西銀座ダイヤモンドコース+α。折立から新穂高。雲の平あたりをウロウロした8日間(後編:雲ノ平から黒部源流、双六岳、笠ヶ岳)
- GPS
- 169:04
- 距離
- 91.2km
- 登り
- 7,382m
- 下り
- 7,635m
コースタイム
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:13
- 山行
- 13:04
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 14:30
- 山行
- 10:52
- 休憩
- 3:43
- 合計
- 14:35
- 山行
- 12:06
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 13:26
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 8:35
- 山行
- 3:25
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 3:40
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 3:37
- 合計
- 12:37
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 6:07
天候 | 9/20(水)高天原温泉→雲ノ平→黒部源流碑→三俣 午前中小雨。10時頃から晴れ時々曇り。 テントが良く乾きました。 夕方から霧雨。 9/21(木)三俣→双六岳→双六小屋 秋雨前線の影響で暴風雨。 三俣から双六小屋にしか進めず、双六小屋キャンプ場にテント場を張るのも危険な状態。 双六小屋には10:30には着いていましたが、小屋の方に早めに下山するか、宿泊するのを勧められ、手袋を伝って肘したまで濡れており、どこから入ったのかゴアの靴でさえ踝上まで湿った状態。 ここは素直に双六小屋に宿泊しました。 9/22(金)双六小屋→笠ヶ岳 朝から霧雨ですが風も治まっていたので笠ヶ岳方面に向けて出発。 雨も治まり、雲海が見える曇り空の中を参考。 おかげで、笠ヶ岳からは雲海に沈む夕日や槍のアーベントロードが見れました。 9/23(土)笠ヶ岳→新穂高ロープウェイ ガスがかかり朝日は見れませんでしたが、下山中、一瞬、開けた眺望も見れました。 傘新道の1/3ぐらいの工程はやや大き目な中ぐらいの岩が斜めに突き出ている箇所が多く、ガスっていた事もあり、やや湿り気を帯びていた為、滑りやすく何度も脛をぶつけました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
笠ヶ岳から下山し、新穂高ロープウェイ前の路線バスで平湯バスターミナルへ(2時間に1本程度の間隔)。そこから高速バスで新宿へ戻る。 まいにちのバスも新穂高ロープウェイから14時代前半に出ているようでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■雲の平→黒部源流碑→三俣山荘 祖父岳分岐から三俣方面へは、祖父岳の裾のを通るので、開けていて迷いやすい箇所が2、3箇所あります。ガスっている場合は注意。 中ぐらいの岩混じりの道が続ますが、思ったより歩きやすかったです。雷鳥にも会えました。 川の音が聞こえて来たあたりでグッと高度を下げます。 源流の渡渉を渡ると川の横を30m程、泥だらけになりそうな急斜面を登ります。 黒部源流碑を超えると、湧水ポイントと大きな道標があります。 三股の水が出ていな場合はここで汲むのが良さそうで。 沢水OKの方であればこの源流が三股小屋まで続いているので、濾過すれば良いかもしれません。 ■三股→双六岳→双六小屋 丸山あたりで、雷鳥の群れに会いました。 巻き道もありますが、双六岳は天空の滑走路と言われる程、遮る物が殆どないのでパノラマの景色を望めます。 私の時は秋雨前線の影響で15〜19mの風速。カバーは剥がされるは、カッパを着てても雨が痛かったです。 風の強い日は巻き道を通るのが一般的のようです。 ■双六小屋→弓折→抜戸岳→笠ヶ岳 双六小屋から弓折乗越しはやや下りますが、弓折岳に向けて軽く登ります。 下って大ノマ乗越。また登り返しの大ノマ岳(パノラマが見れるのかな?と多少コースを外れて登りましたが180度程度しか見れませんでした。もう少しハイマツを駆ってあれば見れそうとも思いました。) までは良いのですが、そこからが大変で秩父平や抜戸岳の山塊の迫力に、道のりが長い。これ登るのかーと少々ため息が出ました。 抜戸岳手前から稜線歩きなので気持ちもよく、突然あらわれる、十字に切り込まれた抜戸岩もパワースポット?と思ってしまいました。 笠ヶ岳キャンプ場あたりから笠ヶ岳山頂までガレ山の登り。 笠ヶ岳キャンプ場から笠ヶ岳山荘も少し離れていて夜のトイレは大変です。 ■笠新道→新穂高ロープウェイ駅 笠新道分岐から始まる笠新道。youtubeで見るとカールの景色が続くのかと思いきや、杓子平から道のりの1/3程度は大き目の岩が斜めになっている事が多く、滑りやすいので注意。何度も脛をぶつけました。岩がなくなってくると笠新道登山口近くで、そこから砂利道を50分程かけて新穂高ロープウェイにたどり着きます。 |
その他周辺情報 | ■双六小屋 カレーライス、おでん、ケーキ、生ビールと食事提供は充実しています。 雨の日の食事提供は2席しかないので、ロビーに腰かけて食べるようです。 宿泊者以外は小屋内に上がって暖をとれません。 一日中、乾燥室が動いていたので早く乾きました。 水も豊富です。 燕山荘の次にまた泊まりたい宿になりました。 ■笠ヶ岳山荘 店員さんも元気が良くとてもアットホームな印象の小屋です。 カップラーメンもお湯を入れてくれます。 泊まってはいませんが、和気あいあいと言った感じで上がり込んで休憩場所を利用したいな〜と思ってしまいました。 ■笠ヶ岳テント場 トイレは山荘までガレ場を登っていく必要があり10分弱はかかります。 水場は枯れていました。(岩から5秒間隔ぐらいでポタ、ポタっとしたたり落ちている箇所はありました。) 整地された箇所が何か所かあるので、混んでいなけば平な場所を確保できます。 尾根沿いにあるので、石積みのある場所を確保されている方が多かったです。 ■日帰り入浴:中崎山荘 新穂高ロープウェイから3〜4分離れた場所に中崎山荘があります。 手前のホテルも日帰り入浴可能なのですが、とても大きなリックを持って入れる感じではなかったので、ロープウェイ駅のモンベル店員さんに教えてもらった場所に行きました。 熱いお湯が好きな私には、ややぬるめに感じましたが濁り湯で、リックの置き場と食事も出来るのでバスが来るまでの待ち時間には最適です。 ほおば味噌定食か飛騨牛を使ったほうばステーキ定食もあるのでお勧め。 ■お土産屋さん、軽食 ・新穂高ロープウェイ駅 ・平湯バスターミナル |
写真
感想
百高山を意識しつつ日本百名山を5座回って来ました。
通常であれば笠ヶ岳は別日にするのですが、水晶岳で42座目と気分的に縁起が悪いので笠ヶ岳も足して43座としました。
そんな些細な事にこだわっていたせいか、行きからトラブルに見舞われ予定を大きく変更。
途中、秋雨前線の影響で1日足止め。それでも多少はと進んだ双六岳は、初の強風雨。カッパを着ているのに防水手袋を伝って中の長袖が肘下までびしょ濡れ。カッパの隙間からしみたのか登山靴も踝あたりまでびしょ濡れ。気持お尻も冷たいような。檜尾岳やトムラウシ遭難事件が脳裏をよぎりこうして低体温症になっていくんだな〜と思いました。
本当なら天空の滑走路と呼ばれ、遮るものもない見通しの良い景色が広がっているのですが風速15〜19m。カッパを着てても雨が痛く、風に向いに身構えて進んでいると急に風向きが変わってよろけたりと三股山荘から双六小屋までの3時間程ですが人生初の貴重な体験をしました。こうゆう時は巻き道を通るのが常識ですが短い距離とあまく考えていたのも良くなかったと反省しました。
初日の遅れの巻き返しを考え、赤牛岳と高天原温泉を同日に回ろうと温泉沢を下ったのものの膝が痛くなり結局、高天原温泉小屋に素泊まりする事に。ナイトハイクから出発したものの自分の限界を感じ少し反省しました。
今までで1番長い縦走となり正直疲れました。それでも帰りのバスで来年の縦走を考えてしまうのは何故でしょう。
花火と一緒で美しい景色を見れるのは一瞬でタイミング次第ではガスで見えなくなってしまう儚さがが、またみたい!もっと見ていたいと思わせるからかもしれません。
家に戻り、蛇口をひねると出る水、蛍光灯の明るさ、すぐ行けるトイレなど文明の有り難さを再確認して感慨深く思いました。
※後半はヤマップのGPXを使用しているので多少時間が異なります。
5日目は携帯が死んだので高天原温泉から雲の平山荘にかけてGPSの時間が取れていません。
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