下ノ廊下〜剣岳北方稜線〜立山〜黒部ダム
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- GPS
- 32:13
- 距離
- 45.1km
- 登り
- 6,657m
- 下り
- 6,682m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 7:28
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 7:58
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 2:54
- 合計
- 9:55
天候 | 22日 晴れ 23日小雨 24,25日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
真砂から内蔵助平を下山予定だったが、草刈りされておらず熊も多いとの事で、立山を通りタンボ沢から黒部湖に降りる。 北方稜線はがれ場の落石が問題。 ルートはテーピングがあるので迷わないが、小窓の王直下は緊張する。 |
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
シェラフ
|
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感想
9/22
昨年から、今年は下の廊下に行くと高校のOB方が言ってたが、皆さん歳には勝てない様で、断念。2周間程前に池ノ平小屋も1名の空きがあり、下の廊下から、阿曽原温泉、池ノ平、剣北方稜線とつないだ。もっとも、当初は小窓雪渓の状態が悪いと思い、一旦剣沢に降りてから剣岳になる事も予想したが、一応アイゼンは準備する。
黒部ダム関連施設は、土木を生業とする者にとっては、一度は訪れたい場所だ。なかでも黒部ダムからから阿曽原温泉、欅平までの日電歩道、水平歩道は、関電トンネル開通まで、ダム建設調査のための重要な道で、戦前に作られたそうだ。そして、この道の維持管理は黒部ダム建設の条件出そうだ。わずか1ヶ月間程の僅かな登山者のために、多額の費用がかけられており、訪れる価値はでかい。
核心部は白雲峡、十字峡、S字峡らしいが、切れたった断崖にくり抜いた道、道幅確保のために張り出した木道、そして崩壊した箇所を高巻くために組み立てた丸太階段など、緊迫感溢れる道が続く。
岸壁側には、しっかりと2重に番線が張られており、そこにビレイを取れば墜落のリスクは少ないが、谷川はフリーなので足元はスパッと切り立ったがけで、高度感がはかなりある。
仙人ダムからは一旦ダム施設の中に入るが、ここが、欅平からの地下鉄道の終着駅出そうだ。トンネルないはえらく暑い。
施設を出ると関電の寮のまえを通り、高低差100m程度を登って下リ、今宵の宿阿曽原温泉小屋に到着。平日、紅葉前のためか、風呂、宿共に意外と空いている。
9/23
予報は晴れであったが、朝からどんより曇り、途中からは雨となる。仙人ダムまで戻り、ここから雲切新道に別れる。かなりの急坂が続き、仙人湯までがやたら長く感じる。仙人谷の横断箇所は地図を見て、テーピングから外れなければ問題ないが、下ばかり見てると、踏み跡に間違って入る。
たにを詰めて、仙人ヒュッテまでが以外に長い。ただ尾根に出てからは、少し晴れ間も見えたせいか、気分も少し高まる。
池の平小屋にて、3年前北穂高岳小屋で同宿、上高地まで同行下方に偶然出合う。
9/24
小窓雪渓が歩ける状態と聞き、北方稜線経由で剣岳に向かう。
雪渓に降りると、流石に氷河と認定されただけの事は有る。7:00を過ぎ、太陽が照りつけ熱くなら出し、表面は流水が流れているが、足元は硬く、トラバースでは、持参した軽アイゼンでは少し心もとない。昨日の小屋の肩のレクチャーどおりに、最初は左岸、その後クラックを避けるように、右岸と思いながらも、クラックに行手を遮られ、下降トラバースして右岸のクラックが狭い部分を越える。
そこからは、とちゃうムーランらしきものを眺めて、左岸を詰めて小窓の源頭部に。がれ場を過ぎて、稜線2出る。ここからは、テーピングどおりに行けばルートは問題ない。ただ、小窓ノ王直下から三ノ窓コルへの下リ、そして池ノ谷ガリーの登りは、落石要注意だ。ガリーは私は、左側の岸壁基部伝いに登り、場所によっては岩場を伝った。どこを通っても、絶対2安全な場所は無く、うえからの落石かわないか良く見て、素早く通過するのが懸命かと思う。このガリーを登りきり、さらに池ノ谷の頭の岩場を登ると剣岳が眼前に現れる。これまで歩いてきた北方稜線、八ツ峰、毛勝、後立、槍ヶ岳、笠ヶ岳と一望だ。この日は、遠く富士山まで見渡せる。ここらで、後続の若者に追いつかれ、そして先発した同年代の4人パーティーに追い着き、先行する。阪神タイガースのシャツでゴミ拾いボランティアをしながら登る若者に送れまいと、剣岳ピークまで必死に付いて頂上に到着。
下山は別山尾根。いつもは渋滞する鎖場も、時間帯のためか、渋滞無く通過。途中、前剣、一服剣で、剣山荘大休止。剣御前小屋は、団体客のためか、月曜日とはいえ満室。
9/25
予定では、真砂岳、内蔵助平から黒部ダムの予定立だったが、内蔵助小屋に立ち寄り状況を聞くと、下草刈はしておらず、熊も結構生息してると言われ、予定変更。
立山を越え、東乗越、タンボ平、黒部ダムに下りる、
1.2日目は、雨混じりの天気も、3.4日目は快晴。紅葉には、まだ早かったが、素晴らしい四日間だった。
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