歩いており、黒井沢を歩いたのは5年前で駐車場のトイレはしっかり紙もあったし、避難小屋もとても綺麗で、気持ちの良い沢沿い歩きができて良い雰囲気だった記憶があるので、こんな状況になっているとは思いませんでした。かつてはこの黒井沢ルートと神坂峠ルートがメイン登山道だったと思います。新しく歩きやすいルートができると(恵那山の場合は広河原ルート)、クラシックルートが廃れてしまうのはちょっと寂しいですね。
トイレと避難小屋については、個人的感想を書いてしまったので、少し修正しました。使えないことはないです。ただ、自分的には使用が躊躇われるレベルでした(笑)。
歩きやすい新ルートができると、、、については、本当にその通りですね。今回も、前宮ルートさえ自分だけのようでしたし。将棊頭の桂木場からのクラシックルートのように、あるきっかけで見直されて、多くの人が利用するようになれば良いのですが。少なくとも林道が通行できるようにならないと皆さんは利用しないでしょうね。行政指導の標識の書き方も、法律や条例で通行禁止ととらえかねないようなものも多く、これも廃道化に拍車をかけていると思われます。行政の立場としての方針は正しいと思いますが、行政側の立場だけで都合の良い書き方になっていると思います。法的な縛りがないことや、登山をする自由の権利があることもきちんとうたったうえで、あくまで自己責任での通行という書き方にするべきかと。海外のケースでは、ルートの危険を説明した上で、それでも通行するなら、遺体回収のための費用を賄える保険に入るように書かれた標識などもあるとか。こういった日本との差を見ると、日本は行政が国民を管理するといった認識が強いのだと感じます。協調圧力も強い国なので国民性もあるのでしょうが。それが良い面となることもありますけれど。
脱線と長文、失礼しましたm(_ _)m(笑)
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