光岳・茶臼岳・上河内岳・聖岳
- GPS
- 25:32
- 距離
- 49.5km
- 登り
- 4,816m
- 下り
- 4,790m
コースタイム
- 山行
- 11:37
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 12:10
- 山行
- 11:43
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 13:19
天候 | 1日目: 曇のち雨のち曇一時晴 2日目: 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
遠山郷観光協会のブログで最新情報を確認できる https://tohyamago.com/category/wp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
芝沢ゲート〜易老渡間で大規模な林道流失区間あり 高巻きの迂回路あり 私は気付かず沢床へ降りてしまったためGPSログは参考にしない方がよい 他にも易老渡〜西沢渡間で橋の流失、路肩崩壊、土砂流出などが数か所ある 落石のリスクも常にあり 茶臼小屋は食事提供なし(カップ緬等の販売はあり) |
写真
感想
いよいよ3連休だがまだ梅雨。それでも後半は天気がよくなりそう。
6月の台風2号で損壊したルートが暫定復旧との情報も入ってきたので懸案だった光・聖を周回することにした。
午前1時半に芝沢ゲートに着くと既に満車。先行の方の協力を得て何とか1台停めさせてもらった。
2時に出発して1時間で易老渡。崩壊地は暗闇で巻き道を見つけられず沢床を歩いた。正直に言って今回最大の難所だったと思う。他にも土砂崩れはあちこちにあり、そのせいで洗い越しが発生したりしていた。
易老渡であまり冷たくない沢水を補給し、橋を渡って登山道に入る。単調な登りで明るくなってもガスが取れない。おまけに雨まで降ってきた。今日は仕方がないと割り切り先に進む。
6時半に易老岳。まあまあのタイムだがここから先も長い。幸い雨はやんできてくれた。静高平もガスの中だったが、水が冷たくてうまい。これは有難かった。光岳小屋はトイレだけ寄って少し登ると光岳山頂。相変わらずガスガスだが眺望を期待する山じゃないから問題ない。居合わせた百名山ハンターの方に写真を撮ってもらってすぐ引き返す。
イザルヶ岳は濃いガスと強風の中だった。ライチョウがいるかもと思って探しながら歩いたが見つけられなかった。
易老岳まで戻るとガスも少し収まってきた。続いて仁田岳を目指す。苔むした尾根が気分がいい。眺望がなくても楽しめていいと思った。希望峰から仁田岳に向う。吹きさらし稜線は風が強かったが、その風に乗ってガスが取れるようになってきた。青空も時々見えるようになってきた。
仁田岳の次は茶臼岳へ。この頃になると疲れも出てきたが根性で歩く。視界も少しずつよくなってきた。山頂に着くと晴れるまでは行かないもののある程度周囲を見渡せた。畑薙ダムや笊ヶ岳まで見えた。今日はこれだけ楽しめれば十分だろう。茶臼の山頂から300mほど降りると今日の宿泊地の茶臼小屋に着く。テント場は予約が取れず小屋泊にしたが今年は食事を出さないとのことで自炊する。水が豊富で視界もよくいい小屋だった。夜は天の川がよく見えた。
翌朝は3時に出発。1時間半で400m登って4時半に上河内岳で日の出を見る。昨日のガスは全て消えて快晴の朝になった。
上河内岳からは稜線のアップダウンを繰り返しながら下降って6時半に聖平に着く。聖平小屋はすぐ近くなので寄って水を補給した。ここから700mの登り返しがスタートする。
まず2662mの小聖岳まで登るが気温もどんどん上がって暑くなってくる。小聖に荷物をデポして先に進む。疲れた身体に登りはつらかったが標高が上がると暑さも緩む。
空身ということもあり何とか9時前に聖岳に登頂。山頂には10人くらいの登山者がいた。中アも北アも白山なども全部見渡せた。今日も来てよかった。
あとは下山するだけ。うっかり調子に乗りすぎて小聖岳から聖平の方に降りてしまった。間違えてしまったものは仕方がない。折角なので小屋また水を補給して薊畑に登り返す。心理的にこの時間が一番つらかった。
薊畑からはひたすら下り。途中、数人の下山者を抜いたが水が切れて座り込んでいる人もいた。少しだが水を分けてあげたら喜ばれた。標高が下がると反比例して気温が上がってくるが、少しだけ風が吹いていたこともあり暑さには何とか堪えた。
やがて下方に沢が見えてきて西沢渡に着く。ここは渡渉用のゴンドラがあるが沢を見ると水量は多いものの靴のまま入れば渡れそうだった。でも折角だからと思いゴンドラを使って渡渉した。ゴンドラを動かすロープを引くのはかなりの重労働だが前後の方が手伝ってくれた。自分も渡渉後に次の人のためにゴンドラを戻した。
渡渉が無事に済むとあとは林道歩き…と言いたいところだが土砂崩れや路肩崩壊はあちこちにあり気が抜けない。落石のリスクもある。流出した橋には仮橋が架けられていて有難い。聖光小屋を抜けて登りに分岐した易老渡を通る。行きに土砂崩れでできていた返い越しは既に修復されていた。有難い。例の崩壊地を何とか通過し、16時過ぎに芝沢ゲートに無事帰還。駐車場には救急車が来ていて要救助者らしき人を搬出しようとしている所だった。ここから最寄りの救急病院まで2時間はかかるだろう。大変だなと思いつつ自分も帰路についた。
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