東天狗岳・渋の湯ルート(日帰り)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 814m
- 下り
- 802m
天候 | 03/25(月)→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス→中央道・諏訪南IC〜約40分。 ■駐車台数→45台(積雪期→25台) ■トイレ→あり(冬期→利用可能) ■水場→なし。 ■登山ポスト→なし。 ■1日→1100円 ※渋の湯温泉の女将は横柄で難あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■渋の湯駐車場(1,839m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 渋の湯駐車場は厳格なルールで運営されています(受付け前の駐車・料金後払い不可) 渋の湯温泉で受付け・料金支払い→女将が誘導して駐車しますが、入口はロープで施錠されていて受付け前に駐車できません。また駐車場は指定された場所以外は利用できません。 週末は受付け時間前から駐車場待ちの渋滞が発生します。 外トイレ(冬期→利用可能)があり、駐車場から渋の湯温泉の受付けまで片道130mです。 ※別称→渋御殿湯と言われます。 ■渋の湯登山口(1,869m) 渋の湯駐車場から約10分で渋の湯登山口に到着です。 渋の湯駐車場〜渋の湯登山口(片道240m)は雪がなく、渋の湯登山口〜東天狗岳まで常雪になりここで12本爪アイゼンを装着します。 堰堤前の橋を渡ると2股の分岐点になり、どちらも東天狗岳へ向かいます(どちらも通過済み) 渋の湯登山口前にある渋の湯ホテルは廃館しており、屋根や建物の裏側が倒壊しているので特に積雪期は注意が必要です。 登山ポストがあります(用紙・ペンあり) 渋の湯登山口〜黒百合ヒュッテまでつぼ足です。 ■分岐点(1,872m) 渋の湯登山口から約3分で分岐点,謀着です。 3股の分岐点になり〆(高見石側)→沢沿い〜急登、右(黒百合平側)→緩い斜面でどちらも東天狗岳へ向かいます。 八方台分岐まで,3つ △2つの分岐点があり、八方台分岐まで道迷いに注意が必要です。 ,浪爾蠅猫△賄个蠅把眠瓩靴泙靴燭、登下降で△鯆眠瓩垢襪醗多粥Π汰瓦任后 ■分岐点(1,965m) 分岐点,ら約25分で分岐点△謀着です。 3股の分岐点になり〆権高見石へ、右→東天狗岳へ向かいます。 ,愎覆爐氾貪袈薐戮惺圓韻覆なり、八方台分岐まで道迷いに注意が必要です。 ■八方台分岐(2,138m) 分岐点△ら約40分で八方台分岐に到着です。 3股の分岐点になり〆権東天狗岳へ、右→唐沢鉱泉へ向かいます(パノラマコース→踏み跡なし) △愎覆爐氾貪袈薐戮惺圓韻覆なるので道迷いに注意が必要です。 渋の湯登山口〜八方台分岐の樹林帯の密度は薄く、登山道の上空は疎林帯で雨の場合は濡れるので防寒・防水対策が必要です。 ■唐沢鉱泉分岐(2,201m) 八方台分岐から約30分で唐沢鉱泉分岐に到着です。 3股の分岐点になり〆権東天狗岳へ、右→唐沢鉱泉へ向かいます(´△匹舛蕕眛Г濱廚△) ここまで登ると黒百合ヒュッテ〜中山峠〜東天狗岳と道迷いの心配はありません。 唐沢鉱泉分岐〜黒百合ヒュッテの区間はゴーロ帯・鉄橋が多くあり、積雪期は踏み跡を外れると約1m転落する場所が多くあるので特に注意が必要です。 渋の湯登山口〜東天狗岳の中間点です。 ■黒百合ヒュッテ(2,397m) 唐沢鉱泉分岐から約70分で黒百合ヒュッテに到着です。 雨の中で雪かきしている小屋番さんと登山者・登山道の状況を確認して、悪天候なので下山時に一声掛けるように話しました。 東天狗岳分岐までに下山者4名とすれ違いました。 12本爪アイゼンを装着します。 通年営業、売店(山バッジあり)・外トイレ(1回200円)、水場なし、テント場→50張(予約不要)、1名1,000円+1張500円。 ※別称→黒百合平と呼ばれます。 ■中山峠(2,411m) 黒百合ヒュッテから約10分で中山峠に到着です。 4股の分岐点なり ̄Β東天狗岳、直進→みどり池、左→白駒の池へ向かいます。 稜線(中山峠〜東天狗岳)は風が強くなり森林限界になるので、防寒・防風対策が必要です。 また東天狗岳東壁は爆裂火口の急斜面になり、緑ロープが雪で埋まり雪庇の踏み抜きや滑落に注意が必要です。 今回は東天狗岳東壁を計画していましたが、悪天候の山行になり黒百合ヒュッテ〜中山峠で雨から雪に変わった場合は東天狗岳東壁を登ろうとしましたが終日雨なので中止します。 東天狗岳ピストンに変更しましたが東天狗岳東壁の下見を兼ねてルートを確認する為に何度か雪庇を踏み抜いています。滑落した場合は標高差300m、傾斜70度の急斜面を落ちますが運が良ければ疎林帯のダケカンバで停止します。 ※別称→稲子峠・黒百合峠と呼ばれます。 ■東天狗岳分岐(2,573m) 中山峠から約60分で東天狗岳分岐に到着です。 中山峠〜東天狗岳分岐の区間で森林限界になり、防寒・防風対策が必要です。 東天狗岳分岐〜天狗の鼻〜東天狗岳は岩場の通過があり、風が強い稜線の積雪量は樹林帯より少ないです。 下山時に視界があれば東天狗岳分岐〜天狗の奥庭〜黒百合ヒュッテを通過する予定です。 ■天狗の鼻(2,604m) 東天狗岳分岐から約15分で天狗の鼻に到着です。 黒百合ヒュッテから双耳峰の天狗岳が見えますが東天狗岳は天狗の鼻に隠れて見えず、東天狗岳と間違って登頂する登山者がいます。登頂は可能ですが、積雪期は凍結した岩場なので滑落に注意が必要です。 登山道は西天狗岳側の岩場の基部をトラバースします。 ■東天狗岳(2,640m) 天狗の鼻から約10分で東天狗岳に到着です。 天狗の鼻から東天狗岳まで約200mの稜線歩きになりますが、悪天候では雪庇の踏み抜きに注意が必要です。 東天狗岳東壁は中山峠側は緩斜面、東天狗岳側は急斜面になり傾斜60度〜70度の岩場の斜面です。 東天狗岳正面壁ABCルンゼの終了点を確認して下山します。 ※天気→雨、気温→5℃、風速→10m。 ■天狗の鼻(2,604m) 東天狗岳から約5分で天狗の鼻に到着です。 岩場の下降(×印あり)でルートミスをして引き返しました。岩場は東側へ下降すると安心・安全です。 ■東天狗岳分岐(2,573m) 天狗の鼻から約10分で東天狗岳分岐に到着です。 悪天候・視界不良なので天狗の奥庭は中止して、中山峠から黒百合ヒュッテへ向かいます。 ■中山峠(2,411m) 東天狗岳分岐から約30分で中山峠に到着です。 雨が強くなるので黒百合ヒュッテで休憩しないで渋の湯登山口へ向かいます。 ■黒百合ヒュッテ(2,397m) 中山峠から約10分で黒百合ヒュッテに到着です。 悪天候なので小屋番さんへ登頂の報告をして下山します。 ■唐沢鉱泉分岐(2,201m) 黒百合ヒュッテから約30分で唐沢鉱泉分岐に到着です。 気温が高く樹林帯では落雪が多く、シャーベット状の雪で足元が滑る下降路です。 ■八方台分岐(2,138m) 唐沢鉱泉分岐から約15分で八方台分岐に到着です。 当日で1番雨が弱くなった時間帯ですが、終日雨が降り続けて雪にはなりませんでした。 ■分岐点(1,965m) 八方台分岐から約15分で分岐点△謀着です。 午前中に下って来た黒百合ヒュッテの小屋番さんとすれ違います。 登りとは違う沢沿いのルートを利用しますが、結果として登りで利用したルートが緩斜面で歩きやすいです。 ■分岐点(1,872m) 分岐点△ら約15分で分岐点,謀着です。 対岸には廃館した渋の湯ホテルと渋の湯登山口が見えます。 ■渋の湯登山口(1,869m) 分岐点,ら約2分で渋の湯登山口に到着です。 ここで12本爪アイゼンを解除して渋の湯駐車場へ向かいますが、渋の湯温泉〜渋の湯駐車場内は凍結路なので注意が必要です。 ■渋の湯駐車場(1,839m) 渋の湯登山口から約10分で渋の湯登山口に到着です。 これで無事に山行が終了です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 東天狗岳・渋の湯ルートの区間は距離→10.1km・標高差→801m・コースタイム→06時間35分になりますが、日帰りが可能です(無雪期の場合・山滑走を除く) 日帰りで登頂するには雪質・積雪量・天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。 ★東天狗岳について 東天狗岳には―造療鬟襦璽函´唐沢鉱泉ルート(西尾根) 9盡石ルート で魘霖咼襦璽函´グ雹凖鬟襦璽函´λ楝温泉ルート Р涜鉱泉ルートがあり、西側の´△多く利用されています。 ★雪崩について 渋の湯ルートの雪崩エリアは1つあります。 /肯啗続(2,477m)〜東天狗岳分岐の手前の斜面は、距離が短いですが雪崩の条件が揃っています。 天狗の奥庭側へ流された場合は死ぬ確率が低く、東天狗岳東壁側へ流された場合は死ぬ確率が高いです(約200m落ちます) ★積雪量について 長野県道191号線には凍結・積雪があり、最新の天気予報を確認して下さい。 渋の湯温泉は通年営業なので、茅野市内〜渋の湯温泉まで除雪があります(渋の湯温泉の手前1kmは1車線になりすれ違い不可) 当日の登山道は、渋の湯駐車場〜渋の湯温泉→0cm、渋の湯登山口〜黒百合ヒュッテ→40cm〜80cm、中山峠〜東天狗岳分岐→40cm〜60cm、天狗の鼻〜東天狗岳→30cm〜40cmです。 稜線(中山峠〜東天狗岳)は爆裂火口になり、東天狗岳東壁は切れ落ちた急斜面で立入禁止の緑ロープがあります。 しかし雪庇・吹き溜まりで緑ロープが雪で埋まり滑落の危険があり注意が必要です。 登りでは雪が降らなくても下りで雪が降る場合があり、少しでも安全に登山できる装備をする事で登頂確率が上がります。 ★登山ポストについて 渋の湯ルートには、1つの登山ポストがあります。 ―造療鯏仍蓋(用紙・ペンあり) 登山計画書は事前にオンライン提出が可能です。 ★水場について 地図では東天狗岳・渋の湯ルートには水場がありません。 通年営業の黒百合ヒュッテがあり小屋泊・テント泊の利用者には水の提供(雨水→要煮沸)がありますが、通過者(日帰り)に水の提供があるのかは未確認です。 それ以外は飲料水を歩荷・雪を食べる・雪から水作りする方法しかありません。 今回は水0.8L担ぎ上げ0.7L残り、行動中は稜線(中山峠〜東天狗岳)で雪を食べながら歩きました。 ★駐車場について 東天狗岳・渋の湯ルートには1つの駐車場があります。 ―造療鮹鷦崗(45台)があります。 上記のアクセス欄を参照して下さい。 西側から東天狗岳へ登る場合は唐沢鉱泉 or 渋の湯温泉を利用します。唐沢鉱泉は冬期閉鎖中で約7kmは除雪がなく4WD・スタッドレス・チェーンを装備しなければスタックして立ち往生します。 03/21(木)に設備工事で唐沢鉱泉まで除雪されましたがその後に降雪があり通行できるか不明です。 渋の湯温泉の女将は横柄な言動が有名で、黒百合ヒュッテのホームページやネット上で確認できます。 駐車場は1日→1,100円、受付け前の駐車禁止・車中泊禁止・テント泊禁止・火器の使用禁止です。 ★山小屋の営業について 東天狗岳・渋の湯ルートには、山小屋が1つあります。 々百合ヒュッテ 営業→通年(要予約)、定員→60名、売店あり(山バッジ)、休憩→90分・400円(休憩のみ)・500円(お茶あり)、テント場(予約不要)→50張・1名1,000円・1張500円(利用者→雨水を無料提供あり)、外トイレ→1回200円。 日帰りでも、緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ★マーキングについて 東天狗岳・渋の湯ルートには道標・ピンクテープが豊富にあり道迷いの心配はありません。 悪天候では稜線(中山峠〜東天狗岳)では緑ロープが雪に埋まり、爆裂火口の雪庇の踏み抜きに注意が必要です。 ★天候や服装について 東天狗岳・渋の湯ルートは樹林帯が長く、降雪後はザックカバー・ゲイター・タオル・合羽・着替えがあると快適です。 標高2,500mを超える山域になり、稜線は寒い環境なので防寒・防風対策が必要です。 当日は気温3℃〜6℃あり、平均気温は4℃です。 悪天候では装備や服装に気を配り、金属(ピアス・指輪)による凍傷に注意が必要です。 ★幕営適地について 東天狗岳・渋の湯ルートには、樹林帯に4つの幕営適地があります(写真添付) 幕営する場合は携帯トイレを持参して、必ずゴミを持ち帰りましょう。 ★熊の出没について 東天狗岳は熊の生息地になり、想像以上に身近に熊がいます。 「熊はいない・熊は冬眠している」という思い込みは危険です。 積雪期は西側(南アルプス側)より東側(浅間山側)は登山者が少ないので、熊に十分に注意が必要です。 ★スノーシューについて 降雪直後なので当初は樹林帯(渋の湯登山口〜中山峠)、稜線(中山峠〜森林限界・標高2,477m)の区間でスノーシューを利用すると予測していましたが、降雪直後でなければ渋の湯ルートは登山者が多いのでスノーシューの出番はほとんどありません。 今回は東天狗岳東壁のアプローチとして、中山峠〜東天狗岳東壁の取付き(通常は太股〜腰ラッセル)の区間で利用する予定でした。 ★山バッジについて 積雪期は多くの山小屋が冬期閉鎖していますが、東天狗岳・渋の湯ルートには1つ山小屋があります。 々百合ヒュッテ(通年営業) ,稜篥垢濃灰丱奪犬糧稜笋あります。 ★山行でスノーシューや雪山装備を携帯して必要がなくデポする場合は、登山道から外れた場所やワイヤー・南京錠で必ず施錠しましょう。 高額な雪山装備の盗難に最大の注意が必要です(同様にアイゼン・ピッケルも含む) ★渋の湯駐車場まで長野県道191号線の自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 また一般道・林道・登山道の崩落・土砂災害・台風による交通規制や様々な注意報(雷・大雨・大雪・雪崩)に注意が必要です。 ★当日の東天狗岳・渋の湯ルートでは登山者のすれ違いは登り4名、下り0名です。 日照時間が長くなりましたが日帰りでは装備・服装・天候が重要です。 特に単独登山者はセルフレスキューとルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ★ヘルメット・ストックは全行程で使用しました。 12本爪アイゼンは黒百合ヒュッテ〜東天狗岳の登り・東天狗岳〜渋の湯登山口の下りで使用しました。 Wピッケル・スノーシュー・チェーンスパイク・ゴーグル・登攀用具(ロープ・カラビナ類)は携帯しましたが未使用です。 ★緊急時の連絡先 ヽ野警察署→0266-82-0110(代表) ★今回の山行の危険箇所 |羯各〜東天狗岳→滑落・雪崩・落石。 ⊃肯啗続(標高2,477m)の急登→雪崩。 ★渋の湯駐車場→07時45分に気温4℃、東天狗岳→12時28分に気温5℃、渋の湯駐車場→15時10分に気温3℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→05時34分、日の入り→18時12分と活動時間は長くなり、日の出と日の入り1時間前にはヘッドランプが必要です。 ★東天狗岳・渋の湯ルートの東天狗岳〜天狗の鼻の区間では落石に注意が必要です。 単独行なので鳥の鳴き声・荒い呼吸・風の音・水の音しか聞こえません。 雪崩・落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「アバラーンチ」「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★東天狗岳・渋の湯ルートにはトイレが2つあります。 ―造療鮹鷦崗(1回100円) 黒百合ヒュッテ(1回200円) ´△歪滅→利用可能です。 原則トイレがないので必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ★東天狗岳・渋の湯ルートでは、スマートフォンの電波が9割入りました(時期・天候・機種による) 黒百合ヒュッテ〜東天狗岳分岐の区間は圏外です。 暑さ・寒さ・高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリーが必要です(充電ケーブル含む) ★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ★積雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。また登山道や踏み跡が草木で隠れて道迷いしやすい状況です。 ピンクテープ・道標・赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ★標高・距離・気温・天候・風速・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルート・距離・歩行時間は参考程度にして下さい。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 しっかり貴重品は管理して、荷物のデポなどで盗難の被害に注意が必要です。 ★登山では、食事(行動食)・水作り(水汲み)・トイレ・着替え・装備の着脱など季節を問わず面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて落石・滑落・雪崩など危険回避に神経を使いましょう。 ★積雪量が多く強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラス・ゴーグル・バラクラバがあると便利です。 ★今回の山行 今回は東天狗岳東壁を目指しますが、頼みの八ヶ岳・南アルプスも絶望的な天候です。黒百合ヒュッテで雨から雪に変われば東天狗岳東壁に挑戦して、雨の場合は東天狗岳のピストンに変更します。 初めて渋の湯ルートを利用しますが横柄な渋の湯温泉の女将の言動に驚き、2度と利用しないと決意します(ネット上に多くのコメントあり) 登山開始60分で全身ずぶ濡れになり何も楽しくありませんが、東天狗岳東壁だけ考えて黙々と登ります。もちろん悪天候で当日の入山者は1人もいなく、前日に入山した4名の下山者とすれ違いました。 黒百合ヒュッテで下山者に東天狗岳の天候を確認すると雨と回答があり、今回は東天狗岳東壁の下見になる事が確定しました。 悪天候の中を稜線(中山峠〜東天狗岳)から何度も東天狗岳東壁を覗き込み、雪庇を踏み抜いて危険な場面がありました。 終日・雨に打たれてずぶ濡れの山行になりましたが、最後まで諦めず怪我なく下山できました。 前日に東天狗岳東壁を登攀した登山者がいましたが、天候や雪質によって状況は大きく変化するので残念な結果です。 ★渋の湯駐車場の10km圏内はガソリンスタンド・コンビニがなく、とても不便なエリアです。 場所によって車中泊の禁止・火気厳禁など禁止事項がありますので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で東天狗岳を楽しんでください。 |
その他周辺情報 | ■尖石温泉・縄文の湯 ■営業時間→09:00〜21:00(最終受付→20:30) ■休館日→木曜日 ■料金 大人(高校生)→(市外)600円 (市内)400円 小人(中学生)→300円 未就学児→0円 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
ツェルト
ヘッドランプ
温度計
風速計
モバイルバッテリー(1万mAh)3個
ちり紙
地図
登山届(控)
腕時計
ザック30L
スマートフォン2台
ゴミ袋
現金
ココヘリ発信器
ザックカバー
三脚
ストック
熊鈴
帽子
登山靴(冬用)
インナーシャツ(半袖)
靴下(冬用)
毛帽子
ハードシェル(上下)
ゲイター
バラクラバ
タイツ(冬用)
ミドルシェル(上)
手袋
ベースレイヤー(長袖)
冬用グローブ
テムレス
シューズカバー
ゼリー飲料2個
パン3個
粉末アミノ酸4本
チョコバー2本
わらび餅2個
スノーシュー
ロープ(8mm)20m
チェーンスパイク
ピッケル2本
12本爪アイゼン
ゴーグル
ウエストバッグ
水0.5L
ホットコーヒー0.3L
スリング180cm・120cm(2本)・60cm
カラビナ類
練乳チューブ
ハーネス
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備考 | ■冬期→唐沢鉱泉は冬期閉鎖中で除雪がなく注意。 ■渋の湯温泉の女将→横柄な言動に要注意。 ■東天狗岳東壁は稲子湯登山口がベスト。 |
感想
■東天狗岳・渋の湯ルート(日帰り)
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■2024年03月24日(日) はれ
実家 21:15 6℃ 1,000m
縄文の湯 22:10 6℃ 1,015m
荷作り 22:10〜24:00
消灯 24:00
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■2024年03月25日(月) 雨
※東天狗岳・渋の湯ルート 登り
起床 06:00 9℃
移動(縄文の湯→渋の湯) 06:00〜06:55
渋の湯駐車場 06:55 1,839m 4℃
着替え・荷作り・朝食 06:55〜07:45
渋の湯駐車場 07:45 1,839m 4℃
渋の湯登山口 07:55 1,869m 3℃
分岐点 07:58 1,872m 3℃
分岐点◆08:24 1,965m 5℃
八方台分岐 09:02 2,138m 5℃
唐沢鉱泉分岐 09:34 2,201m 4℃
黒百合ヒュッテ 10:44〜52 2,397m 6℃
中山峠 11:03 2,411m 6℃
東天狗岳分岐 12:03 2,573m 3℃
天狗の鼻 12:20 2,604m 4℃
東天狗岳 12:28〜40 2,640m 5℃
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■2024年03月25日(月) 雨
※東天狗岳・渋の湯ルート 下り
東天狗岳 12:40 2,640m 5℃
天狗の鼻 12:46 2,604m 3℃
東天狗岳分岐 12:56 2,573m 3℃
中山峠 13:25 2,411m 3℃
黒百合ヒュッテ 13:36 2,397m 4℃
唐沢鉱泉分岐 14:08 2,201m 5℃
八方台分岐 14:25 2,138m 4℃
分岐点◆14:41 1,965m 5℃
分岐点 14:57 1,872m 4℃
渋の湯登山口 14:59 1,869m 4℃
渋の湯駐車場 15:10 1,839m 3℃
着替え 15:10〜15:20
実家 15:20〜15:55 1,000m 7℃
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■今週はどの山域も悪天候で絶望的だ。
望みの八ヶ岳・南アルプスも全滅。
先週は焼岳を目指すが沢渡で雪・風速20m。
強風で国道は倒木・電柱が倒れて登山中止。
以前から気になる東天狗岳東壁を目指すが
降雪直後・悪天候なので下見と割り切る。
今回のテーマは悪天候での安全登山になり
山頂から東壁ルートを全力で楽しむ事だ。
しかし標高を上げても雨から雪にならず
東壁は中止してずぶ濡れで急いで下山。
今年は暖冬でも降雪量・回数は多くて
2月末から毎週雪かきをしている状況。
東壁は雪崩が落ちた短い時期しか登れない。
雪質・急斜面・天候を考えると難しくなり
今季に登攀できるチャンスは非常に少ない。
前日に東壁の登攀者がいて下山後に驚く。
短い雪山シーズンが終わりに近づき凹む。
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■体重→61.0kg 荷物→9.90kg
■日の出→05:34 日の入り→18:12
■距離→10.1km
(登り5.0km・下り5.1km)
■休憩時間→00時間20分
■時間(合計)→07時間05分
(登り→04時間35分、下り→02時間30分)
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