蛭ヶ岳（源蔵尾根↑〜風巻尾根↓）

2023年09月13日(水) [日帰り]

• GPS: 09:15
• 距離: 16.7km
• 登り: 1,802m
• 下り: 1,764m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:30
• 休憩: 0:53
• 合計: 9:23

5:25 神ノ川ヒュッテゲート前登山口
5:32 5:32 矢駄尾根登山口
5:39 5:40 孫右衛門谷ゲート(仮)
6:18 6:19 広河原入口
7:03 7:03 源蔵尾根
7:56 8:06 源蔵尾根下降点
8:08 8:08 金山谷乗越
8:31 8:32 神ノ川乗越
8:55 8:57 臼ヶ岳
9:23 9:23 ミカゲ沢ノ頭
10:12 10:14 蛭ヶ岳
10:14 10:42 蛭ヶ岳山荘
10:48 10:53 蛭ヶ岳
11:11 11:11 小御岳
11:19 11:19 ポッチノ頭
11:33 11:34 地蔵平
11:42 11:42 地蔵平道標
11:51 11:51 原小屋平
12:09 12:10 姫次
12:16 12:17 萩ノ丸
12:25 12:25 袖平山
13:35 13:35 風巻ノ頭
14:37 14:37 矢駄尾根登山口
14:45 14:45 神ノ川ヒュッテゲート前登山口
14:48 ゴール地点

天候

晴れ。終始眺望あり。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

日陰沢橋の手前の駐車スペースに駐車。1番のり。もうお一方がほぼ同時にいらっしゃいました。

コース状況／危険箇所等

素晴らしい周回コース。

◆ 神ノ川林道（広河原まで）
小洞隧道の先の崩落地は危険。通過出来なくはないが岩と一緒に崖下に落ちるリスクは十分にある。山行記録を幾つか確認すると、崩落が割と最近発生している点（恐らく今年の6月くらい）、複数の写真を比べると崩落した岩石が減少していることから、通行時に崩れる可能性はあり得る。通行止めを遵守することが懸命。

◆ 源蔵尾根
前回は3日前。2度め。自分の残した足跡も残っていた。自分にはキツイと評したものの今回は割とあっさり登ることが出来た。危険箇所もなく急登も矢駄尾根や風巻尾根程でもない。

◆ 丹沢主稜線（源蔵尾根分岐〜蛭ヶ岳）
アップダウンあるが標高差は大きくない。登山道も鎖も木段もしっかり整備されている。上級者向けの看板もあるが中級者、丹沢慣れした初級者でも大丈夫だと思う。

◆ 丹沢主脈縦走コース
特筆事項なし

◆ 風巻尾根
ここもアップダウンあり。かつ傾斜が急。ただどう言っていいか分からないが、小さなガレやザレ場が少なく、枯葉の乗った土なのでグリップが効きやすく降下しやすかった。

写真

9/13 5:34

今日はこの先を行くことにした。他の方のコメントで難しいところは特にないとあったため。前回、源蔵尾根から檜洞丸へ上がったので、今回は檜洞丸北尾根を上がる心づもりだった。が、�‥喘罎諒�落現場のシリアスさに直面したこと、��致命的ではないが忘れ物をしたこと、などから妙な胸騒ぎがした。リスクを低減させるため、3日前に辿った源蔵尾根を上がることに方針変更した。

9/13 5:37

神ノ川園地からほど近くの崩落地。

9/13 5:37

工事の様子。脇を通行可能。

9/13 5:38

林道を修復中。広河原から先、犬越路トンネルまでは修復困難なほどの崩落があったので、広河原まで何とかしようとしているのか。。。

9/13 5:39

このような滝が幾つかあった。

9/13 5:40

滝は孫右衛門隧道の手前。

9/13 5:44

小洞隧道。トンネルの先に崩落地と思わしきワイアネットが視界に入った。ここまでは平和だった。

9/13 5:46

何名かの方々の写真でもこのような崩落の様子が写真でアップされていた。

9/13 5:47

崩落した岩石は林道を飛び出しガードレールの外側にはみ出していた。ガードレールの下は崖になっている。AKG7144さんの書き込みにあったが、私も同じようにワイヤーネットの端を手で伝いながら、動かなさそうな岩を足で見つけながら進んだ。念のためチェストハーネスを作り、カラビナ2つとスリングで繋ぎ、一つのカラビナを動かしながら進んだ。いくつかは浮いて動いてしまう岩があった。ハイリスクであり、改修がされるまで私は二度とここを通過しないと決めた。

9/13 5:49

【23/9/14 追記】
①7/29付けの「AKG7144」さんの崩落個所の写真、②9/10付けの「かずらん」さんの写真と同じ角度で撮影した。①7/29に比べ②9/10、③この写真の岩石が減っているように見える。日が経つにつれ、岩石の崩落も進行しており、足場にした岩も落ちるということ。つまり固定されているように見えても力が加われば崩落の可能性がある。やはり通行止めの指示を素直に受け止めた方が懸命。

9/13 6:05

他にもこのような崩落があった。ここは小洞隧道先の崩落と比べ、高度感はなかった。

9/13 6:12

なぎ倒された木々。すり抜けて行けるので通行上は問題なし。

9/13 6:13

上の写真のすぐ先に檜皮橋。

9/13 6:14

蛭ヶ岳から檜皮橋が見えていたので、檜皮橋から蛭ヶ岳が見える。当たり前か。。。

9/13 6:17

3日前に通った広河原から先の林道が頭上に現われた。もうすぐ広河原だ。

9/13 6:19

今日も撮影。

9/13 6:22

3日前、このピンクテープを見つけられなかったが、一度通った安心感からか、心の余裕ができ、一発で見つけられた。心の余裕って大事。

9/13 6:22

ピンクテープの先には堰堤が。

9/13 6:23

水量が減り、渡渉しやすかった。トレッキングポールも結局出さずじまい。

9/13 6:24

前回も、ここに写っている赤いテープを目印にした。赤いテープの先が取り付き箇所。

9/13 6:25

取り付き箇所は結構クリア。

9/13 6:31

急登だが、今日はスムーズに上がれた。

9/13 6:59

恒例となっている朝日。

9/13 6:59

目線の先に青空が見えてくるのが好き。

9/13 7:14

3日前につけた自分の足跡を発見。さすがマイナールート、消えてない。

9/13 7:17

これも目印になり得る。

9/13 7:51

崩落地横のロープ。地面の中を通してある。

9/13 7:51

蛭ヶ岳が見えた。

9/13 7:54

前回はここに到達したのが出発から4時間後。今回は2時間半。歩きながら考えた違い。�〕茲燭海箸�あるという心の余裕、��鼻呼吸の徹底、�４箴譟¬敍�/階段などに水気がなくスリップのリスクが下がった、�ぜ禊海世�涼しかった、など。

9/13 8:03

カッコいい。

9/13 8:05

下山で使う風巻尾根。下山する際、この写真と地図を合わせ見て確認した。

9/13 8:08

この鉄の橋の先に、道迷いを招く鉄のハシゴがあるが視界に入らなかった。

9/13 8:16

野バラの茎？アザミとダブルで痛かった。「野バラのエチュード」を何度も頭の中で歌った。。。替え歌でも作ろうかな。。。

9/13 8:30

下から上がって来られそうな雰囲気。

9/13 8:30

こんな感じで。

9/13 8:50

検索でArumと出てました。

9/13 8:55

臼ヶ岳からの蛭ヶ岳の眺望が素晴らしいという書き込みが幾つかあったので、楽しみにしていた。

9/13 9:02

少しズームで。男前。

9/13 9:02

この下りの階段からの眺望が一押し。

9/13 9:17

雲で隠れてしまう前に富士山を撮影。

9/13 9:21

だんだん近づいてくる。

9/13 9:23

登山道の整備が今日で完了したとのこと。荷下ろしのためにヘリコプターが何往復もしていた。

9/13 9:38

幾つか鎖場があったが、高度感もなく問題なし。

9/13 9:46

鎖がなくても大丈夫。

9/13 9:49

最後の登り。急登が続くが、なんと手すりがわりの長い鎖が登場する。至れり尽せり。

9/13 9:59

檜皮橋。あそこから上がってきたのか。。。

9/13 10:08

真正面に熊木沢。

9/13 10:11

まだ雲に隠れてなかった！

9/13 10:11

初心者にはムリだけど、丹沢慣れした初級者・中級者でも良いと思う。

9/13 10:21

子供らと来るなら、青根‐姫次経由か丹沢山経由かな。

9/13 10:22

ようやく登頂3度めで丹沢遊人のTシャツをゲット。樋詰さんとツーショットで写真撮ってもらった。背中の「丹沢遊人」を写そうとしたが角度が。。。

9/13 10:28

Tシャツは赤と青を購入。

9/13 10:29

カレーも3度めで初。美味しかった。

9/13 10:55

ナナカマド？

9/13 11:11

風巻尾根。丹沢一の急登だそうだがいかに。大室山もカッコよかったー。

9/13 11:18

9/13 11:49

紅葉めいてきました。

9/13 12:24

神奈川の54座にあったような。。。

9/13 12:25

風巻尾根からの蛭ヶ岳。これもいい。

9/13 12:28

袖平山から見る大室山。いい角度。こんなにカッコ良かったんだ、大室山、

9/13 12:35

急登の実態。ステップと土嚢がシッカリ整備されているので、上り下りしやすい。

9/13 13:26

最後の休憩。ここまで少し登り返す。

9/13 13:26

丹沢山塊屈指の急登とのこと。その通りだった。

9/13 13:38

確かにこれまで一の傾斜かも。。。

9/13 13:43

これを上がっていくというのも凄い。

9/13 14:13

この石段、自然の仕業ではなくヒトの仕業？だとすると凄い手入れ。

9/13 14:28

最後に出てくる階段。

9/13 14:30

もう少しかなと思ったところ、神ノ川公園橋が目に飛び込んできた。

9/13 14:31

立派な橋。

9/13 14:34

下見の際、ここは確認済み。

9/13 14:44

平日なので工事関係者がいた。新しい崩落箇所も直して欲しい！

9/13 14:44

今日も無事下山でき、山の神様に感謝。

9/13 14:46

この水で顔を洗ったが気持ちよかったー。

9/13 14:48

今日は結局2台だけだったよう。

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

ハピネスアドバンテージ

丹沢で行きたいと思ったルートはこれで概ね一巡した。最後にこの周回を取っておいたが素晴らしいルートだった。臼ヶ岳やその先の山道からの蛭ヶ岳は素晴らしかった。風巻尾根からの眺望も予想以上だった。前回ややバテ気味になった源蔵尾根だが、今回はなだらかな良い尾根だと思えた。体調や環境によって心象が大きく変わるものだと実感した。
やっと蛭カレーも食すことができ、また丹沢遊人のTシャツもゲットできた。まさに蛭中毒になるかも知れない。
朝、駐車スペースで挨拶させて頂いたI村さん（？）と別ルートを行ったが、蛭ヶ岳で遭遇出来た。またどこかでお会いできることを楽しみにしたい！

コメント

kamisugirunner

蛭ヶ岳に蛭カレー!!!
山ビル愛がこもっていますね(^^)
丹沢一巡したら次はどこに行くんですか?

ハピネスアドバンテージ

kamisugirunnerさん、おはようございます。「仏教の盧舎那仏（ルシャナ仏）がなまり、ルビガ岳となり、蛭ヶ岳となったと言われている説で、かつては蛭ヶ岳山頂にはルシャナ仏の像があったと言われている」だそうです。まぁヒルも多発するので事実ヒルヶ岳ですがｗ。丹沢が一巡したら２巡目をはじめたいと思います（笑）

IwaTo

駐車場でお会いした者です。山頂で見せてもらった林道情報のおかげで源蔵尾根経由をあきらめてピストンにして正解でした。秋から春の蛭が出ない時期は丹沢によく行きますのでまたお会いできるのを楽しみにしております。

ハピネスアドバンテージ

IwaToさん、昨日はお疲れさまでした。風巻尾根を下りてみて、アップダウンのあるシビアな急坂でしたので、ピストンするのは若干怯みますね。頂上でご覧頂いた神ノ川林道の崩落の写真、👆にも載せました。岩が崖の外にはみ出していて、その下は何もない、浮いている状態。カラビナとスリングがなければ私も通過しませんでした。逆に風巻尾根の方は急坂ではあるものの木段が設置されているというお話を伺っていたので、変に気構えし過ぎず下山に臨めました。ありがとうございます。情報交換って大事ですね、特にメジャーではないルートでは。。。

山川草木

こんにちは。

風巻尾根を通る蛭ヶ岳ルートは歩いたことが有り、崩壊した林道を経由して青根に帰ったことはありますが、源蔵尾根周辺？手前？の崩壊は想像以上ですね。命あっての登山なので、賢明な選択をされたと思います。

よく分かっていないのですが、ヤダ尾根を使って熊笹ノ峰に出る探検周回ルートを検討していたのですが、少し不安な気持ちが湧いてきました。檜洞丸から周回した時に、ヤダ尾根は通行止めと掲示があった記憶もありますし・・・

ハピネスアドバンテージ

山川草木さん、こんばんは。矢駄尾根は通行止めが解除され、現在は通行可能です。また神ノ川園地から矢駄尾根の取り付き箇所に至るアプローチ部分も通行可能（歩行者のみ）且つ崩落個所もなしで、安全に通過できます。他の通行再開のルートと比べて矢駄尾根は踏み跡もピンクテープなどの目印もしっかり設置されており一般登山道扱いで良いと思いました。ひたすら急登なので頑張ってください！

山川草木

ハッピーアドバンテージさん

ご返答、ありがとうございます！やる気満々になってきました。

蛭の生息を見ながら、いつか周回してみます！