ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7068886
全員に公開
沢登り
甲斐駒・北岳

笹ノ沢

2024年07月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:02
距離
12.1km
登り
1,211m
下り
1,215m

コースタイム

日帰り
山行
10:36
休憩
0:27
合計
11:03
7:09
34
八間岩前駐車スペース
7:43
10
笹ノ沢入渓
7:53
44
トイ状25m滝下
8:37
4
トイ状25m滝上
8:41
44
3段40m滝下
9:25
44
3段40m滝上
10:09
10:21
145
小休憩
12:46
14
黒津沢出合
13:00
13:05
82
アレ沢・喜平治沢出合 (小休憩)
14:27
14:33
33
水晶ナギ下鞍部 (脱渓+小休憩)
15:06
15:10
15
水晶ナギ
15:25
49
16:14
24
16:38
15
コタキノ沢左俣 (沢筋)
16:53
79
豪雨により沢筋から撤退決定
18:12
八間岩前駐車スペース
天候 曇天→晴れ→雷雨
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八間岩前駐車スペースより
コース状況/
危険箇所等
計画: https://yamare.co/p4429350

・コンディション: 水量普通、ヌメリそこそこ
・沢内他パーティ: なし
・参考遡行図:「新版 東京起点 沢登りルート100」P.198-199 (中級/2級/Ⅲ)
・携帯電話: 駐車スペースあり(d/R)、稜線付近からあり(d/SB)
・登山届: Compass, 車ダッシュボード提示, 身内へ共有, 登山ポストなし

盛夏日は水流登攀!というわけで一般的には巻く2つの大滝を登攀しに、笹ノ沢へ。登攀や巻きでだいぶ時間を使ったので予定タイムをだいぶ押してしまい、夕方の豪雨前の下山を目指していたが、間に合わず。雨量がすごかったため、計画のコタキノ沢下降は諦め、尾根からの下山とした。

沢自体は砂地がずっと続く、白く非常に綺麗な沢。Co1250ぐらいまでは登れる滝が多く(巻道やトラロープなども多いが、水線を登った方が楽しい)真夏の沢を味わい尽くせた。

後半のゴルジュ2つを巻く巻道は踏み跡が出だし以外はかなり不明瞭で正直さっぱりわからなかったので、現地で地形や鹿のフンを見ながらとなった。ここが参考遡行図で「中級/2級」とされている理由だと思う。それなりに沢での経験値が必要。

◇トイ状25m
右壁から水線にアプローチし、そのあと水線をトラバースして水流左側を登れそうなラインを考え、CLが取り付いたが、岩が脆く、キーホールドっぽいものがボロボロ取れていくので危険を感じ、10m弱登ったところでハーケン+スリングを残置し撤退した(ラインは写真にて)。中間支点にボールナッツ#2使用。手持ちのスリングが明るい色のものしかなかったため、残置が少し目立つ感じになってしまった、申し訳ない……。
このラインだと水線トラバースが核心になりそうだが、右岸巻き時に見えたラインとして、右岸から少し上がると水流左側に降りられそうなのでそこから登攀すればいけそうに見えた。

◇3段大滝(8m→15m→5m)
一昨年に沢界隈で著名なキノポンさんが亡くなった滝。面識はないが、現在の沢登りに大きな影響を与えた方であるのは間違いない。黙祷をしてから登った。
CLが50mロープで一気に一番上まで上がって残3mほど。中間支点は2箇所でほぼフリーで水線を登った。
1段目は水流右(Ⅲ)。フリーであがり、落口にZ4#0.3。
2段目は水流左(Ⅲ+)。登り始めにZ4#0.75でロープの流れを確保した。
3段目は水流真ん中(Ⅲ)。強い水流に負けじと足を張って突っ張りモゾモゾと上がる。
3段目落口上左にあった岩盤の出っ張りを支点にしてSLをビレイ。

なお、駐車スペース付近のボルダーで、ホームジムのアウトドアアクティビティが開催されていたので、うまくいけば合流してワイワイする予定だったが、間に合わなかった。
その他周辺情報 ラストコンビニ: セブンイレブン 北杜白州店
下山後温泉: 尾白の湯
到着時の駐車スペース
2024年07月27日 06:41撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 6:41
到着時の駐車スペース
八間岩。ボルダリングの岩場として有名
2024年07月27日 07:10撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 7:10
八間岩。ボルダリングの岩場として有名
2024年07月27日 07:14撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 7:14
2024年07月27日 07:14撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 7:14
林道ゲート
2024年07月27日 07:15撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 7:15
林道ゲート
林道はずっと神宮川沿いに伸びている
2024年07月27日 07:16撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 7:16
林道はずっと神宮川沿いに伸びている
林道右にあるアイガー岩。「白州ドリームタイム」という課題で有名なボルダリングスポット
2024年07月27日 07:19撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 7:19
林道右にあるアイガー岩。「白州ドリームタイム」という課題で有名なボルダリングスポット
堰堤をいくつも越えていく
2024年07月27日 07:23撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 7:23
堰堤をいくつも越えていく
2024年07月27日 07:24撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 7:24
ヤチキ沢出合。ここから日向山もいつか行きたい
2024年07月27日 07:25撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 7:25
ヤチキ沢出合。ここから日向山もいつか行きたい
超巨大堰堤にぶつかり林道終点となる
2024年07月27日 07:40撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 7:40
超巨大堰堤にぶつかり林道終点となる
巨大堰堤の下にある小さい堰堤上に入渓
2024年07月27日 07:41撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 7:41
巨大堰堤の下にある小さい堰堤上に入渓
小さい堰堤から見える笹ノ沢出合の滝
2024年07月27日 07:42撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 7:42
小さい堰堤から見える笹ノ沢出合の滝
小さい堰堤左岸のハシゴを登る
2024年07月27日 07:43撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 7:43
小さい堰堤左岸のハシゴを登る
笹ノ沢入渓。末広がりの滝下
2024年07月27日 07:44撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 7:44
笹ノ沢入渓。末広がりの滝下
末広がりの滝10x12m。どこからでも登れる
2024年07月27日 07:45撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
1
7/27 7:45
末広がりの滝10x12m。どこからでも登れる
末広がりの滝上より。SLが水流を登ってきている
2024年07月27日 07:47撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 7:47
末広がりの滝上より。SLが水流を登ってきている
トイ状小滝。水流を楽しく登れる
2024年07月27日 07:49撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
1
7/27 7:49
トイ状小滝。水流を楽しく登れる
イワタバコをよく見かけた
2024年07月27日 07:49撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
1
7/27 7:49
イワタバコをよく見かけた
小滝を越えると奥に見える巨大な滝が
2024年07月27日 07:51撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
1
7/27 7:51
小滝を越えると奥に見える巨大な滝が
トイ状25m
2024年07月27日 07:53撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
7/27 7:53
トイ状25m
トイ状25mの水線を正面から
2024年07月27日 07:54撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 7:54
トイ状25mの水線を正面から
右壁から水線に入るルートで登攀を試みたが、10mほど登ったところでホールドがボロボロ崩れて危険を感じたので撤退。手元に地味な色のスリングがなく、目立つ色(赤色)のスリングを残置してしまった、申し訳ない
1
右壁から水線に入るルートで登攀を試みたが、10mほど登ったところでホールドがボロボロ崩れて危険を感じたので撤退。手元に地味な色のスリングがなく、目立つ色(赤色)のスリングを残置してしまった、申し訳ない
巻きは、参考遡行図では少し戻って高巻きとのことだったが、水流すぐの窪状から登れた(CLが登っている様子)。岩脆め+最後のマントルが少し悪いので注意
2024年07月27日 08:30撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
1
7/27 8:30
巻きは、参考遡行図では少し戻って高巻きとのことだったが、水流すぐの窪状から登れた(CLが登っている様子)。岩脆め+最後のマントルが少し悪いので注意
3mCS。左岸から小さく巻いた
2024年07月27日 08:37撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 8:37
3mCS。左岸から小さく巻いた
見えてくる大きな多段の滝が
2024年07月27日 08:40撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 8:40
見えてくる大きな多段の滝が
3段大滝(8m→15m→5m)
2024年07月27日 08:41撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 8:41
3段大滝(8m→15m→5m)
3段大滝下から見上げるCL
2024年07月27日 08:42撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 8:42
3段大滝下から見上げるCL
水線を3段一気に登った。CL登攀後のロープライン
2024年07月27日 09:04撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 9:04
水線を3段一気に登った。CL登攀後のロープライン
2段目のCL登攀後のロープライン
2024年07月27日 09:08撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
1
7/27 9:08
2段目のCL登攀後のロープライン
3段目上からビレイ中のCLと登ってくるSL
3段目上からビレイ中のCLと登ってくるSL
3段大滝上の小滝。水線を気持ちよく登れる
2024年07月27日 09:24撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 9:24
3段大滝上の小滝。水線を気持ちよく登れる
沢内でドラム缶を2個も見かけた、これが最初の1個目
2024年07月27日 09:26撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 9:26
沢内でドラム缶を2個も見かけた、これが最初の1個目
小滝が連続していて楽しい場所。全部水線を楽しく登れる
2024年07月27日 09:27撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 9:27
小滝が連続していて楽しい場所。全部水線を楽しく登れる
気持ちの良い渓相が続く
2024年07月27日 09:31撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 9:31
気持ちの良い渓相が続く
わーい(白目)
2024年07月27日 09:33撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 9:33
わーい(白目)
水線が本当に気持ちの良い気温
2024年07月27日 09:34撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
1
7/27 9:34
水線が本当に気持ちの良い気温
ここは確か真ん中の乾いたところを登ったような…小滝が多くてあまり覚えていない
2024年07月27日 09:37撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 9:37
ここは確か真ん中の乾いたところを登ったような…小滝が多くてあまり覚えていない
躍動感
2024年07月27日 09:46撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 9:46
躍動感
2024年07月27日 09:54撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
7/27 9:54
大岩の下を気持ちよく潜り抜けられるスポット
2024年07月27日 09:56撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 9:56
大岩の下を気持ちよく潜り抜けられるスポット
2024年07月27日 09:57撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 9:57
右岸にトラロープがかかっていたが、水流右を簡単に登れた
2024年07月27日 09:59撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
7/27 9:59
右岸にトラロープがかかっていたが、水流右を簡単に登れた
左岸にトラロープがかかっていたが、水流右を簡単に登れた、最後は水流にマントルを返す
2024年07月27日 10:03撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 10:03
左岸にトラロープがかかっていたが、水流右を簡単に登れた、最後は水流にマントルを返す
ホクギ沢(クロツ沢?)出合。山頂に興味なければ、ここからエスケープしてコタキノ沢を降りるルートが半日コースで楽しめそう
2024年07月27日 10:07撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 10:07
ホクギ沢(クロツ沢?)出合。山頂に興味なければ、ここからエスケープしてコタキノ沢を降りるルートが半日コースで楽しめそう
ホクギ沢出合を過ぎてすぐ、小休憩したポイント
2024年07月27日 10:10撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 10:10
ホクギ沢出合を過ぎてすぐ、小休憩したポイント
この辺りからヤマメの魚影が見え始める、これはまだ15cmぐらいで小さめ
2024年07月27日 10:19撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 10:19
この辺りからヤマメの魚影が見え始める、これはまだ15cmぐらいで小さめ
この辺りからゴルジュっぽくなる
2024年07月27日 10:24撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 10:24
この辺りからゴルジュっぽくなる
水床が白いので狭いゴルジュでも開放感があって気持ちが良い
2024年07月27日 10:24撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
7/27 10:24
水床が白いので狭いゴルジュでも開放感があって気持ちが良い
ゴルジュ内はずっと水線をスッキリ進める
2024年07月27日 10:29撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 10:29
ゴルジュ内はずっと水線をスッキリ進める
左から簡単に巻ける小滝もガシガシ水線で行きましょう
2024年07月27日 10:32撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 10:32
左から簡単に巻ける小滝もガシガシ水線で行きましょう
沢内に大木の丸太が2本鎮座している面白い場所
2024年07月27日 10:35撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 10:35
沢内に大木の丸太が2本鎮座している面白い場所
ゴルジュを抜けると少し渓相が落ち着く
2024年07月27日 10:39撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 10:39
ゴルジュを抜けると少し渓相が落ち着く
軽量化のためにゲイターを着けてこなかったCL、沢靴下の中に砂利が入り不快でしょっちゅう脱いで砂利を抜く。地質が砂地の沢にいく時はゲイターを履きましょう
2024年07月27日 10:42撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 10:42
軽量化のためにゲイターを着けてこなかったCL、沢靴下の中に砂利が入り不快でしょっちゅう脱いで砂利を抜く。地質が砂地の沢にいく時はゲイターを履きましょう
お邪魔しています
2024年07月27日 10:53撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 10:53
お邪魔しています
右から枝沢出合。ここから上が巻き主体になってくる
2024年07月27日 10:53撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 10:53
右から枝沢出合。ここから上が巻き主体になってくる
奥が、見た目より簡単に登れる4mぐらいの滝
2024年07月27日 10:57撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 10:57
奥が、見た目より簡単に登れる4mぐらいの滝
右岸にビバーク適地(焚き火跡アリ)。後からわかるが、この適地の反対岸からこの先のゴルジュを高巻く踏み跡がある。我々は進んでしまったが、登れずここまで戻ってくることになる
2024年07月27日 10:59撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 10:59
右岸にビバーク適地(焚き火跡アリ)。後からわかるが、この適地の反対岸からこの先のゴルジュを高巻く踏み跡がある。我々は進んでしまったが、登れずここまで戻ってくることになる
木がめちゃくちゃに詰まったゴルジュ入り口の2mぐらいの滝。左側から登った
2024年07月27日 11:01撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 11:01
木がめちゃくちゃに詰まったゴルジュ入り口の2mぐらいの滝。左側から登った
ゴルジュ内には砂浜が
2024年07月27日 11:05撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
7/27 11:05
ゴルジュ内には砂浜が
写真では見えない奥に登れなそうな6mCS滝がある。そもそもその滝下までいくのも大変そう。小滝をウォータースライダーで戻った
2024年07月27日 11:11撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 11:11
写真では見えない奥に登れなそうな6mCS滝がある。そもそもその滝下までいくのも大変そう。小滝をウォータースライダーで戻った
ここがビバーク適地の反対岸の巻道始まり
2024年07月27日 11:29撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 11:29
ここがビバーク適地の反対岸の巻道始まり
踏み跡は顕著
2024年07月27日 11:32撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 11:32
踏み跡は顕著
結構な大高巻きでゴルジュを全て巻く
2024年07月27日 11:39撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 11:39
結構な大高巻きでゴルジュを全て巻く
この辺りで沢床に復帰
2024年07月27日 11:42撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
1
7/27 11:42
この辺りで沢床に復帰
右の枝沢から多段の大きな滝が流れ込む。この支流の1段目を登り、尾根状からまたゴルジュを大高巻きする。ここは1つ前の反省を生かして参考遡行図をきちんと読んでいたので進まずに素直に従ったが、踏み跡はかなり不明瞭で地形を見ながらになった
2024年07月27日 11:42撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
7/27 11:42
右の枝沢から多段の大きな滝が流れ込む。この支流の1段目を登り、尾根状からまたゴルジュを大高巻きする。ここは1つ前の反省を生かして参考遡行図をきちんと読んでいたので進まずに素直に従ったが、踏み跡はかなり不明瞭で地形を見ながらになった
右の枝沢、多段の大きな滝。とても見事
2024年07月27日 11:44撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
1
7/27 11:44
右の枝沢、多段の大きな滝。とても見事
大高巻き中に早めに下に降りられそうな斜面を見つけ、降りてきたところ(これがこの後の苦労に繋がる)
2024年07月27日 12:27撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 12:27
大高巻き中に早めに下に降りられそうな斜面を見つけ、降りてきたところ(これがこの後の苦労に繋がる)
登れなそうな5mほどの直瀑
2024年07月27日 12:29撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 12:29
登れなそうな5mほどの直瀑
左側を登ったが、かなりのハイステップが要求され割としんどかった。CLがフリーで登り、フォローのSLにはお助け紐で登ってもらった。参考遡行図通りの巻道で降りればこの滝上に出るので苦労しない
2024年07月27日 12:30撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 12:30
左側を登ったが、かなりのハイステップが要求され割としんどかった。CLがフリーで登り、フォローのSLにはお助け紐で登ってもらった。参考遡行図通りの巻道で降りればこの滝上に出るので苦労しない
黒津沢出合
2024年07月27日 12:45撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 12:45
黒津沢出合
黒津沢出合を過ぎるとかなり平凡な渓相に
2024年07月27日 12:48撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
1
7/27 12:48
黒津沢出合を過ぎるとかなり平凡な渓相に
沢内に落ちていた謎の基盤
2024年07月27日 12:50撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 12:50
沢内に落ちていた謎の基盤
ゴーロが続く
2024年07月27日 12:52撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 12:52
ゴーロが続く
喜平治沢(左)・アレ沢(右)出合。右のアレ沢へ
2024年07月27日 12:59撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 12:59
喜平治沢(左)・アレ沢(右)出合。右のアレ沢へ
アレ沢序盤は右岸に踏み跡があり快適に歩ける
2024年07月27日 13:10撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 13:10
アレ沢序盤は右岸に踏み跡があり快適に歩ける
滝のようなものはなくずっとこんな感じ
2024年07月27日 13:11撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 13:11
滝のようなものはなくずっとこんな感じ
2個目のドラム缶
2024年07月27日 13:17撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 13:17
2個目のドラム缶
枝沢から落ちる滝
2024年07月27日 13:19撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 13:19
枝沢から落ちる滝
アレ沢最後の滝らしい滝
2024年07月27日 13:23撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 13:23
アレ沢最後の滝らしい滝
枝沢の滝
2024年07月27日 13:24撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 13:24
枝沢の滝
だんだん荒れてくる
2024年07月27日 13:25撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 13:25
だんだん荒れてくる
2024年07月27日 13:44撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 13:44
この辺りからアザミが核心になる
2024年07月27日 13:44撮影 by  iPhone 15 Pro Max, Apple
7/27 13:44
この辺りからアザミが核心になる
水が枯れ、すっかり詰めの様相に。右側の白い岩盤のように見えるのは触るとわかるが全て砂地で触るとサラサラ崩れる。水晶ナギの下にいるんだなと実感
2024年07月27日 13:57撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 13:57
水が枯れ、すっかり詰めの様相に。右側の白い岩盤のように見えるのは触るとわかるが全て砂地で触るとサラサラ崩れる。水晶ナギの下にいるんだなと実感
ひたすら登る、アザミを避けながら
2024年07月27日 14:03撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 14:03
ひたすら登る、アザミを避けながら
稜線が見えてくる、がこの辺りの傾斜がキツい
2024年07月27日 14:10撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 14:10
稜線が見えてくる、がこの辺りの傾斜がキツい
沢形は左側の岩盤状側に進むが、目の前に見えている稜線へそのまま上がっていく
2024年07月27日 14:15撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 14:15
沢形は左側の岩盤状側に進むが、目の前に見えている稜線へそのまま上がっていく
詰め上がったところ
2024年07月27日 14:33撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 14:33
詰め上がったところ
水晶ナギへ上がっていく、が、既に砂地がすごい。踏み跡は薄め。岩と砂地の間ぐらいの土壌を騙し騙し踏みながら登る、割と怖い
2024年07月27日 14:42撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
7/27 14:42
水晶ナギへ上がっていく、が、既に砂地がすごい。踏み跡は薄め。岩と砂地の間ぐらいの土壌を騙し騙し踏みながら登る、割と怖い
水晶ナギ上より。右奥に見える白くなっている山が「天空のビーチ」で有名な日向山。見える街並みは北杜市〜韮崎市
2024年07月27日 15:06撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
7/27 15:06
水晶ナギ上より。右奥に見える白くなっている山が「天空のビーチ」で有名な日向山。見える街並みは北杜市〜韮崎市
水晶ナギを上から少し降ったところより。右下の谷筋をずっと登ってきた
2024年07月27日 15:08撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
7/27 15:08
水晶ナギを上から少し降ったところより。右下の谷筋をずっと登ってきた
水晶ナギ分岐
2024年07月27日 15:26撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 15:26
水晶ナギ分岐
水晶ナギからは立派な登山道がしっかり整備されている
2024年07月27日 15:33撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 15:33
水晶ナギからは立派な登山道がしっかり整備されている
ホクギノ平(丸山)から登山道を外れ、尾根を降りる。ピンクテープがしっかりありよく使われていそう
2024年07月27日 16:16撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 16:16
ホクギノ平(丸山)から登山道を外れ、尾根を降りる。ピンクテープがしっかりありよく使われていそう
ピンテを降りていくと自然に着く鞍部がコタキノ沢左俣の沢筋。ここから下降していく
2024年07月27日 16:38撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 16:38
ピンテを降りていくと自然に着く鞍部がコタキノ沢左俣の沢筋。ここから下降していく
一気に暗くなってものすごい雨が降ってきた
一気に暗くなってものすごい雨が降ってきた
尾根に乗ったところ。尾根自体はだいぶ歩かれているようで踏み跡がしっかりあった
尾根に乗ったところ。尾根自体はだいぶ歩かれているようで踏み跡がしっかりあった
尾根はおそらく元は登山道だったんだろうと思われる、ところどころが、人が多く通った後のように窪んでいた
尾根はおそらく元は登山道だったんだろうと思われる、ところどころが、人が多く通った後のように窪んでいた
尾根にあるおそらく元登山道から出てきたところ
2024年07月27日 18:08撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 18:08
尾根にあるおそらく元登山道から出てきたところ
下山後の神宮川。綺麗な水流が完全にカフェオレになっている
2024年07月27日 18:33撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/27 18:33
下山後の神宮川。綺麗な水流が完全にカフェオレになっている
下山後の尾白の湯より。夕陽に染まった大きな虹が出ていた
2024年07月27日 18:58撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
7/27 18:58
下山後の尾白の湯より。夕陽に染まった大きな虹が出ていた

装備

個人装備
ココヘリGPS グローブ 雨具 食x1/行動食x5/非常食x1 ハイドレーション(2L) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット/常備薬 保険証 スマホ(兼GPS) 時計 タオル ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ スリング セルフビレイコード(PAS) 参考遡行図 地形図 バイル サングラス ナイフ 特小無線機
共同装備
ロープ(7.1mm50m) クイックドローx5 カム(Z4#.3/.4/.5/.75) ボールナッツ(#1/2) ハーケンx4 セルフジャミングプーリー(スポック) ツェルト 衛星SOS発信機(inReach Mini2)

感想

夏だ!水線だ!大滝登攀だ!
というわけで、初めての南アルプスの沢、笹ノ沢へ。

ボルダーでは何度もきている場所で沢装備に着替えるのは初体験w
アプローチは少し長いが快適入渓でテンション↑出発時に曇天だった空は入渓する頃にちょうど青空になりさらにテンション↑↑

参考遡行図通りに大きく巻いた2箇所のゴルジュ、上から見る限りは遡行したらすごく面白そうだった。エイドやハンマー投げも交えて登攀する価値はあるかもしれない。ただ、水平距離がかなりあるので、泊まり装備で来て、1日を調査に費やす感じになりそう。トイ状25mと共にいつかリベンジ行してみたい。

SLは体調の都合上、体力がかなり落ちているようで途中でかなりペースが落ちていたこともあり、荷物をいくつかCLが持ったりした。夕方の雷雨予報をきちんとケアするなら、早めにエスケープを考えた方が良かった。計画時点で時間でのエスケープ条件を作っていなかったのは反省。

距離が長いので、アプローチや下山を含め、単調になる場面が多い。水晶ナギの不思議な景色が唯一のご褒美かも。
滝登攀を目的にするのであれば、Co1200のホクギ沢を登ってコタキノ沢から下降するこの記録 https://yamare.co/5651221 のルートが短く楽しめると思う。

下山は荒天トレとなってしまったが、判断なども含めてベストパフォーマンスだったと思う。暑かったので雨は気持ちよかった、が、雷はやっぱり怖いなと改めて。

疲れが普段より多めにあるものの、温泉でしっかり回復できてよかった。尾白の湯の赤湯は最高です。良い沢でした!おつかれさまでした!

初めての南アルプスの沢。
沢の中にいる間は天気に恵まれ、透明の水と沢の底の白い砂がキラキラ光ってとても美しい沢でした。
どうしても登れない滝があるので全体的に巻きも多いけど、入渓後すぐに連続する大きめの滝や小滝・プチゴルジュなど登れる要素があったり、広く浅い砂底が広がる癒しの渓相があったりと面白い景色がたくさん見られて良い沢でした。

高巻き中に見えたすごく大きい滝がかっこよかったけど、木々の間から見えたその姿は岩肌がつるんとしていて「絶対に登らせない強い意志」みたいなのを感じたw
アレは間近で見たらすごい迫力なんだろうな。
個人的には高巻き後の穏やかな渓相~詰めがちょっと長すぎてお腹いっぱい。単調で、長い沢がより長く感じてしまいました。2人とも無言だったw

カエルやヤマメがたくさんいる沢なので生き物好きにオススメ。
人生初、小滝を登っている時にカエルが顔面に激突してきたのはいい思い出です。(カエルはそのまま滝壺に落ちていった)

他の沢に比べて砂に足を取られやすく、高巻き中は滑りやすかったので歩くのに気を使いました。
沢の中を歩いてる時も砂に足置いたらズブズブとふくらはぎ半分くらいまで埋まってビックリ。岩とは違う歩き方を考えさせられました。
特に詰めは砂でグズグズで登りにくかったです。あと詰めの斜面はアザミ畑だったので夏行かれる方はお気をつけて。

遡行中は夏らしい青空が広がっていたけど当初下山予定にしていた沢に向かって下降途中で雷と豪雨に見舞われ、急遽やっくんの判断で隣の尾根からの下山に変更。ナイス!
真っ暗で滝のような雨の中、落ち葉でぐずぐずの斜面を尾根に向けてトラバースして行った時には怖いけどちょっとワクワクしました!下山後駐車していたそばの川を見たらカフェオレの濁流。尾根から帰ってきて本当に良かった!!

全体の時間はかかりましたが、その分たっぷり楽しい経験できて満足です!
今年はちょっと体調不良でトレーニングできておらず体力が落ちているのを実感。荷物を途中で持ってもらったりしてフォローしてもらいました。
ありがとうございました!

追記:下山中アブがめっちゃいました。
刺されてすごく痛かった。絶対に!許さない!(怒)

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:337人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら