白毛門〜茂倉岳（馬蹄形敗退）

2015年08月16日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 24.7km
• 登り: 2,523m
• 下り: 2,583m

コースタイム

日帰り

• 山行: 14:09
• 休憩: 2:27
• 合計: 16:36

2:08 土合駅
2:23 2:28 白毛門登山口駐車場
4:54 5:01 松ノ木沢の頭
5:43 5:56 白毛門
6:46 6:54 笠ヶ岳
8:02 8:13 朝日岳
8:28 8:28 ジャンクションピーク
9:29 9:38 清水峠白崩避難小屋
10:28 10:35 七ツ小屋山
11:13 11:13 蓬峠
11:57 12:11 武能岳
12:51 13:19 笹平
14:29 14:43 茂倉岳
14:56 15:20 茂倉岳避難小屋
16:09 16:16 矢場ノ頭
17:45 17:45 茂倉新道登山口
18:44 18:44 土樽駅
18:44 ゴール地点

天候

雨→晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

■行き
17:55 新宿駅
20:51 土合駅
＊最寄り駅で電車遅延のため終電（大宮〜高崎間新幹線）利用。

■帰り
19:10 土樽駅（タクシー20分　\3400）
19:30 越後湯沢駅　19:51
21:35 新宿駅
＊18:00過ぎの電車に乗り遅れのため

コース状況／危険箇所等

・土合駅〜白毛門
夜間のため登山道の様子がわかりませんでしたが
急登がひたすら続きます。
基本尾根づたいに登り続ける印象ですが、1484の先のピークだけ
右斜面へいったん下って再び登る箇所があります。（夜間時は要注意）

・白毛門〜笠ヶ岳〜朝日岳
笠ヶ岳までの稜線は、いったん下って再び登り返します。
標高差はさほどではありませんが、部分的に細い岩場も通過するため
雨などで濡れている場合はスリップに注意が必要です。

・朝日岳〜ジャンクションピーク〜清水峠
朝日岳より先木道となだらかな土道が続きます。
ジャンクションピーク以降、ザレた斜面を通過する箇所があり
見た目以上に難儀しました。
清水峠へは標高をグングン下げ、樹林帯になります。

・清水峠〜七ッ小屋山〜蓬峠
峠よりすぐに上り斜面が続きます。コース上は笹が刈りこまれています。
山頂から蓬峠まではなだらかで歩きやすい下りが続きます。

・蓬峠〜武能岳〜笹平〜茂倉岳
峠より厳しい登りが続きます。武能岳まで標高差は200m弱。
この後がおそらくこのコースの核心部でしょうか。
笹平へ200m下り茂倉岳まで400m登り返す厳しい行程となります。

・茂倉岳〜茂倉新道〜土樽駅
茂倉岳避難小屋の裏手下ってすぐ水場あり。（1L補給）
矢場ノ頭より先の樹林帯に入ると、滑りやすい木の根っ子と露岩が多発し
歩きづらいです。疲労のたまった下山時は結構こたえます。

写真

8/15 20:55

最終電車で2度目の土合駅。
今回は水上方面から来たので、この聖地から入山です。
左右には冷たい水が流れていて、夜のこの空間は冷蔵庫。
階段は462段もあるのですが、その冷気で汗もかかず快適に感じました。

8/16 1:41

人生初のステーションビバーク。
登山届を出して、人生初の深夜入山。

8/16 2:29

緊張のスタート。。
あらゆる獣出現の不安が頭をよぎります。

8/16 2:52

獣のマーキング臭のたびに鈴を手で鳴らし咳払いをしてみたり^^;
1484より先のピークでルート確認のタイムロスもあったが、
それ以上にはやる気持ちが先行してペースが全然上がらない。

8/16 4:54

松ノ木沢ノ頭へ到着。
もう夜が明けつつある模様。ヘッデンをしまいます。

8/16 5:22

小雨がだんだん強くなってきた。

8/16 5:39

でも、樹林帯の蒸し暑さから比べると
霧のシャワーにあたっているみたいで快適。

8/16 5:43

そして、憧れの白毛門へ。
雪山も登りたいけど、まずは夏道で下見完了。
（・・真っ暗で何も見えず・笑）

8/16 5:45

いきなり予定を1時間強オーバー。
あまりの遅さに気分が曇り気味・・喝入れます。

8/16 6:20

予報を信じながら進むと、
ガスと小雨まじりの向こうから、こんな朝早くに登山者と遭遇。
すれ違い様ほんの一瞬でしたが、かけて頂いた穏やかな声。
下山した今もまだ耳に残っています。

8/16 6:46

笠ヶ岳へ到着。
薄日が指してきた。

8/16 6:54

標識のそばに咲く小さな花。

8/16 7:27

ニガイチゴ。
朝露で実が美味しそう。

8/16 7:35

目まぐるしく変化するガス。

8/16 7:40

おぉ〜ガスが切れてきた・・

8/16 7:45

ヒラヒラ〜と舞い降りるちょうちょ。
タイミングよくシャッターに収まりました。

8/16 7:53

コースの内側もガスが晴れてきた。
・・俺さっきからこんなとこ歩いてたのね。

8/16 7:55

正面のガスも晴れ、絶壁の岩場が眼前に。
上のほうに標識が・・あそこが山頂のようだ。

8/16 7:58

ミネウスユキソウ
わずかに咲いてました。

8/16 8:13

朝日岳　到着！
ちょうどいい広さの丸くて平らな山頂。
こことても気に入りました。

8/16 8:15

晴れきました〜

8/16 8:21

木道沿いの池塘。気分も晴れてきた。

8/16 8:25

キリンソウとリンドウ。

8/16 8:28

そして、ジャンクションピークへ。

8/16 8:29

ジャンクションピークの先に連なる、
上越国境と巻機山への道。
残雪期にしか通れない憧れのルート。思わずため息が^^

8/16 8:42

いやらしいザレた斜面を通過するのに
結構難儀しました。

8/16 8:54

清水峠への道。
少しスピードアップ。

8/16 9:14

グングン下って樹林帯を抜けると、
ミニ池塘を通過します。

8/16 9:29

清水峠の白崩避難小屋へつきました。
この先の上りに備え、ここでクールダウン。

8/16 9:46

七ッ小屋山へ地味に長い上りが始まります。
登山道の笹は刈り込まれおり助かります。
涼しい稜線から比べると、蒸し暑さを感じます。

8/16 9:51

アカモノ

8/16 9:58

キオン

8/16 10:00

ノコンギク

8/16 10:01

坂を上り詰めると、一際異彩を放つ山が眼前に。
あれが大源太山か。すんごい形してるな。

8/16 10:06

亀足だけどほんの少しずつ、

8/16 10:25

出だしの遅れを取り戻して、

8/16 10:28

なんとか七ッ小屋山へ到着。

8/16 10:40

写真では何度も見たけど、
なんと贅沢な景色・・

8/16 10:59

登山道にニッコウキスゲ一輪屹立。

8/16 11:01

ハクサンフウロはほんとたくさん見かけました。

8/16 11:05

コウメバチソウ。

8/16 11:06

全ルート中、最も歩きやすい快適な道。

8/16 11:10

蓬ヒュッテに着きました。
このエリアでは数少ない有人小屋のようです。

8/16 11:12

蓬峠近辺でしか見かけなかった
ミヤマキンポウゲ。

8/16 11:15

いよいよ武能岳への上り幕開け。
笹は腰ぐらいまで。そんなに気になりませんが、
湿った滑りやすい土道と蒸し暑さで何度も足が止まりました。

8/16 11:32

登ってきた笹道を振り返ります。
・・なんとか登り切った。

8/16 11:57

そして、武能岳到着です。
時計を見ると、予定より40分オーバー。
ちょっとだけ巻き返した。

8/16 12:18

この先、笹平へ向かって一気に標高を下げます。
岩場と疲労で、思うようにスピードが出ない。

8/16 12:39

谷川岳がやっと目の前に見えてきた。

8/16 13:04

笹平へ到着。最大の難所、茂倉岳への上りが目の前に。

8/16 13:04

ここで一息・・
のつもりが、座った途端身体が持ち上がらなくなった。
これまで挽回した貯金も使ってしまい、
ここで自分の中で何かが途切れてしまった。

8/16 14:09

再び亀足で登りつつも、15分歩くと岩場に腰を下ろす状況に。
・・今日は茂倉新道を降りよう。

8/16 14:11

ハクサンオミナエシ

8/16 14:15

あそこはピークかな。それともその先か。

8/16 14:24

トリカブト

8/16 14:25

今日イチの晴れ！

8/16 14:29

本日の最終ピーク
茂倉岳　登頂！

8/16 14:39

一ノ倉岳。
この先の一歩は、今の自分にとって
遠い距離に感じた。

8/16 14:42

ガスで覆われたはるか先の谷川岳。

8/16 14:43

一息入れ、山頂を後にします。

8/16 14:44

ミヤマシャジン。

8/16 14:47

すんごい山ヒダ。

8/16 14:56

避難小屋。
4Lほぼ使い果たしてしまったので、水の補給。

8/16 15:09

小屋の裏手ちょっと下ったところに、
水場で無事補給。
（若干浮遊物ありましたが、平気でした）

8/16 15:23

茂倉新道から、目指すは土樽駅へ。

8/16 15:48

裏側から見る谷川岳も荘厳です。

8/16 16:09

矢場ノ頭到着。
下ると気温がぐんぐん上がってきた。

8/16 16:43

木の根っこ地帯を1時間ほどかいくぐって、

8/16 17:18

やっと土道へ。
粘土質のため滑りやすいところはトラロープが設置されていました。

8/16 17:45

無事下山。
なんとかぎりぎり18:09の電車に間に合うかな・・

8/16 18:44

道を間違えて、結局電車に乗り遅れてしまいました。
今日の教訓：「登山はゆとりをもった計画を。」

8/16 18:48

お疲れ様でした！

撮影機器：

iPhone 6 Apple

PENTAX MX-1 ペンタックス

感想

shitroen

「敗退」山行となりました。
（※個人的には撤退と使い方をわけています）

開始から終いのタクシー利用、
だらしの無い山行となってしまった。

体、下調べ、判断、いろいろこの日足りていませんでした。

レコがトーン抑えめのため、やや暗い調子ですが、
明日の自分の糧としますっ！

駄文にて恐縮でございます。