記録ID: 6214795
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
白剥山東尾根~別当代山東尾根
2023年11月23日(木) ~
2023年11月24日(金)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 17:21
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 2,471m
- 下り
- 2,627m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 8:55
距離 11.6km
登り 1,901m
下り 664m
天候 | ◎1日目・・・晴れ ◎2日目・・・曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
◎早川町自主運行バス(下湯島~奈良田) ・手荷物料金(200円)込み400円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎白剥山東尾根 奈良田から黒河内の堰堤工事用の林道を進む。 最終堰堤で道は終わり右岸にロープが垂れているので容易に登れます。 ゴルジュ地形の沢沿いを進みますが、二俣手前の取水堰堤で全量取水しているので水流は極めて少ない。 取水堰堤越えは取水施設の奥にトラロープが垂れ、攀じ登って金網をトラバースして通過出来ます。 取水堰堤から上流は本来の水量に戻り何度か渡渉します。今回は渇水気味でしたが取水堰堤先はゴルジュ地形なので水量が多い時は少し厄介かもしれません。 二俣からの取り付きは当初右俣を予定していましたが、左俣側の方が容易だったのでそちらから取り付きました。 取り付きから100mは両サイド切れ気味の急坂で滑ると沢まで止まらないのでロープを出して登りました。 その後は白剥山山頂まで特に悪い場所はありません。 ◎別当代山東尾根(横乙コース) 別当代山東尾根を田代発電所方向へ向かい、発電所への林道を降らず1564三角点(横乙)→鉄塔→琴路トンネルへと向かうルート。 2148→1611は以前も歩いているルートでしたが、今回は幕営装備だったせいか急坂やトラバースで結構気を使いました。 林道から横乙までは短い笹原が続き、富士山、湯島集落が見え今回のルートで1番気持ちの良い場所でした。 横乙から鉄塔まで新しいマーキングが有りますが、1300m辺りからの急坂は落ち葉で足元が滑り樹間も広いので2度ロープを出しました。 鉄塔から巡視路は南東方向へ伸びているようでしたが、予定していた北尾根を進むと道路まで300mほどは鬼のような場所で、よく言われる迷ったら降ってはダメ!を絵に描いたような場所でした。 崖で行き詰まったので左側の傾斜が緩そうな沢地形へ降る為に5度ロープを出して沢へ着地。涸れ沢は滑り台状で降れない滝は無く道路に着地できました。 ソロの空身でもロープ無しでは降れなかったと思います。 |
写真
感想
お互いに色々あって2か月ぶりのqurousagiさんとの山行になりました。
行き先は白剥山東尾根~大籠岳~大古森沢右岸尾根を予定していましたが金曜日の予報が悪く森林限界では行動不能と予想して2日目は別当代山東尾根に変更。
黒河内は初見では焦る地形ですが春先にスナさんと下見しておいたのでスムーズに進む事が出来ました。
地形図を見て、取り付きは下手すると手も足も出ないかも?と予想していましたが弱点を上手く突き突破。
この先は何が出てくるのか分からない緊張感と高揚感。やはり資料のない尾根を歩く贅沢は特別だ。
美味しい晩御飯とお酒を飲んで爆睡。
翌朝は風の轟音で目覚めモンゲンロートを眺めて別当代山へ。
下山尾根はなかなか壮絶でしたが、それを含めて充実した山行となりました。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:623人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
黒河内沢ガレの水場、ペンキ最近付けられたんですかね。
ちょくちょく取水してる人いて安定した水場なのは認識してたのですが私は暗い時間でチキンになってしまい水が心もたない一晩を過ごしました。
横乙コース、なんのこっちゃと思って地図見たらこれは有り得ないと思ったルート(笑)
枯れ沢へ降りるまでさぞ緊張したかと思います。
kaikaireiさんのこのところのレコであそこやったのかーとわかる久しぶりのレコでさすがよくやるなぁと思った次第です。
やはり白根南嶺の尾根なので狙っていたんですね!
黒河内は沢登りの方の記録があったので堰堤先の二俣までは何とかなると分かっていましたが、取り付きの状況が1番の懸念材料でした。
水場のペイントは自分も特に意識した事が無かったので分かりませんが、水場までマーキングは豊富だったので今後も安心だと思います。
下降ルートは鬼畜でした!笑笑
先だっての10月にNHK-BSPにて、「日本南アルプス」≪1982年放送≫ の再放送を録画して、何回と無く見ては、感傷にふけっております。 と、言うのは、 この1982年は私の登山歴の最晩年に当たるのですが(小生は24歳で社会人2年目でした)、まさか、自分が山行していた頃の”南ア”の動画を見られるとは思ってもいなかったからです。
実際には我々は、”北ア”ばかり行ってましたが(笑)、南アは怖いので(笑)
kaiさん達もこの番組を見られていれば、話しは早いのですが…、中で「昭和40年に完成した”白剥索道”は静岡県の広河原から峰を越えて、10卆茲寮昌害浩瑤泙悩猝擇鬟ぅ奪に運んでしまいます。」と、言っています。 ”静岡県の広河原”ですから、大井川東俣、森屋沢出合近辺の”広河原”と思われます?
東俣を歩いた人しか知らない、チョ〜〜マイナーな”広河原”ですね(笑)
白剥山東尾根上で見つけられたワイヤーや索道のパーツと思われるモノは、正に、放送されたこの索道の延長線上にあったモノと予想されます。?
奈良田越にある大量のワイヤーは、補修用のデポ?、余剰による廃棄?、想像が膨らみます。
他に、”テッポウ”による大井川材木流しの様子もありました。 それはそれはスゴイ迫力でして、材木の下のイワナ達は……と、思わせるシーンです。
南アは林業遺物の宝庫ですから、”ドコにナニ”が落ちていようが、別に珍しい事では有りませんが、私的には、kaiさん達のこの藪山行が非常にタイムリーに思われたので、ウザイのを承知しながら、お邪魔する事にしました。
お二人とも、これからも”体調ファースト”で山行されますように希望致しております。
失礼いたしました。 かしこ
まさかそんなタイムリーな番組が放送されていたとは知らず、、、めっちゃ興味あります!
オンデマンドで見れたら嬉しいのですが。
広河原は森屋沢左岸に東俣の作業所が残っている辺りでしょうか?
てっきり大井川東俣沿いに運搬していたと思っていましたが、南嶺を越え奈良田に運んでいたとは驚きです!
タイムスリップして当時の様子を見てみたいものです。
コメントありがとうございました!
身体に気をつけながら藪山登山楽しもうと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する