扇沢から新穂高へ 北アルプス深部テント泊縦走(扇沢〜針ノ木岳〜蓮華岳〜船窪岳〜烏帽子岳〜野口五郎岳〜水晶岳〜鷲羽岳)

2023年09月16日(土) ~ 2023年09月19日(火)

• GPS: 38:49
• 距離: 55.8km
• 登り: 4,998m
• 下り: 5,279m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:58
• 合計: 5:38

距離 7.0km 登り 1,431m 下り 304m

11:05 扇沢駅
12:05 12:06 大沢小屋
12:55 13:08 高巻き入口
14:24 14:36 針ノ木小屋
15:48 16:20 針ノ木岳
16:43 針ノ木小屋

2日目

• 山行: 12:18
• 休憩: 1:34
• 合計: 13:52

距離 16.5km 登り 2,051m 下り 2,089m

4:10 針ノ木小屋
5:08 5:37 蓮華岳
6:37 6:42 北葛乗越
7:43 北葛岳
8:24 8:25 七倉乗越
9:07 9:08 七倉岳
9:18 9:37 船窪小屋
9:46 9:47 七倉岳
9:53 船窪天場
10:14 10:15 船窪乗越
10:26 10:37 船窪岳
11:37 11:38 船窪第2ピーク
14:27 不動岳
15:52 16:03 南沢岳
16:24 烏帽子田圃
16:51 16:52 烏帽子岳山頂分岐
17:07 17:11 烏帽子岳
17:22 烏帽子岳山頂分岐
17:35 17:36 前烏帽子岳
17:48 17:56 烏帽子小屋
18:02 烏帽子ひょうたん池

3日目

• 山行: 10:22
• 休憩: 2:48
• 合計: 13:10

距離 19.0km 登り 1,391m 下り 1,355m

1:47 烏帽子ひょうたん池
4:27 5:01 野口五郎小屋
5:15 5:29 野口五郎岳
5:58 6:04 真砂岳
6:06 真砂岳分岐
7:05 7:06 東沢乗越
7:45 7:56 水晶小屋
8:24 8:48 水晶岳
9:15 9:32 水晶小屋
10:04 10:05 ワリモ北分岐
10:22 10:28 ワリモ岳
10:56 11:08 鷲羽岳
11:55 12:36 三俣山荘
13:15 三俣峠
14:39 双六岳中道分岐
14:43 14:44 双六岳巻道分岐
14:57 双六小屋

4日目

• 山行: 4:24
• 休憩: 1:07
• 合計: 5:31

距離 13.2km 登り 125m 下り 1,575m

4:58 双六小屋
5:00 双六池
5:29 5:30 くろゆりベンチ
5:43 花見平
5:51 5:58 弓折乗越
6:22 6:43 鏡平山荘
6:44 鏡池
7:11 7:15 シシウドヶ原
7:26 イタドリが原
7:38 チボ岩
7:50 7:51 秩父沢出合
8:33 小池新道入口
8:50 9:17 わさび平小屋
9:30 笠新道登山口
9:39 中崎橋
9:52 9:53 お助け風穴
10:08 10:11 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
10:18 10:19 新穂高温泉駅
10:23 10:24 中崎山荘 奥飛騨の湯
10:29 新穂高温泉駅

天候

9/16 晴れ時々曇り　夜は少し雨
9/17 快晴　暑すぎ
9/18 晴れ　次第に下り坂　夜は雨
9/19 曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き　信濃大町駅から扇沢までバス　10:20発　11時過ぎに扇沢着
信濃大町駅バス乗場前にチケット売場
帰り　新穂高温泉から平湯までバス　平湯バスターミナルから新宿行き高速バス

コース状況／危険箇所等

針ノ木雪渓は積雪なし　岳沢コースのようなイメージ
蓮華岳から烏帽子岳までのルートは想像以上にタフでした。　
樹林帯でかなり薮ぽいので朝は朝露で全身ずぶ濡れになります。
サウナ状態で暑いしルートも一部切れ落ちているので熟練者向けです。
烏帽子岳から三俣蓮華までは北アルプスらしい展望縦走路

その他周辺情報

針ノ木小屋は9/17で営業終了との表示でした。
日帰り温泉は平湯の森　大人700円　露天風呂が多数の他サウナもあり、かなり大きな施設。平湯バスターミナル隣接なので非常に便利でした。

写真

9/16 11:05

扇沢に11時過ぎに到着

9/16 11:06

今日は針ノ木岳までです。

9/16 11:48

ブナは白神山地で見たけど確かに景色が違います

9/16 11:58

稜線は雲の中。今日は仕方ない

9/16 12:05

大沢小屋　ここがテント場なのかな？

9/16 12:39

ここが有名な針ノ木雪渓か。といっても雪は無くなってますが

9/16 13:21

奥は爺ヶ岳

9/16 13:42

水場で水分補給

9/16 13:58

空が暗くなってきた。お湿り程度の雨は歓迎です

9/16 14:23

小屋が見えてきた

9/16 14:29

テント場受付

9/16 14:29

なんと。手ぬぐい欲しかったのに残念

9/16 15:15

テント設営後に針ノ木岳へ。向かう場所だけガスガスかー

9/16 15:17

反対の蓮華岳はめっちゃ天気良いのに

9/16 15:41

ライチョウの声がするけど姿がみえない

9/16 15:47

針ノ木岳到着　真っ白ー

9/16 16:19

ガスが晴れないか山頂で30分待ったけどダメでした

9/16 16:20

あ　ライチョウ

9/16 16:40

テント場戻ってきた。20張くらいかな

9/16 17:18

雲がカッコいい

9/17 4:37

2日目の朝　まずは蓮華岳へ

9/17 4:44

蓮華岳はあっちか

9/17 5:03

着いたー

9/17 5:04

今日も良い天気

9/17 5:07

蓮華岳　右に槍ヶ岳　左に富士山　貴重なショット

9/17 5:10

日の出まで待機

9/17 5:29

見えてきた

9/17 5:30

日の出

9/17 5:32

9/17 5:33

立山と剱岳

9/17 5:33

モルゲン　穂高と槍ヶ岳

9/17 5:34

奥は針ノ木岳

9/17 5:34

9/17 5:35

9/17 5:37

これから向かう縦走路　今日は長丁場

9/17 6:00

蓮華の大下り

9/17 6:15

奥に槍ヶ岳

9/17 6:19

なかなかハードじゃないの

9/17 6:37

無事北葛乗越に。来たルートを振り返って。なかなかの岩場でした

9/17 7:17

朝露で全身ずぶ濡れ

9/17 7:44

北葛岳　標識ないと思ったら破損してるだけでした

9/17 8:50

まじかー。こんな岩もあるんですね

9/17 9:07

七倉岳

9/17 9:08

七倉岳から槍ヶ岳　だいぶ近づいた気がする

9/17 9:14

小屋は分岐の先か　せっかくなので寄り道

9/17 9:19

船窪小屋

9/17 9:32

水が思ったより高い。2リットル欲しかったけど節約して1リッターに。この判断がこの後大反省することに

9/17 9:52

ここが船窪のテント場。かなり小屋から離れてます。水場はありません

9/17 10:07

標高がだいぶ低いから北アぽくない景色。高山植物って感じでもないし

9/17 10:13

船窪乗越。ルートでは最も標高の低い2182m 。谷から涼しい風が吹き上げてくるので少し涼んでいく

9/17 10:16

キノコ　ナメコみたいで食べれそう

9/17 10:31

船窪岳山頂　かなり狭い

9/17 10:35

山頂からの景色。高瀬ダム調整湖　水少なっ！

9/17 10:39

飽きないコース設計をありがとうございます

9/17 10:48

ここはハードでした

9/17 10:55

船窪岳第2ピーク。こっちの方がデカいってどういうこと？

9/17 11:37

蝶槍よりも登り返しキツかった

9/17 11:53

あと不動岳と南沢岳…まだまだある

9/17 12:44

不動岳遠いなぁ。ガスって来てるし

9/17 13:40

アップダウンがいちいち急なんよ(絶望

9/17 13:45

ガスってきたけど涼しいから全然オッケー。今回一番の伏兵は暑さでした。

9/17 13:45

この北アらしからぬ白い花崗岩。白いから照り返しがまじで灼熱

9/17 14:03

黒部湖と奥が五色ヶ原らへん

9/17 14:07

きっちりピーク踏ませてきますね。巻道なんて甘えですか。

9/17 14:13

不動岳　今日イチ疲れた。

9/17 14:20

ポール折れたー　推進力半減。

9/17 14:57

南沢岳もさっきの不動岳と同じようなスケール感だし、左のやべー山調べてみたらあれが烏帽子岳か。どーなってるんだこのルートは…

9/17 15:11

砂の急登　滑りやすくて要注意

9/17 15:16

砂の急登プラス崖　　マリオみたいにコース後半難易度上げてきてるし

9/17 15:51

樹林帯を抜けるとそこはビーチでした

9/17 15:51

南沢岳。今日何座目か分からないピーク

9/17 16:01

燕岳に迷い込んだか

9/17 16:17

地形の変化がすごいね

9/17 16:27

池塘？

9/17 16:34

烏帽子岳ロックオン

9/17 16:47

なんか別のピークも見えるし

9/17 16:51

荷物をデポして烏帽子岳にゴー

9/17 17:04

最後までハードだなこりゃ

9/17 17:06

今日ラストピーク烏帽子岳

9/17 17:07

鎖登れば更に上がれます

9/17 17:08

針ノ木岳は雲の向こう　良く歩きました

9/17 17:10

正面は三ツ岳。明日行く予定の山です。

9/17 17:16

影烏帽子

9/17 17:27

烏帽子小屋はあの山の向こう。きっちり最後までピーク踏ませてくるな

9/17 17:34

無名峰　だいぶ日が傾いてきた

9/17 17:34

ピークから烏帽子

9/17 17:35

烏帽子アップ

9/17 17:46

烏帽子小屋到着　皆さん日の入りを見るために外に出てます。こんな時間になるとは

9/17 17:47

ちょうど日が沈んだ

9/17 17:59

テント場。場所を探してうろうろ

9/17 18:23

なんとか場所確保。今日は14時間行動の長丁場。お疲れ様でした。反省が多い

9/18 1:49

3日目　時間の関係と暑さ対策で夜中に出発

9/18 2:17

夜の山歩きはやっぱ良いなぁ。静かだし星きれいだし非日常だし何より涼しい(重要

9/18 2:50

ここが三ツ岳の山頂になってるけど標識ない

9/18 2:51

夜景が見える

9/18 4:27

野口五郎小屋到着

9/18 4:28

ちょうど空が白んできた。せっかくなので山頂で日の出を見ます。時間調整で朝食を

9/18 4:53

そろそろ行きますか

9/18 5:04

今日も天気は問題なし

9/18 5:10

既に山頂は人が集まってる

9/18 5:16

野口五郎岳到着

9/18 5:19

野口五郎小屋はテン場無し。小屋泊だから山頂にいる皆さんは軽装。この時間にテン泊装備の人間は奇妙に映ってるだろうな

9/18 5:21

向こうは富士山

9/18 5:23

今日向かう稜線と水晶岳。昨日よりは簡単そうに見えるけど果たしてどうなることやら

9/18 5:26

槍ヶ岳だいぶ近くなった

9/18 5:28

ご来光

9/18 5:28

三日目も良い天気

9/18 5:31

モルゲン水晶岳

9/18 5:32

モルゲン槍ヶ岳

9/18 5:33

魔王がいる城にしか見えん

9/18 5:56

続いて真砂岳　ここは簡単でした

9/18 5:56

真砂岳から野口五郎岳

9/18 5:57

行く方向がガスガスだ

9/18 6:58

ここに来て稜線だけ真っ白パターン

9/18 7:24

水晶小屋への登り

9/18 7:48

水晶小屋

9/18 7:54

荷物をデポしてガスガスの水晶岳へ

9/18 8:04

あれが水晶岳か。山頂だけ雲があらあ

9/18 8:22

ガスの水晶岳　ダメかと思ったら…

9/18 8:26

お　ガスが晴れてきた

9/18 8:26

あれが雲の平か　見えた瞬間鳥肌

9/18 8:28

水晶岳パノラマ

9/18 8:29

雲の平山荘　赤い屋根が見える

9/18 8:29

水晶小屋が見えた

9/18 8:30

赤牛方面

9/18 8:42

改めて山頂

9/18 9:32

続いて鷲羽岳へ

9/18 9:55

ワリモ北分岐　高天原からの人はここでデポ

9/18 10:10

左から　燕岳　大天井岳　常念岳

9/18 10:22

ワリモ岳から鷲羽岳

9/18 11:01

鷲羽岳到着　奥に野口五郎岳

9/18 11:04

いま見えてる山は今日全て通った稜線。良く歩きました。

9/18 11:07

三俣山荘が見えてきた

9/18 11:09

鷲羽池

9/18 11:30

中央にライチョウ

9/18 11:48

ここが有名な三俣山荘

9/18 11:48

いつか裏銀座もクリアしたい

9/18 11:54

プチ涸沢って感じの雰囲気

9/18 12:03

ジビエ丼食べたかったけど完売でした。残念。ちなみに1600円

9/18 12:28

テント場は水が出てました。貴重です。

9/18 12:35

さて、三俣蓮華と双六岳に登るのか問題。

9/18 12:42

登りたかったけどどうやらこの後雨予報

9/18 13:13

三俣蓮華岳と双六岳の稜線はガスガスなのでパスすることに

9/18 13:21

双六小屋までの巻道ルートを選択します

9/18 13:30

綺麗

9/18 14:09

巻道(急登

9/18 14:41

巻道合流。今まで通った巻道で一番しんどかったわ。

9/18 14:46

双六小屋が見えてきた

9/18 14:54

到着

9/18 17:41

夕日は厳しいか

9/18 17:56

テント場はこんな感じ

9/19 4:48

4日目の朝

9/19 5:06

天気はまずまず

9/19 5:28

雲が厚い

9/19 5:36

弓折岳　奥に笠ヶ岳

9/19 5:43

花見平なる場所　初夏は景色良いのかな

9/19 5:52

弓折乗越

9/19 5:59

鏡平山荘が見えてきた。槍ヶ岳を一目で良いから見たいなぁ

9/19 6:21

鏡平山荘　雰囲気良し

9/19 6:44

風はないけど雲多め　鏡槍は残念でした

9/19 7:12

シシウドヶ原　休憩適所

9/19 7:44

クワガタがいた

9/19 8:32

小池新道入口　ここで急な山道は終了

9/19 8:46

初めて来たはずなのに既視感ある

9/19 8:50

わさび平小屋

9/19 8:50

野菜！4日間全く野菜食べてないから嬉しい

9/19 8:55

きゅうりサイコーでした

9/19 9:30

ここが笠ヶ岳へのルート　いきなり急

9/19 9:53

お助け風　涼しい風が吹いています

9/19 10:11

ここで山は終了

9/19 10:19

新穂高温泉に到着

9/19 10:19

新穂高ロープウェイ久しぶり

9/19 10:43

お疲れ様でした

撮影機器：

iPhone SE (3rd generation) Apple

感想

MORIZO

連休を使って前から行ってみたかったルートを実践。
扇沢から入り、道中水晶岳と鷲羽岳の百名山2座と針ノ木岳と烏帽子岳の二百名山2座を踏破するプラン。
3泊のプランながら全行程が初のルートとなります。
蓮華岳から烏帽子岳までのルートは玄人向けのハードなルートなことは標高差からも理解してるつもりだったし、それなりに経験を積んでいるつもりだったので、まぁ行けるだろうと思っていたけど見事に返り討ちに遭いました。
一応踏破したものの予定よりも3時間近くオーバー。
原因は暑さ対策が不十分だったこと、朝露で全身濡らしてその対応で苦戦したこと、トレッキングポールが折れて推進力が落ちたこと、水分量を見誤ったこと、それにより調理用の水をケチり食事を減らしたことでシャリバテになってさらに遅れたこと。様々な要因が見事に悪循環にハマりました。
あと想定外だったのは天気が良すぎた結果、花崗岩の白い岩肌で照り返しをくらい、両面焼きにされたこと。とにかく夏は厳しいルートでした。
例えるなら常念岳〜蝶槍の登り返しを5回位やる感じでしょうか。
烏帽子岳から先は北アルプスらしい景色を堪能できる素晴らしいルートです。
予定では三俣蓮華岳と双六岳の縦走でフィニッシュでしたが、ガスガスだったので次の機会にとっておきます。