剱岳(早月尾根)
- GPS
- 11:01
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 2,457m
- 下り
- 2,448m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
150mほど下った駐車スペースに止めました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 馬場島荘にあり。 【コース状況】 ●コース全般 ・よく整備の行き届いたルートです。 ・標高1000mから200mごとに目印の標識がありますが、 実際の標高とは違っているようですのであくまでも目安に。 ●馬場島〜早月小屋 馬場島荘からキャンプ場を通過すると左手に「試練と憧れ」碑があり、 ここからスタート。 50mほど進んだところが尾根の末端となりここから急斜面を登ります。 登山道は板を打ち付けた階段状になっていました。 高低差100mほど登ると登山道は平坦な道へと変わります。 緩やかな道をしばらく進むと「標高1000m」と書かれた標識のある 休憩スペースがあります。 ぬかるみの登山道に木の切り株が設えられていてその上をピョンピョンと 飛び石のように進んでいきます。このあたりが松尾平でしょうか。 立山杉の巨木も目立ち始めます。 松尾平を過ぎた標高1050m付近から再び急登となり、 樹林帯の登山道を早月小屋のある2200mまでひたすら登り上げます。 ルート上にこれといった特徴はありません。 強いて言うなら標高1700m付近でいったん傾斜が緩む程度。 そのため標高200mおきに設置された標識で現在位置を認識する感じでしょうか。 標高2050m付近に雪渓が残っていましたがアイゼンは不要です。 ●早月小屋〜剱岳 早月小屋のテン場付近に残雪があります。 徐々に急斜面の岩肌やロープが設置してある箇所が増え始めます。 ザレたところも多いので特に下山時にはスリップに注意です。 標高2300〜2400mで森林限界を超え、周囲はハイマツ帯へと変わっていきます。 2550〜2560m付近に長めの雪渓が残っていますがここもアイゼン等は不要でした。 雪渓を通過すると尾根が少し痩せ始め、2つほど小ピークを越えます。 2800mを過ぎた辺りから岩っぽくなり、獅子岩〜カニのハサミと 岩峰の基部をトラーバスすると、この付近からクサリ場の連続となります。 クサリはあくまでも補助的なものでほとんど使う必要はありませんでした(個人差あり)。 クサリ場を通過すると別山尾根との分岐道標が現れここから山頂はすぐです。 花は「少しずつだけど種類はたくさん取り揃えております」という感じでした。 |
写真
感想
※今回いつも使っているカメラのバッテリーが充電切れのため、
komemameのカメラで撮影しました
先週の三連休は久しぶりのテン泊山行を楽しみにしていたのですが、
初日は結婚式だったり、komemameが珍しく体調を崩したり、天気もビミョーだったり…
と結局山へは行けずちょっと鬱憤が溜まっていたウィークデイ。
この気持ちに追い打ちをかけるように金曜日に数年ぶりに人間ドックを受診し、
肺活量を測ったところ、肺年齢が68歳ですと。なんじゃそりゃ〜!
閑話休題。
そう早月尾根です。馬場島までのアプローチが遠いことが
これまでこのルートから足が遠ざかっていた一番の原因でしたが、
改めて68歳と言われるとすっかり自信をなくしてしまう一方で、
68歳でもやればできるところを見せよう(誰に?)という
アンビバレントな気持ちが心の中で芽生え、
じゃあ早月尾根にでも行ってみようということになりました。
早月尾根は登り返しがほとんどなくムダのない尾根。
よく例に出される黒戸尾根と比較すると、あくまでも個人的な感想ですが
甲斐駒ヶ岳の方がルートに変化に富んでいる分、体感的には短く感じました。
単独だとタイムも変わってくるのでまた違った印象になるかもしれませんし、
クルマでのアプローチの長さでそう感じたのかもしれませんし、
何よりもこの日はクソ暑かったので…。
クソ暑かったと言えば、komemameが下山途中の松尾平手前で
フラフラになってしまいました。どうやら軽い熱中症だったようです。
自分も夏山の日帰りだと普段は水1.5リットルと凍ったペットボトル2本を持って、
下山時には水が1リットル程余る感じなのですが、
この日はいつもの量に加えて早月小屋でペットボトルのコーラ1本を
飲んだにもかかわらず、下山してみると水は100mlほどしか残っていませんでした。
今年も猛暑が続いているので、気をつけなきゃいけませんね。
今回、行く前からビビってました。
先々週の鹿島槍ヶ岳から帰ってきてから、
体調を崩し、三連休も家にこもりっきりで、
完全にからだがなまっていました。
しかも以前登った初剱岳は、雨まじりの寒々した天候で、
山登りが未熟だった私は、
岩場からほんの少しだけど、滑落しかかった苦い経験が…
そのとき以来、剱岳は私にとって怖い山でした。
みんながカッコいいと言うのとか、
行列してまで行こうとするのも意味わかんない、てな感じで。笑
そんなビビりな心&なまりきったからだでこの試練を乗り切れるのか…
久しぶりに、歩き出す前からドキドキ。。。
でも、歩き出してみれば、、気負いがあったせいなのか、
最初からとても順調に歩くことができました!
たしかにキツイ登りではありましたが、
今回はすかーっと晴れ渡り、
山頂からの景色をみたとき、こわいーって思いが少し消えました。
山頂は前回来たときは誰も人がいませんでしたが、
この日は立山の方から登ってきた方がたくさんいて、
大にぎわい。
次から次へと登って来る方も、みんな感動の言葉を口にとても嬉しそう。
剱岳って、やっぱり人気の山なんですねー。
さて、早月尾根はといえば立山からのルートとは違い、
とても静かな雰囲気が漂っています。
派手なザ・岩場的なとこもほとんどないし、
地味に自分自身に向き合う感じ。
ひたすら登りです。
しかもひたすら急登でした。
なので、下山はひたすら下ることになります。
今回辛かったのはこの下りです。
でも下るのがつらいというより、暑さにやられました。
後から思うと人生初の軽い熱中症だったみたいです。
途中頭痛、吐き気、力が入らない…フラフラでした。
あーやばいかも、、と思いましたが、
danyamaにささえられながら、どうにか休めそうな木陰まで行き、
たくさん水を飲んで涼んだら、みるみる回復しました。
いつも以上に水分も摂っていたし、食事も十分だったけど、
とにかく暑くて、いつも以上に体温が上昇、汗もすごい量でした。
まさにオーバーヒート。
水分の摂り方、休憩の仕方、服装…いろいろ反省点はあります。
今後の夏の山歩き、気をつけていきたいと思いました。
と、、最後ちょっとした試練が待ち受けていましたが、
全体的には、達成感と充実感でいっぱいで、行ってよかった!
これからの夏登山が楽しみです♪
おしまい
danyamaさん、komemameさん、こんにちは
日曜日は暑かったですね
偶然にも比較的近くの山を登ってましたね。
しかも私が白馬岳に登頂した時間にお二人は剱岳に登頂していますね
(山頂での休憩中は剱岳の方ばかり見てましたよ ・・・お二人の姿は見えませんでしたがww)
クソ暑い中、早月尾根ピストンお疲れさまでした!!
yama_pangさん
こんばんは。
yama_pangさんは悠々の前日テント泊山行でしたか。
寝坊しちゃったとのことですが、
たまにはこういうのもいいじゃありませんかぁ。
それにしてもおいしそうな料理ですね〜。
ここのところ微妙なニアミスが続きますが、
この調子だとそろそろyama_pangさんの絶品山料理にありつける日も近いかなぁ(笑)
白馬側から見る剱は均整のとれたフォルムをしていて好きですが、
剱から見る白馬もスーッと斜めに伸びるラインが印象的でした。
コメントいただきありがとうございます。
danyamaさん、komemameさん、こんばんは。
私は白馬三山を縦走中、ずっと美しい剱を眺めてましたよ
お二人が山頂の頃、私たちは白馬鑓の辺りかと思います。
komemameさんは、ソロで黒戸へ行かれたり、今回の早月尾根といいパワフルですね
うちのは、百をやったら、もういいでしょうっていうノリです
この日はめちゃめちゃ暑かったですね
私も熱中症寸前でした
komemameさんも、たいへんだったようですね
この経験が次にいかされると思いますが、お互い暑さにめげず今夏もバリバリ行きましょう
satoyamaさん
おはようございます!
この週末はほんと天気がよくて、
多くの人がお互いが登った山を眺めっこしてたりして、
何だかつながってる感じがしてうれしいですー。
白馬三山、花がすごいですね。
この季節は暑くてぐったりですが、
花は元気ですよね〜〜。
特に日曜日はそんな1日でした…
暑さには強いと思いこんでたのですが、
大丈夫!って、歩き続けちゃいましたが、
思い込みというのは、危険ですねっっ。
お互い気を付けましょう〜
奥さま、すごいじゃないですかー!
百も達成されていて、
私はちょー憧れですっ!!
もうイイわ、って域まで到達するのはまだまだ先になりそうです。
夏もいっぱい歩きましょうね〜。
komemameさん
おはようございます。koufaxです。
天気が良くて、良かったですね
でも、暑すぎた??
私も登山始めたばかりの3年前、無謀にもこのコースを日帰りで挑んで
へロヘロになりながら下山したのを今でも鮮明に覚えています。
登り 6時間 下山 5時間30分
下山後、靴のソールが片方はがれました
憧れて登って、くじけて下山 試練でしたね〜
ここは、いつか帰省したときに、自分にリベンジしようと思ってます。
※3回登ってますが、天候はいずれもピーカンでした
お疲れ様でした
koufaxさん
おはようございます!
週末は北海道でしたか!!
行動力すごすぎですっ、ビックリ〜〜
そしてさらにビックリなのは、
早月尾根、3回も登ってるんですか⁉︎
私、しばらくムリ〜〜って感じですっ
ちょっと試練は、封印かな、、笑
もう少し涼しくならないと…
でもkoufaxさんにとっては、
地元ですし、登山始めたばかりに登ったりと、
思い入れや親しみもきっとあるのでしょうね!
そうそう、帰りに生の白えび食べたかったけど、
叶わなかったのが心残りです…笑
このあたり、情報収集不足で、
お店が探せませんでした〜。
それはすぐにでもリベンジしたい!笑
あ、早月尾根は1回です。あとの2回は、剣沢キャンプ場からです。
十分な説明でなく、すみません。
最近、実家の前の道から振り向くと、何と剣岳がドーン
何十年も住んでいるのに、気がつかなくて。。。。
最近、仕事があれば富山に帰りたくなって来ました
百名山到達まで、あと3つ
怪我無く、早く達成したいです!
そしたら、テント箔に切り替えます
今週も暑そうですね!
いまのところ、、、今週は、荒川三山と赤石岳の予定です。
大阪で仕事して帰るので、ちょっと、辛い行程です。
koufaxさん
こんばんは!
そうでしたか!さすがに早月尾根3回は…よほど思い入れがないと、
遠いし行けないですよね〜。
それにしてもずいぶん贅沢なところに住んでいらっしゃったのですね
劔がどーんと見えるなんて!
てか、それに気づかなかっただなんて!!!!
もったいなさすぎますーーー
koufaxさんは実家が富山でうらやましいです。
私も「仕事があれば!」、山の近くに移り住みたい
百までもうカウントダウンですね!
どんなフィナーレが待ち構えているのでしょう???
私もワクワクしてきちゃいます。
今週は荒川三山&赤石なんですね。
私もここいったときはあまり天気がよくなかったですが、
とても印象に残っているすばらしいコースです。
今回も大阪から車ですよね、山もそうですが
運転の方もお気をつけて楽しんできてください
こんにちは、pac2です
早月尾根、実に魅了的な尾根です
計画に入れてみようかな と思っています。
お二人のレコは、見るとすぐに行きたくなってしまう力を持っています
ところで、komemameさん、大丈夫ですか?
実は、先日の山行で同じような症状が出まして、帰宅後もフラフラ
病院へ行ってみると、熱中症でした
「しばらくは安静にしなさい」っというこでした。
現在も、頭痛とフラフラは続いています。
僕も、人生初の熱中症でビックリしていますが、体調管理の重要性を改めて感じています。
まだまだ暑い日が続きます
お二人とも、お気を付けください。
pac2さん
こんにちは!こめまめです。
早月尾根尾根、行きはひたすら登り、
帰りはひたすら下り、という潔ぎよさ、
美しいラインの尾根筋、などなど確かに魅力的でした。
ぜひpac2さんの計画にいれてください!
pac2さん、いまだに症状出ているとは、
かなり重い熱中症だったのですね…
微妙な頭痛がつづくのってツライですよね>_<
お大事にされてください。
どうやら熱中症は自覚症状がないうちになってしまうみたいなので、
なかなか予防も難しく、こわいーって思います。
意識的に水分補給やクールダウンをするしかないのかな、、。
でもプラスに考えれば、今回経験しておいてお互い良かったですよね!
これからの夏山、今回を教訓にして安全に、元気に歩きたいです〜。
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