記録ID: 5620563
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
西農鳥岳〜笹山、白峰南嶺をテン泊縦走(奈良田から周回)
2023年06月17日(土) ~
2023年06月19日(月)


体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 20:12
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 2,904m
- 下り
- 2,961m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:53
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:53
距離 6.4km
登り 978m
下り 130m
2日目
- 山行
- 11:22
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 12:41
距離 13.5km
登り 1,883m
下り 1,057m
天候 | 6/17 快晴☼ 6/18 晴れ時々薄曇☼、稜線も視界良好 6/19 曇り時々晴れ☁️、稜線はガス? |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
★★梅雨の合間の久しぶりの晴天予報で中央高速の下り線が予期せぬ大渋滞! 渋滞を抜けた上野原付近での高速バスの遅れ50分に対し、飯富での奈良田行きの早川町営バスとの乗り換え余裕時間は48分。ジリジリしながら「何とか間に合ってくれ」の願い空しく3分遅れで飯富バス停に到着。早川町営バスはおそらく時刻通りに行ってしまったと思われ、しばし茫然😭 このまま帰宅することも頭をよぎったが、ここは意を決して身延タクシーに電話。恐る恐る聞いた奈良田までの金額は何と15,000円とのこと。天気に恵まれたのにこんな落とし穴があったのかと思いつつも、タクシーだと発電所まで行けるかもと前向きに考えて即依頼。待つこと約20分ほどでタクシーが来てくれ、結局、奈良田第一発電所まで乗せてもらったので、お金をかけた分だけ、バスに乗るより早く登山口を出発できた。(今回一番のピンチだったので、ついつい長くなってしまいました🙏) 【復路】奈良田13:50−(バス、荷物代込みで1,000円)→14:50飯富ふれあいセンター、飯富15:29−(高速バス、3,100円)→18:51新宿 ★帰りの高速バスは月曜日ということもあり、小仏TNや高井戸付近で少々渋滞程度で済み、10分遅れで新宿に無事到着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【奈良田第一発電所〜大門沢小屋】 ・林道 兼 砂防ダム工事用道路をしばらく行き、登山口の標識からスタート ・2つのつり橋や砂防ダム上流堆砂地の仮橋を通過して、ようやく右岸側の本格的な登山道に入る ・支沢を2回渡渉する以外は、終始、右岸側を高巻き気味に進む ・大門沢小屋が近くなると2つの橋があるが、下流側の橋は流出していて水量が多く渡渉は危険なので、右岸側の荒れた急造ルートをピンクテープを頼りに進むと、上流側の橋のところに着く ・そこから小屋は指呼の距離 【大門沢小屋〜大門沢下降点】 ・小屋を暗いうちに出てから、沢の流水音を聞きながら右岸側を高巻き気味に進む ・支沢を2か所通過、ちょっとした渡渉あり ・標高2,050m付近から斜面直登に変わり、標高差約800mの地獄の急登 ・標高2,650m付近には残雪が少々あるが、ツボ足で問題なし 【大門沢下降点〜西農鳥岳】 ・農鳥岳までは比較的緩やかな登り ・農鳥岳手前に残雪あるが、ツボ足でOK ・山頂手前のピーク付近から尾根の東側を進み、少し回り込む形で農鳥岳山頂 ・農鳥岳から西農鳥岳までは、稜線の左側(南西側)をトラバース気味に2つのピークを越える 【大門沢下降点〜大籠岳】 ・踏み跡もしっかりしているし黄色ペンキやピンクテープが多く、迷うことは少ない 【大籠岳〜笹山】 ・大籠岳〜白河内岳は黄色ペンキなどがしっかりとあるが、岩が多く少し歩きにくくなる ・白河内岳から笹山への下り始めは岩場とハイマツ帯のミックスで地形が複雑でわかりにくいが、黄色ペンキを注意深くトレースしていけば、ルートをはずすことはないと思う(視界不良時は要注意) ・さらに下ると樹林帯に入り、ルートは明瞭になる ・小ピークを一つ越え、もう1回登り返すと笹山北峰で視界が大きく開ける ・再び樹林帯をダウンアップすると笹山南峰 ・樹林帯や笹山南峰付近にテン泊適地4か所ほどあり 【笹山ダイレクト尾根】 ・標高差約1,850mをひたすら下るが、急降下と緩傾斜区間が繰り返すので、思ったより歩きやすいと感じた ・踏み跡はしっかりしているし、ピンテもまめについてるので迷うことは少ない ・2,560m標高点付近や標高2,300m付近にテン泊適地あり |
その他周辺情報 | 奈良田の里温泉(女帝の湯) https://www.hayakawa-zaidan.net/ ・1回入浴で700円、何度も入浴可で休憩室利用 1,000円 → もちろん後者を選択 ・内湯のみだがヒノキ風呂が2つあり、片方は通常温度、もう片方はぬる湯 ・カランは6つあるが、そのうち3つはシャワーの出が悪かった ・ボディソープとリンスinシャンプーが常備 ・バス停から近く、長時間のバス待ちに向いてる |
写真
小屋のすぐ手前の2つ目の橋
登りでは右岸側の巻き道を進み、写真右側の単管パイプ三脚のところに出て来れたが、下りの場合はその存在を示すピンテが見当たらないのでまっすぐに橋を渡ってしまうかもしれない
(要注意!!)
登りでは右岸側の巻き道を進み、写真右側の単管パイプ三脚のところに出て来れたが、下りの場合はその存在を示すピンテが見当たらないのでまっすぐに橋を渡ってしまうかもしれない
(要注意!!)
撮影機器:
感想
梅雨の合間の好天にうまくマッチし、長らく狙っていた白峰南嶺のテント泊縦走を実現できた。
【1日目】高速バスの渋滞遅れでタクシー移動を余儀なくされるトラブルがあったものの、歩行時間が短縮できて宿泊地の大門沢小屋に予想より早く到達できた。テント場を独占でき、正面に富士山を眺めながらのんびりと過ごせた。小屋はまだ開設前だが避難小屋として開放されているようで、おひとりで宿泊されていた方とは、大門沢下降点で再びお会いした。
【2日目】出発時の天気予報では2日目の夕方に通り雨が降るとのことだったので、もともと早出しようと思っていたが、予定より早い12時過ぎに目が覚め、2時前には小屋を出発できた。そのおかげでご来光を拝むことができ、その後の行程にも余裕が生まれた。一方で、テント装備による長時間の歩行で疲労がピークに達し、大籠岳付近から先は青息吐息状態だった。夕方の悪天予報を考慮し、宿泊場所は樹林帯まで下りてくることにしたが、結局、雨は降らず、それなら白河内岳付近の見晴らしの良いところにテントを張れば良かったかもしれない。
【3日目】前日の長時間歩行のおかげで最終日は余裕たっぷりとなり、新緑などを楽しみながらのんびりと下ることができた。ただ、途中から薄いガスに覆われ、下山時には稜線が雲に覆われているようだった。今回は天気に関しては、完璧に恵まれたようだ。
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