南アルプス南部縦走:小河内岳・荒川三山・赤石岳・聖岳・上河内岳(鳥ヶ池キャンプ場〜畑薙ダムゲート)
- GPS
- 120:27
- 距離
- 67.1km
- 登り
- 5,914m
- 下り
- 6,564m
コースタイム
- 山行
- 0:55
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 1:25
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 10:13
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 8:12
- 山行
- 5:08
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 6:27
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 9:37
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 10:03
天候 | 7/21 晴 7/22 ガスのち晴 7/23 晴 7/24 ガス・強風、一時強雨 7/25 ガス・強風、夕方雷雨 7/26 晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
高尾6:14〜8:54上諏訪9:22〜11:52伊那大島 JR(青春18切符) 伊那大島12:10〜13:35鳥ヶ池キャンプ場入口 南アルプス登山バス鳥倉線 1280円+荷物代1000円 <復路> 畑薙ダムゲート前〜静岡 テント場で知り合った方の車に同乗させていただいた 静岡19:33〜20:31沼津20:40〜20:57熱海21:08〜22:47東京 JR(青春18切符) |
コース状況/ 危険箇所等 |
熊情報:7月26日13時15分、畑薙大吊橋手前(送電線鉄塔約70メートル東)で熊に遭遇した。登山道の10メートルほど先を体長60センチほどの黒い犬が左から右に横切ったと思ったら、よく見ると熊だった。慌てて周囲を見回したが、親熊はいないようだった。登山道のそばで盛んに地面をほじくって、何かを食べているようだった。私が見ていることに気付いているが、意に介しない様子。通行できなくて困ったが、15分ほどして右手の林に去って行った。畑薙ダムゲートのお兄さんの話では、同じ場所で同じ個体と思われる熊が何度も目撃されていて、市に連絡したが、「今のところ実害がないので何もしない」とのこと。通行される方はご注意ください。 登山道は良く整備されているが、以下の箇所で個人的に問題があった。 ・悪沢岳に登る途中、標高3000m付近で登山道から左に外れる踏み跡に入り込み、30mほど進んでおかしいと思い戻った。正しいルートは岩場を直上するものだったが、赤ペンキが消えかけており、間違った踏み跡の方がルートらしく見えた。 ・荒川小屋から大聖寺平に至るトラバース道で、登山道に突き出た木の根を避けようとして路肩を踏み外してしまった。転落はしなかったが、右膝をその木の根にぶつけた。 ・百間洞山の家から大沢岳・中盛丸山間コルに出る斜上ルートには、右上に外れる踏み跡がいくつかある。そのうちの一つ(標高2590mから)に入り込んでしまい、かなり登ってしまってから気づき、林を強引に横断して登山道に戻った。地図検索で見てみると、同じ踏み跡に入り込む人が多数いることが分かる。私のこの間のGPS軌跡は削除した。 |
その他周辺情報 | 鳥ヶ池キャンプ場:無人で使用料金500円は大鹿村役場で支払う、あるいは振り込む 高山裏避難小屋、荒川小屋、百間洞山の家、聖平小屋:いずれもテント泊は2000円(水・トイレ使用料込み) 赤石温泉白樺荘:入浴料600円。食事はラストオーダー15:30(食べ損なった)。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ(MB ウイックロン ZEOサーマル ジャケット)
半袖ジップシャツ
ズボン
靴下
グローブ(MB クール フィンガーレスグローブ)
防寒着(MB U.L.サーマラップ ジャケット)
雨具
日よけ帽子(ワークマン)
アームカバー
帰宅時着替え
靴(Sirio PF431)
ザック+ザックカバー(Caelus 50)
行動食
非常食
調理用食材
飲料
コンロ/コッヘル(Jetboil Stash)
ガスカートリッジ
食器(Snapfold Bowlz)
ライター
水筒(900mlペットボトル2本)
折りたたみ水筒2L2本
山と高原地図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ(Actik Core)
モバイルバッテリ(13000+6400mAh)
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
スマホ/GPS
時計
オーバーサングラス
タオル
ストック
ナイフ
テント(Hi-Revo)
ポール
マット(UL Pad 15)
シェラフ(MB DH800#7)
シュラフカバー
日傘(MB トラベル サンブロックアンブレラ 50)
サンダル
|
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備考 | 出発時重量:14.3kg ・水・食料以外:9.2kg ・食料:4.1kg ・水:1kg ガス使用量:94g |
感想
南アルプス南部は三十数年前に何度か通って主なピークを踏んだが、今回は通しで歩いてみた。途中にあるテント場ごとに泊まって、一日一山、のんびりした縦走である。
初日は、JR各停とバスを乗り継いで、鳥ヶ池キャンプ場まで。大鹿村営のきれいなキャンプ場だが、利用者は私のほか車中泊の1人だけだった。
2日目は、三伏峠、小河内岳を経て、高山裏避難小屋まで。今回の山行では一番長い行程で、三伏峠までは快調に登れたが、それで脚を使い切ってしまい、その先のアップダウンがつらかった。小河内岳の先の樹林帯に入った所で昼寝して、何とか歩き切った。
3日目は、荒川三山を経て、荒川小屋まで。快晴に恵まれ、悪沢岳山頂から360度の展望を堪能した。これが続くと思っていたが、甘かった。
4日目は、赤石岳を越えて、百間洞山の家まで。天候が一変してガスと強風となり、眺望のない中、ただ歩いた。小屋に着く15分前に突然強い雨が降り出した。
5日目は、聖岳を越えて、聖平小屋まで。相変わらずガスで眺望なく、夕方には激しい雷雨となった。30分ほどで終わったが、私のテントサイトだけ水溜りとなり、数メートルテントを移動する事態になった。
最終日は、上河内岳を越えて、茶臼小屋分岐から畑薙湖に下山した。天気が回復して、上河内岳から歩いて来た山々を眺めることができた。茶臼小屋からの辛い下山に耐えて、あと少しで大吊橋という所で熊に遭遇してびっくりした。車道を白樺荘まで歩きバスで帰る計画だったが、テント場で知り合った方が先に下山してゲートまで車で迎えに来てくださった。バスには全く間に合わない時刻になってしまったので、とてもありがたかった。
予報より天気が悪く、赤石と聖がガスの中を歩いただけになったのは残念だが、下界の天気の不安定さを思うと、行動中にひどい雨に遭わなかっただけ有難いと思うべきなのだろう。
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