新穂高から⤴︎小池新道⤵︎南岳新道（双六、槍ヶ岳、大喰岳、南岳）

2024年08月11日(日) ~ 2024年08月13日(火)

• GPS: 23:39
• 距離: 37.1km
• 登り: 3,153m
• 下り: 3,075m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:15
• 休憩: 0:31
• 合計: 10:46

距離 15.4km 登り 1,881m 下り 457m

4:09 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
4:51 笠新道登山口
5:03 わさび平小屋
5:22 小池新道入口
6:05 6:06 秩父沢出合
8:03 8:14 鏡池
8:16 8:17 鏡平山荘
9:12 9:26 弓折乗越
12:03 双六小屋
12:58 13:02 双六岳
14:55 双六小屋

2日目

• 山行: 6:52
• 休憩: 0:07
• 合計: 6:59

距離 6.3km 登り 968m 下り 334m

4:00 双六小屋
4:34 4:36 樅沢岳
5:34 5:35 硫黄乗越
6:17 6:18 左俣乗越
7:34 7:37 千丈乗越
8:33 槍ヶ岳山荘
10:19 槍ヶ岳
10:59 飛騨乗越

3日目

• 山行: 8:02
• 休憩: 2:07
• 合計: 10:09

距離 15.5km 登り 304m 下り 2,284m

4:30 飛騨乗越
4:44 5:15 大喰岳
5:50 5:51 中岳
6:37 天狗原分岐
6:54 6:55 南岳
7:01 8:04 南岳小屋
9:16 南岳新道 救急箱
10:49 11:15 槍平小屋
12:56 12:57 白出沢出合
13:38 13:42 穂高平小屋
14:39 新穂高温泉バス停

天候

11日:晴れ。夕方からガス
12日:昼過ぎからガス多め
13日:8時ごろにはガス。その後ガスが抜けてきたので下山。夕方から下界は雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【新穂高登山口】
今年も旦那の送迎のため無料駐車場何時ごろ満車かは不明。無料のP5駐車場は夜にはすでに埋まります。朝早く来ても停めれません

4：00時点P3の有料（新穂高センター前）はまだ空いてました。P5の無料駐車場埋まると鍋平の方に停めることになります。
鍋平側は西穂方面に行くには良いけど、双六、槍、笠方面に行く場合には下山後50分登るか第一ロープウェイ乗らねば駐車場に戻れませんので注意。（トイレ24h使えて綺麗です）

新穂高センター前にありえない路駐がいました。路駐するにも道路に垂直に停めるアホ車マジでレッカーして欲しい。

コース状況／危険箇所等

【1日目】
新穂高-わさび平小屋
超歩きやすい林道（小屋の人は車で通る）

小池新道入り口-秩父沢
小池新道入り口から道が細くなり本格的な登山道。（チャリの人はここまで）。槍やジャンダルムが見えテンション上がってくる。
沢水に抵抗がない人は秩父沢が給水ポイント。私はそのまま飲んでも大丈夫でした。ここで休む人多い。

秩父沢-鏡平山荘
石の階段みたいな道から段々木道に。木道が出たら小屋はすぐ。先に鏡池があり撮影スポットはデッキの1番奥（鏡になった槍がよく映る）。池から先すぐに山荘あり。

鏡平-双六小屋
弓折に出るまでが地味にきつい登り。陽が出てるとジリ暑。（前寄ったので今回寄りませんでしたが弓折岳は笠ヶ岳がよく見える価値ある寄り道です）
全体を通してめちゃくちゃ歩きやすい道で道迷いの心配もありません。

双六小屋-双六岳
台地に出るまでは結構な登り。よく写真にある滑走路から見える槍ヶ岳は進行方向から振り返ると見える（フォトスポットは山頂から少し降りたぐらい）


【この日通る山小屋（水場）データ】
・笠新道入り口（水無料）
・わさび平小屋（水無料）
・秩父沢出合（水無料）
・鏡平山荘（500ml100円？）
・双六小屋（水無料）
150張2000円（指定日予約制）

双六小屋の外トイレは1番奥に水洗半ボットントイレあり。それ以外は紙別の完全なボットンです（洋式）。ケツ付けたくない人は和式もあり。槍は手洗えませんが双六は手洗えます。

【2日目】
双六小屋-樅沢岳
樅沢岳は標識が二つあります。一つ目越して次の山頂標識の方が景色いいです。進行方向左前方から陽が上がってきます。陽に向かって歩くのでサングラス必須。山頂で日の出待たなくてもずっと槍は見えてます。1箇所山をトラバースして行く時は山の影になって日の出は見えません。わざわざ山頂待機しなくても絶景は続くので急ぐのであれば移動中でも充分絶景です。
樅沢は思い切り登り思い切り降りますが歩きにくくはありません。

樅沢岳-左俣乗越
歩きやすくお花もたくさん、槍の絶景見ながらボーナスロード

西鎌尾根
多少の岩岩の道はあるけど怖いと感じるとこはありません。終始ストックありで大丈夫。

千丈沢乗越-槍ヶ岳山荘
今回1番きつい登りでした。降りの方に道ゆずられても休むんでお先にどうぞ何度も言った。
歩きにくいわけではないジグザグのザレ道。単にキツイ。

槍穂ピストン
登り降り別ルートあるからスムーズなはずだが渋滞。山頂着いたら標識写真の列、そのまま下山の列になる。山頂ぎゅーぎゅーにいるため並んでる時間が山頂満喫タイム
やはり時間遅くなるとガスが上がってきます。昼くらいにはガスっては晴れての天気でした。

【3日目】

槍ヶ岳テン場-大喰岳
多少降って登るがあっという間に着く。暗くても足元危ない感じではない。
今回めっちゃ狙っていた大喰岳から見る朝槍。雲海の中鳥肌ものの素晴らしい景色を堪能できました。槍から近いので縦走しなくても朝日を見に行くだけでも価値ありな景色です

大喰岳-南岳小屋
絶景縦走路。今回は雲海に島のように山頂が浮かんでいました。本来なら南岳から大キレットからの北穂、奥穂の最高な絶景が見えます。今回ガスが半分かかって全容見れませんでしたが稜線好きにはよだれものの景色です。
小屋に泊まれば絶景目の前(^^)テン場は予約不要です。外トイレ清掃中で中トイレ利用。洋式。水で手洗えました

南岳新道
登り推奨で降りは非推奨な道と聞いてめっちゃビビっていました。何しろ急。視界不良時は危ないとかすれ違う方から聞いていましたが実際行って納得。クライムダウンするような急斜面ではありません。写真でも伝わりにくいですが口でも伝えにくいので写真参照で。唯一道で怖かったのは少し前に落ちて直してくれた梯子。橋から降りるところが崩れてて高いとこ苦手な私はかなり鎖にしがみついちゃいました。

高度感感じる道ではないけど膝が痛い事もありめっちゃ神経使う降りでした。南岳新道、私の中で命名:膝殺し新道となりました（笑）（2回尻もち、おっとっと2.30回(о´∀`о)）
真ん中ら辺に救急箱があり、そこから下は樹林帯のくだりになっていきます。登りの小池新道と比べるとめちゃ歩きにくいです。

槍平-新穂高
ここからは急なくだりはなく横移動が多い。枯れ沢を数回渡るがここで道迷いしていまだに行方不明の方がいます。確かにちゃんと見ないと間違えそう（下りより上りの方が間違いやすい気がする）また、川が増水すると危ないとこを通るので豪雨の後は注意。槍平山荘が事細かくXで様子を呟いてくれてます。
大体半分から残りは関係車両が通れる林道。

その他周辺情報

ひがくの湯。アメニティめちゃ頑張ってます。インスタフォローで900円→850円
洗い場も外のため寒い時期は注意。
あと石に座るとケツが茶色くなります。出る前に洗うの忘れずに

写真

8/11 6:06

秩父沢から見たジャンダルム

8/11 8:43

真ん中に池が見える

ちくしょう、、、今年は滑走路からの槍は見えず

しばし晴れ待ち

8/12 5:01

鷲羽岳をバックに。りんどう？

8/12 5:18

たまらない稜線歩き

8/12 6:41

チングルマと槍

8/12 7:52

西鎌尾根は見た目ほど急だったり危ないとこはない。

8/12 9:05

Bの位置。槍ヶ岳のテン場は受付した後に場所を指定されます。8：30に着いたからめっちゃいいとこもらえたー(^^)

8/12 16:20

もしテント場に入れないとあんな下にテント張らなくちゃいけない。

4年前怖くてヤバかった穂先へGO

8/12 10:08

やはり穂先は渋滞

わーい(^^)2度目の槍ヶ岳も最高だぜーー

暇だからコーラ飲みながら槍観察（TJARの方々通過）

8/13 3:09

iPhone13でもナイトモード30秒で流れ星まで撮れた

8/13 4:55

鳥肌ものの絶景でした

8/13 4:49

大喰岳からの雲海に浮かぶ槍

早起きは三文の徳(^^)

雲に浮かぶ島々って感じ。この後だんだん霧にのまれていきました

8/13 5:50

途中優しいおじ様が撮ってAirDropしてくれた(^^)めっちゃ嬉しい！

8/13 7:36

南岳からのキレット-北穂はガスが取りきれず。

8/13 8:41

南岳新道の急なくだりはこんな感じの急さ。めっちゃ危ないわけじゃないがなめてると捻挫したりしそう

8/13 8:25

この橋の最後がちょっと怖いんよね。ここだけ少し高度感感じた

8/13 9:02

中央より少し左上に槍平小屋が見えるがそこまで遠い遠い（笑）

8/13 8:50

ここマジヤバかった。通過して振り向いたとこなんだが、上に猿がいて人の頭大の岩ゴロゴロ落としてくる(^◇^;)普通に歩く道に岩落ちできてんだが、、、猿の群れ通過するの待ちました

8/13 9:14

よく見る救急BOX。ここら辺から樹林帯の急な下りになる

8/13 9:47

南岳新道後半の樹林帯はある意味朽ちた梯子とかが余計に障害だった（笑）

8/13 10:58

南岳小屋でスマホ充電しようとしたらコンセントに繋ぐコードがなく落胆。（何故かいつもは足りるのにモバイルバッテリーが切れた）
ヤバい。下山までもつか超不安。

そしたらそれ横で見てたおじ様、荷物までわざわざ取りに行ってくれてコード貸してくれました( ^ω^ )大感謝！この恩はまた恩送りで誰か困ってる人いたら私も助けようと思います(^^)

8/13 11:49

川増水すると流されちゃう橋。様子は槍平小屋がしょっちゅう呟いてくれてます

8/13 15:10

ひがくの湯へ立ち寄り。肉食いたいがあっさりなものしか食える気がしない（笑）

撮影機器：

iPhone 12 Apple

iPhone 13 Apple

感想

SHUGAR

今回このコースを選んだポイント！！

・大喰岳からの朝焼け槍が見たい
・南岳からのキレットの山並みが見たい
・西鎌尾根をお散歩したい
・4年前泣きながら登った槍の梯子リベンジ
・いつか娘連れてくるための下見
・登り推奨で降りは非推奨の南岳新道がどんなか偵察

こんな理由から今回のコースを計画しました。

今回当初の予定は
双六-槍ヶ岳-南岳と3泊4日（どうしても南岳からの絶景が見たくて3日目距離短いけど南岳に泊まる計画）、だったけど、3日目の夜から4日目が雨予報のため雨の中、急登で有名な南岳新道を降りたくなかったので短縮して下山しました。
（槍平付近も去年豪雨で登山道流されてるし）

何しろ絶景や稜線が好きな人にはイチオシな道でした！！槍の穂先は高度感じる道ですがそれ以外は怖いとこはほぼありません。ただ南岳新道はなめてると足挫いたり転けて怪我したりしそうな道なので気を使います（今回穂先以外は全行程ストック使用）

このルート、何がいいってお盆の混み合う時期なのに槍の穂先以外は比較的空いていて歩いていてノンストレスでした。14日の天気が良くないせいもあるけど南岳新道ですれちがったのは2人だけでした。

左膝故障中で何とか10日前に血を抜いて曲がるようになったが後十字前消失に加え前十字までゆるゆるで膝が逆膝カックンになってしまい痛みとズレる恐怖が付き纏った。下山後また血が溜まりまくっとる。次の山に向けまたメンテナンスせねば（涙）