北岳・間ノ岳・農鳥岳 白峰三山縦走
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- GPS
- 399391:30
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 3,090m
- 下り
- 3,769m
コースタイム
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 2:55
- 合計
- 10:06
天候 | 7月24日 曇り 7月25日 晴れ&強風 24日夜半より強風、テントが飛ばされて北岳山荘に避難した方もいたらしい。 テン場の地面は固く、ペグダウンしにくいので岩等でテントの固定はしっかりと |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
トイレ、水道あり 24日出発時で30台程度の駐車、空車スペースは余裕あり。 バス /奈良田駐車場〜広河原(1,130円) 24日5時30分のバスは1台のみで、奈良田からの乗車客でほぼ満車、 奈良田駐車場で乗車できたのは6、7名で、他の登山客は次のバスを待つ 7時前に次発のバスが到着、7時30分頃広河原に到着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【1日目】 広河原インフォメーションセンター〜大樺沢二俣 /1時間40分 ・林間の登山道を1時間40分程度、途中大樺沢と白根御池方面への分岐あり 大樺沢二俣〜八本歯のコル /2時間20分(途中45分の大休止はさむ) ・大樺沢二俣で小休止、冷たい川の水でリフレッシュ。トイレ有 ・大樺沢二俣からは前半は雪渓を左手に見ながらの登り、後半は木製のハシゴがかかっている急登 ・途中、寝不足のためペースダウン。早めの昼食の後、30分程睡眠をとる 八本歯のコル〜北岳山頂 /45分 ・八本歯のコルを越えると岩場の登り ・途中、北岳山荘へのトラバースルートを過ぎて、稜線へ ・稜線の分岐でザックをデポ、軽装で山頂を目指す 北岳山頂〜北岳山荘 ・山頂から分岐地点までは10分程度の下り ・ザックをピックアップし北岳山荘をめざす。稜線のアップダウンの少ない下り おまけ)北岳山荘〜北岳山頂 /1時間40分(往復) ・北岳山荘でテントを設営した後、日没までの時間を利用して、軽装でもう一往復 ・夕暮れ前の一時、ゆっくりと山頂を贅沢に独り占め。日の長いこの時期ならではか 【2日目】 北岳山荘〜間ノ岳 /1時間20分 ・山荘から途中の中白根山まではザレた岩場の登り ・中白根から間ノ岳までは見晴らしのよい稜線ルート 間ノ岳〜農鳥小屋 /50分 ・ザレた下りが続く、落石に注意 ・眼下には農鳥小屋、正面には西農鳥と展望良好 農鳥小屋〜西農鳥岳〜農鳥岳 /1時間20分 ・西農鳥岳まではザレた岩場の急登 ・西農鳥から農鳥岳まではルートが切れに見える ・見た目、なだらかに見えるルートだが、実際にはそこそこアップダウンあり 農鳥岳〜大門沢小屋 /2時間40分 ・大門沢降下地点から早川までは急な下りが延々と続く ・早川とぶつかったあとは、左手に川を見ながらの下り ・長い下りになるので、途中の水場はよい休憩箇所 ・真ん中で折れた橋、渡渉箇所等、注意箇所あり 大門沢小屋〜奈良田駐車場 /3時間30分 ・大門沢小屋を越えた後は、のんびりとした下りが続く ・発電所取水口を過ぎた後に工事のための高巻きの迂回路あり(登山道崩落のため) ・迂回路を越えると河原の工事現場を越えて再び登山道に戻る ・しばらく進むと広河原庵の休憩場所 ・その先は車道を奈良田駐車場まで 歩行距離31km、累積標高3000mオーバーのロングコース 途中、難易度の高場所はそれほどなく、岩場や渡渉箇所、急斜面等、注意して進めば問題なし 但し、3000mの稜線ルートが続くので、天候や体力への注意が必要なコース 特に早朝バスを利用するため、前日の駐車場入りで寝不足なりやすいので注意! 途中、二俣の先でペースダウンしたため30分程度の睡眠、睡眠後は体力回復し通常ペースに戻る |
写真
装備
個人装備 |
ザック 1 35L
ストック 1
水筒 2 2L+1L
ヘッドランプ 1 単4×3
ナイフ 1
コンパス 1
地図 1 山と高原地図
ストーブ 1
ガスカートリッジ 1
ライター 1
コッヘル 1
カトラリー 1 スプーン、フォーク
食糧
携行食
帽子 1
グローブ 1
レインウェア 1
フリース 1
着替え アンダー、靴下、下着
タオル 1
GPS 1
ファーストエイドキット 1
予備電池 単3/単4
エマージェンシーシート 1
ゴミ袋 2
携帯電話 1
健康保険証/運転免許証
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感想
夏の山行第一弾は白峰三山縦走
当初、槍穂縦走を予定していたが混雑が予想されたので、1週間前になって変更
23日夜に自宅を出発し、24日2時過ぎに奈良田に到着、2時間程度の仮眠のあと、5時30分のバスを待つ
5時30分のバスは1台のみ、奈良田からの乗客ですでにいっぱい、奈良田駐車場から乗車できたのは6、7名程度。殆どの登山者は次発のバスを待つ
待つこと1時間少々、となりで待つ方と話をしているうちに次発のバスが到着、7時30分頃に広河原に到着
予定より1時間程度の遅れでスタート
北岳は2年前の秋以来2回目、当時の記憶を呼び起こしなら進む。前回も1日目は寝不足でツラい登りになった記憶があり、今回も同様
二俣を過ぎたあたりでペースダウン、今回は無理をせず登山道の脇でザックを枕に30分程の睡眠
睡眠後は驚くほど体力が回復、後半の階段、八本歯のコルから山頂まではサクサクと登っていく
山頂は仙丈、甲斐駒、鳳凰三山とも雲に隠れ展望は今一つ、途中グループの登山者が到着して混み合ってきたので、山頂を後にして本日の宿泊地の北岳山荘に向かう
北岳山荘到着後、テントを設営し一休み、山頂に名残があったので、日没までの時間を使い、軽装でもう一往復
16時30分頃の山頂はまだ明るく、残念ながら晴れ間とはいかないが、仙丈、間ノ岳方面はガスが抜け展望が開ける
暫くすると肩の小屋泊まりの方も下山し、山頂を独り占め
景色を楽しみながら、のんびりコーヒータイム
途中、陽が指し込むとブロッケン現象、実際に目の当たりにするのは初めて
1時間近く山頂でのんびりした後、暗くなる前に下山
北岳山荘に到着すると、朝のバス停でご一緒だった方と合流、夕食をとりながらアルコール片手に歓談。山談義に盛り上がる
20時過ぎにテントに戻り、寝不足と疲れのせいで気付寝付いていた
途中、風の音に目が覚めるが、驚くほど熟睡
翌日は3時30分起床、簡単に朝食を済ます。強風のためテントが飛ばされそうになるので、ザックに丸めて押し込んで撤収終了
4時40分に強風の中、北岳山荘をスタート
残念ながらキレイな日の出を拝むことはできなかったが、昨日と変わり風は強いものの周囲の山々はキレイに見渡すことができ、進行方向にのびるルート、振り返れば北岳、左手には富士山と、3000メートルの稜線は歩いているだけでの楽しい
なだらかな山頂の間ノ岳で風をよけながら小休止、ここからは昨日ご一緒だった一方と合流
間ノ岳を過ぎると農鳥小屋まで下り、西農鳥までの登り返し
農鳥側からみる間ノ岳は雄大な山容が印象的
西農鳥からのびる農鳥岳へのルートも気持ちの良さそうなコース
なだらかに見えたコースも実際には結構アップダウンがあったのだが...
農鳥だけに着くと、もう一方とも合流、
農鳥岳の山頂は風もおだやかで、展望も素晴らしく1時間近く、会話と景色を楽しんでいた
農鳥岳を出発すると、大門沢の降下地点からは急斜面の下りが続く
前回の草スベリも同じ感想を持ったが、長い下りはシンドイ...
途中、休憩をはさみながら1000m以上も下る
12時30分、ほぼ当初の予定通り大門沢小屋に到着
ここで昼食休憩
ふつう1000mも下れば、登山口だが今回はまだ中間地点
ここからさらに3時間以上の下りが続く
ふだんのソロならもっとシンドイ下りになったと思うが、今回はご一緒させて頂いたお二方と会話しながらの下りだったので、ツラい下りも気持ち的にだいぶ楽できたと思う。
16時30分には奈良田駐車場に到着、今回の縦走も無事終了
2日目は稜線部は風こそ強かったが、展望が素晴らしく、とても満足のいく山行になった。
同行させて頂いた方々との会話も楽しく、自分の行ったことのない山域のお話など、興味を惹かれところもたくさん
また、どこかの山でお会いできたら嬉しいと思う
ARAQさん、こんにちは。
昨日は大変楽しい山行をご一緒させて頂いて、ありがとうございました。
お陰様で、あの長く辛い大門沢降下点からの下りが楽しいひと時に変わりました。
天気も良く、即席パーティーの息も合って楽しかったですね。
予定より早く帰れたので、今回の回想をつまみに
キンキンのビールと、程よく冷やした吟醸酒をたっぷり堪能できました。
温泉の件では、ご迷惑をお掛け致しました。
また何処かの山でお会いできる日を、楽しみにしております。
umauma7さん
こちらこそありがとうございます。
前回の北岳では草スベリからの下山で、ひとり黙々と歩き続け、苦しかった記憶がありますが、今回は皆さんとお話ししながらで、気持ち的にだいぶ楽でした。
ソロだと、どうしても先を急いでしまいがちになりますが、お話をしながら、休憩をとりながらで、いつもよりも景色をゆっくりと楽しめました気がします。
またお会いできる機会を楽しみにしております。
白峰三山縦走では、ARAQさん、umauma7さんと一緒に楽しい時間を過ごすことができたことを感謝してます。
初日に始発バスに乗れない事件さえもご一緒出来るきっかけを作ってくれたいい思い出となってます。
長い道中、時に一緒に、時にソロで歩きながら、農取岳山頂で3人集い、奈良田迄の長くてつらい道を、談笑しながら楽しく下山することができました。
是非今度は奈良田⇒農取の登りをどなたか挑戦して頂けることを期待しております。
それでは、またどこかの山中でお会いする日を楽しみにしております。
PS.帰りの温泉よかったです。南ア行ったときは利用しようかと思います
nobukujiraさん
こちらこそ楽しい時間を過ごさせて頂きありがとうございます。
北岳から農鳥岳までの稜線は何度でも歩きたいコースですが、その前後の登り、下りはキツイですね。キツイからこそということもあるかもしれませんが、できれば少しは楽をしたいのでやはり奈良田⇒農鳥はご遠慮したいですね。
家からのアクセスが良いこともあり、谷川岳近辺には良く出かけています。お会いする機会があるかもしれませんね。
今年は中ゴー尾根登り、保登野沢下りのコースにチャレンジしようと思っています。
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