北岳・間ノ岳・農鳥岳（高山病＆嵐と闘う白峰三山縦走！広河原IN〜奈良田OUT）

2012年09月15日(土) ~ 2012年09月17日(月)

• GPS: 56:00
• 距離: 28.5km
• 登り: 3,063m
• 下り: 3,769m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 0:05
• 合計: 6:45

6:45 広河原インフォメーションセンター
6:55 6:55 広河原
7:15 7:20 広河原山荘
7:45 7:45 白根御池分岐
9:45 9:45 二俣
12:00 12:00 八本歯のコル下にて撤退
13:00 13:00 二俣
13:30 白根御池小屋

2日目

• 山行: 7:20
• 休憩: 1:00
• 合計: 8:20

6:00 白根御池小屋
6:30 6:30 二俣
8:35 8:35 八本歯のコル
9:05 9:05 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
9:25 9:25 吊尾根分岐
9:40 9:55 北岳
10:10 10:10 吊尾根分岐
10:35 10:35 トラバースルート分岐
10:45 11:25 北岳山荘
12:00 12:00 中白根山
13:15 13:20 間ノ岳
14:20 農鳥小屋

3日目

• 山行: 6:35
• 休憩: 2:20
• 合計: 8:55

6:05 農鳥小屋
6:50 6:55 西農鳥岳
7:35 7:40 農鳥岳
8:10 8:10 大門沢分岐
10:00 10:10 大門沢小屋
12:30 12:30 奈良田ゲート
12:55 14:55 奈良田温泉
15:00 奈良田バス停

天候

9/15 晴れ夕方一時雨
9/16 晴れのち曇り
9/17 暴風雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

9/15 6:54

広河原から、出発！

9/15 7:13

目指す北岳山頂…バットレス♪（岩登りはしませんw）

9/15 8:00

南アルプスらしい森。

9/15 8:05

沢沿いに高度を上げていきます。

9/15 8:14

キツリフネ（手ブレorz）

9/15 8:33

涼しげな沢の流れ。

9/15 8:35

振り向けば、鳳凰。

9/15 8:58

頑丈な橋を渡ります。

9/15 9:13

トリカブト（これも手ブレ…）

9/15 9:23

雪渓が見えてきました。
ていうか、天気が若干怪しげ…。

9/15 9:37

少しずつ雲が増えてきていますねぇ。

9/15 9:42

雪渓に到着！
ですが、9月の雪渓はスノーブリッジ状態。
上を歩くのは危険です。

9/15 9:47

皆さん、脇を歩いています。

9/15 9:49

ミヤマハナシノブ？

9/15 9:51

タカネグンナイフウロ

9/15 10:39

イモムシ＾＾；

9/15 11:44

ヤマホタルブクロ

9/15 12:00

少しずつ登っているのですが、どうも体調がすぐれません…。
クラクラしてきたので撤退を決めました。

タカネナデシコ

9/15 12:52

カラマツソウ

9/15 12:59

二股まで戻りました。
戻る途中で出会った方に御池小屋での宿泊を勧められたので、そうすることにします。

9/15 13:02

おー！オコジョだ♪

9/15 14:47

御池小屋、到着。
既に結構な数のテントが張られていますねぇ。
まだ空きスペースがあったので何とか設営成功。

9/15 14:28

遅めのランチ…前日の残り物の枝豆とかw
珍しくバナナを持っているのですがこれは沖縄から持ってきた島バナナ。

9/15 14:49

御池小屋、いいロケーションですね。

9/15 19:22

昼食後ウトウトしていたらすっかり真っ暗（！）
ってことで、慌てて夕食（！！）
レトルト焼き鳥丼で手抜きに済ませます。
そして再び就寝…おやすみなさい。

9/16 4:50

2日目、おはようございます。

朝食はささっと、パンで済ませます。

9/16 5:35

5:30…すっかり明るくなってしまいましたが、出発です！

9/16 5:35

静かな御池小屋の朝です。

9/16 6:07

昨日下ってきた道を再び登ります。

9/16 6:22

沢沿いに出ました。
今日はちゃんと上まで行けるといいなぁ…。

9/16 6:44

ホソバイワベンケイ

9/16 7:10

昨日の撤退ポイントまで来ました。
今日は大丈夫そうかな？

9/16 7:22

振り向けば、八ヶ岳も視界に入ってくる高さになりました。

9/16 7:50

山頂まであと1時間40分、長いなぁ＾＾；

9/16 7:51

どんどん高度を上げます！

9/16 7:53

梯子！
赤岳の地蔵尾根を彷彿させますね。

9/16 8:08

青空とバットレス！

9/16 8:37

八本歯のコル。ちょっと雲が出てきた。
まぁ、曇りやすい北岳、仕方ないです。

9/16 8:38

テントを背負った状態だとなかなかえげつないです、この傾斜。

9/16 8:50

展望良好♪やっぱりアルプスはこうでないと。

9/16 8:51

富士山も見えた♪

9/16 9:08

間ノ岳は…ありゃ！？＾＾；
がんばれw

9/16 9:09

見えているうちに撮っておきますw

9/16 9:12

キンロバイ？

9/16 9:24

吊尾根分岐点。
ここにザックをデポって山頂アタックしてきます！

9/16 9:35

あと後20分、一気に登っちゃいます。

9/16 9:36

仙丈ヶ岳とその向こうの甲府盆地、そして八ヶ岳やら中アやら。

9/16 9:38

こちらの尾根も気になる。。。

9/16 9:41

北岳山頂！
山梨百の標識とその向こうに仙丈ヶ岳。

9/16 9:42

鳳凰三山がばっちり見える♪

9/16 9:42

南無（ー人ー）

9/16 9:46

富士山…もうちょっとで消えてしまいそう（＞＜）

9/16 9:50

青空が見えているうちに撮っていただきました！

9/16 10:27

戻ります。

9/16 10:35

トウヤクリンドウ

9/16 10:36

振り向いて、北岳。
こちらから見るとまた違った印象。

9/16 10:39

北岳山荘に近づいてきました。

9/16 10:43

ありゃー。
北岳はもうガスの中ですかね、これ。。。

9/16 10:45

北岳山荘、到着。

9/16 11:11

昼飯、シンプルに棒ラーメン。

9/16 11:28

食後、どうしようかと思ったけれど先へ進むことにしました。

9/16 11:29

うーん、、、雲が増えてきたなぁ。

9/16 11:44

見えているうちに（ry

9/16 11:45

見えていr（ry

9/16 11:53

見えて（ry

9/16 11:54

見（ry

9/16 11:58

中白根、山頂。
ささっと写真だけ撮って素通り。

9/16 11:58

平均して標高は3,100m。
なかなか息がキツイです。

9/16 12:02

草紅葉が始まってますねー。

9/16 12:14

ホワイトバックで自分撮り（汗

9/16 12:24

視界がない訳ではないのですけどね＾＾；

9/16 12:32

ってことで、やはり見えているうちに撮り進みます。

9/16 12:50

殆ど高低差のない道を進んでいきます。

9/16 13:18

間ノ岳山頂！
静岡県の北端、踏めました（そこ？）

9/16 13:19

唯一、景色が見えていた方向をバックに撮っていただきました。

9/16 13:22

いざ、農鳥へ！

9/16 13:28

チングルマの穂

9/16 13:34

おどろおどろしいペンキの案内＾＾；

9/16 13:41

ここへ突っ込むのかぁ…。

9/16 13:53

と、思ったのですが、標高3,000mより下はどうやら雲の中には入っていない模様。

9/16 13:57

うん、見えてる！
要塞…じゃなくて、農鳥小屋。

9/16 14:01

振り向けば…あれあれ？
間ノ岳、晴れてきた！？

9/16 14:01

もう少しで到着です。

9/16 14:11

三国平方面も行ってみたい。

9/16 14:19

すっかり晴れて気持ちのいい雰囲気に！

9/16 14:20

そうこうしているうちに、農鳥小屋へ到着。
テント泊の手続きをします。

9/16 15:04

ここのテン場、フラットに整地されているので凄くテント張りやすい♪

9/16 15:09

早い人、ふつうの人、のろまな人（！）

9/16 15:09

味のありすぎる売店。

9/16 15:13

水場は山道を15分ほど下ります。

9/16 15:17

散々歩いた後、なかなか足にきますね…これ。

9/16 15:19

美味しい水、たっぷりとゲット♪
小屋のおやじさんが1kmほど先から引っ張ってきたという水です。
トイレの真下に位置してますが、水源はここじゃないのでノープロブレムです！

9/16 15:27

下った道をヒーコラ言いながら戻ります。

9/16 15:35

あれ？すっかり晴れてる間ノ岳＾＾；
まぁ、こんなもんだよねw

9/16 15:36

農鳥小屋、稜線上に位置していることもあり、風雨の影響を最小限にするための工夫が随所にされています。
一段下がったところに小屋が建ち、壁で囲んであるとか。

9/16 16:21

天気が残念だなぁ…と思っていたのですが。
まさかのブロッケンが！
初めてのブロッケンでした。

9/16 17:11

夕食。
おつまみのホタテと茎わかめ、そしてわかめご飯の素を混ぜて戻した炊き込みごはんもどき。
そして御吸い物を添えました。

9/16 17:26

日が暮れてきました。
間ノ岳、凄くどっしりしてますねぇ。

9/16 17:46

夕刻になり、ちらちらと農鳥岳が見え隠れ。
明日の天気はどうかなぁ…。

9/16 17:46

雲海へ、日が沈みます。

9/16 18:03

そろそろテントに戻りますかね。

9/16 20:30

夜、甲府盆地の夜景がきれいでした。
（手ブレが酷くてすみません。。。）

9/17 6:05

3日目…嵐です！！
実は夜中からずっとそうだったのですが、時折吹きつける激しい風と雨。
テント、一晩持ちこたえてくれて良かった…。
小ぶりになったタイミングを見計らって一気に撤収！出発します。

9/17 6:41

写真じゃ分からないけど、雨と風が酷い（−−；

9/17 6:53

西農鳥岳山頂。
ほぼ同時に農鳥小屋を出発した人たち、みんな纏まって歩く状態になってます。

9/17 7:14

視界はこの程度。
稜線から外れないように気をつけながら歩きます。

9/17 7:23

晴れてればキレイなんだろうなぁ。。。

9/17 7:33

ようやく見えてきた！

9/17 7:35

農鳥岳山頂！
ウェストバッグをザックに入れておけばよかったものの、そのまま上から合羽を羽織ったら、腹が出てる人みたいになっちゃってる（汗

9/17 7:50

下降点方向へ。

9/17 8:08

有名な黄色の道標。
このあたりで、一緒に歩いてきた皆さんバラバラになります。

9/17 8:13

南アは少し下れば樹林帯。
もう少しの辛抱。。。

9/17 8:21

ナナカマドの実が赤くなり始めてますね。

9/17 9:40

やっと樹林帯に入って一安心♪
と思ったのに…何なんだー、この橋ww

9/17 10:03

大門沢小屋。
小休止します。

9/17 10:10

一瞬、雨が上がりました。

9/17 10:15

青空も見えてる！？
（と思ったのですが、このあとすぐに消えましたw）

9/17 10:19

出発。
このあたりまで来ると、大門沢からスタートの方もいますので、人の数も増えてきますね。

9/17 10:37

雨天につき、水の勢いは結構いいです。

9/17 10:51

しっとり。

9/17 11:23

相変わらず橋がワイルド。

9/17 11:37

気持ちのいい樹林帯。
晴れていればもっといい感じかも。

9/17 11:44

大きな吊橋を渡ると、人工建造物も増えてきます。

9/17 12:03

…工事現場脇にしか見えないw

9/17 12:28

林道へ入り、ゲートまで歩いてきました。

9/17 12:30

車道と合流。
まぁ、まだここ南アルプススーパー林道ですけどね＾＾；

9/17 12:35

奈良田方面へひたすら歩きます。

9/17 12:36

開き直りのミラー自撮り（苦笑）

9/17 12:54

奈良田温泉、到着！お疲れ様でしたー。
もちろん、温泉へ直行です！！

9/17 13:50

風呂上がりに、ランチ。
あっさりめの山菜そばですが、美味かった♪

撮影機器：

E-520 オリンパス

RICOH PX リコー

感想

ジョー🐪

いつかやりたかった白峰三山縦走。
3連休を利用し、テントを担いで行ってきました。

ただ、出発前日…仕事がハマり気味で若干帰りが遅かったこともあり、睡眠時間はわずか1時間。
大丈夫か！？と思いながら歩き始めるも、2,700m地点のあたりで酸欠と全身に痺れ。

ダメだこりゃ。

ってことで今回は諦めて撤退しようと決めます。
実は地図を車に置き忘れていたこともあり、このまま進むのもちょっと危険だなぁ…ってのもありまして。

下り始めてすぐ、登ってきた方にコースタイムを伺ったのですが。
その方から「無理して下まで下るのも大変だから今日は御池小屋に泊まって、調子が良ければ明日再チャレンジたらどうか？ダメならそのまま下山すればいい。せっかくテントも持っているんだし」とのアドバイス。
なるほど！と思い御池小屋で1泊することにしました。
「小屋なら地図もあるのでは？」というその方のお話通り、コピーではありますがいただくこともできました。
感謝です！

翌日。
ガッツリ寝たので大丈夫そうだと思い再チャレンジ。
とはいえ、日本No.2のお山。
やはりキツイはキツイ。ゆっくり歩いて何とか山頂。
とりあえず北岳山荘でランチをしつつ、この先歩くかここで帰るか考えることに。

たまたまここで食事の席をご一緒した方が農鳥まで向かうとのこと。
「農鳥まで行ければ後は下り中心だから何とかなるのでは？」とここでもありがたいアドバイス。
ということで、先に進むことにしました。

が、標高3,000mを超える稜線は甘くはない。
途中、クラクラしながらようやく間ノ岳。
この先は農鳥小屋まで400mほど高度を落とすから体調も多少は戻るだろう？と、小屋へ向かって一気に進みます。

まぁ、間ノ岳＝静岡市最北端、ってことで若干テンションあがって元気になったというのもあるんですけどね（単純な静岡人。笑）

農鳥小屋でテント泊。
噂のおやじさんともお話できました。
前情報がいろいろありすぎて実は結構身構えていたのですが、百聞は一見にしかずとは正にこのことでしたね、杞憂でした。

夕方にはブロッケン現象、夜は甲府盆地の夜景も見られて、印象深い農鳥小屋となりました。

…が、夜中からテントの外の様子がおかしい。
はい、暴風雨と化していました。

一瞬雨風が弱まったその隙に一気にテントを撤収して出発します。
ほぼ同じ時間帯に出発した7〜8人で即席パーティーを組み、大門沢下降点までは道を確認しつつ要所でお互いに撮影をしてもらう等しながら進みます。

農鳥小屋で一夜を過ごした、という共通点だけで妙な連帯感（笑）
小屋にいる時には特にお話もしてなかったのですけどね。

下山道に入ってからはもうずっと樹林帯なので自然と各自のペースで下る方向になりました。
長い山道を降り切ってようやくたどり着いた奈良田の温泉が凄く気持ち良かった。。。

あまりにもいろんなことが多すぎて印象深い内容となったこの山行。
ソロでしたがいろんな方に助けられて歩ききることができたな、とつくづく感じました。

お世話になった皆さん、ありがとうございましたー！

コメント

LArc

ジョーさん☆
　白峰三山楽しく拝見しました。

　えぇーっと、雪のこの時期に見せられて困るんですけど。。。

　行きたくなってしまいます。

　初日は高山病、２日目夜からの天候崩れは大変でしたね。

　でも北岳ではイイ眺望！！

　まだまだ冬真っ盛りですが、早く夏が来ないかなと待ち遠しくなりました。

ジョー🐪

夏に向けてのイメトレですね！（笑）
To：LArcさん

こんにちは！

積雪のこの時期にも南アを忘れてしまわないように、こんな過去レコを…ってのは冗談ですが（単に今週は山に行かなかったので古い記事を載せてみただけです ）、やっぱりいいですねぇ、南。
この時は体調と天候のダブルパンチだったのですが、去年の聖よりは天気も良かったので、まだ青い写真を提供できているかと思います

二股からのあの急登がちょっと嫌らしいのですが、キタダケソウも見たいな、とか欲望は尽きない感じですので、そのうちまたフラリと出掛けてみたいと思います！

wildwind

南ア〜
joeさんが体調不良気味の中の出発だったにもかかわらず、
森林限界を超えて、高山病(なりかけ!?)にもかかわらず、
暴風雨の中、テントの中で耐え忍んだにもかかわらず、
3000mの風景をみてると、こちらはテンション上がります

ブロッケン、ステキです☆
それと、きみどりjoeさん、意外だったような気もしました

ジョー🐪

やっぱり雄大♪
To：wildwindさん

こんにちは！
死にかけながらも歩き通した白峰三山でした（笑）
この当時は「北岳はもういいやー」とか思っていたのですが、改めてこうやってレコ作ってみるとまた行きたくなってしまうから不思議ですね。
ここもいろんなルートがありますし、そのうちまた出掛けてみたいと思います。

黄緑（笑）
夏、割と着てますよ、これ。
街中では派手な色合いですが、夏山だと周囲が緑なので案外目立たないんですよね（笑）