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Yamareco

記録ID: 5894867
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

穂高の池巡り〔ひょうたん池・奥又白池・北穂池・天狗池〕

2023年08月30日(水) ~ 2023年09月02日(土)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
77:42
距離
36.7km
登り
2,961m
下り
2,954m
歩くペース
標準
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:29
休憩
1:11
合計
10:40
距離 7.9km 登り 1,264m 下り 277m
6:26
6:52
214
10:26
11:11
308
16:19
2日目
山行
11:28
休憩
1:00
合計
12:28
距離 6.8km 登り 1,114m 下り 1,121m
5:59
208
11:01
11:46
401
18:27
北穂池
3日目
山行
8:52
休憩
0:14
合計
9:06
距離 6.4km 登り 511m 下り 973m
5:49
420
北穂池
12:49
13:02
48
14:30
14:31
24
14:55
4日目
山行
4:37
休憩
0:59
合計
5:36
距離 15.6km 登り 61m 下り 552m
5:46
33
6:19
6:20
80
7:40
7:58
119
9:57
10:37
45
11:22
上高地バスターミナル
天候 1日目:晴れ後曇り
2日目:晴れ後曇り
3日目:晴れ
4日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
明神橋から見上げる明神岳五峰。ひょうたん池は右寄りの鞍部にある。
2023年08月30日 06:55撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/30 6:55
明神橋から見上げる明神岳五峰。ひょうたん池は右寄りの鞍部にある。
上宮川谷上部を斜上。
2023年08月30日 09:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/30 9:01
上宮川谷上部を斜上。
ひょうたん池。
2023年08月30日 10:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/30 10:29
ひょうたん池。
明神岳東稜を少し登って標高2430mくらいから下又白谷に降りる。目指すのは右奥の茶臼のコル。
2023年08月30日 12:45撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/30 12:45
明神岳東稜を少し登って標高2430mくらいから下又白谷に降りる。目指すのは右奥の茶臼のコル。
雪が完全に消えているのでガレ沢の横断は困難。そのため各沢筋が合流するところまで下らなければならない。
2023年08月30日 13:37撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/30 13:37
雪が完全に消えているのでガレ沢の横断は困難。そのため各沢筋が合流するところまで下らなければならない。
茶臼のコルへの登りの途中から振り返り見た下又白谷。
2023年08月30日 15:13撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/30 15:13
茶臼のコルへの登りの途中から振り返り見た下又白谷。
奥又白池。この日は誰もおらず貸切となった。
2023年08月30日 16:38撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/30 16:38
奥又白池。この日は誰もおらず貸切となった。
2日目の始まり。
2023年08月31日 04:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 4:51
2日目の始まり。
奥又白谷を横断して前穂高岳北尾根の五六のコルを目指す。
2023年08月31日 05:49撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 5:49
奥又白谷を横断して前穂高岳北尾根の五六のコルを目指す。
この谷もガレ沢の横断がなかなか厳しい。
2023年08月31日 07:34撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 7:34
この谷もガレ沢の横断がなかなか厳しい。
草付きを登って3mほどの急斜面を降りてコルに通じるガレ沢に入る。
2023年08月31日 08:05撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 8:05
草付きを登って3mほどの急斜面を降りてコルに通じるガレ沢に入る。
ガレ沢はそのままコルにつながっているわけではないのがこのあたりの地形の面白さ。そしてその先には...。
2023年08月31日 09:08撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 9:08
ガレ沢はそのままコルにつながっているわけではないのがこのあたりの地形の面白さ。そしてその先には...。
見た目にはとても恐ろしいトラバース。しかし実際に歩いてみると足元はそこそこしっかりしており、残置スリングの助けを借りずとも渡れる。
2023年08月31日 09:16撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 9:16
見た目にはとても恐ろしいトラバース。しかし実際に歩いてみると足元はそこそこしっかりしており、残置スリングの助けを借りずとも渡れる。
五六のコルから見下ろす涸沢。正面は奥穂高岳。
2023年08月31日 09:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 9:33
五六のコルから見下ろす涸沢。正面は奥穂高岳。
涸沢ヒュッテでエネルギー補給。
2023年08月31日 11:09撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 11:09
涸沢ヒュッテでエネルギー補給。
しかる後に400m登り返し。
2023年08月31日 11:45撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 11:45
しかる後に400m登り返し。
登山道から分かれて北穂高岳東稜へ向かう。
2023年08月31日 13:38撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 13:38
登山道から分かれて北穂高岳東稜へ向かう。
東稜の上から常念岳方面の景色。
2023年08月31日 14:23撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 14:23
東稜の上から常念岳方面の景色。
北穂池(群)を見下ろす。一番大きい一ノ池は涸れているが、左上に小さく三ノ池の水面が見えている。
2023年08月31日 15:03撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 15:03
北穂池(群)を見下ろす。一番大きい一ノ池は涸れているが、左上に小さく三ノ池の水面が見えている。
いろいろ迷走したが、整理するとこういうラインで下ったことになる。古いペンキマークもあって長く歩かれているラインだと思われ、実際にもこれだと藪漕ぎはほとんど必要ない。ルートの実際の様子は動画の方をご覧下さい。
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いろいろ迷走したが、整理するとこういうラインで下ったことになる。古いペンキマークもあって長く歩かれているラインだと思われ、実際にもこれだと藪漕ぎはほとんど必要ない。ルートの実際の様子は動画の方をご覧下さい。
まずは一ノ池。
2023年08月31日 17:24撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 17:24
まずは一ノ池。
二ノ池近くの慰霊碑。
2023年08月31日 18:12撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 18:12
二ノ池近くの慰霊碑。
今宵の泊まり場となる三ノ池。
2023年08月31日 18:20撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/31 18:20
今宵の泊まり場となる三ノ池。
3日目の始まり。
2023年09月01日 05:49撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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9/1 5:49
3日目の始まり。
薮をかわしたり漕いだりしながら横尾本谷左俣の源頭部=大キレット東面を目指す。
2023年09月01日 06:38撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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9/1 6:38
薮をかわしたり漕いだりしながら横尾本谷左俣の源頭部=大キレット東面を目指す。
横尾本谷左俣源頭部。向こうに見えている南岳東南稜の2652mピークの左を越える。
2023年09月01日 07:46撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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9/1 7:46
横尾本谷左俣源頭部。向こうに見えている南岳東南稜の2652mピークの左を越える。
横尾本谷右俣源頭部の景観。向こうに見えている横尾尾根のコルに登り返せば登山道が待っている。
2023年09月01日 09:16撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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9/1 9:16
横尾本谷右俣源頭部の景観。向こうに見えている横尾尾根のコルに登り返せば登山道が待っている。
横尾尾根上からの槍ヶ岳。
2023年09月01日 12:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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9/1 12:06
横尾尾根上からの槍ヶ岳。
そして最後の目的地である天狗池。
2023年09月01日 12:52撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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9/1 12:52
そして最後の目的地である天狗池。
この日はババ平に泊まった。幕営受付や飲料購入のために槍沢ロッジまで下らなければならないかと思っていたら、ロッジの出店(時間限定)が設置されていて助かった。
2023年09月01日 14:54撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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9/1 14:54
この日はババ平に泊まった。幕営受付や飲料購入のために槍沢ロッジまで下らなければならないかと思っていたら、ロッジの出店(時間限定)が設置されていて助かった。
4日目は上高地までのんびり歩くだけ。その途中から見上げる奥又白谷と前穂高岳。
2023年09月02日 08:22撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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9/2 8:22
4日目は上高地までのんびり歩くだけ。その途中から見上げる奥又白谷と前穂高岳。
下又白谷。
2023年09月02日 09:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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9/2 9:10
下又白谷。
明神に着いたところで事実上の山行終了。ここでビールと牛丼で一息ついて、上高地についてから入浴して服も着替えてさっぱりした姿で帰京のバスに乗った。
2023年09月02日 09:54撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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9/2 9:54
明神に着いたところで事実上の山行終了。ここでビールと牛丼で一息ついて、上高地についてから入浴して服も着替えてさっぱりした姿で帰京のバスに乗った。

感想

北アルプスの穂高から槍ヶ岳にかけての山稜の東斜面には、標高2300〜2500mの位置に四つの池が存在します。それらは南から順番に、ひょうたん池(2300m)、奥又白池(2470m)、北穂池(2480m)、そして天狗池(2500m)で、前二者は梓川の作用による山体の崩壊に伴い生じたもの(諸説あります)、後二者は氷河湖です。これらを一筆書きで結んで歩くというのが、今回の山行(単独)のコンセプトです。

夜行バスで上高地に入った初日は、明神からまずひょうたん池に上がり、明神東稜を少し登ったところから下又白谷に降りてこれを横断し、茶臼のコルに登り返して奥又白池のほとりに幕営。

2日目は奥又白谷を横断して前穂高岳北尾根の五六のコルをまたぎ越し涸沢に下った後、北穂高岳東稜を乗り越えて北穂池のほとりに幕営。

3日目は横尾本谷左俣源頭部(大キレットの東側)を横断して南岳東南稜を乗り越え横尾本谷右俣に降りてから横尾尾根のコルへ登り返して天狗池に達し、さらに下ってババ平に幕営。

最終日は、のんびり上高地へ下山です。

事前にいろいろ調べて自分なりにルートのイメージを作った上で臨んだつもりでしたが、実際に歩いてみると下又白谷の横断と北穂池への下降でルートファインディングに苦戦し、他にもいくつも細かいルートミスをして時間を空費しました。そういう意味で、目的は果たせたものの山行のデキとしては恥ずかしいものになってしまいましたが、体力・気力を切らさずに下山に漕ぎつけたことをもってよしとしておきたいと思います。



詳細な記録はこちらです。→ https://climb.juqcho.jp/2023/20230830.html
ついでにこちらもご覧下さい。→ https://memo.juqcho.jp/2023/20230906.html

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コメント

こんな歩き方もあるのか!!と感動しかありません!!池巡り楽しそうですが、レコ拝見したら(´∀`*)ウフフとなりました〜足元にも及びませぬ💦💦
2023/9/4 14:00
いいねいいね
1
tozanbunchoさん、お褒めの言葉ありがとうございます(照)。ま、考えてみればヒルのいない季節に丹沢でやっていることを夏の北アルプスに持ち込んだようなものなんですけどね。
ブログの方はまだですが、YouTubeに動画をアップしましたので、ご興味あればお暇なときにご覧になってみて下さい。
2023/9/4 22:44
いいねいいね
1
こんにちは、突然失礼します。
3連休で北穂池に行ってきました。情報が少ないので、juqchoさんのレポートが大変参考になりました。
ありがとうございました。
2023/9/20 12:59
ご丁寧にありがとうございます。
mijnnaamnoriさんの方も充実した山行になったようですね。
これからもお互いに、チャレンジングな山歩きを続けてまいりましょう。
2023/9/20 17:52
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