室堂・五色ケ原・越中沢岳・薬師岳 テント泊で縦走


- GPS
- 27:55
- 距離
- 37.7km
- 登り
- 2,841m
- 下り
- 3,918m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:17
- 山行
- 12:31
- 休憩
- 3:04
- 合計
- 15:35
天候 | 1日 晴れ 五色ヶ原テン場、夜11度。稜線は日陰がなく気温計測不可、推定で25度位。ほぼ無風。 2日 晴れ 五色ヶ原テン場、早朝9度、湿度70%。薬師岳山荘(2701m)の寒暖計、17時で22度。無風〜西側の開けている風の通るところで3m位。 3日 晴れ 薬師峠テン場、早朝10度、湿度90%。無風。 アメダス富山、この3日間の12時は概ね35〜37度。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
2024毎日あるぺん号23時新宿 20000円 https://bus.maitabi.jp/ 新宿西口都庁大型バスP23:00発 (高坂SAまたは上里SAまたは横川SA15分休憩・東部SAまたは松代PAまたは小布施PA15分休憩・有磯海SA15分休憩) 関越・上信道・北陸道=有峰駅入口・立山駅・桂台経由=弘法6:30着=室堂(貸切観光バス駐車場)7:00着 ★復路 帰りバス、折立から富山、2時間4500円 富山地鉄乗車券センター TEL : 076-442-8122 富山駅 – 折立直通バス 8月3日。予約番号0730201619 https://www.chitetsu.co.jp/?page_id=741 富山ー大宮 2時間ほどで約12000円 ーーーーーーーーーー 立山 ライブカメラ https://www.alpen-route.com/live_camera/murodou.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
竜王から薬師岳 地形図で見た印象よりアップダウンが多く体力勝負のルート。穂高のような派手な岩場・鎖場はない。しかし三点支持をしっかり取る必要がある箇所が随所にある。このルートを縦走する方は、それなりの方ばかりだと思うので、その意味では顕著な危険箇所はない。 北アはどこでもそうだが、稜線に日陰がなく、日中も雲が湧くことなく晴れて風が無いと暑く熱中症対策が必要。2日は行動中だけで5.5Lの水分補給した。 私のような高齢者(68歳)が五色ヶ原ー薬師峠をテン泊する場合、天気・時間が許せば途中・スゴ乗越小屋のテン場(水豊富)で1泊したほうがよい。晴れれば炎天下で熱中症、風雨なら低体温症といずれにしろ、1日で抜けるのは修行でしかない。 |
写真
感想
今回の目的
竜王から薬師岳の空白地帯を歩き、越中沢岳のピークを踏み赤線をつなげる。
*越中沢岳(えっちゅうさわたけ)は、富山県富山市にある山。知名度は北アルプスの山の中で非常に低く、「黒部の源流に孤高を誇る山」とも評される。
出発当日のゲリラ雷雨の影響で東上線が上板橋で運転見合わせ。20分遅延して動き出した。新宿西口都庁大型バスPにギリ間に合った。危うく新宿で撤退するところだった。夜行バスに初めて乗った。意外に席はゆったりしていた。運賃は2万円だった。朝、新幹線で行くと室堂着がお昼ころになり、良いテントサイトが無いと思い、朝着く夜行バスにした。予想通り五色ヶ原のテン場がガラガラだったが夕刻にはゴツ石サイトしか残ってなかった。
1日目、結構な膝痛になり翌日以降が危ぶまれた。トレーニングで筋力・体力強化できても、潰れた半月板やすり減った膝軟骨は強化(再生)できないと思った。膝痛は、なれない夜行バスで睡眠が全くとれなかったのも一因だろう。普段の日常生活でも常時膝痛はあるので、山ではそこをどう乗り切るかが最優先課題だ。
2日目、膝痛はある程度緩和されたが、らくルートで10時間のコースタイムは大幅に超すと想定して予定より早めの3時10分にテン場を出発した。早ければ10時には雲の湧く北アルプスだが、この日は1日中晴れで炎天下のなか歩いた。それが一番きつかった。水はスゴ乗越小屋まで2L。小屋でジュースと水で1.5L、そして薬師峠まで2Lと都合5.5Lは飲んだ。炎天下の中、休憩込みとはいえテン泊装備で15時間も歩けばそれくらいは必要だろう。
3日目、膝痛は昨日より悪いが、1000m下るだけなので気がらくだった。折立からのバスは12時30分だが、暑くなる前に下ることにした。途中からものすごい数の人が登ってきた、歩いてるより、待ってる時間のほうが長いくらいだった。
夏山で3日間晴れた。おそらく夏の高気圧に覆われ、上空まで暑く雲が湧かなかったのだろう。1日、2日は空気もクリアで富士山まで見えた。終日最高の展望を得られたが、反面暑くてたまらなかった。日陰が全くないので時折風の抜ける所では立ち止まって涼んだ。
贅沢な話だが、展望よりガスってもいいから涼しくなってほしかった。
炎天下で2日目は辛い山行だったが、トレーニングの成果で15時間歩いて薬師峠に着いたときも、膝痛はあったがヘロヘロにならず、まだ十分な余力・体力が残っていた。危険なのは熱中症や体力不足でヘロヘロになり、なんてこと無いところで捻挫したり、転んで大怪我することだ。
十年以上前に半月板断裂、変形性膝関節症で山もスキーも無理と言われながら、歩くペースが遅く時間がかかったが、今こうしてテント泊で安全に歩けている自分に誇りをもっている!
山の感じは写真がほぼ物語っているので、そちらを参照してください。ちなみにデジカメ忘れたので全てスマホで撮りました。
今月もう1回富山に行く予定。
同じ様な頃に室堂に行かれたのですね
しかもお天気も良く、最高ですね
と思いましたが、やはり半端なく暑かったご様子
私も山頂では晴れて欲しいけど、歩いてる最中は曇りがいいなと考えてしまいます
富山は美味しい物が沢山あるので、次回も富山へ行ったら白エビやブラックラーメンなど、あれこれ食べ物のことばかり考えてしまいます
登山者とのすれ違いは大変そうだなと思いました
本当にお疲れ様でした
マジで2日の午後は曇ってくれと思いました。
2000m級で森林限界の谷川の稜線と遜色ないくらい暑かったです。北アの稜線でこれだけ暑かった経験は今まで無いです。温暖化の影響と当日は雲が湧かないくらい上空の気温が高かっと推測しました。それと高齢化で暑さに弱くなったのかもしれません(実際、寒さには格段に弱くなりました)
逆に天気が崩れれば暴風と雨・ガスで一気に低体温症リスクが増えるので晴れに越したこと無いかと思います。
すれ違いは折立の1時間位前からひどかったです、五色ヶ原ー薬師岳は10人くらいだったかな。
富山はどの店がいいか分からず、駅ビルの店舗にしました。でも美味しかったです。
コメント有難うございました
良かったですね‼️でも確かにかんかん照りはシンドイと思います🥵しかも、稜線歩きは。
日傘を持つとかなり違うんじゃないでしょうか。一昔前は、山で傘なんて「とんでもないだろ💢」でしたけど、ここ最近の尋常では無い暑さ対策として取り入れる方も居るみたいです。。特に今回のケンさんの時みたいに、晴れて無風ならば。
薬師峠のテン場は、苦い思い出の場所🏕️
夕方の大雨でテント張った場所が川になりました。私の場所よりも下流?に張ってた人はポールが折れて小屋に撤退しました😰
再び富山に行くんですか?
今度は剱岳?
その行動力、素晴らしいですね、すごいです😍しかーし、夜行バス2万は高くなりましたねー😥
今まで経験したことのない暑さでした。普通あれだけ晴れて暑いと午後には雷鳴と積乱雲で曇って来ることが多いのですが、終日日差しがありました。
薬師峠のテン場、傾斜が無いのは上の方だけで、雲の平・双六・鷲羽・五色ヶ原みたいに、平でだだっ広くないですね。10年くらい前の10月に2泊した事があり、夜間雨が振りましたが、その時は5張り程度しかなく、上の方の平らな場所に張れたので助かりました。
仰るとおり、一昔前は、山で傘なんて「とんでもないだろ💢」でしたね。私は当時から何事も否定から入らず、状況に応じてアリだと思ってました。
夜行バス2万、驚きでした。最初ダブルシートが2万だと思いました。新幹線+現地のバスより高いんです。
剱は5ルートから登ってますが、早月尾根が未踏です。早月小屋のテン場から日帰り装備でアタックできるのが魅力で行きたいと思ってます
重い荷はできるだけ避けたい
毛勝も行きたいけど夏は絶対暑いから秋がいいかな。内蔵助谷から池の平も行きたいが、最低2泊で暑そうなので秋がいいかと思ってます。
コメント有難うございました
1年越しでとうとう実行ですね😁
五色〜薬師間がやはりとんでもなく長いので、そこがネックになりますよね。
逆方向でしたが、あのキツイ道のりを思い出しました。
アップダウンが続くハードルー卜、お疲れ様でした!
五色〜薬師間、らくルートで線引いた時、つい日帰り装備の感覚で見ちゃうんですよ。しかし実際はテント泊の重荷で、炎天下ということもあり予想を上回るキツさでした。急なアップダウンの連続で超ハードでした。逆縦走にしたのは五色ヶ原に早い時間に着きたかったからです。
コメント有難うございました
2日目は15時間歩いて薬師峠に着いたときも、膝痛はあったがヘロヘロにならず、まだ十分な余力・体力が残っていたとは、すごいです
私は数年前ケンさんが仰る通りスゴ乗越泊の3泊4日で歩いてきました。時間的に余裕が有り良い山行きでしたが私は三食全て持参食料と決めていますので荷が重くなってしまいました。
5日午前1時20分に飯豊にマイカーで出発、三泊分の食料を持参し勇んで出かけましたが昨夜帰宅しました。
長い間山を歩いていますが今回のようなルートミスは初めて、三国小屋から他のコースへ入り込み気が付いたのが1時間後、都合2時間のロス、ヤマレコの地図アプリでコースミスを案内してくれますがカッパに当たる雨の音でまったく気が付かず、昨日6日も13時から土砂降り、一部の登山道や渡渉の沢が見た事が無いほどの濁流、逃げ帰って来ました。
こんにちは
膝痛と靴タコがすげー痛かったけど、体力は残ってました。行動中暑くてたまらなかったでですが、ゆっくり歩いたせいか、疲労感は少なかったです、ただ、早く寝たかった
2日目のロングを、つい日帰り装備感覚で見て、楽勝だなと思ったのと、3泊だと食料が多く重くなるので2泊にしました。スゴ乗越泊の3泊4日が正解です!歩きながらそう思いました。
飯豊レコ、早く見たいです
都合2時間のロス、テン泊装備だと相当キツイですね。どこをどう歩いたのか含めて楽しみにしています!
コメント有難うございました
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