中川川水系 ズサ平ノ沢左俣(板小屋沢)
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 767m
- 下り
- 753m
コースタイム
11:25大石キャンプ場−
12:16標高710m二俣12:30−
左俣へ
標高840m2段12m滝で右棚高巻き開始−
15:10ヤブ沢ノ頭南西部尾根/標高1140m−
15:21ヤブ沢ノ頭−
15:32板小屋沢ノ頭手前標識15:40−
16:08板小屋沢沿い−
16:25大石キャンプ場−
16:35箒沢公園駐車場
天候 | 曇り時々晴れ(少し暖かくなった) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・箒杉の下、県道沿いにある ・10台程度駐車可 ・トイレあり ・登山届ポストはないので、西丹沢自然教室か神奈川県警察webで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■板小屋沢 廃版になった『丹沢の谷110』には右俣(熊取沢)が記載されているが、こちらは容易そうな印象で掲載されている。 なので今回は左俣(板小屋沢)へ足を伸ばしてみたが、なかなか容易ではなかった。 特に標高850mに出てくる2段12m滝は両岸壁で直登不能に加え、 高巻きも大きくなり悪い。 結局そのまま悪い尾根を登り続けてしまった。 遡行グレード:2級(上流部は不明) なお松田警察によると、板小屋沢とは標高710m二俣より左俣(今回のルート) を呼び、右俣を熊取沢、二俣より下流をズタ平ノ沢(ズタとはあぶらちゃんと いう植物)と呼ぶのだそうだ。 |
写真
感想
5年振りに板小屋沢へリベンジ。
以前は二俣少し上部で何となく止めて引き返してきたので
今回は最後まで詰めてやろうと。
が、左俣はそれ程たやすくはなかった。
標高770mで出てくる5m滝は左ルンゼを半分くらい登って右のカンテに乗り移り
倒木を騙し騙し使って落ち口へトラバースしたが
なかなか脆くて悪く、今日はこれでお腹いっぱいかなぁ〜なんて思っていたら
標高840mでは直登なんて微塵も感じさせない2段12m滝が出てきた。
両岸切り立っていて高巻きもm厳しそう。
巻くとしたら右の棚状かなぁ・・・
でも岩が脆そうだなぁ・・・
意を決して登ってみる。
たしかに岩は慎重に選ばなければ脆いものが多数ある。
一瞬、降りようか、なんて臆病風も吹いてくるが
それでは悪場の突破はできない。
守りの登山は心から抜いて攻めの登山を充満させる。
もう少し登れば多少平坦になりそう・・・
しかし現実は甘くない。
登れども登れども落ち口方向への弱点はどれもこれも厳しい。
弱点もないことはないんだけれど、
ホールドにしたい木がランナウトしていて
もししくじれば数十mは止められそうもない。
少し緩んだ小テラスで休憩がてら今後を考える。
仮に降りるなら懸垂数ピッチで沢に戻れるであろう。
が、今のような棚が地形図上ではまだ出てくる可能性大だ。
もし出てきたら巻きにかかる時間に余裕がないしなぁ。
よし、今日はこのままこの急峻な悪い尾根を登ってヤブ沢ノ頭まで行こう。
地形図からコースタイム計算する。
何も障害がなければ30分で尾根に出られると踏む。
尾根は半分木登り(モンキークライム)だったが、一挙手一踏足慎重にこなして
何とかヤブ沢ノ頭から弥七沢ノ頭につながる尾根に出て安堵。
そのまま板小屋沢ノ頭から箒沢公園に下る一般登山道を下りた。
『丹沢の谷110』では右俣の記録が、それほど難しくなく記載されているが
左俣の記載はない。
左俣は結局なかなか侮れない沢だった。
今日は今までの寒波が緩み沢遡行には特に問題ないほどだった。
コメント
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取り付かれるとお宝が出てくるからヤバイですよね。
自分も行ってみたいような、やっぱし止めといた方がいいか、
丹沢の沢も奥が深いのだ。丹に沢が付いてる山域も貴重だな。
kamogさんには脱帽!
(*Θ_Θ*)/
重箱隅つつきは当たりも結構あるから楽しいですね。
個人的には「凹み教」信者です(笑)
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