浄土山と剱岳 -剱は2週連続-
- GPS
- 19:27
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 2,645m
- 下り
- 2,624m
コースタイム
- 山行
- 4:34
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 6:33
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 3:21
- 合計
- 9:25
天候 | 1日: 晴れ時々曇り,2日: 晴れ夕方曇り一時雨, 3日: 晴れ午後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂-一ノ越間、剱沢小屋-剣山荘間、雷鳥沢下部で雪を踏むがアイゼンは不要 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
先週北方稜線に続いて連続の剱岳、今回はJさんとの約束で一般ルートを僕がガイドする。Jさんとは日・月の日程で、僕は土曜日午後から先に室堂に上がり、浄土山の1泊を付け加えた。浄土山ではtekapoさんと一夜を過ごす。
1日: 高原バスで室堂ターミナルに15:30着、水5リットルを汲んで室堂山ルートで浄土山を目指す。水を汲む前の荷物が18kgだったので、23kgがずしりと重いが、今日は1ピッチ頑張るだけ。tekapoさんは称名滝から大日岳、奥大日岳を歩いて浄土山には先に着いていた。夜は二人で宴会、tekapoさんは豪快にペッパーローフを焼き、青紫蘇、胡瓜、冥加が並んで梅紫蘇ペーストでいただく。僕はクラッカーにレタス、胡瓜、チーズ、生ハム、オリーブを乗せたカナッペ、肉団子withリーフレタス、蒸しシューマイ、豚肉とキャベツのコリアン風味炒め、キムチ。そして、雪渓の雪で冷やしたビール、日本酒、ウィスキー。
小屋の備品に大きな圧力鍋がある。高所でもコメが美味く炊けるので使いたいが、1人分には大き過ぎるのと、水場のないここでは特に後始末が面倒だ。今回自分の小さなコッヘルに100gの米と200mlの水を入れ、水を1cm位張った圧力鍋にコッヘルを入れて加圧5分、自然冷却で美味しいご飯を作ることに成功した。圧力鍋は濡らすだけで全く汚すことはない。コッヘル中の水はもう少し少なく、150ml位で良さそうだ。
2日: 朝一番で龍王岳に登って日の出を迎え、一旦小屋に戻って朝食。6時半に小屋締めして出発。2人とも一度室堂に下りるが、僕は荷物デポの為一ノ越経由、弥陀ヶ原を目指すtekapoさんは昨日一ノ越から来たので室堂山経由で、室堂でまた一緒になったが、ここでバイバイ。
バスで上がったJさんと首尾よくジョイント、再び一ノ越に向けて出発。雄山を目指す人が大勢、小学校高学年くらいの団体さんも。雄山から先は大きな団体さんはいなくなる。大汝山もかなり賑っていたが。富士の折立はいままでいつもスルーしてたが、今日は寄って見た。大汝山と直ぐ近くであまり変わらんだろうと思ってたが、案外と新鮮な眺めで、内蔵助カール方面の眺めが良い。
僕と同じく富山に移り住んだJさんは、雄山程度は登っているが、剱岳は初挑戦。テント、調理具、夕朝食の食材は僕が担いでいて6-7kg位の重量差があるが、歩くペースは丁度合っている様だった。別山では北峰も往復して剱岳の眺めを楽しみ、剱沢への急坂を下りてキャンプ場に到着。到着直前に、ヘリコプターがやって来て一服剱の上あたりでホバリング、先週26日に見たのと同じ赤いヘリで、富山県の消防防災ヘリ「とやま」だと思われる。厳しい岩場じゃないあんなところで遭難者が出るのかと思った。13時行動終了でJさんも今日は余裕。
3日: ヘッドランプで4時出発で剱岳を目指す。剣山荘から出た人が多く、一服剱を過ぎて明かりが要らなくなった。前剱のガレ場も快調に登り、いよいよ鎖場が連続する本格的な岩場へ。もともと太ってもいないが、剱岳に向けて5kgダイエットしたと言うJさん、特に不安なく平蔵のコルに来て、カニの縦バイの列に並ぶ。ここは本人緊張したと言ってたが見た目難なく通過、最後まで快調で山頂に到着。大勢の登山者を抜いてきた結果、2パーティー目の登頂だった。
剣岳からは最高の展望、北アルプスほぼ全山、乗鞍岳、御嶽まで、他に遠くには妙高山、盧併魁∋涌せ魁∪間山、蓼科山と八ヶ岳、富士山、南アは甲斐駒から聖岳まで、僕が確認できた日本百名山は26座あった。西の方、白山だけは霞んで見えなかった。
50分ほど山頂に滞在、この間にどんどん登頂者が増えて騒がしくも窮屈にもなって来たところで下山に入った。ヨコバイでも緊張感を楽しんでもらって、その後も順調にテントまで戻って来た。
食事休憩とテント撤収、重荷に戻って剱御前小屋へ一登り。ここでまた、昨日と同じ赤いヘリ登場。今日は剱岳の稜線には近づかず、キャンプ場に2回下りてその都度人が行き来し、2度目は2人が乗り込んで飛び立って行った。
剱御前小屋辺りから、Jさん疲れを見せ始めたが、雷鳥沢の下りをこなして、室堂までの最後の登り返し。この登りが辛いですよねとJさん、僕もそう思いますよ。みくりが池温泉でソフトクリーム、こういう時には最高に美味い。ちょっと元気回復して室堂に到着。月曜日だと言うのに観光客で溢れかえっていた。Jさん大変喜んでくれて、次は槍ヶ岳に連れてってくださいと言われた。
僕が剱岳に登ったのが何回目か数えてみたら13回目だった。別山尾根から登ったのはヤマレコ始める前の2008年以来で3回目と判明。この間長次郎雪渓から、早月尾根から、北方稜線から登って下りに使っていたのでカニのヨコバイは散々通っているが、タテバイ始め登り専用部分は新鮮味を感じるくらいの久しぶりだった。
素晴らしい!
登頂したことないので新鮮な感じです。
今回は雪渓で冷やしたビールにありつけたんですね(^^)
一泊だったら乗っからせてもらいたい計画でした。(もちろん行程は短くなるでしょうが)
レコで楽しませていただきます♪
今回ピッケルを持ってったんですが、浄土山頂近くの雪渓で雪を掻き出す、ただそれだけのために、美味いビールのために使いました。山道で雪上歩きが多少あってもピッケルは全く必要ありませんでしたから。
Nishidenさん、こんばんは。
いやぁ〜、浄土山での豪華なディナーを見たら、しょぼい食材しか用意できない自分は行かなくてよかったかな、と思いましたよ。
コーヒーくらいしか用意できませんからね。
話は変わりますが、テント泊で複数日山に滞在するときって食べ物が飽きてくるんですよね。
Nishidenさんやtekapoさんのようにある程度凝った料理を作れるようにならないと本当の意味でのテン泊縦走が楽しめないなぁと感じる今日この頃です。
食事スキルが付いてきたら、またご一緒させてください。(笑)
僕は勝手に趣味的に食べ物に凝ってるだけなので、気にしないでSanchanは美味しいコーヒーを入れて頂ければ十分です。
一人のテン泊の時は僕も食料はかなり質素ですよ。軽量化重視で、毎日違うものを食べようとする位で。
Nishidenさん こんばんは
剱岳は登山を始めたときから憧れです。今年挑戦したいと思っていますが
写真を見ると気後れしますね。
ガイドいいですね。僕もお願いしたいところですがお休みが合わせられないので
日帰りで早月尾根を頑張ります!
夕食の写真、お店のメニューかと思うくらい完成度高いですね。
僕はお肉専門なので料理はシンプルなもののみです。
早月尾根も、剱岳自体もまだなんですか。早月日帰ラーの仲間入り期待してます。
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