尾瀬ヶ原・三条の滝・尾瀬沼
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- GPS
- 18:51
- 距離
- 33.6km
- 登り
- 772m
- 下り
- 662m
コースタイム
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 4:21
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 8:13
天候 | 6月16日 雨 6月17日 快晴 6月18日 晴れやや薄曇りの時間あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
概ね良好、場所によって木道の傷み、道のぬかるみあり ・温泉小屋から三条の滝への道は前日までの雨でかなりのぬかるみ ・龍宮小屋–見晴の木道は傷みが激しい ・見晴ー尾瀬沼間もぬかるみあり、木道は傷んでいる箇所が多い ・沼山峠への木道も傷みあり、沼山峠休憩場からの登りの階段の状態は良好 |
その他周辺情報 | 東電小屋 尾瀬で唯一新潟県内にある山小屋で一度泊まってみたかった 一人客は二段ベットの相部屋 女性の一人客が私だけだったため、6つ二段ベットのある部屋を一人で利用 コンセントは廊下(5口?電源タップあり) お風呂は備え付けのボディソープあり カラン4口(うちシャワー付き1つ)、湯船は3人くらいまでならなんとか? 21時消灯時間になっても電気が消えないスタイル 食事は簡素で必要最低限 現在、お昼の営業は休止中とのこと 燧小屋 見晴の一番奥 テント場の受付もしている山小屋なので人の出入りが多い 宿泊した部屋が正面玄関の上の部屋だったので、常時人が通っていてカーテンが開けられない また入口横にテントと椅子があり、小屋で注文したアルコールで盛り上がっているグループがいて煩かった(学校関係?らしき若者(中国人を含む)と先生?19人グループが宿泊していた) ちなみに見晴では燧小屋に限らず、中国人のツアー客を結構見かけた 風呂は狭くて小さい 据え置きのボディソープ無し カランは2つ(どちらもシャワーあり) 湯船は1人用、無理矢理入れば2人? 3人までで利用するようアナウンスがあったが、気にせず利用するグループ客も 食事は夕食朝食とも田舎風料理でとても美味しかった(子どもだと苦手かも?) 山小屋前のレンゲツツジが満開で見事だった 燧の湯 檜枝岐村の温泉施設 温泉は広々としていて、硫黄の香りのする湯、露天風呂もあり雰囲気がよい ただし休憩所は無し、ベンチが4つあるロビー、販売機は飲み物のみ バス利用だったので次のバスまで時間を持て余した |
写真
感想
去年初めて訪れてとても気に入って4回訪れた尾瀬。今年も楽しみにしていました。今回の主な「目的」は以下のとおり。
自分で計画してソロで歩く
研究見本園を歩く
ヨッピ吊り橋を経るコースをあるく
東電小屋に宿泊する
三条の滝を見に行く
いろいろな花を沢山見つける
全てコンプリート…と言いたいところですが、花を見つけるのはちょっと難しかったです。また木のことが全然分かりません!
とはいえ、最大の目的の三条の滝を見て、計画どおりのコースを歩き沼山峠休憩所にほぼ計画どおりに到着。達成感のある尾瀬歩きとなりました。
初日、鳩待峠では小雨。止みそうと思ったら反対で、雨足が強くなったり弱くなったりを繰り返しずっと降っていました。
鳩待峠から山の鼻までの坂道にも沢山の植物が。ズダヤクシュが大量に咲いていました。
研究見本園は初めて歩きました。水芭蕉は既に葉が巨大化してシーズン終了していましたが、ところどころで白い花残っていました。
尾瀬ヶ原はすっかり夏。ヒメシャクナゲ、レンゲツツジ、カキツバタが目立ちました。カエルがゲコゲコ鳴き、青いトンボも飛んでいます。
ヨッピ吊り橋方面では熊が出たというので心配していましたが、幸い現れず。ただ木道が高いのでちょっと怖かったです。
ポツンと立つ東電小屋が見えてきて、この日の行程は終了。東電小屋にはイワツバメの巣があって、ツバメが沢山飛んでいました。東電小屋の宿泊者はこの日は30名ほど。相部屋は別館のため、本館にある食堂やお風呂に行くのが少し不便。ただ、部屋は6人部屋(二段ベッド)を1人で使えて楽々でした。
翌朝。快晴です!
重い荷物を預かってもらい、三条の滝に向かいます。温泉小屋までの道のりは朝の晴れた緑の尾瀬ヶ原で快適でした。タテヤマリンドウが沢山咲いています。
温泉小屋から先は山道。私に歩けるのか?少し心配していた道です。前日まで雨が多かったとのことでドロドロです。さらに降り難い岩や根っこ。他の人はヒョイヒョイと通っていくのですが、私には無理。悪戦苦闘しながらようやく通ります。
常滑の滝は滝のイメージとは違いますが、幅広い岩の上を流れる水がなかなかエレガントな光景です。
さらにドロドロの道や水浸しの橋を渡り、階段?ハシゴ?を降りて三条の滝です!写真やテレビで見たとおり!ですが、やはり本物を見られて感激。今年は雪解けが早かったとのことで、水量は一番多いときより少なかったのかもしれませんが、雨降り続きだったとのことで結構ドカドカと流れ落ちていたと思います。
帰りも同じドロドロ道を戻ります。重い荷物を預かってもらって本当によかった。暑さも加わり、東電小屋に戻ったときは結構疲れていました。
東電小屋のご主人から、今日の団体のお客さんが2グループに分かれて三条の滝に向かったと聞いて、東電分岐から少し過ぎたところで某ツアー会社のグループとすれ違ったことを思い出しました。三条の滝に行くツアーもあるんですね。今年は尾瀬の来訪者もだいぶ戻ってきているようです。
東電小屋からは龍宮十字路経由で見晴に向かいました。とてもいい天気でかなり暑かったです。これまで気づいていませんでしたが、龍宮小屋の背後には何やらモサモサと大量に植物が生えていたんですね。
龍宮小屋から見晴までが自分の記憶より遠く、木道もかなり傷んでいて、暑さもあり、かなりバテていました。が、アザミを見つけたりするとテンションが上がります。
見晴での宿泊は燧小屋。グルッと裏に回ります。テント場が見えました。テントを背負って歩く人はすごいです。燧小屋の前はレンゲツツジが満開でとてもキレイでした。燧小屋自体はかなりシンプルな山小屋でしたが、食事がとにかく美味しかった。お蕎麦と舞茸ご飯が特に美味でした。夜は星空。昼間はあんなに暑かったのに夜は肌寒かったです。
3日目朝も晴れ。朝食に生卵が。卵かけご飯は何十年ぶりか分かりません。朝食もとても美味しかったです。
今日は白砂峠を越えて尾瀬沼へ、尾瀬沼を半周して、大江湿原から沼山峠を超えなくてはいけません。私としては一生懸命歩いているのですが、とにかく抜かされます。(というか先に行ってもらう。)自分はどれだけノロノロなのか⁉︎と思ってしまいましたが、あとでチェックすると尾瀬の観光案内マップに載っている所要時間とほぼ同じ時間で歩いていたと分かりました。要は山歩きに慣れている皆さんが早いんですね。
とはいえ体力筋力不足、股関節も悪いしで、さらに花を見つけたいという思い、すぐ写真を撮る等で、時間の不足が気になります。
前回は尾瀬沼西岸を歩いたのですが、今回は東岸を歩きました。途中、湿原では木道がワタスゲで囲まれて可愛らしかったです。東岸から行くと大江湿原の三本カラマツが目の前に飛び込んでくる場所に出るのですね。初めて尾瀬を歩いたとき、この印象的な光景を見たことを思い出しました。
大江湿原はタテヤマリンドウがものすごく沢山咲いていて、スミレ、ハクサンチドリ、イワカガミなど花が沢山です。一方、レンゲツツジはまだ殆どツボミでした。大江湿原は一眼レフを持った人が多いですね。やっぱり花が多いから?
あまりに暑くて、尾瀬沼東岸の長蔵小屋売店でアイスコーヒーがあるか聞いたら、喫茶ではアイスコーヒーを出しているとのこと。時間がなくて断念。缶のアイスコーヒーで代替。でも冷たくて美味しかった!
尾瀬沼から燧ヶ岳を眺める展望スポットから燧ヶ岳がよく見えました。ただこのときはちょっと曇っていました。
13時45分発のバスに乗るべく、慌ただしく大江湿原に別れを告げて沼山峠を目指して登ります。こんなにずっと坂だったっけ?と弱音が出ました。相変わらず他の皆さんは私を追い越してスイスイ登っていきます。昨年初めて尾瀬に来たときは、この道は残雪で大変だったのですが、雪の中よくここを登ったな〜と我ながら感心しました。
沼山峠からは緑の木々が邪魔をして尾瀬沼はほぼ見えませんでした。ようやく沼山峠を越して、こんなに長い階段だったっけ?という階段を降りて無事に沼山峠休憩所にゴール!ほぼ予定していた時間でした。すごい達成感です。
無事にバスに乗れました。皆さん、結構御池まで自家用車で来ていて、バスも御池までのシャトルバスの方が乗客が多いです。御池でバスの運転手さんと御池の方が話しているのが聞こえてきたのですが、昨日は200台越え、今日は100台越えだとか。
バスを檜枝岐村で途中下車。燧の湯でサッパリして2時間後の次のバスに乗り、帰路に着きました。
楽しい尾瀬歩きでした。
あとは足さえ悪くなければねぇ。言っても仕方ないのですが。歩ける範囲でよしとしましょう。
今回の記録
「花」
アカモノ
アマドコロ
イワカガミ
ウラジロヨウラク
エゾムラサキ
エンレイソウ
オオカメノキ
オオバタチツボスミレ
オオバノヨツバムグラ
オオバノヨツバムグラ
オオバミゾホオズキ
オククルマムグラ
カキツバタ
カラフトダイコンソウ
カラマツソウ
ギョウジャニンニク(ツボミ)
ギンリョウソウ
クルマバソウ
クルマバツクバネソウ
コケイラン
ゴゼンタチバナ
コバイケイソウ
コミヤマカタバミ
コメツガ
サンリンソウ
シラユキスミレ
ズダヤクシュ
ズミ
タテヤマリンドウ
タヌキラン
ツボスミレ(ニョイスミレ)
ツマトリソウ
テングクワガタ
ナツトウダイ
ニリンソウ
ノアザミ(ツボミ)
ノビネチドリ
ハクサンタイゲキ
ハクサンチドリ
ヒメシャクナゲ
ヒロハテンナンショウ
マイヅルソウ
マルバモウセンゴケ
ミズバショウ
ミツガシワ
ミツバオウレン
ムラサキヤシオ
ヤチヤナギ
ヤマトユキザサ
ヤマドリゼンマイ
リュウキンカ
レンゲツツジ
ワタスゲ
その他名前の特定できなかった花々
「動物・昆虫」
コブヤハズカミキリ
青い細いトンボ
蛾?
蛾?蝶?
ガガンボ
白っぽいカミキリムシ
イワツバメ
ホオアカ?
モグラ(死骸)
ヤマカガシ
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