朝5時の美濃戸口。前日夜の雨が上がって、ひんやり、しっとりした空気。
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朝5時の美濃戸口。前日夜の雨が上がって、ひんやり、しっとりした空気。
当初予定では硫黄岳から赤岳に縦走、阿弥陀岳から御小屋尾根でここ美濃戸口に下山(1泊2日)でした。なので、今回は美濃戸まで2.5kmの林道歩きからスタートです。
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当初予定では硫黄岳から赤岳に縦走、阿弥陀岳から御小屋尾根でここ美濃戸口に下山(1泊2日)でした。なので、今回は美濃戸まで2.5kmの林道歩きからスタートです。
美濃戸までの林道は悪路ってイメージだったけど、ちゃんと整備されていて普通の車でも問題なさそう。新緑の中をウォーミングアップ気分で歩きます。
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美濃戸までの林道は悪路ってイメージだったけど、ちゃんと整備されていて普通の車でも問題なさそう。新緑の中をウォーミングアップ気分で歩きます。
50分で美濃戸を通過。
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50分で美濃戸を通過。
美濃戸山荘で北沢と南沢に分岐。赤岳鉱泉を経由して硫黄岳に向かうルートは北沢に進みます。
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美濃戸山荘で北沢と南沢に分岐。赤岳鉱泉を経由して硫黄岳に向かうルートは北沢に進みます。
しばらくは林道が続きますが、途中、ショートカットの登山道あり。森の中に入ると朝日が差し込んで光芒が。
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しばらくは林道が続きますが、途中、ショートカットの登山道あり。森の中に入ると朝日が差し込んで光芒が。
小さな沢にクリンソウが咲いていました。
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小さな沢にクリンソウが咲いていました。
コメツガやシラビソの森を抜けて行きます。
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コメツガやシラビソの森を抜けて行きます。
大きな堰堤のところで林道が終わり、やっと登山道に入ります。北沢に沿って、赤岳鉱泉まで緩やかに登って行きます。
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大きな堰堤のところで林道が終わり、やっと登山道に入ります。北沢に沿って、赤岳鉱泉まで緩やかに登って行きます。
前日の雨のせいか、北沢は水量多めな感じ。
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前日の雨のせいか、北沢は水量多めな感じ。
針葉樹と苔が相まって、いい雰囲気の森を進みます。
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針葉樹と苔が相まって、いい雰囲気の森を進みます。
八ヶ岳の麓、って感じの風景。
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八ヶ岳の麓、って感じの風景。
黙々と歩いて赤岳鉱泉に到着。アイスキャンディーの残骸(土台)の向こうに硫黄岳から横岳の稜線。
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黙々と歩いて赤岳鉱泉に到着。アイスキャンディーの残骸(土台)の向こうに硫黄岳から横岳の稜線。
ちらっと阿弥陀岳の姿も。
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ちらっと阿弥陀岳の姿も。
赤岳鉱泉から赤岩の頭に向かって本格的な登りが始まります。
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赤岳鉱泉から赤岩の頭に向かって本格的な登りが始まります。
ジョウゴ沢を渡る頃には、青空が見えるように。
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ジョウゴ沢を渡る頃には、青空が見えるように。
振り返ると阿弥陀岳。
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振り返ると阿弥陀岳。
ジョウゴ沢を過ぎるとなかなかの急登に。稜線直前まで視界が開けないのが八ヶ岳…。同じような風景が続いて、ちょっと心が折れそうになります。
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ジョウゴ沢を過ぎるとなかなかの急登に。稜線直前まで視界が開けないのが八ヶ岳…。同じような風景が続いて、ちょっと心が折れそうになります。
なので、こんな感じで行く先が見えて来ると、めちゃくちゃ嬉しい気分になります。
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なので、こんな感じで行く先が見えて来ると、めちゃくちゃ嬉しい気分になります。
そして一気に広がる南八ヶ岳の眺望。横岳の稜線から赤岳、中岳、阿弥陀岳と続きます。
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そして一気に広がる南八ヶ岳の眺望。横岳の稜線から赤岳、中岳、阿弥陀岳と続きます。
赤岩の頭まで登り詰めると、ここからはいよいよ稜線歩き。硫黄岳へはもうひと登りです。
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赤岩の頭まで登り詰めると、ここからはいよいよ稜線歩き。硫黄岳へはもうひと登りです。
北側の眺望も広がりますが、雲が多く、北アルプスなどは判然としませんでした。
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北側の眺望も広がりますが、雲が多く、北アルプスなどは判然としませんでした。
青空の比率が高くなって来ました。ザレ場の白砂が映えて、いい風景です。
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青空の比率が高くなって来ました。ザレ場の白砂が映えて、いい風景です。
夏沢峠を挟んで、北八ヶ岳の眺望は天狗岳。
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夏沢峠を挟んで、北八ヶ岳の眺望は天狗岳。
硫黄岳へ最後の登り。
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硫黄岳へ最後の登り。
硫黄岳から台座ノ頭に向かって、緩やかな稜線が続いています。その先は横岳へ険しい岩稜帯になります。
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硫黄岳から台座ノ頭に向かって、緩やかな稜線が続いています。その先は横岳へ険しい岩稜帯になります。
そして、硫黄岳に到着。小さめの石が敷き詰められた、だだっ広い空間が広がっています。
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そして、硫黄岳に到着。小さめの石が敷き詰められた、だだっ広い空間が広がっています。
背後を過ぎ行く雲もいい雰囲気です。
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背後を過ぎ行く雲もいい雰囲気です。
硫黄岳の特徴といえば、この爆裂火口。圧倒されるような迫力があります。ちなみに、近づき過ぎないように、ロープが張ってあるので安心を。
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硫黄岳の特徴といえば、この爆裂火口。圧倒されるような迫力があります。ちなみに、近づき過ぎないように、ロープが張ってあるので安心を。
暫しゆっくりと、赤岳、阿弥陀岳方面を眺めます。
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暫しゆっくりと、赤岳、阿弥陀岳方面を眺めます。
一番、八ヶ岳らしいところを切り取って。
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一番、八ヶ岳らしいところを切り取って。
北側の天狗岳。積雪期に硫黄岳から天狗岳まで繋いでみたいなと思っています。
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北側の天狗岳。積雪期に硫黄岳から天狗岳まで繋いでみたいなと思っています。
爆裂火口の淵に沿って道があったので行ってみます。三角点まで行けるのかなと思いましたが、だいぶ手前で封鎖されていました。
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爆裂火口の淵に沿って道があったので行ってみます。三角点まで行けるのかなと思いましたが、だいぶ手前で封鎖されていました。
なんだか地球の凄さを感じます。まさに吹き飛んだんだろうなって感じ。
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なんだか地球の凄さを感じます。まさに吹き飛んだんだろうなって感じ。
それでは続き、横岳、赤岳へ縦走します。
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それでは続き、横岳、赤岳へ縦走します。
台座ノ頭の手前、硫黄岳山荘までは広い稜線。視界がない時のためにケルンが点々と続いています。
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台座ノ頭の手前、硫黄岳山荘までは広い稜線。視界がない時のためにケルンが点々と続いています。
硫黄岳を振り返って。
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硫黄岳を振り返って。
硫黄岳山荘のベンチで休憩。今回はお昼の代わりにワッフルを持って来ました。
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硫黄岳山荘のベンチで休憩。今回はお昼の代わりにワッフルを持って来ました。
この先はガスが多め。時間とともに晴れて来てくれるかなと、期待していましたが、ダメでした。
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この先はガスが多め。時間とともに晴れて来てくれるかなと、期待していましたが、ダメでした。
横岳の稜線は、早くも花盛りでした。中でもオヤマノエンドウはあちらこちらで、綺麗に咲き誇っていました。
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横岳の稜線は、早くも花盛りでした。中でもオヤマノエンドウはあちらこちらで、綺麗に咲き誇っていました。
時々、ガスが抜けるタイミングで見えた岩峰。手前が大同心、奥が小同心だと思います。
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時々、ガスが抜けるタイミングで見えた岩峰。手前が大同心、奥が小同心だと思います。
小同心にはクライマーの姿が。あんなところを凄い。
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小同心にはクライマーの姿が。あんなところを凄い。
キバナシャクナゲ
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キバナシャクナゲ
ガスの中を歩く時間が多いので、高度感はいまいちわからないけど、鎖場や梯子が連続する険しいルートです。
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ガスの中を歩く時間が多いので、高度感はいまいちわからないけど、鎖場や梯子が連続する険しいルートです。
横岳の最高峰、奥の院に到着するも、やはりガスガスで何も見えず。
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横岳の最高峰、奥の院に到着するも、やはりガスガスで何も見えず。
しかし、休憩していると、急にガスが晴れて、ここまで歩いて来た稜線が見渡せました。周囲からは歓声が上がります。
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しかし、休憩していると、急にガスが晴れて、ここまで歩いて来た稜線が見渡せました。周囲からは歓声が上がります。
足元を覗くと、大同心と小同心の岩峰がせり出しています。すごい迫力です。クライミングのパーティの姿もあります。
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足元を覗くと、大同心と小同心の岩峰がせり出しています。すごい迫力です。クライミングのパーティの姿もあります。
再びガスに包まれて、視界のない中、さらに岩の稜線を進みます。
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再びガスに包まれて、視界のない中、さらに岩の稜線を進みます。
イワウメ
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イワウメ
オヤマノエンドウ
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オヤマノエンドウ
杣添尾根が分岐する三叉峰を過ぎて、岩場を通過すると、その先には…
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杣添尾根が分岐する三叉峰を過ぎて、岩場を通過すると、その先には…
今回の山行のお目当て、ツクモグサについに出会えました。フワフワとした産毛に包まれたような姿は、まさにヒヨコ。可愛いすぎです。
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今回の山行のお目当て、ツクモグサについに出会えました。フワフワとした産毛に包まれたような姿は、まさにヒヨコ。可愛いすぎです。
4匹、仲良く寄り添って。
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4匹、仲良く寄り添って。
かなりたくさん咲いてはいますが、どれも登山道から遠くて、近づくことはできません。この距離感が、また焦がれる気持ちを募らせます(笑
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かなりたくさん咲いてはいますが、どれも登山道から遠くて、近づくことはできません。この距離感が、また焦がれる気持ちを募らせます(笑
こちらはチョウノスケソウ。
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こちらはチョウノスケソウ。
ミツバツチグリかな?
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ミツバツチグリかな?
ハクサンイチゲ
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ハクサンイチゲ
こちらは双子で。
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こちらは双子で。
登山道のそばにツクモグサが咲いているところもありました。近くで見るとモフモフ感が増して、いっそう可愛いツクモちゃん。
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登山道のそばにツクモグサが咲いているところもありました。近くで見るとモフモフ感が増して、いっそう可愛いツクモちゃん。
晴れの日にしか花を開かないツクモグサ。開いた姿はまたの機会ですね。
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晴れの日にしか花を開かないツクモグサ。開いた姿はまたの機会ですね。
くまなくツクモグサを探しながら。
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くまなくツクモグサを探しながら。
今回で一番の至近距離。ちょっと恥ずかしい、なんて。
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今回で一番の至近距離。ちょっと恥ずかしい、なんて。
真っすぐ上を向いて、孤島のツクモグサ。凛としていて美しい。
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真っすぐ上を向いて、孤島のツクモグサ。凛としていて美しい。
ふたり並んで。たくさんのツクモグサを見ることができて幸せでした。本当に、恋に落ちた気分です。
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ふたり並んで。たくさんのツクモグサを見ることができて幸せでした。本当に、恋に落ちた気分です。
ルートは引き続き岩稜帯で、気は抜けません。石尊峰、鉾岳、日ノ岳といった峰を越えて行きますが、標識などはないので、どこかはわかりませんでした。
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ルートは引き続き岩稜帯で、気は抜けません。石尊峰、鉾岳、日ノ岳といった峰を越えて行きますが、標識などはないので、どこかはわかりませんでした。
ミヤマキンバイ。たぶん。黄色系は自信がありません。
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ミヤマキンバイ。たぶん。黄色系は自信がありません。
二十三夜峰あたりまで来ると、ガスが切れて、前方が大きく開けました。阿弥陀岳が大きいです。
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二十三夜峰あたりまで来ると、ガスが切れて、前方が大きく開けました。阿弥陀岳が大きいです。
ピークはガスに隠されていますが、赤岳に伸びる稜線も見渡せました。
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ピークはガスに隠されていますが、赤岳に伸びる稜線も見渡せました。
そのガスもほとんど晴れて、格好いい赤岳の姿に。
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そのガスもほとんど晴れて、格好いい赤岳の姿に。
クモマナズナ
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クモマナズナ
稜線と地蔵尾根の接点におられるお地蔵様。
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稜線と地蔵尾根の接点におられるお地蔵様。
越えて来た横岳からの稜線を振り返って。ここまで来れば、もう安全。
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越えて来た横岳からの稜線を振り返って。ここまで来れば、もう安全。
そして、今宵の宿、赤岳展望荘に到着。まさに赤岳の直下に建っています。
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そして、今宵の宿、赤岳展望荘に到着。まさに赤岳の直下に建っています。
翌日(6月最初の日曜)は八ヶ岳の開山祭ということで、記念のバッチをもらいました。
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翌日(6月最初の日曜)は八ヶ岳の開山祭ということで、記念のバッチをもらいました。
小屋の前でまったり過ごします。阿弥陀岳が大きいです。
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小屋の前でまったり過ごします。阿弥陀岳が大きいです。
北側は結局ずっと雲が多めで、北アルプスなどは拝めなかったです。
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北側は結局ずっと雲が多めで、北アルプスなどは拝めなかったです。
ふと目をやると、こんなところにウルップソウ。かなりミニサイズですが。周りにいた皆さんもびっくり。
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ふと目をやると、こんなところにウルップソウ。かなりミニサイズですが。周りにいた皆さんもびっくり。
夕飯はめちゃ豪華! チキンレッグ丸々には驚きました。ミネストローネも美味しすぎ。
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夕飯はめちゃ豪華! チキンレッグ丸々には驚きました。ミネストローネも美味しすぎ。
夕暮れは雲が多く、綺麗に焼ける様子は見られませんでした。野辺山側の雲がほのかに染まった程度。
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夕暮れは雲が多く、綺麗に焼ける様子は見られませんでした。野辺山側の雲がほのかに染まった程度。
開山祭の前夜祭ということで、恒例らしいジャンケン大会に参加。豪華な景品(有名ブランドのザックとか、ウェアとか)を賭けて気を張りましたが、全然勝ち進めず(苦笑。 生ハムなんかも振る舞われ、楽しい時間が過ごせました。
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開山祭の前夜祭ということで、恒例らしいジャンケン大会に参加。豪華な景品(有名ブランドのザックとか、ウェアとか)を賭けて気を張りましたが、全然勝ち進めず(苦笑。 生ハムなんかも振る舞われ、楽しい時間が過ごせました。
夜は雨が降っていて、翌朝はガス。少しだけですが、あられみたいなのが降っていました、寒い。予報では10時ぐらいから本降りの雨になるっぽいので、赤岳、阿弥陀岳は諦めて、さくっと下山することに…
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夜は雨が降っていて、翌朝はガス。少しだけですが、あられみたいなのが降っていました、寒い。予報では10時ぐらいから本降りの雨になるっぽいので、赤岳、阿弥陀岳は諦めて、さくっと下山することに…
赤岳もガスの中。5時に出発します。
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赤岳もガスの中。5時に出発します。
東側は少しガスが切れているんですけどね。潔く下山です。
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東側は少しガスが切れているんですけどね。潔く下山です。
下りは地蔵尾根で。それほど難しくはないけど、序盤は急斜面の岩場が続くので慎重に。
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下りは地蔵尾根で。それほど難しくはないけど、序盤は急斜面の岩場が続くので慎重に。
下り始めて1時間で行者小屋。
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下り始めて1時間で行者小屋。
あとは南沢に沿って美濃戸を目指すだけ。雨が来る前に山行を終えたいけど、苔の森が美しいので、少し写真を撮りながら。
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あとは南沢に沿って美濃戸を目指すだけ。雨が来る前に山行を終えたいけど、苔の森が美しいので、少し写真を撮りながら。
瑞々しいモフモフ。
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瑞々しいモフモフ。
星屑の中に生まれた小さな生命。
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星屑の中に生まれた小さな生命。
苔以外の葉っぱも可愛い。
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苔以外の葉っぱも可愛い。
苔の庭園みたい。
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苔の庭園みたい。
南沢の渓流。
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南沢の渓流。
沢音も気持ちいいです。
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沢音も気持ちいいです。
美濃戸が近づくとホテイランの群生地。こっちから下りて来る予定じゃなかったから、すっかりこの存在を忘れていました。雫を湛える花が可愛いです。
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美濃戸が近づくとホテイランの群生地。こっちから下りて来る予定じゃなかったから、すっかりこの存在を忘れていました。雫を湛える花が可愛いです。
なんとなく美濃戸で終わりの気になっちゃってましたが、車は美濃戸口なんだった…
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なんとなく美濃戸で終わりの気になっちゃってましたが、車は美濃戸口なんだった…
最後の林道をラストスパート。
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最後の林道をラストスパート。
美濃戸口にゴール。駐車場の前にあるお洒落なお店「J&N」で、お風呂と食事をいただきました。
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美濃戸口にゴール。駐車場の前にあるお洒落なお店「J&N」で、お風呂と食事をいただきました。
ボロネーゼ(大盛り)。味もボリュームも大満足で終了。
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ボロネーゼ(大盛り)。味もボリュームも大満足で終了。
八ヶ岳、お疲れさまでした!同じ日に近くにいました
ツクモグサは残念ながらお目にかかれませんでしたので、写真を楽しませていただきました
ありがとうございます
花言葉、激しいですね(笑)
まゆさんは阿弥陀岳の南陵でしたか。
アルパイン系の動画を見たりしますが、すごい世界ですね!
少し憧れるところもありますが、怖さの方が完全に勝るでしょう(苦笑
これからもお気をつけて楽しんでくださいね!
ツクモグサの花言葉は、検索したら、ちょっとした衝撃でした…
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