越後駒ヶ岳_落陽と暁、そして花は咲き溢る
- GPS
- 12:15
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 2,035m
- 下り
- 1,323m
コースタイム
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 7:17
天候 | 晴れ時々くもり、山の気温は20度前後。 夜は15度を下回るくらい、寝袋は「#7とシュラフカバー」で大丈夫でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
東京6:08(とき301号) → 7:34浦佐 浦佐駅東口からタクシーで越後三山森林公園まで25分(4,600円) 浦佐タクシー 電話025-777-3456 【帰り】 枝折峠からクルマで長岡駅へ送迎してもらいました。 長岡16:44 → 18:20東京 ※当初の帰路計画↓ 銀山平舟付場11:52 → 12:55浦佐駅東口(運賃1,200円) 浦佐13:58 → 15:28東京 アクセス情報【南越後観光バス】 浦佐〜奥只見ダム路線 https://acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:AP:657f65b2-66f1-49cd-a3a5-30f8135a4ced |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山ポスト 起点の森林公園には見当たらず。もしかしてトイレのある千之沢小屋にはあったかもしれませんが、施錠されていたので中は伺い知れず。 ◆登山コース 登りで使用した水無川コースは、上級者向けだと感じました。山頂まで高低差1,700メートル、歩行時間にして約6時間のうえ、登山者が少ないため倒木も多く全体的には整備がされていない印象。また、十二平登山口から小屋までに水場はないので、注意。 ※飲用不可となってましたが、私は千之沢小屋のトイレで汲みました(いちおう沢水らしい)。十二平登山口までの区間、雪解け水が途中で組めるポイントはあります。 水無川コースについて https://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/kanko/docs/4182.html ◆越後駒ヶ岳・避難小屋(テントは7〜8張ほど可) 幕営500円、小屋利用2,000円、バイオトイレあり。 ※自炊、寝具は持参(ビール500円で販売) https://www.city.uonuma.lg.jp/page/1013581.html |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
半袖シャツ
インナーシャツ
アウター
タイツ
長ズボン
半ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック(EXP100)
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
登山地図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
包帯
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
てぬぐい
サバイバルシート
ストック
ナイフ
カメラ
三脚
シュラフ#7
シュラフカバー
エアマット150
テント(ルナドーム2型)
グラウンドシート
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感想
越後駒ヶ岳。
魚沼駒ヶ岳という別名もあり、新潟は越後三山のひとつにして、日本百名山の一座。
今回はその「エチコマ」を訪れる一泊二日の山旅です。
今回の山行に至るまで、実は直前まで天気予報とのにらみ合いが続きました。
例年以上に遅い梅雨入りで、梅雨前線の進み方も穏やかなようではあるが、局地的には大雨続き…
それでも、上信越国境より北側、つまり新潟は比較的安定した天気予報になっていたこともあり、エチコマ行きを決めました。
そう、梅雨真っ最中の晴れ間登山は「当たり」になることが多く、今回はそのイメージに突き動かされました。
行きでは初利用の浦佐駅で下車し、予め手配しておいたタクシーで越後三山森林公園に向かいます。途中、目の前にそびえる八海山にビビリながら、スタート地点の千之沢小屋で準備を整えます。
朝から日差しは容赦なく照りつけ、前日の雨を含んだ下草は、またも容赦なく足回りを濡らしていきます。
序盤から決して良くないコンディションではありますが、不思議と気持ちは落ち着いています。
テントを担いでの泊まり山行は久しぶりでしたが、久々に一人で歩く初めて山域では、何か特別な覚悟のようなものでも備わるのかな?と、いささか哲人ぶって歩を進めます。
さて、登山口からは容赦ない登りが続きます。
山頂まではコースタイムにして約5時間、高低差1700mの忍耐登山かな…
それでも、この骨の折れる登り一辺倒は、何だか最近鈍っていた心と体を目覚めさせてくれたようで、誰一人いない道を集中して歩くことが出来ました。
稜線上部のガス(層雲)は相変わらず湧き続けてはいましたが、時折青みと明るさを帯び、いやが追うにも山頂での晴れ空に期待を抱いてしまいます。
途中の雪渓で、寒気を感じるくらい冷たい風を浴び、いよいよ山頂部に到着する頃、不意に雲の合間から青空が覗きます。今日も山の神様に感謝をしつつ、エチコマの山頂を踏みました。
時間も既に15時を回っていたからか、誰もいない山頂で時間を過ごしていると、私が来たのとは違う方向から何人か登ってきます。
久しぶりに聞こえる人の声、どうやら小屋から上がってきた登山客のようです。
直下の木道で笹の狩り払いをしていた小屋番さんもそこに加わり、とたんに賑やかな山頂に変わります。
山頂を取り巻く雲に、みな一喜一憂しながら、同じ時を過ごします。久しぶりに感じたであろう、山でゆっくりと流れる時間。
頃合いを見て、一旦小屋に下りテントを張ります。テントから見上げる山の向こう、少しずつ空の青が広くなり、日没の時間が近づくにつれ心が浮つき始めます。
この日テントを張っていた他のハイカーと呼応するように山頂へ登ります。
その決断が間違っていなかったことは写真の通り。雲海に沈む落陽と、周りの山々の景色はこれまで見てきた日没タイムの中でも屈指のものでした。
翌朝、小屋前から見る暁の空も、それは美しいものでした。
梅雨の合間の登山、突き抜けるような青空ではありませんでしたが、厳しい登りの後に待っていた山頂での素敵な時間、山を彩る沢山の高山植物に癒され、吸収するものの多い山行だったように思います。
新潟県内在住の方で、泊まりがけで登っている方も多く、地元の方に愛されている良い山だなぁと感じました。
また、テント場から下山まで同行して頂き、駅まで送り届けて頂いたaquaさん。彼には地元長岡のことを沢山教えて頂き、普通の観光旅行では得られないディープな長岡を知ることが出来たように思います。
一人旅ならではの、出会いや驚きに満たされ、とても感慨深い山旅となりました。
【補足】
山でご一緒したDo!aquaさんから教えていただいた、地元放送局の紹介映像
充実した山行のようですね。特に、朝夕の絶景写真は、素晴らしいです!
このコースは峠からのピストンより、だいぶハードだったでしょう。なお、登山口近くの渓流を昨年釣行したので、なんとなく景色も懐かしく感じました (^_^)
こんにちは、メッセージありがとうございます。
今回は直前の天気予報を信じた結果、朝夕の空にはホント恵まれた2日間でした。
登りのコース、最初に渓流釣りの方に会ったきり、登山者ゼロでした(笑)
それでも、途中で出会った沢山の花、テン場での素敵な出会いありと、ここ数年のなかでも、指折りの内容だったように思います(^-^)
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