木曽駒ヶ岳 (桂小場から聖職の碑コースを辿る)


- GPS
- 17:00
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 2,070m
- 下り
- 2,082m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 7:06
天候 | 《25日》晴れ時々曇り 《26日》快晴のち薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央道伊那ICより約13km。 途中、コンビニが複数あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
水場は、ぶどうの泉、野田場、西駒山荘下にあり。 濃ヶ池~駒飼ノ池に、雪渓のトラバースが3箇所あり。慎重に。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉は、「みはらしの湯」。600円。 物味湯産手形提示で100円引き。 |
写真
感想
夏休みに入ったせいか、どこの山も混み出した。
週末の天気が久しぶりに良さそうだから高い山に行きたいな。
二日間のんびり出来、手軽に行けるアルプスは無いかなあ。
そんな都合のいい山なんて、ある訳ないじゃん。
諦めかけた頃、ふと、将棊頭山から木曽駒に続くたおやかな緑の稜線が脳裏に浮かんだ。
あの小屋は空いてそうだしと思うと、居ても立ってもいられなくなった。
二日前だったけど、電話で予約した。
木曽駒・濃ヶ池は、去年の秋、ロープウェイを使って行って大変な目に遭ったところだ。
ロープウェイに懲りた身には、桂小場からの、いわゆる「聖職の碑(いしぶみ)コース」は気が楽だった。
結果は、団体さんが入り小屋がほぼ定員いっぱいだったのが誤算だったが、その他は狙い通り。
静かな山歩きを存分に楽しむことができた。
長いけど、足に優しい道の桂小場ルート。
稜線に出るまでは、花は期待していなかったが、思ったよりも咲いていて退屈しなかった。
タマガワホトトギス、イチヤクソウ、セリバシオガマと戯れていると、いつの間にか稜線だった。
小屋泊まりで時間があったので、いつもはパスする行者岩、茶臼山に立ち寄った。
北アには雲が懸かっていたが、南アルプスは綺麗に見えていた。
その奥に見えた富士山が大きくよく見えたのが印象的だった。
折角の小屋泊だったので、夕日は見逃したくなかった。
時間的に余裕は無かったが、一か八か、夕食後、即、天水岩に走った。
狙いはズバリ的中。
岩に着いた時は、サンセット劇場の真っ最中だった。
間近に見えるシルエットの御嶽。
あまりのに荘厳さに、体が震えるほどだった。
小さな噴煙が線香の煙に思えた。
静かに手を合わせるしか無かった。
次の日は、サンライズから始まった。
前日の夕日ほどの感動は無く、淡々と空は明るくなっていった。
小屋を出ると、緩いアップダウンの稜線。
目の前に聳える木曽駒を目指す。
スッキリした青空の下の爽やかウォーク。
朝の涼しい空気の中で、イヤでも歩が進む。
ぐるりと取り囲む御嶽、乗鞍、北ア、八ヶ岳、南アの峰々の大パノラマ。
空気が澄んでいて、見えるはずの山が全て見えた。
「中央アルプス」を実感する。
その後、緑滴る濃ヶ池、都会並みの人混みの木曽駒、大展望の馬の背と周回する。
小屋に戻ったら、後は下るだけだ。
何度も木曽駒を振り返り、遠くの山々を見納め、名残を惜しみつつ下山する。
二日間の最高に贅沢だった時間を、ゆっくり反芻しつつ噛み締めながら。
コメント
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私の下山途中の6合目あたりですれ違ったようですね。カメラを忘れた私にとって花や風景の写真が記憶を鮮明に蘇らせてくれます。素晴らしい夕日を見ることができてよかったですね。
sireotokoさん、こんにちは。
桂木場~木曽駒のロングコースを日帰りとは、すごい健脚ですね。
しかも、そのタイムの速さにびっくりです。
写真、天気が良かっただけに残念でした。
それにしても、今の時季のこのコース、最高ですね。
稜線に上がってからは、花といい、景色といい、堪りません。
何と言っても静かで、雄大な自然の中にどっぷり浸かっている感がいいですね。
今回は、思いもよらなかった夕日が見られたことで、より思い出深い山行になりました。
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