大普賢岳 ゴジラの背を歩く(和佐又山登山口~天川川合)


- GPS
- 27:29
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 2,675m
- 下り
- 2,762m
コースタイム
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:30
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 9:38
天候 | 13:曇時々晴, 14:雨後曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7:08阿倍野橋7:20-近鉄電車970円-8:48大和上市 大和上市駅9:00-奈良交通バス1480円-9:58和佐又山登山口 復路: 天川川合14:11-奈良交通バス270円-14:21天の川温泉 天の川温泉15:25-奈良交通バス1220円-16:38下市口駅 下市口駅16:54-近鉄電車910円-18:12阿倍野橋 ※奈良交通バス ICカード利用可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
日本岳:道なき急坂を攀じ登る。 和佐又周回コース:梯子・鎖が多数有り。高低差も大きく、体力が要るコース。 弥山-修覆山:道なき道を進む。テープを見失わないように。 その他:よく整備された登山道です。 |
その他周辺情報 | 登山届: 事前に下記に提出。 奈良県警察本部生活安全部地域課 http://www.police.pref.nara.jp/0000000011.html 宿:行者還小屋(避難小屋) お風呂:村営 洞川温泉センター 600円(午前11時〜午後8時) |
写真
感想
今日はテントを担いで大普賢岳・八経ヶ岳に向かいます。
◆1日目 和佐又山登山口BS〜日本岳・小普賢岳・大普賢岳〜行者還小屋(小屋泊)
長い時間をかけて、和佐又山登山口バス停に下り立つ。梅雨の真っ只中だが、今日一日は天気は持つようだ。晴れたことに感謝。
今日のメインは、大普賢岳ファミリー(通称、ゴジラの背)を歩くこと。ここは手強いコースだ。まずは、笙の窟尾根に乗り、日本岳を目指す。
日本岳ピークへは道なき激急登を登りつめる必要があった。大きなテン泊装備が煩わしく感じ、途中でザックをデポして空荷でピークハントに向う。日本岳山頂には三角点等は特に無かったが、青空が覗いたのが嬉しかった。
石の鼻でランチ休憩。既に日本岳までで体力を消耗しバテている。コーヒーを入れてパンを頂き、すこし元気を取り戻す。石の鼻は高台にあり、眺望が良い。少し霞んではいたが、遠くの稜線まで見渡せた。
次に小普賢岳・大普賢岳へ。こちらのピークへは道がしっかりついており安心だ。
奥駈道から振り返れば、歩いてきたゴジラの背が所々で見えた。
途中で鹿と遭遇。人に慣れているのか近づいても逃げなかった。今日は、行者雫水の水場でニホンリスにも出会えた。水場は動物たちにとっても貴重なようだ。
夕方に行者還小屋に到着。小屋は大勢の人が到着されていました(本日の宿泊者は17名。〆罎了崖找7名大学生5人3名パーティけ駈縦走予定1名+私)。堺のロッククライミングメインの山岳会の方の宴会に誘って頂き、楽しい夜を過ごした。宴会は15時から既に始まっており、私が小屋に到着したときにはずいぶん盛り上がっていた。赤ワイン,マッサンのお酒「竹鶴」,焼酎など、たいそうお酒を振る舞って頂き、気持よく床に付いた。
◆2日目 行者還小屋〜弥山〜修復山(ピストン)〜八経ヶ岳〜明星ヶ岳〜天川川合BS
3時起床で4時出発。大学生パーティの出発時間に合わせた。彼らは、今年の夏山で槍 or 劔を2班に分かれて行く予定にしており、それに向けて夏山トレーニングに来たそうだ。みんな共同装備を分けて20kgも背負っている。若さ溢れる良いパーティだった。
挨拶して先行させてもらう。小雨が降っていたので、歩き始めからカッパを着込んだ。しばらくはヘッデンの光を頼りに歩いたが、直に明るくなった。
「竹鶴」はなかなか美味しかった。(次の日に残らないのが良いお酒の証拠)
堺の山岳会のパーティのリーダーの方は経験豊富で、マッターホルン登頂経験を持つ。以前はガイドなしでも登頂できたが、今はガイドなし登山は許されていないらしい。大峰山系にはロッククライミングのゲレンデは少なく、槇尾山や六甲の方が整備された岩が多いそうです。モンベルの辰野社長も堺出身で交友関係があるとのこと。山をこよなく愛する大先輩のお話を興味深く聞かせて頂いた。小屋はやっぱり面白い。
まずは弥山へ。小雨が降って涼しく、まだ元気もある朝なので快調に登る。7時には山頂に到着。山頂の弥山神社にお詣りしてから、小屋にザックをデポして、修覆山ピストンに向う。道無き道をGPSを頼りに進む。大倒木地帯には難儀した。道なき道を右往左往しながらも修復山に到着。ここで再び雨がパラついて来たので、急いで小屋に引き返す。帰りは赤テープをしっかり追うことができたが、何回か通わないと覚えられそうにない道だった。
昨日小屋で同宿させて頂いた方と、弥山小屋でお話させて戴く。会社の勤続30周年記念の特別休暇を利用して、はるばる神奈川県から大峰奥駈道完歩を目標にやって来られたそうだ。小屋・水場・テン場情報等を私の知る限りのことを伝えると、これから歩くイメージができたとのことで、よかったです。今頃は奥駈南部を歩いていることでしょう。その方と別れて、八経ヶ岳・明星ヶ岳に向う。八経ヶ岳からは遠く釈迦ヶ岳が展望できた。またいつか行ってみたい山だ。
明星ヶ岳から天川川合まで長い稜線を下った。
下山後、バスで天の川温泉に移動し、お風呂で汗を流した。下山後の温泉は最高!小さいが露天風呂もあり気持ちよかったです。
今日も良い山でした。
(1日の消費量 水1.5L(行動中のみ、食事除く)、燃料60ml(夜20ml+朝30ml+昼10ml)
荷重12kg、アルファ米 2/4食、行動食 500ml×1)
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