白馬岳：ミヤマアケボノソウ・オノエリンドウ・シロウマリンドウに会いたくて

2023年08月18日(金) ~ 2023年08月19日(土)

コースタイム

1日目

• 山行: 7:46
• 休憩: 1:54
• 合計: 9:40

5:10 猿倉荘
6:25 6:26 白馬尻荘
6:35 6:40 白馬尻小屋
9:47 10:02 岩室跡
10:38 10:48 避難小屋
12:10 12:13 白馬岳頂上宿舎
12:54 14:13 白馬山荘
14:33 14:36 白馬岳
14:56 白馬山荘

2日目

• 山行: 5:36
• 休憩: 1:37
• 合計: 7:13

4:31 白馬岳
5:06 5:13 白馬岳
5:22 6:20 白馬山荘
6:38 6:40 白馬岳頂上宿舎
7:37 7:49 避難小屋
8:10 8:11 岩室跡
10:30 10:48 白馬尻小屋
10:49 10:50 白馬尻荘
11:45 猿倉荘

天候

・山岳天気予報では連日午前中から雷雨予報が出ており午前中の早い時間の行動が望まれた。
・1日目が比較的に天気は安定している予想であり、午前中は晴れベース、一時雨がパラついたが午後2時半頃まで大丈夫であった。その後けっこう激しい雨が短時間あり、17時半前から雨は止み急速に天気が回復晴れベースに変わった。
・2日目は晴れベースで始まり下山してくると一時ガスが湧いて来たが概ね午前中は晴れであった。上部はガスや雲で覆われていた。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

・雪渓歩きは標高1900mから2000mの僅か500m位の距離であった
・雪渓に入る前はザレたトラバースルートで特に下りはスリップ注意
・雪渓歩き終了後の急斜面の登降は慎重に

その他周辺情報

・サンサンパークで車中仮眠
・白馬山荘:1泊２食15000円(スカイプラザでのビーフシチューセットの夕食は3000円プラス)、弁当1000円
・倉下の湯♨️：600円

写真

8/18 5:08

サンサンパークで車中仮眠時間が3時間余りあったが、いつものようにウトウトした程度、気分悪くテンションが上がらず無理をして朝食、4時過ぎに猿倉にむかった。前日まで不安定な天気が続き金曜日ではあるが駐車場の占有率は8〜9割、5時過ぎのスタート時の猿倉山荘前は登山者は少ない。さあアドレナリンが出てきたようだ。気分も良くなりスタート

8/18 5:14

入山して間もなくビックリ仰天、ボードを抱えた年配の方に追い抜かれた。少し会話を交わし、2号雪渓で滑走するとのこと

8/18 5:35

前日はかなり雨が降ったようだが今日は少し晴れ間が拡がりそう。山岳天気予報では連日雷雨予報が出ているため、早いスタートに心掛けた。晴れ間が広がり稜線が見えてきた。

8/18 5:38

長走沢の橋を渡ります。ソバナが咲いている

8/18 5:48

レイジンソウ

8/18 5:54

ツルニンジン(ジイソブ)を発見

8/18 6:11

みずみずしいヤマアジサイに癒される。近接して色彩が微妙に変化した3種類、その1

8/18 6:11

その2

8/18 6:11

その3、最近ヤマアジサイに興味がありラッキーでした

8/18 6:11

まだまだくそ暑い毎日ですが立秋が過ぎ秋雲の青空にテンションが上がってきた

8/18 6:13

白馬岳山頂はしっかり晴れ上がりました

8/18 6:14

先日千畳敷で見たミソガワソウが
沢山咲いている

8/18 6:17

シシウドも

8/18 6:21

アザミもミソガワソウに負けじと沢山咲いている

8/18 6:28

白馬尻トウチャコ

8/18 6:29

大雪渓は殆ど見えない。やはり極めて残雪不足、小屋は今年も営業してないがトイレは設置

8/18 6:47

サラシナショウマ

8/18 6:51

キヌガサソウの実

8/18 7:02

どこから雪渓に入れるのか？

8/18 7:03

オオバミズホウズキ(ピンボケ)

8/18 7:04

際どいスノーブリッジ

8/18 7:23

雪渓エリアですがまだまだ先です。右岸を進みます

8/18 7:26

ザレたトラバースの登りはけっこう大変、下りが大変そう

8/18 7:30

振り返るとこんな感じ

8/18 7:31

先日木曽駒ヶ岳で初見のクロクモソウが沢山咲いている

8/18 7:38

まだ雪渓に降りれないのか

8/18 7:41

ダイモンジソウ

8/18 7:44

あの先を越えれば雪渓インか

8/18 7:49

左側のお花畑に癒されながら頑張る。ヨツバシオガマ

8/18 7:54

漸く大雪渓インポイント(1900m)、「雪渓歩きの方がずっと楽だなあ」と泣きを入れるハイカーが多い

8/18 8:06

軽アイゼン装着

8/18 8:08

2号雪渓方向にボーダーが黙々と落石を避けている

8/18 8:20

赤ガラを辿り標高2000m位まで、約500m位の距離か、例年の7月中なら左側をもっと奥まで雪渓上を進むがクラックで阻まれいる

8/18 8:21

このクラックが阻んでいた

8/18 8:22

雪渓登りもあと少しでend

8/18 8:26

続々とハイカーが続く

8/18 8:37

アイゼンを外しガレ場を進み振り返る

8/18 8:38

小生は雪渓イン前の厳しいトラバース登りからヘルメット装着したが、他のハイカーは持参していても被っていない

8/18 8:39

ヤマガラシ

8/18 8:40

ミヤマアカバナ

8/18 8:45

コロクモソウはかなり上部まで沢山咲いている

8/18 9:15

豪快な雪渓の割れ目

8/18 9:17

岩室付近の核心部、下ってくるハイカーと譲り合って

8/18 9:26

水流の多いポイントに橋

8/18 9:28

橋を通過

8/18 9:30

イワオウギ

8/18 9:50

名物の大岩を定番写真、残雪期の
滑走はこの辺が最も急であり滑落注意ポイント、何回か滑走したが若かったのだなあ‼️

6/6 13:52

2020年6/6に最後に白馬雪渓を滑走した時のこの辺の同行者

8/18 9:55

この辺の核心部でシロウマリンドウ(リンドウ科シロウマリンドウ属)初見、まだ蕾

8/18 9:55

一輪のみ開きかけていた

8/18 9:56

そしてこれがミヤマアケボノソウらしいが蕾、一株初見

8/18 9:58

オノエリンドウもありこれも初見、厳しいエリアで大勢登っているのでゆっくり花探しはできない。それでもお目当てに巡り会えて俄然テンションアップ

8/18 10:04

満足の遭遇でふと見上げると杓子の先鋒

8/18 10:10

足下にはマルバダケブキ、これのみ

8/18 10:23

ポツポツ雨が降ったりガスってきたり、早く天気が崩れるか？心配、さあ元気を出してファイト一発

8/18 10:33

イワベンケイ

8/18 10:35

ウメバチソウも出て来た

8/18 10:49

避難小屋で一休み、ミソガワソウのアップ

8/18 10:55

トリカブトが沢山咲いている

8/18 11:06

ハクサンフウロ

8/18 11:35

ミヤマアカバナ

8/18 11:36

お花畑を楽しみながら、しかし天気も心配、ハクサンフウロもけっこう咲いている

8/18 11:42

正午近くになり村営頂上小屋まであと僅か、出た‼️オノエリンドウ(尾上竜胆)が沢山咲いている

8/18 11:44

そして最大のお目当てのミヤマアケボノソウ(深山曙草：リンドウ科センブリ属)も陽当たり良いためか沢山咲いている。

8/18 11:46

アップ

8/18 11:47

蕾も多くもう少し先が旬か

8/18 11:48

深山曙草:リンドウ科センブリ属、他のセンブリ属より大型の面白い花である❣️

8/18 11:52

オノエリンドウ(尾上竜胆:リンドウ科チシマリンドウ属)も沢山

8/18 11:55

嬉しかなってきた。天気も大丈夫そう

8/18 11:57

トウヤクリンドウも出てきた

8/18 11:59

イワギキョウ

8/18 12:00

頂上小屋まであと僅か、厳しい登りであるが、焦らず

8/18 12:06

小屋の直下、お花に癒されて

8/18 12:06

オノエリンドウは花の色合いも微妙に多彩

8/18 12:09

尾上竜胆オンパレード

8/18 12:10

白馬山荘が頭上に見える

8/18 12:11

グリーンウメバチソウか？調べてみたらウメバチソウの実❣️でした

8/18 12:11

面白い

8/18 12:13

コウゾリナ

8/18 12:13

鮮やかなオノエリンドウ

8/18 12:19

休まず雪渓脇を白馬山荘に向かう。ウサギギク

8/18 12:21

ミヤマクワガタ

8/18 12:22

ウルップソウは終わっているが唯一の花が残っていた

8/18 12:23

クワガタソウ？

8/18 12:27

テガタチドリ

8/18 12:28

白っぽいテガタチドリ

8/18 12:33

稜線ルートに合流、ヘロヘロ

8/18 12:45

天気もやや悪化か？旭岳を撮影しておく

8/18 12:50

最後の階段を登り右側にウスユキソウ

8/18 12:50

オノエリンドウとあミヤマアケボノソウもある。12:50白馬山荘着、受付を済ませスカイプラザの自販機で購入したアサヒスーパードライ350ml(800円)をベンチでソロ乾杯

8/18 13:13

天気が更に悪化しそうなので部屋に入る前にお花探し、白馬山荘1号館の脇に沢山シロウマリンドウがあるが、全部蕾である

8/18 13:16

そして少し階段ルートを登り始めると、何とそこはミヤマアケボノの群落エリアであった

8/18 13:17

下で見たよりやや明るい黒紫色

8/18 13:18

イブキジャコウソウもある

8/18 13:19

草むらに沢山咲いている

8/18 13:20

地味な色合いのため、豪華さはなく
何となく慣れない不気味な感じ

8/18 13:21

トウヤクリンドウは沢山咲いている

8/18 14:13

部屋に入り荷物を整理し少しウトウト、ガスっているが雨は大丈夫そうなので今日中に登頂しておこう

8/18 14:26

イワベンケイが褐色に変色？

8/18 14:34

案の定、雨がポツポツやってきた。疲れた爺さん、記念撮影して頂いた

8/18 14:51

山荘に下る途中、雷鳥が数羽

8/18 14:54

1日目最後のミヤマアケボノソウの撮影

8/18 17:24

夕食まで2時間ほどあるため、昼寝などで時間を潰した。その間に大雨の時間が少しあり、夕食時間の直前に山荘の裏にコマクサが一輪残っていたなので撮影

8/18 17:30

夕食はスカイプラザで、外では晴れ上がってきた夕景を楽しむハイカーが多数

8/18 17:31

奮発してビーフシチューセット

8/18 17:59

頑張ったご褒美に夕食しながら雲が切れ剱岳の雄姿を眺める贅沢

8/18 18:00

夕陽に照らされた杓子・白馬鑓

8/18 18:01

デザート🍰

8/18 18:05

雰囲気ある立山・剣のショット

8/18 18:11

飽きないグレイトビュー

8/18 18:23

夕食後は夕暮れの展望ショーの始まり

8/18 18:26

8/18 18:27

旭岳に夕陽が沈みそう

8/18 18:27

セピア色の夕暮れがやってきた

8/18 18:31

雲が面白い

8/18 18:34

アーベントロートに染まる杓子・白馬鑓

8/18 18:36

いつまでも飽きない夕暮れショー

8/18 18:37

雲が染まってきた

8/18 18:37

東の空も染まっている

8/18 18:40

スカイプラザの夕暮れ

8/18 18:40

1日目最後のショット

8/19 4:47

2日目は夜明け前から山頂へ

8/19 4:58

東の空が大分染まってきた

8/19 4:59

記念撮影して頂いた

8/19 5:00

山頂には沢山の方々が御来光🌄待ち

8/19 5:00

雲も茜色になってきた

8/19 5:01

8/19 5:05

御来光直前

8/19 5:08

御来光こ

8/19 5:10

御光が差している

8/19 5:10

記念撮影しているお二人

8/19 5:11

立山・剣方面

8/19 5:11

白馬大池方向に縦走するワンゲル部員

8/19 5:14

立山連峰・穂高連峰・槍

8/19 6:26

朝食を済ませ2日目のスタート

8/19 6:29

毛勝三山方面

8/19 6:40

村営頂上小屋から見上げる

8/19 6:42

杓子・白馬鑓を眺めながら下山

8/19 6:55

ミヤマアケボノソウを前景に

8/19 7:03

アキノキリンソウ

8/19 7:03

クロトウヒレンも沢山咲いている

8/19 7:04

先行する女性二人と白馬尻まで数回談笑した

8/19 7:08

ミソガワソウを前景に杓子岳

8/19 7:23

晴れているのでミソガワソウも鮮やか

8/19 7:36

避難小屋から振り返る

8/19 7:41

杓子の先鋒

8/19 7:42

急な下りの左側にミヤマアケボノが
沢山咲いていた

8/19 7:43

登りでは少し離れたルートで登ったので見れなかったようだ

8/19 7:46

下前方はこんな感じ

8/19 7:50

この辺が残雪期の小雪渓のトラバース付近か

8/19 8:03

迫力ある落差

8/19 8:17

焦らず慎重に大分下ってきた

8/19 9:02

昨日同様に続々登ってくる

8/19 9:24

昨日に続いて今日もボーダー🏂の年配の方が滑っている。少し談笑させて頂いた。金・土曜と通い今期10回ほど通ったようだ。早い時期には2号雪渓のもう少し上から滑走できていたがクラックが入り、そろそろ終わりかなあとのこと。尊敬します‼️

8/19 10:06

トラバースのザレ場を慎重に下り危険地帯をクリア冷風が下ってきた

8/19 11:21

林道を猿倉に向かっていると左側にコゴメグサを発見、疲れが癒された

8/19 11:51

フィナーレの駐車場、満車のようです。
満足の2日間でした。

撮影機器：

iPhone 8 Apple

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

teledaisuki

・昨年の8月に八方尾根でハッボウタカネセンブリに初めてお目にかかりヤマレコに日記で記載したところ、minislopeさんからコメントを頂きオノエリンドウやミヤマアケボノソウをご紹介され、これらに対する憧れ・思いは募るばかりであったが、体力的に白馬岳登頂は厳しく諦めかけていた。
何とかトレーニングを続けており、焦らすゆっくりベースなら何とかなるであろうと白馬岳花山行を数カ月前から計画した。

・台風7号の影響、不安定な天気予報で当初計画した8/19入山予定で前夜のゲストハウス泊、19日の白馬山荘泊の予約を急遽キャンセル、前倒しして18日入山として前夜短時間の仮眠でのいわゆる弾丸登山まがいの計画となってしまった。
天気はまあまあの良い方に好転、アドレナリンも適度に身体の中を駆け巡ってくれて、ミッションをクリアすることができたました。