南ア南部 縦走（悪沢岳、赤石岳、聖岳）

2015年08月08日(土) ~ 2015年08月11日(火)

• GPS: 36:25
• 距離: 41.7km
• 登り: 4,507m
• 下り: 4,486m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:03
• 休憩: 0:12
• 合計: 7:15

距離 9.9km 登り 1,589m 下り 107m

10:13 椹島ロッジ
10:29 10:30 滝見橋
12:26 12:32 小石下
14:51 蕨段
15:23 15:24 見晴岩
16:30 16:34 駒鳥池
17:28 千枚小屋

2日目

• 山行: 9:50
• 休憩: 1:39
• 合計: 11:29

距離 14.4km 登り 1,383m 下り 1,516m

4:31 千枚小屋
5:15 5:16 千枚岳
6:07 6:08 丸山
6:44 6:50 悪沢岳
8:05 8:12 荒川中岳避難小屋
8:21 8:22 荒川岳（中岳）
8:33 8:40 荒川前岳
9:09 9:10 お花畑（荒川前岳南東斜面）
9:53 10:16 荒川小屋
10:52 10:53 大聖寺平
12:17 小赤石岳
12:27 12:36 赤石岳・小赤石岳間分岐
12:57 13:37 赤石岳
13:42 13:43 赤石岳避難小屋
15:14 15:15 百間平
16:00 百間洞山の家

3日目

• 山行: 7:46
• 休憩: 2:35
• 合計: 10:21

距離 10.0km 登り 1,214m 下り 1,424m

5:12 百間洞山の家
6:11 6:17 中盛丸山・大沢岳間分岐(百間洞山の家方面)
6:22 6:48 大沢岳
6:54 6:57 中盛丸山・大沢岳間分岐(百間洞山の家方面)
7:16 7:26 中盛丸山
8:22 8:33 小兎岳
9:17 9:44 兎岳
12:26 13:24 聖岳
14:12 14:24 小聖岳
15:02 15:03 薊畑分岐
15:25 15:26 聖平小屋分岐
15:33 聖平小屋

4日目

• 山行: 4:32
• 休憩: 0:57
• 合計: 5:29

距離 7.4km 登り 332m 下り 1,454m

6:10 聖平小屋
7:21 滝見台
8:10 8:11 乗越
8:56 8:59 造林小屋跡
9:38 10:31 聖沢吊橋
11:39 聖沢登山口

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

畑薙第1ダム駐車場から送迎バスで椹島ロッジへ。
帰りは聖岳登山口から井川観光協会のバスで畑薙第1ダム駐車場へ。

コース状況／危険箇所等

全体的に危険箇所はなし。
ただただコースが長く体力いります。

写真

8/8 7:08

自宅を1時過ぎに出て6時過ぎに畑薙ダム臨時駐車場到着。8割ほど埋まっています。
眠い、、

8/8 9:21

駐車場のバス停は長蛇の列。9時発のバスにやっと乗れた。
道路は未舗装でガンガン揺れる。

8/8 10:09

椹島ロッジ着。人も少なく静かな別天地。

8/8 10:29

さあ出発。ここから千枚小屋を目指します。

8/8 10:30

涼しそうですが、実はこの時からカンカン照りでアチい、、

8/8 10:42

こんな樹林帯の道を延々と登ります。汗がドッと吹き出す。

8/8 11:31

暑くて、寝不足で、テント装備が重くて、シャリバテで、きつい、、

8/8 15:01

やっと展望のきくところに出ました。
赤石岳が見える。
吸い込まれそうなくらい、高くどっしりとそびえている。

8/8 15:02

悪沢岳が雲の中に見える。こちらはなかなか正体を現さない。

8/8 16:52

まだまだ登ります。心は折れそう。

8/8 17:26

お花畑の歓迎を受け、

8/8 17:27

やっと千枚小屋に到着。
まずはテント泊の受付とビール調達。
食べて飲んで速攻で寝ました。

8/9 3:57

3時まで爆睡。
4時過ぎに出発。

8/9 4:17

だんだん空が明るくなる。あれは富士山ではないですか！

8/9 4:37

綺麗ですね。

8/9 4:49

幻想的な感じ。

8/9 4:59

赤石岳が明るく照らされている。

8/9 5:01

千枚岳の手前でご来光。

8/9 5:04

おー、赤石岳の全貌が見えた！

8/9 5:04

端正な佇まいですな。

8/9 5:08

悪沢岳のその姿を現わす。

8/9 5:08

うーん、かっこいい。

8/9 5:08

至る所でお花たちが咲いています。

8/9 5:16

丸山と悪沢岳。

8/9 5:23

花の名前は分かりませんが、、

8/9 5:23

キレイ。

8/9 5:26

北の方に山々が見える。

8/9 5:26

左は塩見、中央は北岳か。

8/9 5:32

1箇所下が見えない岩場があったが、あとは問題なし。

8/9 5:38

お花畑。

8/9 5:45

雲海。ってことは下界は曇りですね。ここは快晴！

8/9 6:00

いつ見ても美しい！

8/9 6:00

丸山に向け登る。風が結構強く、レインウェアを着込む。

8/9 6:06

丸山到着。3032m。

8/9 6:21

悪沢岳まであと少し。

8/9 6:22

ガレガレの沢。
悪沢岳の名前の由来は西沢に流れる渓流が甚だ険悪だかららしいですが、これがその沢？

8/9 6:25

何度も撮る赤石岳。

8/9 6:32

大きい岩のガレ場を登る。穴ぼこに落ちそう。

8/9 6:36

この赤いのはここが昔は海の底だった証拠だとか。気の遠くなるような長い話です。

8/9 6:44

悪沢岳、荒川東岳到着！
今回の目的は、この悪そうな名前の山を見に行くことでした。

8/9 6:45

荒川中岳、荒川前岳を見下ろす。

8/9 6:45

中央アルプス、御嶽山、乗鞍、北アルプスまでハッキリ見える。

8/9 6:45

塩見、千丈、甲斐駒、北岳、間ノ岳、農鳥、鳳凰三山までよく見えますね。

8/9 6:46

何と言っても富士山！

8/9 6:58

山頂は高校のクラブ（？）の人たちで大にぎわい。

8/9 7:42

荒川中岳に向かう途中から悪沢岳を振り返る。
岩岩の面構えがいかにも悪そう（笑）

8/9 8:21

荒川中岳到着。3083m。

8/9 8:32

こちらは荒川前岳。3068m。

8/9 8:33

西側は大崩落してました。

8/9 8:33

振り返る。

8/9 8:33

富士山がやはり綺麗。

8/9 8:50

それにしても快晴デス。

8/9 8:52

名前はよく分かりませんが。

8/9 9:01

悪沢岳の勇姿デス。

8/9 9:02

荒川小屋が見えます。あそこまで降りてまた登るのか〜。

8/9 9:09

本当に大きい山塊です。

8/9 9:10

この花は今回のコースのいろんなところに咲いていました。

8/9 9:35

水場にいた蝶。結構寄せて撮りましたが逃げません。

8/9 9:42

かなり降りてきたので見上げる感じです。

8/9 10:31

この辺りは両雄を交互に見ながら進む快適な道。

8/9 10:34

8/9 11:19

だんだん雲が出てきた。

8/9 11:28

うーん、自分より先に赤石岳に着きそう。

8/9 11:44

追いつかれた。

8/9 12:03

雲が出て冷たい風が当たって少し楽になる。

8/9 12:05

この辺りの上りがきつい。。
バテそうになりますが、花が励ましてくれます。

8/9 12:05

8/9 12:05

8/9 12:17

先が見えなくなる。

8/9 12:35

雲が取れてきた！

8/9 12:56

やっとやっとで赤石岳到着。

8/9 13:36

3120m。

8/9 13:48

百間洞に向け下ります。

8/9 14:11

下ってきたガレ場を振り返る。

8/9 14:11

あの山は何？えっ、あれが聖岳？あそこまで行くの？

8/9 14:11

あのアップダウンの稜線を行くんですか？
地図のコースタイムだけ見て決めていたので、実際に見て心が折れそうになる。。でも引き返すわけにもいかないし、、
あまり先のことは深く考えず行きましょう。（それでいいのか！）

8/9 14:35

下ってきた道。

8/9 15:00

快適な稜線歩き。

8/9 15:10

百間平。

8/9 15:27

目の前に見えるのは大沢岳。あそこまで下って、また登るのかー。

8/9 15:27

綺麗な稜線ではありますが。

8/9 15:27

かなり下のテン場まで下ろされる。

8/9 16:40

今日のテント場。綺麗に区画、整地されたテン場でした。

8/10 5:04

翌日、陽が当たる聖岳。さあ行きましょう。

8/10 5:12

ここでもお花畑。

8/10 5:54

今日もいい天気です。

8/10 5:54

8/10 6:32

コルからピストンで大沢岳へ。

8/10 6:32

赤石岳、悪沢岳。

8/10 6:38

山頂はこんな感じ。

8/10 6:38

これから行く稜線。楽しそう！（と思うことにする）

8/10 7:15

南アの山がホントよく見えます。

8/10 7:15

聖岳。

8/10 7:23

8/10 7:31

8/10 8:19

8/10 8:44

兎岳。かわいい名前です。兎の背中っぽく見えるからかな。

8/10 9:18

女性三人のグループさんと同じペースで登りました。きついですねー、と言いながら登ります。

8/10 9:18

8/10 9:19

今日来た道を振り返る。

8/10 9:54

兎岳避難小屋を怖いもの見たさで覗くことにする。
おっかなびっくりドアを開けると・・

8/10 9:53

中はびっくりするくらい綺麗。

8/10 10:48

赤い岩

8/10 11:55

こちらから見る赤石岳もかっこいい。

8/10 12:24

あともう少しか。

8/10 12:24

見えてきた！

8/10 12:25

聖岳山頂到着。もうこれ以上登る必要なし。

8/10 12:26

登ってしまうと辛かったことも忘れて達成感に満足です！

8/10 12:39

8/10 12:52

奥聖岳までは快調な稜線ですが、今回はパス。

8/10 13:24

山頂で昼食をとってマッタリしました。

8/10 13:31

さあ下ります。かなりの急斜面。上りはきつそう。
この時間に縦走スタイルで登って来られる人が何人かいらっしゃいましたが、今日はどこまで行かれるのだろう？兎岳避難小屋かな。

8/10 14:14

小聖岳。ガスって聖岳は見えず。下りなのですが、結構バテバテです。

8/10 15:17

聖平小屋の手前でたくさんの花が咲いていました。

8/10 15:17

一つ一つ丁寧に花の写真を撮っていらっしゃる女性の方がいらっしゃって、しばらく一緒に写真を撮らせてもらいました。

8/10 15:17

8/10 15:18

8/10 15:19

花弁の形が珍しい

8/10 15:22

8/10 15:25

8/10 16:00

聖平小屋到着。今日は小屋泊です。
自分はここで小屋泊にして東海フォレストさんのバス券に判を押してもらおうと思っていたのですが、この小屋は別会社で使えないんですよー、と。まずい。代わりに井川観光協会のバスを利用させてもらうことにしました。
東海フォレストさん、すみません。

8/11 4:43

最終日の朝です。

8/11 5:07

向かいに見える笊ヶ岳（ざるがたけ）の右からご来光。毎日日の出の位置が少しずつ右に動いていくんですよー、と小屋の女性の方。

8/11 6:04

ここでもお花畑。

8/11 6:04

よく見ると面白い花の形をしています。

8/11 6:38

この子は初めて見ます。

8/11 6:38

この子も。

8/11 6:55

岩頭滝見台から滝を見下ろす。

8/11 9:40

バスの時間までたっぷり時間があるので、聖沢吊橋の下で30分ほどマッタリ涼みました。

8/11 10:19

極楽です。

8/11 11:45

聖岳登山口に到着。いやー、よく歩いたなー。

8/11 13:59

井川観光協会のバスで駐車場まで。
お世話になりました。

撮影機器：

GR RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

taigataiga

山渓や山レコでずっと気になっていた南ア南部に行ってきました。
千葉から行くには最低3日必要。
なんとかまとまった休みが取れたので、悪沢岳、赤石岳、聖岳の縦走コースを4日で回ることにしました。

アクセスに時間がかかり山深い、大きな山塊、山に抱かれた感じ、など高揚感がありますが、何と言っても「悪沢岳」の名前に惹かれました。
わざわざそういう名前をつけるんだから、ただ者じゃないんだろうな、是非行ってみようと思いました。

初めての4日間の縦走でしたが、とにかくコースが長く体力が要りました。もう充分というくらい山行を堪能しました。
名前通りの男前の悪沢岳、そしてどの方向から見ても端正な佇まいで堂々とした赤石岳、大きくどっしりとした聖岳、いたるところに綺麗に咲いているお花たち。とても素晴らしい山でした。
暑くてバテバテで、もうしばらくはいいや、と思いながら歩いていましたが、そのうちにまた行きたくなることでしょう。

テント泊では自炊でしたが、最終日の聖平小屋では食事付きの小屋泊にしました。
小屋の食事で生き返りました。豚汁が美味しかった！

小屋では埼玉のご夫婦と立川のご夫婦とお話しさせていただきました。
皆さんそれぞれの山を楽しまれているお話しが聞けて楽しかったです。
ありがとうございました。

しばらくは南アの余韻に浸りそうですが、次はどこに行こうかな。

コメント

harehareyama

3泊目の聖平小屋の夕食時にご一緒しました！(東京多摩地区の夫婦です）
私たちもほぼ同じ行程で南アルプス南部を楽しみました。4日間ともほぼ快晴に恵まれましたね。兎岳辺りからtaigataigaさんと、女性3人組さんと、もうひと組みくらいの皆さんと抜きつ抜かれつしながら、聖岳を目指していましたね。今回の行程は何度もアップダウンを繰り返し、時には心が折れそうなこともありましたが、登ってきた山々を眺めたり、南・北・中央アルプス、富士山をたっぷり見られ、頑張れました。そして可愛らしい高山植物の花々は辛い時も私達を慰めてくれました。聖平小屋では、夕食時に埼玉のご夫婦とおしゃべりを楽しませていただき、ありがとうございました。帰りのバスにも無事乗られて、良かったですね。お互いにこの後も素晴らしい山行を楽しみましょう。

taigataiga

Re: 3泊目の聖平小屋の夕食時にご一緒しました！(東京多摩地...
harehareyamaさん
コメントどうもありがとうございます。
小屋の食事の時はお話を楽しませてもらってありがとうございました。
harehareyamaさんのレコ拝見しましたが、同じコースでしたね。
とてもきついコースで、なんでこんなことしてるんだろう、、と心が折れそうでしたが、家に帰って写真や皆さんのレコを見ていると、早速また行きたくなってきました！
そうですね、これからもいろんな山行を楽しみましょう。
ではまた。