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Yamareco

記録ID: 5977844
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県鏡野町 中谷神社〜天ガ山+道の駅奥津温泉 滝&動植物

2023年09月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:38
距離
7.3km
登り
576m
下り
557m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:14
休憩
0:21
合計
3:35
8:29
4
中谷神社駐車場
8:33
8:39
37
近衛殿
9:16
9:16
15
標高350m砂利道起点
9:31
9:31
18
地形図の実線の道終点
9:49
9:49
5
楠谷の滝
9:54
9:54
10
標高520m分岐
10:04
10:04
24
標高590m登山道&下山道分岐
10:28
10:37
21
10:58
10:58
7
標高590m登山道&下山道分岐(2回目)
11:05
11:05
9
標高520m分岐(2回目)
11:14
11:14
6
地形図の実線の道終点(2回目)
11:20
11:20
36
標高350m砂利道起点(2回目)
11:56
12:02
2
中谷神社
12:04
中谷神社駐車場
史跡や滝、旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離7km、歩行時間3時間15分、歩行数12,700歩、消費カロリー1,010Kcal
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中谷(なかだに)神社の駐車場に自動車を停めました。5台程駐車可能です。なお、このすぐ南に近衛コミュニティハウス前の広いスペースがありますが、今回は地元の方々の車が停まっており、何やら作業中のようでした。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所やヤブコギはありません。出発点の中谷(なかだに)神社の駐車場から標高350m辺りまでは舗装道路です。
 基本は沢沿いですが、大雨でなければ大丈夫でしょう。今回は一部、前回と逆周りしましたが、やはり急斜面も滑りにくく歩きやすかったです。濡れていても踏みとどまれそうな気がしました。また、前回よりも整備され道標が新設されており、どちらからまわっても道迷いはしないでしょう。

 往路は標高590m辺りにある下山道との分岐から下山道を上りました。前回よりも整備されたようで歩きやすかったです。
 しばらく舗装道路を歩き、標高350m辺りで低い草の生えた砂利道に入りました。草刈り後だったのか、前回ほどは茂っていませんでした。
 標高410m辺りの地形図の実線の道終点は分岐で、前回同様、楠谷の滝<写真30>へと進みました。最初は小石がゴロゴロしたコンクリート道でしたが、そのうちに土道になり比較的低い草がまばらに生えていました。たまにチカラシバが生えていたので、これが勢力を増すと歩きにくくなるかもしれません。
 水量の少ない沢沿いの緩やかな傾斜の道には、今回は少し水がたまりかけている箇所がありましたが、ここは大雨でなければ大丈夫でしょう。
 落差約20mある楠谷の滝<写真30>からすぐにちょろちょろ流れをまたぐと植林帯の細道で、標高520m辺りで広い道に出合い右折、北上しました。この道もちょろちょろ流れをまたぐ箇所があります。
 標高585m辺りは少し小石がゴロゴロしており、水がたまりかけていました。
 今回は標高590m辺りにある下山道との分岐から下山道を上りました。道標はなく、木の幹に赤テープが巻かれています。土のみでできたきれいな階段がしばらく続きましたが、前回訪問後に整備されたのでしょうか。これのおかげで、あまり急だと感じることなく上れました。
 前回迷った標高650m辺りには、道標ができていました。標高700m辺りからは急ですが、予想よりも楽に上れました。 

 復路は、天ガ山(あまがせん)頂上から登山道を下りました。歩きやすさは下山道とあまり変わらないと思います。
 標高750〜720mは少し急ですが、乾いていたためか滑りにくく、標高650m辺りでちょろちょろ流れをまたぎました。
 標高635〜600mは小石がゴロゴロしていますが、気をつければ滑りません。
 標高520m辺りの分岐で直進、きれいな広い道を歩き、標高410m辺りで直進せず折り返し地形図の実線の道に戻りました。
 舗装道路には往路では見かけなかったオオカマキリなどの虫がいたので、足元に気をつけました。
その他周辺情報  奥津湖から国道179号線を北上すると、道の駅奥津温泉があります。レストラン「温泉亭」では、水曜日を除き11〜15時(ラストオーダー14時半)にランチバイキングが楽しめます。なお、道の駅のホームページには記載されていませんが、諸事情により来年2月でスタンプカードサービスを終了するとのことです。おそらく、台風7号の影響でしょう。今回は写真はありませんが、訪問時の詳細は感想欄にまとめてあります。
01メランポディウム…中谷神社の駐車場に自動車を停めると、周辺にたくさん咲いていました。
01メランポディウム…中谷神社の駐車場に自動車を停めると、周辺にたくさん咲いていました。
02コスモス…色とりどりの花が風に揺れる様子を動画に撮りました。秋のイメージが強いですが、早春に種まきすると6月には開花します。
02コスモス…色とりどりの花が風に揺れる様子を動画に撮りました。秋のイメージが強いですが、早春に種まきすると6月には開花します。
03近衛殿唐門…この門をくぐると、関白塚<写真07>があります。一帯を近衛殿(このえでん)といい、鏡野町指定史跡となっています。史実とは異なる可能性のある伝説が残る興味深い場所です。門の奥に見えている杉の大木の左側に腹切り岩<写真04>があります。
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03近衛殿唐門…この門をくぐると、関白塚<写真07>があります。一帯を近衛殿(このえでん)といい、鏡野町指定史跡となっています。史実とは異なる可能性のある伝説が残る興味深い場所です。門の奥に見えている杉の大木の左側に腹切り岩<写真04>があります。
04腹切り岩越しに杉の大木…前回は杉の大木に気を取られて見落としました。関白左大臣近衛経忠は、花山院師賢(かざんいんもろかた)卿、法大寺為忠卿らとともに北朝を倒そうと画策したものの、失敗して追われ、この岩の上で自刃したといわれています。写真右側のほうが低く平らで、寝そべるにはちょうどよさそうでした。
04腹切り岩越しに杉の大木…前回は杉の大木に気を取られて見落としました。関白左大臣近衛経忠は、花山院師賢(かざんいんもろかた)卿、法大寺為忠卿らとともに北朝を倒そうと画策したものの、失敗して追われ、この岩の上で自刃したといわれています。写真右側のほうが低く平らで、寝そべるにはちょうどよさそうでした。
05コフキサルノコシカケ…広葉樹の根に生えており、カサの直径は30冂でした。光の加減で白っぽく見えていますが、実際はもっと茶色で、ココアパウダーを振りかけたように見えます。
2
05コフキサルノコシカケ…広葉樹の根に生えており、カサの直径は30冂でした。光の加減で白っぽく見えていますが、実際はもっと茶色で、ココアパウダーを振りかけたように見えます。
06杉の大木…振り返ってみました。背後に唐門<写真03>が見えています。一段高くなった囲いの中に2本生えていました。夫婦杉ではありません。ここは光岡新兵衛の邸園だったと伝えられています。
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06杉の大木…振り返ってみました。背後に唐門<写真03>が見えています。一段高くなった囲いの中に2本生えていました。夫婦杉ではありません。ここは光岡新兵衛の邸園だったと伝えられています。
07関白塚…関白左大臣近衛経忠のお墓です。腹切り岩<写真04>の上で自刃したため、田中惣兵衛によりここに埋葬されたと伝えられています。一般的には、公は現奈良県五條市で亡くなったとされており、関白塚にまつわる伝説は史実とは異なる可能性があります。
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07関白塚…関白左大臣近衛経忠のお墓です。腹切り岩<写真04>の上で自刃したため、田中惣兵衛によりここに埋葬されたと伝えられています。一般的には、公は現奈良県五條市で亡くなったとされており、関白塚にまつわる伝説は史実とは異なる可能性があります。
08藤原藤房の石碑…藤原藤房は万里小路(までのこうじ)藤房ともいいます。後醍醐天皇に仕えましたが、諫言が聞き入れられず出家し、その後のことはわかっていません。近衛経忠を訪ねたところ、すでに亡くなっていたため、ここで公の菩提を弔ったとの言い伝えがある旨が刻まれている石碑のようです。側に行くには「通るなオーラ」を放つ電気柵をまたいであぜ道を通らなければならないので、ここから西南西に見えるのをズームしました。手前に二つ並んだ石が墓石のようにも思えて気になりました。
08藤原藤房の石碑…藤原藤房は万里小路(までのこうじ)藤房ともいいます。後醍醐天皇に仕えましたが、諫言が聞き入れられず出家し、その後のことはわかっていません。近衛経忠を訪ねたところ、すでに亡くなっていたため、ここで公の菩提を弔ったとの言い伝えがある旨が刻まれている石碑のようです。側に行くには「通るなオーラ」を放つ電気柵をまたいであぜ道を通らなければならないので、ここから西南西に見えるのをズームしました。手前に二つ並んだ石が墓石のようにも思えて気になりました。
09法大寺為忠の墓…木の下に埋もれかけている高さ40冂の小さな墓石なので、説明板がないと見落とすでしょう。関白塚<写真07>に埋葬されている近衛経忠公らとともに北朝を倒そうとしたものの、失敗し、落馬が原因で亡くなったと伝えられています。これも場所や年代が史実と異なる可能性があります。この西に近衛経忠の伯母の藤原御前のお墓があるそうですが、周辺の犬たちにかなり激しく吠えられたので見学は断念しました。復路ではウンともスンともでしたが、もうええわとスルー😅
09法大寺為忠の墓…木の下に埋もれかけている高さ40冂の小さな墓石なので、説明板がないと見落とすでしょう。関白塚<写真07>に埋葬されている近衛経忠公らとともに北朝を倒そうとしたものの、失敗し、落馬が原因で亡くなったと伝えられています。これも場所や年代が史実と異なる可能性があります。この西に近衛経忠の伯母の藤原御前のお墓があるそうですが、周辺の犬たちにかなり激しく吠えられたので見学は断念しました。復路ではウンともスンともでしたが、もうええわとスルー😅
10ツユクサ&ホソヒラタアブ♀…ツユクサのおしべには茶色いおしべと、黄色く目立つ仮おしべがあります。ホソヒラタアブのメスが茶色いほうにしがみついています。ホソヒラタアブの幼虫はアブラムシが大好物で、我が家の庭でもすくすくと育っています。
10ツユクサ&ホソヒラタアブ♀…ツユクサのおしべには茶色いおしべと、黄色く目立つ仮おしべがあります。ホソヒラタアブのメスが茶色いほうにしがみついています。ホソヒラタアブの幼虫はアブラムシが大好物で、我が家の庭でもすくすくと育っています。
11ヤブマメ…長さ2冂の花です。他の植物に絡みついて少しわかりにくかったですが、対生する丸みを帯びた三角形の葉が確認できました。
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11ヤブマメ…長さ2冂の花です。他の植物に絡みついて少しわかりにくかったですが、対生する丸みを帯びた三角形の葉が確認できました。
12ミゾソバ…直径1冂の花はママコノシリヌグイやウナギツカミ(アキノウナギツカミ)、ヤノネグサなどに似ています。葉は肩が張り出してその下がくびれたような独特の形で、花茎にはトゲではなく腺毛があります。茎を触ってもそれほど痛くありません。
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12ミゾソバ…直径1冂の花はママコノシリヌグイやウナギツカミ(アキノウナギツカミ)、ヤノネグサなどに似ています。葉は肩が張り出してその下がくびれたような独特の形で、花茎にはトゲではなく腺毛があります。茎を触ってもそれほど痛くありません。
13お食事中のジョロウグモ♀…お腹はもうふくらんでおり、後は産卵のタイミングを待つだけのようです。色気より食い気の彼女の巣にあきらめの悪いオスが2匹もいました。オスはメスよりも先に成体となり、意中のメスの巣に入り込んで彼女が成熟するのを待ちます。連れはこれを光源氏と紫の上と呼んでいます。『源氏物語』ファンの皆さん、ごめんなさい🙇
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13お食事中のジョロウグモ♀…お腹はもうふくらんでおり、後は産卵のタイミングを待つだけのようです。色気より食い気の彼女の巣にあきらめの悪いオスが2匹もいました。オスはメスよりも先に成体となり、意中のメスの巣に入り込んで彼女が成熟するのを待ちます。連れはこれを光源氏と紫の上と呼んでいます。『源氏物語』ファンの皆さん、ごめんなさい🙇
14ヒガンバナ…この日は麓でよく見かけました。ここは数は多くありませんが、きれいだったので動画も撮りました。
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14ヒガンバナ…この日は麓でよく見かけました。ここは数は多くありませんが、きれいだったので動画も撮りました。
15アキノノゲシ…直径2冂の花は薄黄色なのが特徴ですが、光って白っぽくなってしまいました。体長1.2冂のハチがいたので動画を撮りました。
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15アキノノゲシ…直径2冂の花は薄黄色なのが特徴ですが、光って白っぽくなってしまいました。体長1.2冂のハチがいたので動画を撮りました。
16ゲンノショウコ白花…直径1.2冂の花は白と赤<写真20>があります。岡山県では両方見られますが、白のほうが多いような気がします。
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16ゲンノショウコ白花…直径1.2冂の花は白と赤<写真20>があります。岡山県では両方見られますが、白のほうが多いような気がします。
17ツマグロヒョウモン♂…後翅の表側に黒い縁取りがあるので、ヒョウモンチョウの仲間の中では見分けやすいほうです。メスは前翅の先端近くに黒い帯状の部分があります。南方系のチョウでパンジーの害虫としておなじみです。我が家の敷地内では、幼虫が勝手に生えているアリアケスミレを食べて育っています。
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17ツマグロヒョウモン♂…後翅の表側に黒い縁取りがあるので、ヒョウモンチョウの仲間の中では見分けやすいほうです。メスは前翅の先端近くに黒い帯状の部分があります。南方系のチョウでパンジーの害虫としておなじみです。我が家の敷地内では、幼虫が勝手に生えているアリアケスミレを食べて育っています。
18コマツヨイグサ…花の直径は2冂しかないので、他のマツヨイグサの仲間とはすぐに見分けられます。花はしぼむと赤みを帯びます。我が家の庭では困るほど生えてきます。
18コマツヨイグサ…花の直径は2冂しかないので、他のマツヨイグサの仲間とはすぐに見分けられます。花はしぼむと赤みを帯びます。我が家の庭では困るほど生えてきます。
19イモカタバミ…ムラサキカタバミとは違い、花の中心部は赤く、葯は黄色です。県北ではムラサキカタバミよりもずっと多いです。
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19イモカタバミ…ムラサキカタバミとは違い、花の中心部は赤く、葯は黄色です。県北ではムラサキカタバミよりもずっと多いです。
20ゲンノショウコ赤花…この角度からだとアカバナユウゲショウに見えましたが、さすがに花の中心部が違います。県内では少数派ですが、ここでは白花<写真16>と一緒に咲いていました。
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20ゲンノショウコ赤花…この角度からだとアカバナユウゲショウに見えましたが、さすがに花の中心部が違います。県内では少数派ですが、ここでは白花<写真16>と一緒に咲いていました。
21ツリフネソウ上から…道の端にたくさん咲いていました。開花したばかりなのか、つやがありとてもきれいでした。
21ツリフネソウ上から…道の端にたくさん咲いていました。開花したばかりなのか、つやがありとてもきれいでした。
22ツリフネソウ…花が舟を吊り下げたように見えるというのが名前の由来です。横から見るとおもしろい形です。
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22ツリフネソウ…花が舟を吊り下げたように見えるというのが名前の由来です。横から見るとおもしろい形です。
23アキノタムラソウ…この1株だけで、しかも倒れていました。かなり毛深いのでわかりやすいです。
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23アキノタムラソウ…この1株だけで、しかも倒れていました。かなり毛深いのでわかりやすいです。
24ヤマトスジグロシロチョウ夏型…スジグロシロチョウに似ていますが、翅はより丸みを帯びます。山地性のチョウです。
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24ヤマトスジグロシロチョウ夏型…スジグロシロチョウに似ていますが、翅はより丸みを帯びます。山地性のチョウです。
25ヒカゲチョウ…ナミヒカゲともいいます。クロヒカゲに似ていますが、後翅の裏側にある一番上の蛇の目模様の横から伸びる茶色い筋模様は、きつく「く」の字に折れ曲がりません。翅の色は薄めで茶色っぽく見えることが多いですが、個体差が激しいので色は当てになりません。
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25ヒカゲチョウ…ナミヒカゲともいいます。クロヒカゲに似ていますが、後翅の裏側にある一番上の蛇の目模様の横から伸びる茶色い筋模様は、きつく「く」の字に折れ曲がりません。翅の色は薄めで茶色っぽく見えることが多いですが、個体差が激しいので色は当てになりません。
26ダイコンソウ…直径2冂の花の中心部は黄緑色で大きく目立ちます。葉の形を見ればキツネノボタンの仲間とは違うのがすぐにわかります。
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26ダイコンソウ…直径2冂の花の中心部は黄緑色で大きく目立ちます。葉の形を見ればキツネノボタンの仲間とは違うのがすぐにわかります。
27チャノキ…なぜか道の端にお茶の木が3本並んでいました。直径2.5冂の花は咲き始めなのか、数輪だけでした。
27チャノキ…なぜか道の端にお茶の木が3本並んでいました。直径2.5冂の花は咲き始めなのか、数輪だけでした。
28小滝…落差は5mもありませんが、今回も下りて見に行きました。周辺の斜面は崩れやすかったので、道から見るだけでもよかったかもしれません。
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28小滝…落差は5mもありませんが、今回も下りて見に行きました。周辺の斜面は崩れやすかったので、道から見るだけでもよかったかもしれません。
29蛇行する小滝…相変わらずきれいな形です。動画も撮りました。
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29蛇行する小滝…相変わらずきれいな形です。動画も撮りました。
30楠谷の滝…落差は20m程でこの山域の滝の中ではずば抜けて大きいです。登山道を歩いていると、すんなり滝壺の前に出られます。水深はごく浅く、今回は滝の真下まで行けそうでした。動画も撮りました。
30楠谷の滝…落差は20m程でこの山域の滝の中ではずば抜けて大きいです。登山道を歩いていると、すんなり滝壺の前に出られます。水深はごく浅く、今回は滝の真下まで行けそうでした。動画も撮りました。
31ミヤマフユイチゴ…初めて見ました。直径1兢々の花が1輪だけ咲いていました。フユイチゴとは違い、葉の先端が尖ります。県北では、毛深く丸みを帯びた葉のコバノフユイチゴ(マルバフユイチゴ)が圧倒的に多いです。
31ミヤマフユイチゴ…初めて見ました。直径1兢々の花が1輪だけ咲いていました。フユイチゴとは違い、葉の先端が尖ります。県北では、毛深く丸みを帯びた葉のコバノフユイチゴ(マルバフユイチゴ)が圧倒的に多いです。
32天ガ山頂上三角点「雨ヶ山」…標高765.7m頂上三角点「雨ヶ山」は、木製のピーク標の真下にあります。周辺は少し開けており、数人なら休憩できます。
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32天ガ山頂上三角点「雨ヶ山」…標高765.7m頂上三角点「雨ヶ山」は、木製のピーク標の真下にあります。周辺は少し開けており、数人なら休憩できます。
33天ガ山頂上より角ヶ仙&中央峰&井水山…北東方面です。左端にポコンと突き出たのが角ヶ仙(つのがせん)、中央が中央峰で泉山(いずみがせん)はその奧に隠れて見えず、その右が井水山です。前回よりも天気がよかったのですが、あまりはっきりとは見えませんでした。
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33天ガ山頂上より角ヶ仙&中央峰&井水山…北東方面です。左端にポコンと突き出たのが角ヶ仙(つのがせん)、中央が中央峰で泉山(いずみがせん)はその奧に隠れて見えず、その右が井水山です。前回よりも天気がよかったのですが、あまりはっきりとは見えませんでした。
34天ガ山頂上より滝山&広戸仙&天狗寺山…東方面です。最高点辺りはおそらく滝山で、那岐山(なぎさん)は見えていないと思います。中央は広戸仙(ひろどせん)で、右手前が天狗寺山(てんぐうぎさん)です。
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34天ガ山頂上より滝山&広戸仙&天狗寺山…東方面です。最高点辺りはおそらく滝山で、那岐山(なぎさん)は見えていないと思います。中央は広戸仙(ひろどせん)で、右手前が天狗寺山(てんぐうぎさん)です。
35ヤマアカガエル?…背中線が「く」の字に曲がっているので、ニホンアカガエルではありません。鼻先からお尻まで5cm程と、タゴガエルにしては明らかに大き過ぎます。また、顔はそれほど寸詰まりではありません。何よりも、後ろ足の水かきが大きいのが気になりました。水かきは指の中ほどから始まっているので、ナガレタゴガエルではないと思います。タゴガエルならば、あごの下にうっすらと黒い模様が入るのですが、恐怖でフリーズしているカエルちゃんにあごの下を見せろとは言えなかったので、ヤマアカガエルだと断定はできませんでした。
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35ヤマアカガエル?…背中線が「く」の字に曲がっているので、ニホンアカガエルではありません。鼻先からお尻まで5cm程と、タゴガエルにしては明らかに大き過ぎます。また、顔はそれほど寸詰まりではありません。何よりも、後ろ足の水かきが大きいのが気になりました。水かきは指の中ほどから始まっているので、ナガレタゴガエルではないと思います。タゴガエルならば、あごの下にうっすらと黒い模様が入るのですが、恐怖でフリーズしているカエルちゃんにあごの下を見せろとは言えなかったので、ヤマアカガエルだと断定はできませんでした。
36アキアカネ♀…麓でたくさん飛んでいたのはすべてアキアカネかもしれません。この写真では見えませんが、胸部側面の3本の黒い筋模様のうち真ん中の線が、先細りするのがアキアカネ、太いままスパッと切れたように途切れるのがナツアカネです。
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36アキアカネ♀…麓でたくさん飛んでいたのはすべてアキアカネかもしれません。この写真では見えませんが、胸部側面の3本の黒い筋模様のうち真ん中の線が、先細りするのがアキアカネ、太いままスパッと切れたように途切れるのがナツアカネです。
37ヒトツメカギバ…前翅表側の薄茶色の模様が、楕円に筋模様をくっつけたように見えるのが特徴です。開張は4冂でした。
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37ヒトツメカギバ…前翅表側の薄茶色の模様が、楕円に筋模様をくっつけたように見えるのが特徴です。開張は4冂でした。
38体を揺らしながら歩くオオカマキリ…体長は8冂と大きめですが、お腹はふくらんでいませんでした。こちらに気づくと、体を小刻みに左右に揺らしながら、「葉っぱやでぇ〜、葉っぱやでぇ〜。」と風に揺れる葉に擬態しつつゆっくり移動開始。チョウセンカマキリに似ていますが、カマの付け根周辺が赤ではなく黄色っぽいです。
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38体を揺らしながら歩くオオカマキリ…体長は8冂と大きめですが、お腹はふくらんでいませんでした。こちらに気づくと、体を小刻みに左右に揺らしながら、「葉っぱやでぇ〜、葉っぱやでぇ〜。」と風に揺れる葉に擬態しつつゆっくり移動開始。チョウセンカマキリに似ていますが、カマの付け根周辺が赤ではなく黄色っぽいです。
39ヤナギハナガサ…直径3伉の花はアレチハナガサなどに似ていますが、光沢のある葉は幅1冂しかないことですぐに見分けられます。この1株だけでしたがよく咲いていました。
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39ヤナギハナガサ…直径3伉の花はアレチハナガサなどに似ていますが、光沢のある葉は幅1冂しかないことですぐに見分けられます。この1株だけでしたがよく咲いていました。
40花オクラ…正式名称はトロロアオイです。オクラの花の倍近い直径15冂の花の花柱の先端はヒラヒラしています。花を食べるための植物で、オクラに似た味と粘りがあるそうです。
40花オクラ…正式名称はトロロアオイです。オクラの花の倍近い直径15冂の花の花柱の先端はヒラヒラしています。花を食べるための植物で、オクラに似た味と粘りがあるそうです。
41オオカマキリ…こちらは体長7冂で、完全にフリーズしていました。この時期は、舗装道路にカマキリがいることが多く、足元要注意です。
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41オオカマキリ…こちらは体長7冂で、完全にフリーズしていました。この時期は、舗装道路にカマキリがいることが多く、足元要注意です。
42ヤブツルアズキ…ノアズキに似ていますが、翼弁が竜骨弁を完全に包むようにかぶさり、葉は浅く3裂するものもあります。
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42ヤブツルアズキ…ノアズキに似ていますが、翼弁が竜骨弁を完全に包むようにかぶさり、葉は浅く3裂するものもあります。
43ハグロソウ…筒部の先が2つに分かれ2枚の花弁のように見えます。花数は少なく、このくらいでした。
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43ハグロソウ…筒部の先が2つに分かれ2枚の花弁のように見えます。花数は少なく、このくらいでした。
44クルマバナ…トウバナなどに似ていますが、花序の下にある線形の小苞はより長く、花序の先端近くまで伸びています。ヤマクルマバナのほうは花色は白で萼は通常、緑色です。
44クルマバナ…トウバナなどに似ていますが、花序の下にある線形の小苞はより長く、花序の先端近くまで伸びています。ヤマクルマバナのほうは花色は白で萼は通常、緑色です。
45ムラサキツメクサ…ムラサキツメクサには白花もあります。シロツメクサとは違い、花のすぐ下に先端が尖り気味の細い葉があります。この1株だけでした。
45ムラサキツメクサ…ムラサキツメクサには白花もあります。シロツメクサとは違い、花のすぐ下に先端が尖り気味の細い葉があります。この1株だけでした。
46ニラ…直径1冂の白い花はそろそろ終盤のようで、実ができていました。ここのは野生化していました。
46ニラ…直径1冂の白い花はそろそろ終盤のようで、実ができていました。ここのは野生化していました。
47キンミズヒキ…ヒメキンミズヒキよりも少し大きめの花は直径6〜7个如花弁は少し太めです。おしべはより多く、10本以上あります。花の大きさや花弁の形には個体差があるので、おしべの本数を確認すると確実に見分けられます。
47キンミズヒキ…ヒメキンミズヒキよりも少し大きめの花は直径6〜7个如花弁は少し太めです。おしべはより多く、10本以上あります。花の大きさや花弁の形には個体差があるので、おしべの本数を確認すると確実に見分けられます。
48威嚇するフクラスズメ幼虫…スズメと名がつきますが、スズメガ科ではなくヤガ科の蛾です。見た目に似合わず、毒はありません。この個体は体長8僂舛くあり、終齢幼虫のようでした。写真を撮っていると、上半身を振って威嚇しはじめたので動画も撮りました。
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48威嚇するフクラスズメ幼虫…スズメと名がつきますが、スズメガ科ではなくヤガ科の蛾です。見た目に似合わず、毒はありません。この個体は体長8僂舛くあり、終齢幼虫のようでした。写真を撮っていると、上半身を振って威嚇しはじめたので動画も撮りました。
49ツリガネニンジン…サイヨウシャジンに似ていますが、花は裾が広がり、めしべの花から突き出た部分の長さは、花の長さよりも短いです。ソバナは萼の幅がもっと広く3伉あります。
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49ツリガネニンジン…サイヨウシャジンに似ていますが、花は裾が広がり、めしべの花から突き出た部分の長さは、花の長さよりも短いです。ソバナは萼の幅がもっと広く3伉あります。
50キバナアキギリ…通常はこのように黄色一色です。中には、赤紫色の斑紋があるものもあります。ここのはすべて黄色でした。
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50キバナアキギリ…通常はこのように黄色一色です。中には、赤紫色の斑紋があるものもあります。ここのはすべて黄色でした。
51シラヤマギク…秋に咲く白いキクはいくつかありますが、花弁のように見える舌状花はまばらにつき、下の方の葉がハート形なのでわかりやすいです。草丈1mちかい大きな株でした。少し進んだところでコンクリート壁から垂れ下がっているツユクサの群生を動画に撮りました。
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51シラヤマギク…秋に咲く白いキクはいくつかありますが、花弁のように見える舌状花はまばらにつき、下の方の葉がハート形なのでわかりやすいです。草丈1mちかい大きな株でした。少し進んだところでコンクリート壁から垂れ下がっているツユクサの群生を動画に撮りました。
52チュウヒ?…最初はトビだろうと思い、動画を撮りました。帰宅後に確認していた連れが、翼に白い帯状の部分がなく、尾羽が妙にボサボサしていることに気づきました。逆光で顔がはっきりとは見えなかったのが残念です。
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52チュウヒ?…最初はトビだろうと思い、動画を撮りました。帰宅後に確認していた連れが、翼に白い帯状の部分がなく、尾羽が妙にボサボサしていることに気づきました。逆光で顔がはっきりとは見えなかったのが残念です。
53チュウヒ?飛翔…翼の先端の翼指が6ではなく5なので、トビではありません。体に比べて翼が長めで尾羽側がほぼまっすぐに見えることが多かったので、チュウヒかもしれないと思いました。岡山県では県南を中心に越冬しに来る個体が見られるものの、数は少なく、岡山県版レッドデータブック2020では、絶滅危惧砧爐忙慊蠅気譴討い泙后6戚酊は県北では数少ない確認地となっています。
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53チュウヒ?飛翔…翼の先端の翼指が6ではなく5なので、トビではありません。体に比べて翼が長めで尾羽側がほぼまっすぐに見えることが多かったので、チュウヒかもしれないと思いました。岡山県では県南を中心に越冬しに来る個体が見られるものの、数は少なく、岡山県版レッドデータブック2020では、絶滅危惧砧爐忙慊蠅気譴討い泙后6戚酊は県北では数少ない確認地となっています。
54ピンク色のツユクサ…実際にはもっとピンク色に見えました。ここには青とピンクの両方があり、株により花色が違っていました。帰宅後に調べてみると、ピンク色の花が見られることがあるようですが、何の違いによるものなのかわかりませんでした。
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54ピンク色のツユクサ…実際にはもっとピンク色に見えました。ここには青とピンクの両方があり、株により花色が違っていました。帰宅後に調べてみると、ピンク色の花が見られることがあるようですが、何の違いによるものなのかわかりませんでした。
55フクラスズメ幼虫…こちらは体長5冂と威嚇していた個体<写真48>よりもずっと小さかったです。まだ蛹になるには早そうなので、なぜ舗装道路を這っていたのか不思議です。動画を撮りました。
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55フクラスズメ幼虫…こちらは体長5冂と威嚇していた個体<写真48>よりもずっと小さかったです。まだ蛹になるには早そうなので、なぜ舗装道路を這っていたのか不思議です。動画を撮りました。
56中谷神社狛犬&鳥居…狛犬と二の鳥居です。
56中谷神社狛犬&鳥居…狛犬と二の鳥居です。
57中谷神社拝殿…石段の上から撮りました。創建については不明です。ご祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)や伊邪那美命(いざなみのみこと)などで、近衛殿(このえでん)<写真03〜07>と関係のある後醍醐天皇、近衛経忠公なども祀られています。
57中谷神社拝殿…石段の上から撮りました。創建については不明です。ご祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)や伊邪那美命(いざなみのみこと)などで、近衛殿(このえでん)<写真03〜07>と関係のある後醍醐天皇、近衛経忠公なども祀られています。
58中谷神社拝殿内部…来月に行われるお祭りの準備の最中なのか、中をのぞくことができました。
58中谷神社拝殿内部…来月に行われるお祭りの準備の最中なのか、中をのぞくことができました。
59中谷神社のツクバネガシ…約900坪の社叢は、ヒノキ、ツバキ、コシアブラなどの混生林となっており、鏡野町の天然記念物に指定されています。また、昔植えられたと考えられるツクバネガシの大木が10本以上あり、特にこの木は推定樹齢450年、幹周(目通り)約4m、樹高約38mの巨木で、津山の名木百選に選ばれています。見上げて動画も撮りました。
59中谷神社のツクバネガシ…約900坪の社叢は、ヒノキ、ツバキ、コシアブラなどの混生林となっており、鏡野町の天然記念物に指定されています。また、昔植えられたと考えられるツクバネガシの大木が10本以上あり、特にこの木は推定樹齢450年、幹周(目通り)約4m、樹高約38mの巨木で、津山の名木百選に選ばれています。見上げて動画も撮りました。
60中谷神社本殿…彫刻がなくシンプルな造りです。
60中谷神社本殿…彫刻がなくシンプルな造りです。
61インパチェンス…直径3冂の花が満開でした。こんもりと茂り、びっしりと花がつくので見応えがありました。日影を好むイメージがあるので、我が家では育てたことがありません。
61インパチェンス…直径3冂の花が満開でした。こんもりと茂り、びっしりと花がつくので見応えがありました。日影を好むイメージがあるので、我が家では育てたことがありません。
62中谷神社瀬織津姫の鎮の岩…境内社である愛宕神社のご祭神である瀬織津姫(せおりつひめ)の磐座(いわくら)です。罪やけがれを清めて水に流す女神で龍神とされています。アニメ映画「君の名は」の主人公・宮水三葉の名前の由来とされる罔象女神(みつはのめのかみ)と同一神とされているためブレイク、今年から中国デザイン専門学校の生徒がデザインした切り絵の御朱印が登場し話題となりました。前回あった先端が竜の顔になっているしめ縄はなくなっていました。
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62中谷神社瀬織津姫の鎮の岩…境内社である愛宕神社のご祭神である瀬織津姫(せおりつひめ)の磐座(いわくら)です。罪やけがれを清めて水に流す女神で龍神とされています。アニメ映画「君の名は」の主人公・宮水三葉の名前の由来とされる罔象女神(みつはのめのかみ)と同一神とされているためブレイク、今年から中国デザイン専門学校の生徒がデザインした切り絵の御朱印が登場し話題となりました。前回あった先端が竜の顔になっているしめ縄はなくなっていました。
63中谷神社鳥居越しに天ガ山…ゴールの駐車場はここより北だったので、ゴールしてから車で近衛コミュニティハウスに移動し、振り返って写真を撮りました。急登なのがよくわかります。
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63中谷神社鳥居越しに天ガ山…ゴールの駐車場はここより北だったので、ゴールしてから車で近衛コミュニティハウスに移動し、振り返って写真を撮りました。急登なのがよくわかります。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 手袋(防水加工) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子(フード付き) 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー(防水用) 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

【前回と異なる天ガ山の風物詩】
 今回は、台風7号の被害が大きかった鏡野町の勝手に応援キャンペーン第二弾です。
 詳細は後述しますが、道の駅奥津温泉のレストラン「温泉亭」は、諸事情により来年2月でスタンプカードサービスを終了するとのことです。理由が理由なので、今すぐに終了、あるいは一時停止しても誰も文句は言わないと思いますが、わざわざお知らせメモを手渡して頭を下げてくださる姿に、スタッフの皆さんの優しさを感じました。期限までにスタンプカードが一杯になることはないと思いますが、なるべく足を運びたいです。

 今年の5月下旬に初めて天ガ山(あまがせん)を訪問しました。
2023年5月28日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5555949.html
今回はそれから4ヶ月後の再訪です。前回同様、鏡野町天然記念物の中谷(なかだに)神社の社叢や鏡野町指定史跡である近衛殿(このえでん)も訪問しました。

 登山コースは前回と同じにもかかわらず、目の前に飛び込んでくる花が5月の時と比べてずいぶん異なっていました。コスモス、ヒガンバナ・・・と、出発点から標高400m辺りまでの道沿いには多種多様な花が見られました。全体的には小さいものが多いので、注視しながら歩かないと見逃してしまいます。
 花だけではありません。虫や鳥などの動物も前回と異なりました。
 この時期はジョロウグモが至る所で巣を張っていました。メスの半分ぐらいの大きさのオスは、メスよりも先に成体となり、彼女の巣に入り込んで成熟するのを待ちます。連れはこれを光源氏と紫の上と呼んでいます😅彼らは巣がないと生きていけないので、ヒトのように大きな動物が通らない場所に巣を張ることが多いはずなのですが、山行中に何度もひっかかりました😓ヒトという大きな動物が、この道を通るということを想定していなかったのでしょう。
 繁殖期のクモだけでなく、低い高度まで下りてきたアキアカネなど、9月によく見られる動物も多数いました。次に訪問するとしたらカタクリの咲く4月か・・・😀

【台風前よりも整備されていた天ガ山登山道】
 前回利用した近衛コミュニティハウス前の広いスペースには地元の方々の車が停まっており、何やら作業中のようだったので、もう少し北上し中谷(なかだに)神社の駐車場に停めました。
 舗装道路を歩き、標高350m辺りで低い草の生えた砂利道に入りました。草刈り後だったのか、前回ほどは茂っておらず、お花畑状態とはいきませんでしたが、それなりに花が見られました。
 標高410m辺りの地形図の実線の道終点は分岐で、前回同様、楠谷の滝<写真30>へと進みました。落差約20mある楠谷の滝<写真30>の滝壺の端のほうは水深がごく浅く、今回は滝の真下まで行けそうでした。
 今回は標高590m辺りにある下山道との分岐を見落とさず、下山道を上りました。土のみでできたきれいな階段がしばらく続きましたが、前回訪問後に整備されたのでしょうか。これのおかげで、あまり急だと感じることなく上れました。また、前回迷った標高650m辺りには、道標ができていました。
 前回よりも天気がよかったため、天ガ山(あまがせん)頂上からは、津山市の広戸仙(ひろどせん)なども見られました。
 今回は登山道のほうを下山で利用しました。往路では見落としていた花を観賞し、足元のオオカマキリに気をつけて歩きました。

【珍鳥チュウヒ発見?】
 ゴールに近づくと、上空をゆっくりと飛翔する猛禽類<写真52,53>に気がつきました。低空飛行を続け、何かを狙っているようでした。おそらく、この辺りに多く棲むカエルやヘビを探しているのでしょう。最初はトビだろうと特に気にかけませんでしたが、後で動画で確認すると、どうもチュウヒのようでした。
 チュウヒは環境省レッドデータブックでは絶滅危惧B類に指定されており、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いとされています。また、岡山県版レッドデータブック2020では、絶滅危惧砧爐忙慊蠅気譴討い泙后チュウヒが岡山県で注目されたのは、2013年2月、瀬戸内市の錦海塩田跡地に世界最大級のメガソーラーを設置する計画が発表された時でした。同年6月12日、錦海塩田跡地が岡山県内におけるチュウヒの唯一の繁殖地であるとして、引き続きここで繁殖できる内容とするようにと、日本野鳥の会が事業縮小の要望書を提出しました。その後も建設工事とチュウヒの繁殖の因果関係について調査が続けられましたが、どうやら、チュウヒはここでの繁殖を断念し、現在に至っているようです。
 秋になると渡ってきて主に県南の河口付近や湿地で越冬すると思われていたチュウヒが、県北で見られたのは衝撃でした。鏡野町は県北では数少ない確認地となっているので、秋の渡りの途中でたまたま見られたのかもしれません。初めて見たので自信はありませんが、これがチュウヒだとすれば今回の山行で最大のサプライズです。
 麓の動植物は期待以上で、改めて自然の豊かさを実感しました。

【鏡野町勝手に応援キャンペーン第二弾】
 山行後は、道の駅奥津温泉に直行、12時40分から1時間程いました。駐車場は満車に近かったのですが、レストラン「温泉亭」はやはり以前のような行列はなく、満席にはなりませんでした。
 入店するとすぐにレジで、諸事情により来年2月でスタンプカードサービスを終了するとの説明を受け、急なことで申し訳ありませんと頭を下げられました。道の駅のホームページには記載されていないので驚きましたが、台風7号の影響だろうと納得しました。
 写真は撮りませんでしたが、意外にも、料理の量や質は落とされておらず、安心しました。今回は、カボチャがよく採れたらしく、天ぷらや煮物など複数の料理で味わえました。煮物は隠し味なのか、かすかにバター風味が感じられ、コクが増しておいしかったです。フレンチトーストはお初でしたが、ゲットしたのが最後の2つだったようで、追加は出てきませんでした。夏の定番、パリパリ感が楽しめるコリンキーの酢の物は久しぶりでした。お茶は健康減茶が初登場、健康でなくなるのではなく、体脂肪などが減るのだと思います😁
 食後は売店で大きなナスや紫色のカラーピーマン、定番の生キクラゲ、ブドウ「サニールージュ」を購入しました。相変わらず新鮮で、出荷から1日経つと少し値引きされるなど、管理が行き届いています。カラーピーマンは、連れがスープに突っ込み火を通しすぎたのか、色が薄くなり、灰色がかった藤色に変色😅味は緑色のピーマンを濃くしたようでおいしかったです。「サニールージュ」は、見た目は少し小粒のコールマンで、味もコールマンやデラウエアに似ていました。味は薄かったので、今度はなるべく色の濃いのを選びたいと思います。

 その後は総合ディスカウントストアのPLANT-5で買い物をしました。食料品、衣類、日用雑貨、書籍など、この一か所で全てそろいます。店内を一周するだけでも1時間かかるので、食後の運動にはもってこいです。今回はペットボトルを箱買い、乾物や調味料、洗剤などもまとめ買いしました。

 これでどれだけ貢献できたかわかりませんが、定期的に訪問しているお気に入りの鏡野町には、今後もお世話になろうと思います。
 頑張れ、鏡野町!



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