テント泊で火打山、妙高山に登ろう!
- GPS
- 34:03
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,180m
- 下り
- 2,180m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 9:17
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 11:05
2日目は高谷池ヒュッテから黒沢池ヒュッテ、大倉乗越、長助池分岐を経由して妙高山に登頂、黒沢池ヒュッテまで戻り、富士見平分岐、黒沢橋、笹ヶ峰登山口に戻るコースとしました。
天候 | 1日目:晴れのち雷雨 2日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上信越道、妙高高原ICを降りて笹ヶ峰方面に右折、国道18号を約800m進み、杉野沢入口交差点を右折、県道39号を道なりに約16.2km進むと、左手に駐車場が見えてきます。 野営場の手前右手側に登山口駐車場があります。 【駐車場】 笹ヶ峰野営場(無料) 約100台程度駐められそうです。 登山口前にも駐車場があります。こっちは30台くらいかな? 【トイレ】 笹ヶ峰野営場駐車場にトイレがあります。 登山中は、登山道わきにモンベルトイレブース、高谷池ヒュッテ、黒沢池ヒュッテにトイレがあります。(有料) モンベルのトイレブースは携帯トイレが必要です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【1日目】 ◆笹ヶ峰登山口〜黒沢橋 笹ヶ峰登山口から笹ヶ峰歩道分岐までは、綺麗に整備された木道の登山道を緩やかに登り、歩道分岐から黒沢橋は少し傾斜がありますが綺麗に整備された木道の登山道を登り、沢の音がして下りになると黒沢橋に到着です。 ◆黒沢橋〜富士見平分岐 黒沢橋を過ぎるといままでの緩やかな登山道から一変、急傾斜で一段の段差が大きく、泥濘んで滑る登山道や木の根や大きな石が重なる登山道の登りとなります。山肌についたトラバース道になると十二曲りが始まります。 十二曲りは傾斜はそれなりにありますが、綺麗に整備され思ったよりも短い区間なので特段問題はないと思います。 ただ、十二曲りを終え傾斜が和らぐかと思いますが、さらに急傾斜で一段の段差が大きい登山道を登るとやっと富士見平に到着です。 ◆富士見平分岐〜高谷池ヒュッテ 富士見平分岐を過ぎるとしばらく急傾斜で大きな石が点在する登山道となり、少しすすむと緩やかで木道が整備された登山道となります。 木道が整備された登山道を進むと高谷池ヒュッテに到着です。 ◆高谷池ヒュッテ〜天狗の庭 高谷池ヒュッテから天狗の庭までは、基本的に整備された木道歩きで、木道が終わるとと急傾斜な岩や木の階段の登山道となります。 再度木道がでてきて下りの登山道となると天狗の庭に到着です。 ◆天狗の庭〜火打山 天狗の庭も綺麗に整備された木道を火打山を望みながら歩きます。 池塘に逆さ火打が写りなかなか綺麗です。 木道が終わると急傾斜で一段の大きな登山道となり、一段上がるとライチョウ平に到着、ライチョウ平から少しのあいだは緩やかな登山道となり、山頂が近づくにつれて急傾斜の登りとなります。 山頂直下は綺麗に整備され木の階段等がでてきて歩きやすいです。 ◆火打山山頂 火打山の山頂は大変広くゆっくり休憩することが可能です。 展望は360度の大展望ということですが、今回周りの山々は雲の中でした。 高谷池や天狗の庭等はかろうじて見ることが出来ました。 ◆火打山〜天狗の庭〜高谷池ヒュッテ 火打山からの下りは整備された傾斜のきつい登山道を下り、木道が出てくると天狗の庭に到着、そこから高谷池ヒュッテまで急傾斜の石の登山道を下ります。 今回、天狗の庭あたりでカミナリが鳴ったと思ったらいきなりの雷雨となり、雨具を着るタイミングを逃してしまいました。 雨は激しく、木道や石の段差が川の濁流のようになり、ヒュッテまで帰る間にびしょ濡れでした(^^; ちなみにテン場もすごいことになっており、テン場全体が川のようになっていました。 私達のテントはドマドームなのですが、土間部は完全に水没?濁流が流れていました。 テント内部への浸水が無かったのが良かったですが、あれでテント内部まで水が入っていたら、次の日は撤退となっていたでしょう(笑) 【2日目】 ◆高谷池ヒュッテ〜黒沢池ヒュッテ 高谷池ヒュッテを出発するとすぐに一段が大きな岩場の登山道となります。 一段登りきると、木道となりその後は山肌についた細いトラバースの登山道を登ると茶臼山に到着します。 茶臼山から黒沢池ヒュッテまでは熊笹が生い茂った細い泥濘んだ登山道を慎重に下ります。 ヒュッテの手前は少しだけ登りとなります。 ◆黒沢池ヒュッテ〜大倉乗越 黒沢池ヒュッテから大倉乗越までは、大きな岩が点在する一段の大きい急傾斜な登山道や泥濘んだ土の登山道を登ってきます。 大倉乗越にくると本日の目的地である妙高山が見えてきます。 ◆大倉乗越〜長助池分岐 大倉乗越から長助池分岐までが今日の核心部ではないかと思います。 石が点在する泥濘んで滑る登山道を一気に下ると、山肌の沿って細く草木に覆われたトラバース道を、滑落しないよう慎重に歩きます。 道がかなり細く足下の竹が滑るため、滑落しないよう慎重に歩く必要があります。 長助池分岐まえに沢があり水の補給が可能です。 ◆長助池分岐〜妙高山(妙高大神) 長助池分岐から妙高山までは岩がごろごろする急傾斜の登山道を登ります。 約400mの高低差を登りますが、先ほどの大倉乗越からの登山道を考えると淡々と高度を上げられ大変歩きやすいです。 この登りは風が抜けるためか大変涼しく登ることができました。 ◆妙高山山頂 妙高山の山頂は広くゆっくり休憩することが可能です。 また、妙高山北峰から約500m程度進むと妙高大神が祀られている箇所があり、標高としては妙高大神の方が北峰よりも高い位置になります。 山頂からの展望は北アルプス等が良く見えるということですが、残念ながら雲が多く遠くの山を見ることは出来ませんでした。 昨日登頂した火打山や湿原は見ることが出来ました〜 ◆妙高山〜長助池分岐 妙高山を出発すると急傾斜で岩がごろごろしている登山道を下ります。 一段も大きくなりますので、全身を使って下る感じとなります。 ◆長助池分岐〜大倉乗越 長助池分岐を出発すると朝もとおった、山肌についた細いトラバース道を登って行きます。 下りよりは歩きやすいですが、竹が滑るので注意して歩きましょう。 トラバースを抜けると、急傾斜の泥濘んだ登りとなります。 一段も大きく、斜度もきつくなりますが、距離は短いのでロープ等が出てきたらすぐに大倉乗越に到着です。 ◆大倉乗越〜黒沢池ヒュッテ 泥濘んで滑る急傾斜の登山道を約20分下ると黒沢池ヒュッテに到着です。 ◆黒沢池ヒュッテ〜富士見平分岐 黒沢池ヒュッテを出発すると、岩が重なりあう狭く急傾斜登山道を登ります。 視界が開け木道が出てくると湿原の横を緩やかに下って行きます。 丸太橋を過ぎると急傾斜な登りとなり、いったん緩やかになるものの富士見平分岐までアップダウンを繰り返し登って行きます。 ◆富士見平分岐〜黒沢橋 富士見平分岐を出発し、緩やかな登山道を下ると、途中から急傾斜な木の階段等がでてきます。 木の階段等を少し下ると十二曲り到着し、黒沢橋前は段差の大きい登山道を下ります。 ◆黒沢橋〜笹ヶ峰遊歩道分岐〜笹ヶ峰登山道 基本的に整備された木道をくだります。 危険箇所等はありませんが、雨等で木道が滑りますので気をつけて下さいましょう。 黒沢橋から約50分で登山口に到着します。 |
その他周辺情報 | 【前泊】 癒しの宿 旅館 田端屋 〒949-2113 新潟県妙高市杉野沢2468 TEL:0255-86-6108 URL:https://www.tabataya.net/ 1泊2食 8,800円/人 朝飯はお弁当にして頂きました。 夕飯は美味しい料理が食べられないくらい出てきました。 【宿泊】 高野池ヒュッテ TEL:0255-78-7588(予約センター) URL:https://myokotourism.jp/kouyaike/ テント泊 1,000円/人(30張り程度) 水は煮沸して飲むか、ペットボトルをヒュッテで購入。 【日帰温泉】 苗名の湯 〒949-2113 新潟県妙高市杉野沢2030 TEL:0255-86-6565 URL:https://naenanoyu.com/index.html 日帰り入浴 500円/大人(モンベル、JAF割で100円引き) 営業時間 11:00〜19:00(水曜日定休) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
朝飯
昼飯
夕飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
登山地図
コンパス
笛
登山計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
数年前から何度か計画していた火打山、妙高山登山ですが、なかなか天気とタイミングが合わず行く機会が無かったのですが、小屋の予約サイトを見ていると金曜日のテン場が空いていたので、金曜日にお休みをもらって火打山、妙高山に登ってきました。
当初は小屋泊まりを予定していたのですが、金土日はほぼ埋まっていて予約が取れる状況でなかったので、久しぶりにテント泊となりました。
久しぶりのテント泊が少し心配ではありましたが、順調に高谷池ヒュッテに到着、テントを設営して火打山の山頂を目指しました。
午後から雨が降る予報となっていましたが、火打山に登頂するまでは雲が多少多い感じでしたが雨の気配はなく湿原を楽しみながら登っていました。
火打山の山頂は雲が多く北アルプス等の展望は得られませんでしたが、途中、池塘に写る火打山を見たり、ハクサンコザクラ等の高山植物も見ることが出来たので満足しながらテン場目指し下山となったのですが、天狗の庭を過ぎたあたりで、雷が鳴り出し、ポツポツと雨が降ってきたかなと思ったら一気に土砂降り、カッパを着るどころでない雨が降り出しました。
とりあえず、ジャケットだけは着れましたが、滝のような雨ではカッパも意味をなさないですね。
あと15分早く下山していれば、テント場までたどり着けたのでしょうが、残念ながらテント場に到着したときにはずぶ濡れとなっていました(^^;う〜ん
テント場自体も濁流のごとく雨水が流れ込みテントの浸水が心配でしたが、私達のドマドームは、土間の部分のみ水が流れ、テント内部に浸水がなかったのが幸いでした。
それにしても、今回の夕立はすごかった、雷も雨も半端なく自然の驚異を感じました。
テン場の近くに何本か雷が落ちていたと聞きました。雷は怖いですね。
その後は、天気も回復したのですが、濡れたものの片付け等に追われバタバタと就寝時間となりました。
次の日はテントを撤収して黒沢池ヒュッテまで歩き荷物をデポして妙高山山頂を目指しました。
ヒュッテから大倉乗越までは急登が続き、登り切ると今度は下りが待っています。
この下りの区間とトラバース道が今回の核心部なのでは無いかと思うくらい大変でした。
途中大きな岩が登山道に滑り落ちており、昨日の豪雨の凄さを実感しました。
妙高山の山頂はピークが二つあり、折角なので双方の山頂に立ってきました!
妙高山からの展望もスッキリとは行きませんでしたが、昨日登った火打山等も見ることが出来て大変素晴らしい山旅になりました。
火打山、妙高山は双方に湿原があり大変綺麗なところでしたので、今度は紅葉の時期等に訪れて見たいものです。
今回の反省点は、荷物を軽くするため、着替えを一切持たなかったことではないかと思います。
通常は、靴下、テント用着替え等を持っていましたが、久しぶりのテン泊と言うことで、今回は着替え等をすべて置いて登ったら、雷雨の洗礼を受けてしまいました。
やはり、何が起こるかわからないので、必要最低限の着替え等は持って登ろうと再認識さられました。
今回は豪雨等のハプニングもありましたが、楽しい山旅となりました。
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