記録ID: 683858
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
燕岳、大天井岳、東鎌尾根、槍ヶ岳縦走
2015年07月20日(月) ~
2015年07月23日(木)
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体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 70:05
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 3,173m
- 下り
- 2,832m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 4:01
距離 3.7km
登り 1,160m
下り 0m
2日目
- 山行
- 8:11
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 10:15
距離 11.4km
登り 780m
下り 785m
15:49
3日目
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 4:40
距離 5.6km
登り 1,008m
下り 599m
4日目
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 8:41
距離 5.2km
登り 220m
下り 1,404m
中房ー燕山荘
標高差が1200mで距離は6kmの急登。久しぶりのテント1式を担いだ山行で、約20kgの荷物は重く感じ、コースタイムよりだいぶ時間がかかってしまった。登山者多く、コースもよく整備されている。燕山荘のテン場は山荘から近く便がいい。
燕山荘ー燕岳ー燕山荘ー大天井岳
天候よく360度の展望、風もほとんどない中、燕岳へ。コマクサの群生が見事。これだけ多く咲いているこの時期に来れたことに感謝。燕岳の花崗岩も朝日に照らされてとても美しい。時間が少し早かったおかげでゆっくり山座同定を楽しめた。
燕山荘からの稜線はわりとゆったりと道がつけられていて、歩きやすい。小林喜作レリーフから大天荘までの登りがきつかった。休み休み進んでいくと大天荘の目の前に到着。頂上からは常念岳方面の稜線がよくわかる。常念岳方面へ行く人も多いようだ。
大天井岳ー西岳ヒュッテ
大天井岳の南側をトラバースするような感じで進むと大天井ヒュッテ、そこからの喜作新道はトラバース道になっていて、距離を稼ぐことができる。しばらく進んで尾根に乗ると、そこからは尾根伝いか岩峰の左右を行ったり来たりで、標高はほとんど変わらないものの、なかなか前に進まない。花が多く、コバイケイソウ、ヤマハハコなどなど。野生のサルが数匹いて花を食べていた。近づいても動じない様子でなにもできず、通過する。まもなく西岳ヒュッテ。テン場は山荘から100mほど離れていて少し不便。
西岳ヒュッテー槍ヶ岳
水俣乗越までは大きく下る。垂直に近い梯子は荷物が重いと緊張する。慎重に下る。水俣乗越は2500mくらいなので、槍ヶ岳山荘まで約600mの登り、はしご、ザレ場が連続し、特に北側が切れ落ちているので、マークにしたがって登っていく。途中休憩するスペースがあるので、下り坂の天気で槍の穂先は常に見えないものの、東鎌尾根、北鎌尾根、槍沢などの景観を楽しみながら進む。山頂に着く直前で雨が降り始める。テン場を見てきたが、ほぼ稜線にありさらに天気が悪化しそうなので、槍ヶ岳山荘泊。自炊の人たちと同部屋だったが、みなテントをあきらめて山荘に入ってきた様子。夜の雨と風はひどかったので正解だった。食事つきの人の部屋は結構混んでいたが、自炊の人たちの部屋は割とすいていた。2人分のスペースに一人といった感じ。
槍ヶ岳ー上高地
終始雨。
槍沢から上高地への下りは実際に長いのだが、非常に長く感じた。ずっと雨で、途中支沢からの沢の出会いは徒渉をしなくてはならないほど水量が多く、登山者同士石で道を作って越えていた。雪渓もいくつかあるが、危険な個所はなし。途中で携帯の充電が切れたので、記録が途切れてしまっているが、槍沢ヒュッテ、横尾、徳澤、明神と一般の道を通過。全身が濡れてしまうほどだった。
標高差が1200mで距離は6kmの急登。久しぶりのテント1式を担いだ山行で、約20kgの荷物は重く感じ、コースタイムよりだいぶ時間がかかってしまった。登山者多く、コースもよく整備されている。燕山荘のテン場は山荘から近く便がいい。
燕山荘ー燕岳ー燕山荘ー大天井岳
天候よく360度の展望、風もほとんどない中、燕岳へ。コマクサの群生が見事。これだけ多く咲いているこの時期に来れたことに感謝。燕岳の花崗岩も朝日に照らされてとても美しい。時間が少し早かったおかげでゆっくり山座同定を楽しめた。
燕山荘からの稜線はわりとゆったりと道がつけられていて、歩きやすい。小林喜作レリーフから大天荘までの登りがきつかった。休み休み進んでいくと大天荘の目の前に到着。頂上からは常念岳方面の稜線がよくわかる。常念岳方面へ行く人も多いようだ。
大天井岳ー西岳ヒュッテ
大天井岳の南側をトラバースするような感じで進むと大天井ヒュッテ、そこからの喜作新道はトラバース道になっていて、距離を稼ぐことができる。しばらく進んで尾根に乗ると、そこからは尾根伝いか岩峰の左右を行ったり来たりで、標高はほとんど変わらないものの、なかなか前に進まない。花が多く、コバイケイソウ、ヤマハハコなどなど。野生のサルが数匹いて花を食べていた。近づいても動じない様子でなにもできず、通過する。まもなく西岳ヒュッテ。テン場は山荘から100mほど離れていて少し不便。
西岳ヒュッテー槍ヶ岳
水俣乗越までは大きく下る。垂直に近い梯子は荷物が重いと緊張する。慎重に下る。水俣乗越は2500mくらいなので、槍ヶ岳山荘まで約600mの登り、はしご、ザレ場が連続し、特に北側が切れ落ちているので、マークにしたがって登っていく。途中休憩するスペースがあるので、下り坂の天気で槍の穂先は常に見えないものの、東鎌尾根、北鎌尾根、槍沢などの景観を楽しみながら進む。山頂に着く直前で雨が降り始める。テン場を見てきたが、ほぼ稜線にありさらに天気が悪化しそうなので、槍ヶ岳山荘泊。自炊の人たちと同部屋だったが、みなテントをあきらめて山荘に入ってきた様子。夜の雨と風はひどかったので正解だった。食事つきの人の部屋は結構混んでいたが、自炊の人たちの部屋は割とすいていた。2人分のスペースに一人といった感じ。
槍ヶ岳ー上高地
終始雨。
槍沢から上高地への下りは実際に長いのだが、非常に長く感じた。ずっと雨で、途中支沢からの沢の出会いは徒渉をしなくてはならないほど水量が多く、登山者同士石で道を作って越えていた。雪渓もいくつかあるが、危険な個所はなし。途中で携帯の充電が切れたので、記録が途切れてしまっているが、槍沢ヒュッテ、横尾、徳澤、明神と一般の道を通過。全身が濡れてしまうほどだった。
天候 | 1,2日目快晴、3日目曇りのち雨、4日目雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
(帰り)上高地からバスで新島々、電車を乗り継いで穂高駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
中房温泉ー大天井岳 危険個所なし 登山者多数。大天井岳から西岳ヒュッテまでは道は明瞭だが、午後の時間もあってすれちがいの人なし。 東鎌尾根は切れ落ちている個所が随所ありマークを見逃さないように進む、はしごも随所あり注意。 槍の穂先は風雨の中向かったが、はしごなど注意が必要。 槍沢は増水で支沢が2−3か所徒渉が必要だった。 |
その他周辺情報 | 穂高駅近くの穂高神社で安全山行を祈願。 帰りに穂高駅近くのビジネスホテルに泊まろうとしたが満室。豊科駅前のルートインに宿泊。 |
写真
感想
初めての槍ヶ岳で、槍沢は下りに使ったが、ここを登るよりかはよりダイナミックな東鎌尾根を登れたのは面白かった。
槍ヶ岳頂上はひどい雨と風で登るかどうか悩んだが、やはり大変な思いをしてでも登れてよかった。夏の込んでいる時期は穂先は2時間待ちとか言っていたので、それを考えると独り占めできたのは良しと考えてもよい。
本当は槍ヶ岳から穂高岳方面を目指していたが、天候と重い荷物で選択肢は残ってなかった。大キレットは荷を軽くしたうえで次の挑戦としたい。
燕岳への合戦尾根、大天井岳への稜線は、北アルプスっぽい感じで天気が良い時に来れたのはよかった。
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この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [5日]
中房温泉から上高地まで表銀座ルート縦走 燕岳(合戦尾根) 大天井岳(表銀座) 西岳(喜作新道) 槍ヶ岳(東鎌尾根)
利用交通機関:
電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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