火打山
- GPS
- 12:56
- 距離
- 34.7km
- 登り
- 3,013m
- 下り
- 3,018m
コースタイム
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 7:48
天候 | 1日目:晴れ、2日目:曇り時折晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道はよく整備されています。が、黒沢池から妙高山の道は薮多く荒れ気味です。 |
その他周辺情報 | 笹ヶ峰先の苗名の湯でひと風呂。湯量豊富です。500円で入れました(モンベル会員で100円引きのよう)。昼は少し妙高高原駅近くの『やぶそば』さんでたれかつ丼とそば。 因みに夏は営業してないようだが杉野沢スキー場近くの『サンアントン』さんのカツはかなり美味しいです。 |
写真
感想
元々は三連休を使ってパーティーで白馬へ行く予定だったが、天気がどうにも宜しくないということで流れる。。日本全国パッとしない中、新潟/上越のあたりがギリギリ高気圧の勢力下に入りそうということで、急遽高谷池にテントを取った。
ところどころガスかかる上信越道を走って、金曜22:30に笹ヶ峰の登山口へ。妙高高原からは暗い山間をノロノロ走る。むせかえりそうな霧が濃い。思ったよりも駐車場に人はいないが、遠隔地のナンバーも多く早々に寝る。
人の声が4:30頃に聞こえ、モコモコと寝袋から這い出る。窓が白く一瞬残念に思うが、単純に結露しただけで外は晴れだった。登山口で500円の入山料を支払ってノコノコ山を登りはじめる。個人的には山の管理料はどこでもバンバン取ればいいのにと思う。山を守る人に対して、登山客ができることはそんなに多くはない。
最初は緩やかな山容。黒沢の橋を過ぎた辺りから、勾配がぐっとキツくなり十二曲りなどの急騰が連続する。思ったよりも登山客が多いかもしれない。持ち帰りのトイレ使用ブース(モンベル)が山中にあるが、使用率はどんなものかしら。
富士見平分岐を右に取ると急に人は少なくなる。火打を目指す方が多いようだ。黒沢池までの高原歩きは、かなり快適で良い。フワフワしたワタスゲが木道にかかり、気持ちが上がる。クルマユリ、ツマトリソウ、ハクサンフウロ等など見ていて飽きません。道中キプチョゲと鳴く鳥も、鳥にはそんな気はないかもしれないが。この道は今回のハイライトでした。
UFOを具現化したような、山高帽のような黒沢池ヒュッテで一本。ザックをデポする方も多いようだ。ザックカバー大事。当方は9月の大雪縦走を前に、一応担ぐことにした。
大倉乗越からは道が荒れ気味。ガレもあるし、植物の茎がよく滑る。ただタカネニガナやオオバミゾホオズキなどの黄色い花も多く楽しい。小さな雪渓を過ぎると、本格的な上昇に転じる。燧岳へのナデツ窪ルートの雰囲気です。着替えはないがほぼフル装備に近い状態では、なかなかスピードも上がらないね...2310Mあたりでゼリーを補給し、最後根性で上がる。
登頂先では外輪の三田原山や火打山、焼岳と頸城山塊に留まらず、白馬なども見える。天気の読みはあたった!前々回は燕温泉から紅葉の時期に、前回は冬に三田原山を登ったきりだったので、夏山は初めて。個人的には冬が一番好きかな。
同じ道をそろそろ戻り1200に黒沢池ヒュッテに戻る。高原は快晴で気持ち良い。尾瀬程は広くないけれども落ち着くね。汗をダラダラ流しながら、一段高い高谷池を目指して歩く。ヤナギのホワホワした綿毛が飛び交い、一部は道に落ちており、まるで綿雪が真夏に降っているよう。右手は日本海方向ながらガスで見えず、山がその防壁となっている様子。
高谷池には1300頃着。鋭角な切妻屋根の、モダンな山小屋!プリン(土日限定)やケーキも提供しているよう!今日は22張りの予約とのことだったが、敷地的には余裕な様子。ストレッチしたり、『三体』を読んだりしてのんびり過ごす。夜も凪いでいた。ただ消灯時刻以降も会話を続ける人がいた。ニンゲン、ルールマモルノダ。
土曜朝530頃、ガスがかり山も見えず逡巡していたが、雷鳥に会えることにかけて、意を決して、火打登山開始。天狗の庭は雲間から朝日を浴びて美しい。ハクサンコザクラもポコポコ咲いている。
雷鳥平には雷鳥なし。雪渓はあるが登山道にはなし。ドデカナメクジなんかを山道から避けつつ、ガスが切れてきた火打山を臨む。優美な山だ。木道の階段(Stairway to heavenと勝手に呼称)を歩ききってガスの切れる中ギリギリセーフで乗り込む。焼岳•雨飾山?は気持ち良い稜線。残念ながら雷鳥はいなかった。これは白馬、立山に行くしかない。
ガスがすぐまた覆いはじめ、下山開始。CCレモン補給済みで体は好調。天狗の庭では池塘に火打山が反射し、ますますカッコ良い。
高谷池で山に別れを告げパカパカ降りる。下山途中、K大学のOBの方と同道させていただく。黒沢遡行帰りで、同行者は火打を目指し一足先に下山途中だった様子。様々な山の話をさせて頂き大変勉強になった。改めて楽しい時間有難うございました。この場を借りて御礼申し上げます。
笹ヶ峰の登山口につくやいなや、柔らかいシャワーが降り始める。慈雨ってやつだな。焼けた火照った体には心地よく、この後の苗名の湯のことを思いワクワクする。
苗名の温泉は湯量豊富で、すべすべしたお湯。100円で温泉饅頭も買えるのでオススメです。妙高はきっとこれからも何回も来るだろうな。サンアントンのカツ、野沢菜も食べたいし笑。
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