北アルプス未踏トレイルへ 船窪〜烏帽子周回
- GPS
- 16:54
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,663m
- 下り
- 2,442m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:50
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 8:10
天候 | 1日目:晴れ一時曇り 2日目:晴れ一時曇り 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜船窪テン場:大きな危険個所はありません 船窪テン場〜船窪第2ピーク:急なアップダウンでロープやハシゴ多数。特にザレの門渡り2か所は危険度が高い。落ちたら死ぬので高度感が苦手な人がいる場合はロープやスリングを使った確保を厭わないこと。 船窪第2ピーク〜不動岳:左側の崩落地形に落ちないように注意が必要 不動岳〜南沢岳:ロープの無い急斜面のザレ場の通過が数カ所 南沢岳〜烏帽子小屋:大きな危険個所はありません |
その他周辺情報 | 【温泉】七倉山荘 660円 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
梅雨明け後、今年は雨の予報がほとんどなく調子のいい北アルプス界隈。今週末は嫁さんが温めていた月曜午前休を取って山中2泊、月曜早々下山して温泉入って出勤というエクストリーム2泊3日山行を試してみました♪
【0日目】
七倉は駐車場問題があるので登山口から1時間以内に住んでいるのに前日入りw 午前0時で七倉登山口駐車場は7割ほどが埋まっていました。ビールで乾杯して就寝zzz
【1日目】
朝起きてみると駐車場は満車、路駐がトンネル入り口まで繋がっていてキャパオーバーしておりました。。前泊しておいてよかったぁ〜!ということで予定通り6時半に登山開始、周辺で七倉登山口に向かう登山者はほぼおらず自分たちだけ。
七倉登山道に入ると人のいない静かな登山道を汗かきながら登っていきます。登りでバテないように今回はランニングパンツで登ってテン場で着替える作戦。七倉尾根は以前に下ったことがあるので知っていたけど風が抜ける所が少なくて暑い!天狗の庭周辺までやってきてようやく涼しい風が吹いてくれて気持ちよくなってきました。
船窪小屋で受付を済ませてテン場へ。先着は3張で余裕ありでしたが我が家の3人用テントにはちょっと手狭な場所のみだったのでトイレ脇にある平坦地を選んでここで設営、テントは最終的には8張程?小屋は満員御礼のようでしたがテン場は静かでした。家から背負ってきた飲み水兼保冷剤のプラティパス氷でキンキンに冷えたビールで乾杯してテン場でのんびり。夕食後は翌日早いので7時頃には就寝でした。
【2日目】
3時半起床で今日のルートはかなり悪いとの噂なので、明るくなってから出発。スタートしていきなり左側に目に入ってくる巨大な崩落地形を見ながら急下りをどんどん進む。細い急な下りが終わると船窪乗越、ここからは急な登り。その後細かいアップダウンを経て船窪岳山頂到着。誰もいないし狭くて休めないので記念写真だけ撮って先に進む。船窪第2ピークに向かう途中で悪い悪いと有名なザレの門渡りが2か所。どちらもそうなんですが落ちたら下までかなりの距離滑落します。一番狭い場所は幅30冂のトラバース・・・。最初の門渡りは見た目ほどはザレておらず、下を見なければそこまでの恐怖感はなかったです。ただ2番目の方はフィックスロープがかけられているものの、支店の鉄パイプが1つ抜けていてロープのテンションがかなり緩め、さらに足元の砂地が脆くこちらの方が安定感が無かったです。もしスリング等の装備があったら間違いなくセルフビレイ取って歩きたい位嫌な場所でした。緩いながらもロープをしっかりと掴んで何とか通過。その後も急斜面のザレ場にロープがかかった場所が多数、登りは日の当たる斜面でとても暑く体力を削られていきます。
船窪第2ピークはちょっと広かったのでここで小休止。。
ここから先不動岳までは富山側の日陰で涼しく比較的歩きやすい登山道と信州側の崩落地形の際を直登する灼熱の急斜面を行ったり来たり。南海アップダウンを繰り返したか忘れたころにスポっと平和な稜線に出た先に不動岳の山頂がありました。ここは予定していたコースタイム通りに歩けずでした、きっつー!お腹もすいたので不動岳山頂でお昼ご飯。不動岳はとても長めのいい山頂で立山から水晶岳のあたりの山々を眺めることができます。コーヒーまで飲んでのんびりしていたのに山頂には誰も来ない、そんな静かな山頂でした♪
さて残るは南沢岳、再び見えている大きなアップダウンをこなします。大きく下ったあとは再び登り!途中から砂浜のような深いザレ場があって登りにくかったり、左側が切れ落ちているザレなのにロープが設置されていない噂のザレ場があったりと体力と精神力をガンガンすり減らしていきます。途中からハイマツの登山道も間隔が狭くなり、テント泊装備のザックでは枝に引っかかることが多く結構大変でした。
南沢岳に出ると再び平和な稜線、目の前にそびえる烏帽子岳とトレイルを見る限りここから先に難所は無さそう。再び休憩して出発する頃には黙々と沸き立つ雲でちょっとどんより。歩くには涼しくてよかったので先に進みます。曇っていたので今回烏帽子岳山頂は省略(疲れていたのもあります)して小屋を目指す。何とか13時過ぎに烏帽子小屋に到着!比較的平らな場所にテントも張れてのんびりビール♪その後は疲れと気が抜けたのか2時間ほどテントで爆睡しちゃいました。
夕方にかけて雨が降るかと思いきやお天気は持って晴れ先行、テントの外で晩御飯を食べて7時過ぎには再びシュラフの中へ〜zzz
【3日目】
最終日は下って午後から仕事!ブナ立尾根はいい速さで上り下りできるので3時間くらいと見込んでスタート!前日のトレイルと比べたら同じ登山道じゃないみたいな歩きやすさで2時間40分ほどであっさりと高瀬ダム到着w ちょうどタクシーがいたのですぐに七倉登山口まで下山。
下山後は七倉山荘で汗を流してランチを食べて出勤!午前休だけで2泊3日のテント泊山行が組めるのは麓に住んでいる人ならではだなぁと改めて感じました。アクセスのよい登山口であれば南アルプスや中央アルプスでも使えそうなこの計画、今年は何度か登場させようと思っています。
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